JPS61134299A - セラミツクスへの絵付け方法 - Google Patents

セラミツクスへの絵付け方法

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JPS61134299A
JPS61134299A JP25680284A JP25680284A JPS61134299A JP S61134299 A JPS61134299 A JP S61134299A JP 25680284 A JP25680284 A JP 25680284A JP 25680284 A JP25680284 A JP 25680284A JP S61134299 A JPS61134299 A JP S61134299A
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幹育 中西
信之 大滝
治雄 宮下
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野J 本発明は、陶磁器類、セメント成形品、ガラス成形品、
ホウロウ製品、煉瓦等のセラミックスへの絵付Lt−行
う方法に関するものである。
〔従来の技術〕
セラミックス表面に絵付ht行なう方法としては、着色
がラスフリットを含有するインキでセラミックス表面に
直接描画する方法や、焼成顔料を含有する印刷用インキ
による印刷模様層を有する転写用フィルムの前記印刷模
様層をセラミックス表面に転写する方法等が存する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、前記セラミックス表面への絵付方法において
、前者の直接描画する方法は、同一規格品を大量に得る
ことができないばかりが高価格になるという欠点を有す
るし、また、後者の転写用フィルムを利用する方法では
、絵付けされる面が平坦面でないと適用できないという
欠点を有している。
これに対して、本発明のセラミックスへの絵付は方法は
、前記従来のセラミックスへの絵付は方法における欠点
を解消するもので、絵付けされる面の形状に制限を受け
ることがなく、しかも簡単に、かつ同一規格の絵付は品
を大量に得ることのできる方法を提供し得たものである
(問題点を解決するための手段〕 本発明のセラミックスへの絵付は方法は、特定の構成の
転写用フィルム金利用した水圧法により転写用フィルム
における印刷模様層中の着色剤全セラミックス表面に固
定するものである。
すなわち、本発明方法において、は、水溶性もしくは水
膨潤性フィルムに、焼成顔料からなる着色剤と昇華性樹
脂からなるベヒクルとを含有する印刷インキによる印刷
模様層を形成した転写用フィルム全利用するものであり
、本発明のセラミックスへの絵付は方法は、前記転写用
フィルムを、該転写用フィルムの前記印刷模様層面が上
面となるようにして水面上に浮かべた後、前記転写用フ
ィルムにおける印刷模様層全溶解する溶剤を含む活性剤
を転写用フィルムの前記印刷模様層に塗布するか、また
は、前記転写用フィルムの印刷模様層に前記活性剤を塗
布した後、この転写用フィルムを該フィルムの印刷模様
層面が上面となるようにして水面上に浮がべろかする第
1工程と、前記水面上に浮かべてある転写用フィルムの
上面から絵付けされるセラミックス合理し入れ、前記転
写用フィルムを該セラミックスの外周面に水圧により纏
り付かせ、延展、密着させる第2工程と、前記転写用フ
ィルムにおける水溶性もしくは水膨潤性フィルムを除去
することにより、転写用フィルムにおける印刷模様層が
移転されたセラミックスを得る第3工程と、セラミック
スに付着している水分を除去する第4工程と、前工程で
得られたセラミックスに、必要に応じてガラスフリット
スラリーを塗布した後、該セラミックスを、前記転写用
フィルムにおける印刷模様層中のベヒクルたる昇華性樹
脂が昇、華する温度以上の温度で焼成する第5工程とを
経ることにより、転写用フィルムにおける印刷模様層中
の着色剤全セラミックス表面に固定させるものである。
以上の通りの工程からなる本発明のセラミックスへの絵
付は方法においては、絵付けされる゛セラミックスに対
して直接本発明の前記工程全実施しても良−が、セラミ
ックスの絵付は面に、予めガラスフリットスラリーを塗
布、乾燥する前処理音節したセラミックス゛に対して前
記工程を実施したり、あるいは予めスキージ−オイル全
塗布、乾燥する前処理を施したセラミックスに対して前
記工程を実施しても良い。尚、ガラスフリットスラリー
の塗布は、得られる絵付はセラミックスを艶出し状態に
するものであり、前記のように、絵付けが施されるセラ
ミックスに予めガラスフリットスラリーの塗布、乾燥か
らなる前処理が施されている場合には、本発明方法の最
終工程たる焼成工程の直前に所望に応じて実施されるガ
ラス7リツトスラリーの塗布工程は省略し得るが、この
場合は、焼成温度にもよるが、艶消し状態の絵付は製品
が得られる。
絵付けが施されるセラミックスに対して所望に応じて実
施される予備処理に使用されるスキーンーオイルは、鉱
物油、植物油1合成乾性油。
各種溶剤等に必要に応じて可塑剤、樹脂類等を配合した
もので、フルクスクリーン版上に載置し、ただけでは板
金通過することはないが、スキージ−での加圧、摺動・
により板金通過する程度の粘度全盲する流動物質からな
るものであり、例えば、テレピン油、ブチルカルピトー
ルアセテート、ツルペッツ、キシレン、プチルセロンル
プ、ターピネオイル、セロノルブアセテート、各種アル
キルアルコール、アセテート、プロピオネート、高級ア
ルキルエステル、松根油等に必要に応じて、アクリル酸
エステル系樹脂、メタクリル酸系樹脂、これらの共重合
樹脂、ブチラール樹脂、セルロースアセテートブチレー
ト、ニトロセルロース、セルロースアセテート、セルロ
ースアセテート、プロピオネート、エチルセルロース、
メチルセルロース等のセルロース系樹脂、アルキッド樹
脂、ポリエチレンオキサイド、フェノール樹脂、エリア
樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル、メラミン−アルキ
ッド樹、脂、ビニル系樹脂等が添加されたものである。
また絵付けが施されるセラミックスに対して所望に応じ
て実施される予備処理の際や、あるいは焼成前における
セラミックスの表面に付着している印刷模様層に適用さ
れるがラス7リノトスラリーは、前述のスキージ−オイ
ルもしくは水に無色または着色のガラスフリットヲ添加
混練したもので、例えば、Pb078チ、5iOz10
% 、 320312%からなる低融点ガラスや、Pb
0−BzO3系、 P bo −B203− S i0
2系、PbO−ZnO−B2O3系、 5nOz−Ti
C)z −3iOz−PbO−CaO系等のガラスより
なるガラスフリットを前記スキージ−オイルもしくは水
に添加、混合したもので、一般的にはスキージ−オイル
100重量部に対してガラスフリット40〜80重量部
程度を混練したものが利用される。
尚、スキー・冬オイルの塗布やガラスフリットスラリー
の塗布は、スプレー法、浸漬法等で実施されるのが一般
的であるが、セラミックスがほうろう製品でスラリーが
水性の場合には電気泳動法を利用することもできる。
次に、本発明方法で利用する転写用フィルムにおける水
溶性もしくは水膨潤性フィルムとしては、水面に浮かべ
ることにより吸水して膨潤する性質を有するとともに水
面上より物体を押し入れることによシ容易に延展して物
体の形状に沿って変形し、なおかつ、通常の印刷工程に
付し得るものが利用される。具体的には澱粉系フィルム
、ポリビニルアルコール相持フィルムないしポリビニル
アルコール樹脂を主体とするa 合at 脂フィルム、
例えばポリビニルアルコールと澱粉との混合系からなる
フィルム等の水膨潤性ないし水溶解性のフィルム、ある
いは前記のフィルムの原料を、紙、不織布、布、各種多
孔質フィルムなど、液体、特に水を浸透する性質を有す
る基体ノートにコーティングするか、または前記水膨潤
性ないし水溶解性のフィルムを前記基体/−トにラミネ
ートした2ミネートシート等が利用される。
水溶性もしくは水膨潤性フィルムの表面に形成される印
刷模様層は、焼成顔料からなる着色剤と昇華性樹脂から
なるベヒクルとを必須の含有成分とし、場合によって無
色もしくは着色ガラスフリット等を含有するものである
。また前記印刷模様層を形成するための印刷インキは、
前記水溶性もしくは水膨潤性フィルムに仮接着し、乾燥
被膜形成が容易であり、さらに被転写体の表面に対して
接着し、かつ後記活性剤にて容易に活性化する昇華性樹
脂をビヒクルとして含むものが用いられる。
尚、前記印刷用インキ中の必須の含有成分たる焼成顔料
としては、例えば、 F e + Cr + Z nの酸化物・・・・・・・
・・・・・・・・褐色Co、AI!!の酸化物  ・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・青色Crの
酸化物    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
緑色Pb、Sb、Cdの酸化物・・・・・・・・・−・
・・・・−・・黄色Cd + S e + sの酸化物
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・赤色
全はじめ、CdS、CaO等が利用され、またもう一方
の必須の含有成分たる昇華性樹脂からなるベヒクルとし
ては、例えば、アクリル酸エステル系樹脂、メタクリル
酸系樹脂、これらの共重合樹脂、ブチラール樹脂、セル
ロース系樹脂。
アルキッド樹脂、ポリエチレンオ中サイド、フェノール
樹脂、エリア樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル、メラ
ミン−アルキッド樹脂、ビニル系樹脂等が使用される。
前記水溶性もしくは水膨潤性フィルムに印刷模様層を形
成する手段は、例えば、凹版印刷方式、平版印刷方式、
凸版印刷方式、スクリーン印刷方式等のごとき印刷方法
、はけ塗り、へら塗シ、吹付は塗り等のごとき塗布方法
、その他、手、筆等により描画方法等の公知の手段を使
用し得るが、印刷模様層を形成するための印刷インキ中
にガラスフリットが混入されている場合には、ドクター
ブレードを摩札される虞れがあるので、ドクターブレー
ドを利用する印刷手段を利用することは好ましくない。
尚、印刷模様層は、文字、図形、記号、絵柄等の任意の
形状に形成されるものである。
本発明のセラミックスへの絵付は方法は、図面に示され
るように、水槽1の水面2に、印刷模様層3を有する水
溶性もしくは水膨潤性フィルム4で構成されている転写
用フィルム5を、該転写用フィルム5における印刷模様
層3面が上面となるようにして浮かべた後、被転写体た
るセラミックス6を押し入れ、該セラミックス6の表面
に前記転写用フィルム5を水圧により纏り付かせ、延展
、密着させ、しかる後に、転写用フィルム5におゆる水
溶性もしくは水膨潤性フィルムを除去することにより、
印刷模様層3のみをセラミックス6の表面に転写するも
のである。
前記方法からなる本発明のセラミックスへの絵付は方法
の第1工程は、転写用フィルム5を、該フィルム5の印
刷模様層3面が上面となるようにして水面2に浮かべた
後、転写用フィルム5の印刷模様層3面に活性剤全塗布
するか、あるいは転写用フィルム5の印刷模様層3に活
性剤を塗布した後、この転写用フィルム5を該フィルム
5の印刷模様層3面が上面となるように水面2に浮かべ
るものである。本第1工程で使用される前記活性剤は、
転写用フィルム5における印刷模様層3を溶解させる溶
剤を含有するものであるが、ここで使用される溶剤は、
被転写体たるセラミックス6に転写用フィルム5におけ
る印刷模様層3が移転する工程が水面2上で完了するま
では蒸発することがなく、また被転写体6の表面を侵蝕
したシすることのない性質のものである。かかる性質を
有する溶剤の具体的なものとしては、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン等、あるいはこれらの混合液で
あるがソリン2石油、ベンジ/、ミネラルスピリット、
石油ナフサ等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン
、キシレン、シクロヘキサン、エチルベンゼン等の芳香
族炭化水素類、トリクロルエチレン、パークロルエチレ
ン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素
類、メチルアルコール、エチルアルコール、7゜口ビル
アルコールオフチルアルコール、アミルアルコール、ペ
ンシルコール、ジアセトンアルコール等のm個アルコー
ル類、エチレングリコール、プロピレングリコール、グ
リセリン等の多価7/’ :’−ル11.アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルインブチルケトン、シクロヘ
キサノ/、メチルシクロヘキサノン、イノホロノ等  
    ・のケトン類、エチルエーテル、イソゾロピル
エーテル、エチレンクリコール・モノ−メチルエーテル
、エチレンクリコール・モノ・エチルエーテル、ジエチ
レングリコールOモノーメfルエーテル、ジエチレング
リコール・モノ拳エチルエーテル、ジエチレングリコー
ル参モノ・ブチルエーテル、ジエチレングリコール・ジ
・ブチルエーテル等のエーテル類、エチレングリコール
・モノ轡メチルエーテル・アセテート、エチレンクリコ
ール・七ノ会エチルエーテル−7セテート、ジエチレン
グリコール・モノ・メチルアセテート、ジエチレングリ
コール・モノ・エチルエーテル・アセテート、ジエチレ
ンクリコール・モノ・ブチルエーテル−アセテート等の
酢酸エステル類、酪酸エステル等のエステル類、ニトロ
炭化水素類、ニトリル類、アミン類、その他アセタール
類、酸類、7ラン類等の単独あるいは混合溶剤が存する
。− 前記活性剤として、該活性剤中の前記溶剤に溶解する樹
脂、例えば、塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン
化ビニル単量体、スチレンならびにその誘導体、酢酸ビ
ール等のビニルエステル単量体、アリルアルコールおよ
びアリルエステル類、アクリル酸、メタクリル酸、イタ
コン酸、クロトン酸、マレイン酸マたは7マル酸等の不
飽和カルボン酸類、上記の不飽和カルボ/酸類のエステ
ル誘導体、同ニトリル誘導体または同酸アミド誘導体、
上記の不飽和カルボン酸類の酸アミド誘導体のN−メチ
ロール誘導体および同N−アルキルメチロールエーテル
誘導体、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ
レート、アリルグリシジルエーテル、ビニルイックアネ
ート、アリルイアシアネート。
2−ヒドロキシエチル−アクリレートまたは一メタクリ
レート、2−ヒドロキシゾロビル−アクリレートまたは
一メタクリレート、エチレンクリコール−モノアクリレ
ートまたは−モノメタクリレート、エチレ/グリコール
−ジアクリレートまたは一ジメタクリレート、無水マレ
イン酸、無水イタコン酸、メチルビニルケトン。
ブタジェンエチレン、フロピレン、ジメ≠ルアミノエチ
ルメタクリレート、ビニルピリジン。
tert−ブチルアミノエチルメタクリレート、多価フ
ルコールのモノアリルエーテル等のごとき単量体の単独
重合体ないし共重合体類等の熱可塑性樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリエステル系樹脂、7.cノール系樹脂、メ
ラミン系樹脂、尿素樹脂、エポキシ系樹脂、フタル酸ジ
アリル系樹脂、ケイ素樹脂、ポリウレタン系樹脂等のご
とき熱硬化性樹脂またはそれらの変性樹脂もしくは初期
縮合物、天然樹脂、ロジンおよびその誘導体、セルロー
ス誘導体、天然または合成ゴム、石油樹脂等の樹脂が、
溶剤の5〜60重量%程度添加されている膨潤化液から
なる活性剤が利用される場合には、該活性剤の粘度調整
が容易で、かつその塗布手段が限定されず、しかも″ 
 転写用フィルムの印刷模様層のインキの保持時間が長
いので転写工程に長時間を掛けることができる等のメリ
ノH−存する。
活性剤の塗布手段としては、グラビアコート。
オフセットグラビアコート、ロールコート、バーコード
、スプレーコート、超音波コートなどが適用でき、活性
剤の塗布量は2〜30 r/m’程度、好ましくは3〜
15〃I程度である。
転写用フィルム5を水面に浮かべるには、枚葉状のもの
を一枚ずつ浮かべることもできるし、水を一方向に流し
ながら巻取状のものを連続的に水面に浮かべることもで
きる。この工程においては、転写用フィルム5の印刷模
様層3が上になるようにして水面2に浮かべるが、転写
用フィルム5と水面2との間に気泡が入らないように、
かつ転写用フィルム5に皺が寄らないようにして浮かべ
ることが必要である。
本発明方法の第2工程は、前記第1工程における水面上
の転写用フィルム5の上方から矢印方向に被転写体たる
セラミックス6を下降させてその一部ないし全部を水中
に沈降させ、転写用フィルム5と被転写体6との間に気
泡が入らないように転写用フィルム5を被転写体6の表
面形状に溢って延展し、水圧により被転写体6に密接さ
せるものである。
、転写用フィルム5を浮かべる際の水は、該フィルム5
を構成する水溶性もしくは水膨潤性フィルム4の性質に
よシ適当な温度に調整される。
たとえば、水溶性フィルムとして澱粉系フィルム(商品
名ニオブラード)を使った場合は水温は40〜50°C
程度であることが望ましく、また該フィルムの除去の際
の溶解を促進させるためにアミラーゼ等t2〜4チ程度
添加しておくことが好ましい。
転写用フィルム5における印刷模様層3を被転写体たる
セラミックス6の表面に移転させた後、転写用フィルム
5における水溶性または水膨潤性フィルム4を除去する
第3工程が実施される。この転写用フィルム5における
水溶性もしくは水膨潤性フィルム4を除去するには、水
を用いて被転写体をシャワー洗滌することが最も能率的
で好ましい方法である。これによシ、付着したフィルム
4が完全に除去されるととも罠、転写の際に生ずる汚れ
も洗滌される。この時、水温は用いた水溶性フィルム4
の材質などによっても異なるが、一般には15〜60°
Cが適当であり、また、洗滌時間は1〜10分程度で十
分である。
引き続く第4工程は、被転写体たるセラミックス6を液
中から取り出し、十分に洗滌し、乾燥し、表面に印刷模
様層を有するセラミックスを得るものである。
最終工程たる第5工程は、前記第4工程で得られたセラ
ミックスの印刷模様層面に必要に応じてガラス7リツト
スラリーを塗布した後、印刷模様層中の昇華性樹脂が昇
華する温度以上の温度でセラミックスを焼成し、セラミ
ックス表面に付着している印刷模様層を固定することに
より、絵付けされたセラミックスを得るものである。尚
、本第5工程における焼成温度は、前記の通り、印刷模
様層中の昇華性樹脂が昇華する温度以上であれば良く、
一般的に、セラミックスががラスの場合は550℃程度
、はうろうの場合が830℃程度、陶磁器の場合が80
00C程度で焼成されるのが普通である。また、この焼
成処理に先立って所望に応じて実施されるがラスフリッ
トスラリーの塗布は、艶出し効果を付与するものであり
、被転写体たるセラミックス6に予めガラスフリットス
ラリーを塗布。
乾燥する予備処理を施しである場合には、焼成前の前記
ガラスフリットスラリーの塗布工程を省略しても何ら差
し支えないが、前述のガラス7リツトスラリーの塗布、
乾燥からなる予備処理を実施してない場合には、焼成前
のガラス7リノトスラリーの塗布、乾燥を実施するのが
好ましい。なお、スラリーによる予備処理の場合には基
材表面が粗になシ、転写時に転写抜けによるピンホール
が発生しやすく、また、スラリー゛を乾燥しただけの状
態ではフリットスラIJ−と基材との密着が弱いので、
取シ扱いに注意を要する。
〔実施例〕
以下本発明のセラミックスへの絵付は方法の具体的な構
成を実施例分取って説明する。
実施例 厚さ40μmのポリビニルアルコ−A4を脂フィルムの
片面に、焼成顔料〔諸層インキ■製rKLCFセラミッ
クス」〕とエチルセルロース(昇華性樹脂からなるベヒ
クル)とを固形成分とする印刷インキで抽象模様の印刷
模様層を形成し、これを乾燥して巻取状の転写用フィル
ムを得た。
次いで、前記得られた転写用フィルムを枚葉に切断した
後、該転写用フィルムの印刷模様層面に、ブチルカルピ
トールアセテートとプチルセロノルプとの混合溶剤から
なる活性剤〔諸態インキ■製rCFノライマ」)を塗布
してから水温30℃の水面に浮かべ、1分後に陶器花び
んを上方から横倒状態で押し入れ、転写用フィルムを花
びんの周面に密着させて転写用フィルムの印刷模様層を
花びんの周面に移転させた。
しかる後に、水中から前記花びん?引き出し。
4000の温水中に30分間浸漬した後清水でシャワー
し、表面のポリビニルアルコールフィルムを除去、乾燥
後、ガラスフリットスラリー〔奥野製薬■製〕100重
量部とスキージ−オイル〔奥野製薬■製)10重量部と
からなるコーティング剤をスプレー法にてトツゾコート
し、次いで、580℃にて10分間の焼成処理及び自然
冷却により花びんへの給付fft完了した。
〔発明の作用及び効果〕
本発明のセラミックスへの絵付は方法は叙上の通りの構
成からなるものであり、印刷手段で形成されている転写
用フィルム面の印刷模様層を被転写体たるセラミックス
の表面に転写するものであるから、同一規格品の絵付は
製品を大量にしかも迅速に得ることができるという作用
効果を奏するものである。
また、本発明方法では、転写用フィルム面の印刷模様層
をセラミックスの表面に移転させる工程を、水中に浮か
べてある転写用フィルム上にセラミックスを押し付ける
ことによって達成するものであるから、転写用フィルム
の印刷模様層が移転されるセラミックス表面が平坦面以
外の複雑な形状を呈するものであっても、転写用フィル
ムが被転写面に緊密に密接され、歪みのない整然とした
転写印刷模様をセラミックス表面に形成することができ
るという作用、効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 図は本発明のセラミックスへの絵付は方法の途中工程を
示す模型断面図である。 1:水槽、2:水面、3:印刷模様層、4:水溶性もし
くは水膨潤性フィルム、5:転写用フィルム、6:被転
写体たるセラミックス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)焼成顔料からなる着色剤と昇華性樹脂からなるベ
    ヒクルとを含有する印刷インキで形成されている印刷模
    様層を有する水溶性もしくは水膨潤性フィルムで構成さ
    れている転写用フィルムを、該転写用フィルムの前記印
    刷模様層面が上面となるようにして水面上に浮かベた後
    、前記転写用フィルムにおける印刷模様層を溶解する溶
    剤を含む活性剤を転写用フィルムの前記印刷模様層に塗
    布するか、または、前記転写用フィルムの印刷模様層に
    前記活性剤を塗布した後、この転写用フィルムを該フィ
    ルムの印刷模様層面が上面となるようにして水面上に浮
    かべるかする第1工程と、前記水面上に浮かべてある転
    写用フィルムの上面から、絵付けされるセラミックスを
    押し入れ、前記転写用フィルムを該セラミックスの外周
    面に水圧により延展、密着させる第2工程と、前記転写
    用フィルムにおける水溶性もしくは水膨潤性フィルムを
    除去することにより、転写用フィルムにおける印刷模様
    層がその表面に移転されているセラミックスを得る第3
    工程と、セラミックスに付着している水分を除去する第
    4工程と、必要に応じて前工程で得られたセラミックス
    の印刷模様層の付着面にガラスフリットスラリーを塗布
    した後、得られたセラミックスを、該セラミックスに付
    着している印刷模様層中のベヒクルたる昇華性樹脂が昇
    華する温度以上の温度で焼成する第5工程とを経ること
    により、転写用フィルムにおける印刷模様層中の着色剤
    をセラミックス表面に固定することを特徴とするセラミ
    ックスへの絵付け方法。
  2. (2)絵付けされるセラミックスが、予めガラスフリッ
    トスラリーの塗布、乾燥よりなる前処理を受けているセ
    ラミックスである特許請求の範囲第1項記載のセラミッ
    クスへの絵付け方法。
  3. (3)絵付けされるセラミックスが、予めスキージ−オ
    イルの塗布、乾燥よりなる前処理を受けているセラミッ
    クスである特許請求の範囲第1項記載のセラミックスへ
    の絵付け方法。
JP25680284A 1984-12-05 1984-12-05 セラミツクスへの絵付け方法 Granted JPS61134299A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1526001A2 (en) 2003-10-23 2005-04-27 V.I.V. International S.p.A. Method for decorating objects

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1526001A2 (en) 2003-10-23 2005-04-27 V.I.V. International S.p.A. Method for decorating objects
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