JPS6113120Y2 - - Google Patents

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JPS6113120Y2
JPS6113120Y2 JP11250083U JP11250083U JPS6113120Y2 JP S6113120 Y2 JPS6113120 Y2 JP S6113120Y2 JP 11250083 U JP11250083 U JP 11250083U JP 11250083 U JP11250083 U JP 11250083U JP S6113120 Y2 JPS6113120 Y2 JP S6113120Y2
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JP
Japan
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separation
tank
oil
fat
tanks
Prior art date
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JP11250083U
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English (en)
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JPS6021398U (ja
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    • Y02W10/12

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  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は厨房や各種工場等から排出される油脂
の含有する排水の腐敗が温度と洗剤に大きく作用
されることに着目し長時間滞留させて嫌気性バク
テリアによる発酵で浄化処理をする廃液の油脂分
離装置に関する。
一般に、油脂分を含有する排水は厨房や各種工
場等の設備から回分的に排出されるが、従来のこ
の種の浄化処理手段は、例えば、特開昭52−
50063号の発明の如く、タンク内を自然回流さ
せ、かつこの回流にエアーを作用させて、油脂分
を上層に浮上させ、これにより廃液を油脂分と水
とを分離するものが知られるところである。しか
しながら、従来のこの種のものは、エアーの配管
はもとより油脂分と水との分離を促進するために
多数の分離槽を必要として、構造が複雑であると
共に、油脂分に洗剤や有機物の微粒子が付着した
ものは沈降も、又浮上もせずに中間層で浮遊し、
この結果斯様な微粒子の付着した油脂分は分離さ
れずに水と共に排出されることになつて、油脂分
を充分に分離し除去するまでには至らないもので
あつた。
そこで、本考案は上記事情に鑑み、嫌気性バク
テリアを利用して廃液中の油脂分を分解し、特に
分離槽の中間層で洗剤や有機物の微粒子の付着に
より浮遊する油脂分をも効果的に分解して除去で
き、しかも構成が簡易で、保守点検を然程必要と
しない廃液の油脂分離装置を提供することを目的
とする。
本考案は、上記目的を達成すべく、嫌気性バク
テリアにより廃液中の油脂分を分解する複数の分
離槽と、油脂濃縮槽と、分離調整室とを有し、有
機性芥と共に廃液が導入される第1の分離槽を該
分離槽の設定水位に設けた通水孔を介して第2の
分離槽に連通させると共に、第1の分離槽の中間
層と第2の分離槽とを斜め上方に傾斜する油分上
昇筒にて連通させ、かつ油分上昇筒の開口上端を
第2の分離槽の設定水位よりやや下方に位置さ
せ、第2の分離槽の中間層と分離調整槽内とを移
流管にて連通させると共に、各分離槽及び分離調
整槽と油脂濃縮とを設定水位に位置させて通水孔
により連通させ、油脂濃縮槽に、その中間層より
第1の分離槽に清澄水を復流させるべくエアーリ
フトを設け、かつ前記各槽の内底部を通流孔で連
通させた廃液の油脂分離装置を特徴とするもので
ある。
以下、本考案に係る廃液の油脂分離装置の一実
施例を図面に基づき説明する。第1図乃至第4図
において、1は該分離装置で、内部が複数の槽に
画成されている。そのうち1個の槽内に有機性芥
と共に廃液が導入される第1の分離槽2としてあ
り、第1の分離槽2と2個の第2の分離槽3,4
との間が隔壁5,6にて画成されている。
又、隔壁5,6には第1の分離槽2の中間槽
と、第2の分離槽3,4の上層とを連通させる油
分上昇筒9,10が付設されている。該油分上昇
筒9,10の開口上端は、第2の分離槽3,4の
設定水位よりやや下方に位置させてある。各第2
の分離槽3,4は互いに隣り合う分離調整槽13
と隔壁14,15にて画成されている。又第2の
分離槽3,4と分離調整槽13とは移流管16,
17にて連通されている。該移流管16,17の
一端は、第2の分離槽3,4の中間層に開口さ
れ、又他端は分離調整槽13の設定水位付近に開
口されている。分離調整槽13にはその中間層か
ら清澄水を外部に排出させるためエアーリフト1
8が付設されている。前記各槽2〜4,13は複
数の通水孔19……にて油脂濃縮槽20が連通さ
れている。該油脂濃縮槽20にはその中間層から
第1の分離槽2に復流させるためのエアーリフト
21が付設されている。更に第1〜第2の分離槽
2〜4及び分離調整槽13と、油脂濃縮槽20と
は内底部が隔壁27に穿設された連通孔22〜2
5にて互いに連通されている。
しかして、導入管26にて有機性芥と共に工場
等の設備からの廃液を第1の分離槽2に導入す
る。導入にあたつて、予め目のやや大きなスクリ
ーンで大きめの夾雑物を除去しておくことは勿論
である。第1の分離槽2に廃液が導入されると、
比重のあるもの、特に有機性芥は内底に沈降し、
又油脂分は水より比重が軽いこともあつて、上層
に浮上する。該第1の分離槽2で廃液が一定時間
滞留すると、メタン菌等の嫌気性バクテリアが有
機性芥と共に導入され、あるいは予め添加し、該
有機性芥による増殖作用と相俟つて油脂分を分解
する。又第1の分離槽2の中間層で砂や芥等微粒
子が付着して浮遊する油脂分は油分上昇筒9,1
0を経て第2の分離槽3,4内に導入される。第
2の分離槽3,4においても、第1の分離槽2と
同様に嫌気性バクテリアで油脂分を分解する。比
重のあるスカムは第2の分離槽3,4の内底に沈
降し、又比重の軽いスカムは第2の分離槽3,4
の上層に浮上する。第2の分離槽3,4の中間層
からは可成り油脂分の除去された廃液が移流管1
6,17を介して分離調整槽13内に導入され
る。該分離調整槽13内では、更に嫌気性バクテ
リアにより油脂分を分解し、比重のあるスカムが
分離調整槽13の内底に沈降させ、又比重の軽い
スカムが分離調整槽13の上層に浮上する。従つ
て分離調整槽13の中間層には、略油脂分のない
浄化処理された水が残り、該処理水がエアーリフ
ト18により外部に排出される。一方、油脂濃縮
槽20に前記各槽2〜4,13の上層から通水孔
19……を経て廃液が導入され、該油脂濃縮槽2
0においても前記各槽2〜4,13と同様に比重
の軽いスカムが油脂濃縮槽20の上層に浮上し、
又比重のあるスカムが油脂濃縮槽20の内底に沈
降し、しかも嫌気性バクテリアが油脂分を分解す
ると共に、油脂濃縮槽20の中間層の油脂分の少
ない廃液をエアーリフト21により第1の分離槽
2に復流させて、該第1の分離槽2乃至以下の槽
3,4,13にて再び分離させられると共に、各
槽3,4,13から通水孔19……を介して油脂
濃縮槽20に導入し、以後この動作を繰返す。従
つて油脂濃縮槽20では油脂分が次第に濃縮され
ることになる。前記各槽2〜4,13,20内に
廃液が滞留時間を長くすればする程嫌気性バクテ
リアによる油脂分の分解作用が助長されて廃液中
からの分離除去が向上される。又油脂濃縮槽20
の水面は、エアーリフト21により第1の分離槽
2に復流されている関係上、他の槽2〜4,13
の設定水位より低く、このため油脂濃縮槽20に
他の槽2〜4,13の上層からの廃液の導入が容
易である。各槽2〜4,13,20内に滞留する
スカムが所定以上に達した時、バキユーム装置の
ホースを油脂濃縮槽20に挿入し、油脂濃縮槽2
0内のスカムをバキユーム装置で吸い上げれば、
各層2〜4,13の内底部が連通孔22〜25で
連通されていることから、油脂濃縮槽20内はも
とより他の槽2〜4,13のスカムをも吸い上げ
できて、次の処理のために準備される。
又第3図に二点鎖線で示す如く油脂濃縮槽20
の上層と中間層との間の隔壁21を上層から中間
層に至るに従つて次第に径小なる如く絞るとよ
く、斯様にすると、油脂濃縮槽20の上層に浮上
する固化状のスカムが、通水孔19……を介して
油脂濃縮槽20内に導入される廃液等により、該
油脂濃縮槽20内の液中を浮動せず、この結果油
脂濃縮槽20の内底に沈降したスカムが遊動する
等して、節角分離されたスカムがエアーリフト2
1により第1の分離槽2に再び戻され、逆にスカ
ムが廃液中に撹乱浮遊されて分離効果が低減する
といつたことを防止できる。
以上の如く、本考案に係る廃液の油脂分離装置
によれば、嫌気性バクテリアを利用して廃液中の
油脂分を分解させることから、廃液中の油脂分の
処理が良好であり、しかも第1の分離槽で分解除
去された廃液を次の第2の分離槽と分離調整槽と
で準次分離除去すると共に、油脂濃縮で、更に油
脂分の除去を促進させることから、油脂分の分離
能率が極めて高く、かつ構成も簡易で保守管理も
容易である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る廃液の油脂分離装置の一実
施例を示し、第1図は縦断面図、第2図は第1図
の−線断面図、第3図は第2図の−線断
面図、第4図は第2図の−線から開いた断面
図である。 1……分離装置、2……第1の分離槽、3,4
……第2の分離槽、5,6,14,15,27…
…隔壁、9,10……油分上昇筒、13……分離
調整槽、16,17……移流管、18,21……
エアーリフト、19……通水孔、20……油脂濃
縮槽、22〜25……連通孔、26……導入管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油脂分の含有された排水を長時間滞留させるこ
    とにより発生する嫌気性バクテリアで廃液中の油
    脂分を分解させるための滞留槽が複数の分離槽
    と、油脂濃縮槽と、分離調整槽とを有し、有機性
    芥と共に廃液が導入される第1の分離槽を該分離
    槽の設定水位に設けた通水孔を介して第2の分離
    槽に連通させると共に、第1の分離槽の中間層と
    第2の分離槽とを斜め上方に傾斜する油分上昇筒
    にて連通させ、かつ油分上昇筒の開口上端を第2
    の分離槽の設定水位よりやや下方に位置させ、第
    2の分離槽の中間層と分離調整槽内とを移流管に
    て連通させると共に、各分離槽及び分離調整槽と
    油脂濃縮槽とを設定水位に位置させて通水孔によ
    り連通させ、油脂濃縮槽中層の清澄水を第1の分
    離層に復流させるべくエアーリフトを設け、かつ
    前記各槽の内底部を通流孔で連通させてなること
    を特徴とする廃液の油脂分離装置。
JP1983112500U 1983-07-20 1983-07-20 廃液の油脂分離装置 Granted JPS6021398U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983112500U JPS6021398U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 廃液の油脂分離装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983112500U JPS6021398U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 廃液の油脂分離装置

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Publication Number Publication Date
JPS6021398U JPS6021398U (ja) 1985-02-14
JPS6113120Y2 true JPS6113120Y2 (ja) 1986-04-23

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ID=30260777

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983112500U Granted JPS6021398U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 廃液の油脂分離装置

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JPS6021398U (ja) 1985-02-14

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