JPS61134252A - 複合材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く竜業上の利用分野〉 本発明は食品、医薬品、家庭用品等の包装材料として有
用な複合材料に関する。

〈従来の技術〉 従来からの食品、医薬品、家庭用品等の包装用積層材料
として、包装する食品等の酸化および芳香の飛散、浸透
性溶液の浸透による変質を防出するためガス遮断性、湿
気の流入？防出する水蒸気遮断性の優れたものが要求さ
れてぃｔこ。

この要求を満たすために、エチレン−酢酸ビニル共重合
体けん化樹脂−、ポリアクリロニトリル樹脂、又はポリ
塩化ビニリデン樹脂の層？含む包装材料？用いれば良い
ことは従来から知られていｔこ。

しかしながら、エチＶンー酢酸ビニル共重合けん化ｍ指
は、親水性基を有するため、吸湿性、水蒸気透過性が大
きく、またヒートシール性が劣る欠点？存していた。そ
のためエチン／−酢酸ビニル共重合けん化樹脂は、単層
フィルムとしては用いられス、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等の単体または共重合体からなるポリオレフィン
對脂フィルムと５１層して用いることが多（、この積層
方法としては、ドライラミネーション、エクストルージ
ョンラミネーションが用いらｈｌさらに、エチレン−酢
酸ビニル共重合けん化樹脂とポリオレフィン系接着性樹
脂とポリオレフィン明哲と？共押出し積層する方法も発
明されている。

ところが、かかる方法によってもエチレン−酢酸ビニル
共重合けん化樹脂り積層しｔこ複合材料の水蒸気遮断性
を向上させるのに限界があるとともに、積層した複合材
料中を透過してきた水蒸気がエチレン−酢酸ビニル共重
合けん化叫脂層で吸湿され、エチレン−酢酸ビニル共重
合けん化樹脂が本来有するべきガス遮断性等の性質をも
低下させるといっｔこ問題点があった。また、高度の水
蒸気遮断性な付与する目的で、塩化ビニリデン對脂層な
さらに設げる方法も考えられるが、製造工程が多く煩雑
になってしまい、単価の高いものとなってしまう。

さらにアクリロニトリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂は熱
安定性が乏しいので汎用ポリオ７フィン甜脂用の押出機
での加工は難しく、専用機が必要となるため設備費が高
くつくといった問題点があっｔこ。

く本発明が解決しようとしている問題点〉そこで本発明
はエチＶンー酢酸ビニル共重合けん化樹脂が本来有すべ
きガス遮断性等の性質を低下させることがなく、かつ水
蒸気遮断性の優ｉｔ　？＝フィルムまたはシート状複合
材料を簡単に提供するものである。

く問題点？解決するための手段〉 本発明は、上記受来の問題点を解消するため、エチレン
含有量２０〜５０モル％、けん化度９０％以上のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体けん化樹脂の少なくとも片面に
、粉末状酸化カルシウムを２０〜８０重量％ブレンド充
填したポリオレフィン系接着性樹脂を介して、ポリオフ
フィン系樹脂を積層して成る複合材料を提供する。

次に図面に従い、本発明の詳細な説明する。図面は本発
明の実施例を示している。本発明で用いるエチＶンー酢
酸ビニル共重合けん化樹脂（Ａｌは、酸素透過度示２ｏ
ｃにおいてｏ、　ｏ　１〜ｏ、　２ｃｙ！−ｃｍ／ｃｒ
ｉｌ−ｓｅｃ−ａｒｔＨｔ；１　ｘ　１ｏ１２であり、
中間層１として設けられる。

ポリオレフィン系接着性樹脂（Ｂ）は、不飽和カルボン
酸変性ポリオンフィン、無水マレイン酸変性ボリオノフ
ィン、けん化ＥＶＩ・不飽和カルボン酸共重合体、エチ
レン−酢ビーグリシジルメタクＩＪ　Ｖ　−ト三元共重
合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・エチ
ルアクリレート共重合体、エチレンメタクリル酸共重合
体の１種以上の樹脂に粉末状の酸化カルシウムが２０〜
８０重量％の充填率になるようにブレンドされた層２が
中間層１０両面に位置する。ポリオレフィン系接着性樹
脂と粉末状酸化カルシウムのブレンドは世の中で広く行
われている密封パッチ式混合装置、加圧式ニーダ−混練
機、・・・２軸連続押出機等を用いて行われ、粒状まｔ
こはぺＶット状のプレノド物■）として得られるもので
ある。

このブＶンド物（Ｄｌは、ポリオレフィン系接着性樹脂
（Ｂｌに含まれる官能基と、けん化樹脂（Ａ）に含まれ
る水酸基またはカルボニル基と反応するので優れた接着
強度が得られるばかりでな（、水分を吸収する性質を有
するものである。

ポリオレフィン樹脂（Ｃ）は、ポリエチレン、ポリプロ
ピノン等のポリオレフィン単体またはこれらの混合ｔｌ
ｌ脂、あるいはエチレン、プロピレン等のオレフィンの
共重合樹脂であり、ブレンド層２０両側に設けられる。

尚、当該ポリオレフィン樹脂ｔＣ＋より成るｔｍ　ｓは
、プＶンド層２への水分の直接の接触を防止し１本発明
の複合材料に高度の水蒸気遮断性、ガス遮断性を付与す
るために必要不可欠な層である。

本発明は、このようにエチレン含有量２０〜５０モル％
、けん化度９０％以上のエチＶンービニル共重合化樹脂
（Ａ）、粉末状酸化カルシウムを２０〜８０重量％ブレ
ンド充填したポリオレフィン系接着性樹脂（Ｂ）とのプ
レノド物■及び、ポリオレフィン単体または共重合体か
らなるポリオンフィン對脂ＦＣ）を、（Ｃ１／　ｔＤｌ
　／　ＦＡ）または（Ｃ１／　（Ｄｌ　／　Ｆ〜／■）
　／　（Ｃ）なる構成で共押出し積層することにより、
水蒸気遮断性、ガス遮断性が著しく改良された複合材料
を提供するものである。

本発明の複合材料は、グイ（４）内で樹脂を融着するマ
ルチマニホールド方式、アダプタ一部で融着するコンパ
イニングアダプタ一方式、ダイ（４）外でｍ着ｉるマル
チスロット方式の適当な共押出し方式により製造できる
ため、各層間の接着強度も優れたものである。

また、本発明の五層積層材料をアンカー剤処理を施した
基材フィルム上に溶融押出しコーティングすれば六層の
積層材料が得られ、印刷物としても得ることができる。

基材フィルムとしては二軸延伸ポリプロピレンフィルム
、二軸延伸ポリエチレンテレブタンートフィルム、二軸
延伸ポリアミドフィルムが適当である。

次に本発明の実施例について説明する。

〈実施例１〉 エチレン含有量３３．５モル％、けん化度９９．９％、
重合度６９０のエチレン−酢酸ビニル共重合けん化樹脂
（１）、無水マレイン酸を１．５重量％含有したグラフ
トポリエチＶン樹脂に、粒径１０μの粉末状酸化カルシ
ウムを５０重量％ブレンドした接着性のあるブレンド樹
脂（２）、メルトフローインデックスＺｏｙ／１ｏ分の
低密度ポリエチレン（３）を第１図に示した共押出し装
置により低密度ポリエチレン＋３１／ｌ！を脂（２）／
樹脂（１）／樹脂（２）／低密度ポリエチンン１３）な
る構成で５層フィルムを得た。それぞれの層の厚さは樹
脂（１）が３０μ、ＩＩｔ脂（２）が１０μ、低密度ポ
リエチレン（３１が８０μであり、フィルムの痣厚みは
２’１０μであった。

この５層フィルムの樹脂（１）と樹脂（２）の接着強度
は６００％／１５ｍｍ、樹脂（２）と低密度ポリエチレ
ン（３）の接着強度は、剥離不可能であった。

この測定には東洋ボールドウィン■製「テンンロン」を
用いクロスヘッド降下速度３００．礪／分の条件で測定
しｔこ。

また、この５Ｉｉｉフイルムの酸素透過度は９０％ＲＨ
状類で１　ｃｃ／、ｙ、”　・２４　ｈｒｓ　・ａｔｍ
　、透湿度１Ｐ／　ｙｙｚ”　−２４ｈｒｓ以下であっ
た。酸素透過度の測定は等圧法のうちクーロメトリツク
法で行い、水蒸気透過度の測定は赤外線検知器による検
知方法を用いた。

〈実施例２〉 実施例１の樹脂のうち、接着性プンンド剣脂（２）とし
て粉末状酸化カルシウムを５０重量％ブレンドしたｉｆ
ｆ脂を用い、同様の構成のフィルムを作成した。

この５層フィルムの樹脂（１）と樹脂（２）の接着強度
は６００ｐ／１５ｓ＋、樹脂（２）と低密度ポリエチレ
ン（３）の接着強度は、剥離不可能であった。

また、この５層フィルムの酸素透過度は９０％ＲＨ状態
で１　ｃｃ／　？？Ｉ！・２４　ｈｒｓ−ａｔｍ　、透
湿度０、５　Ｐ、／ｍ’　＋　２４　ｈｒｓ以下であっ
た。

〈比較例〉 実施例１の１１μ脂のうち、接着性樹脂（２）として無
水マレイン酸を１．５重量％含有しｔこグラフトポリエ
チレン樹脂を用い、同様の構成のフィルムを作成した。

この５層フィルムのｍ脂ｔ１＋とＩ′ｔＩ脂（２）の接
着強度は６００！９’／１５ｍ＋ａ、樹脂（２）と低密
度ポリエチレン（３）の接着強度は、剥離不可能であっ
た。

まｔこ、この５１藷フイルムの酸素透過度は９０％ＲＨ
状轢で、３　ＣＣ／　ｒＢ”　・２４　ｈｒｓ　＋　ａ
ｔｍ　、透湿度２１／２４ｈｒｓであった。

〈発明の効果〉 以上のように本発明によると、層間の接着強度の優れた
高酸素遮断性、高水蒸気遮五断４性のフィルムまたはシ
ート状の複合材料を得ることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は積層方法の一例を示す説明図である。 １、・・・二手しンー酢酸ビニルけん化甜脂層２、・・
・ブレンド對脂層 ３、・・・ポリオレフィン果樹脂層 ４、・・・グイ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）エチレン含有量２０〜５０モル％、けん化度９０
   ％以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化樹脂の少
   なくとも片面に、粉末状酸化カルシウムを２０〜８０重
   量％ブレンド充填したポリオレフィン系接着性樹脂を介
   してポリオレフィン系樹脂を積層して成る複合材料。