JPS61130963A - 非晶質シリコン系感光体を使用して成る電子写真方法及び装置 - Google Patents

非晶質シリコン系感光体を使用して成る電子写真方法及び装置

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JPS61130963A
JPS61130963A JP59251651A JP25165184A JPS61130963A JP S61130963 A JPS61130963 A JP S61130963A JP 59251651 A JP59251651 A JP 59251651A JP 25165184 A JP25165184 A JP 25165184A JP S61130963 A JPS61130963 A JP S61130963A
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JP
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drum
toner
image
temperature
layer
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Application number
JP59251651A
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English (en)
Inventor
Teruaki Azumaguchi
東口 照昭
Nobuhiro Miyagawa
修宏 宮川
Yasushi Yano
康司 矢野
Kazuo Yamamoto
一雄 山本
Junko Okada
淳子 岡田
Yoshinobu Kawakami
川上 善信
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/20Humidity or temperature control also ozone evacuation; Internal apparatus environment control

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の利用分野 本発明は非晶質シリコン系光導電体を威光層に使用して
成る電子写真方法及び装置に関し、より詳細には、非晶
質シリコン系光導電体の有する画像流れの問題が有効に
防止された電子写真方法及び装置に関する。
従来技術及び解決すべき技術的課題 非晶質シリ、コン系光−電体層は、表面硬度が高く、長
波長側の光く感度を有し、しかも感度その本のも良好で
あるので、電子写真用の感光体として着目されている。
然しながら、かかる非晶質シリコン系光導電体層を用い
た電子写真装置においては、繰り返し使用により感光体
表面が湿度に敏感となり水分を吸着しやすくなり、その
結果として表面抵抗が下がり表面電荷が横方向に移動し
、所謂画像流れを生ず、るという欠点を有している。
この様な画像流れを防止するために、感光体表面にa−
5ix*C1−x+a−5iNs 等のブロッキング層
を設けることが提案されているが、感光体表面にかかる
表面処理を行っても、画像流れを完全に防止するには至
っていないのが現状である。
発明の目的 本発明者等は非晶質シリコン系光導電体を感光層として
使用した場合に、該感光層の表面温度T (C)を、下
記式、 T−T、≧mR−ル 式中、T。は室温、                
 IRは感光層表面近傍の相対湿度、 mは0.4乃至0.5の蝋数、 ルは17乃至24.5の定数 を示す。
を満足する様に加熱した状態で帯電、画像露光、現像及
び転写の諸行程を行なう時には、前述した画像流れの問
題が有効に防止されることを見出した0 即ち本発明の目的は、感光体として非晶質シリコン系光
導電体を用いた電卓写真方法において、′画像流れの問
題が有効に解消された電子写真方法及び装置を提供する
にiる。
発明の構成 本発明によれば、非晶質シリコン系光導電体層を導電性
−質重に有する感光体に、帯電、画像露光、現情及び転
写の行程を行なうことにより画像形成を行なう電子写真
方法において、感光体表面の温度T (C)が、下記式
、 T−T>m’R−か  一 式中、To は室温(C’)、 Rは感光体表面近傍の相対湿度C%)、mは0.4乃至
0゜5の定数、 ルは17乃至24.5の定数を示す。
を満足する様に感光体ドラム表面を加熱して帯電、画像
露光、現像及び転写の諸行程を行なうことを特徴とする
電子写真方法が提供される。
本発明によれば更に、非晶質シリコン系光導電    
′体層を導電性基質上に有する感光体ドラムと、該ドラ
ム表面に所定極性の電荷を帯電させるための主帯電機構
、原稿画像〈対応する静電像を該ドラム表面に形成させ
るための画像露光機構、該静電像に対応してトナー儂を
形成させるための一トナー現像機構、感光体ドラム表面
に形成きれたトナー儂を所定の用紙に転写させるための
トナー儂転写機構、感光ドラム表面に付着シしている残
存トナーを除去するためのトナークリーニング機構、転
写トナー像を前記用紙に定着させるための定着機構、室
内の温度を検知するための温度検知機構、感光体ドラム
表面近傍の相対湿度を検知するための湿度検知機構及び
感光体ドラム表面を加熱するための加熱機構とを備え、
且つ前記温度検知機構、湿度検知機構及び加熱機構とは
、感光体ドラム表面温度r (C)が、下記式、 T、0≧mR−ル 式中、To は室温(C)、 Rは感光体ドラム表面近傍の相対湿 度(チ)、 mは0.4乃至0,5の定数、 ルは17乃至24.5の定数、 を示す。
を満足する様に連動制御されていることを特徴とする電
子写真装置が提供される。
発明の好適態様 以下本発明を添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説
明する。
本発明の電子写真装置の一例を示す第1図において、駆
動回転される金属ドラム10表面には、非晶質シリコン
系光導電体層2が設けられている。
このドラムの周囲には、主帯電用コロナチャージャ6;
ランプ4、原稿支持透明板5及び光学系6から成る画像
露光機構;トナー7を有する現像機構8;トナー転写用
コロナチャージャ9;紙分離用コロナチャージャ10:
除電ランプ11;及びクリーニング機構12がこの順序
に設けられているO 先ず、光導電体層2をコロナチャージャ6で一定極性の
電荷で帯電させる。次いで、ランプ4で複写すべき原稿
13を照射し、光学系6を経て原種の光線偉で光導電体
層2を露光し、原稿画像に対応する静電潜像を形成させ
る。この静電“潜像を、現像機構8によりトナー7で現
像する。転写紙14を、トナー転写用チャージャ9の位
置でドラム表面と接触するように供給し、転写紙14の
背面から静電偉と同極性のコロナチャージャを行って、
トナー像を転写紙14に転写させる。トナー像が転写さ
れた転写紙14は、分離用コロナチャージャ10の除電
によってドラムから静電的に剥離され、熱定着装置15
に:送られる。
この熱定着装置15は、例えば内部にヒーター16を有
するヒートロール型であり、該ヒーター16により熱せ
られた熱ローラ17と加圧ゴムローラ18により熱定着
が行なわれる。
トナー転写後の光導電体層2は除電ランプ11による前
面露光で残留電荷が消去され、次いでクリー二/グ機構
12によって残留トナーの除去が行われる。
本発明において重要な特徴は、光導電体#2の表面温度
T (℃)を、下記式%式 %(1) 式中、To は室温(C)、 Rは感光ドラム1の表面近傍の相対 湿度(チ)、 mは0.4乃至0.5の定数、 ルけ17乃至24.5の定数、 を示す。
を満足する様にドラム1を加熱して帯電、画像露光、現
像及び転写等の諸行橿を行なうことにある。
非晶質シリコン系光導電体層2は、前述した様に繰り返
し使用により、感光体表面が湿度に敏感となり水分を吸
着し易くなるために、結果として表面電荷が横方向にリ
ークして静電潜像を形成することができなくなり、画像
流れが生じるのである0 本発明者等はこの画像流れについて鋭意研究を行なった
結果、繰り返し使用に際し、非晶質シリコン感光層表面
がコロナ放電を受けることによって、該感光層表面のシ
リコンの分子間結合に変化が生じるために画像流れが発
生することを推定するに至った。
即ち、通常静電複写装置に使用される非晶質シリコン系
感光体はグロー放電により基盤上に堆積された長距離秩
序(Long ranqt orcLir)が失われて
、短距離秩序(Sんart rcLng*ordeつの
みが存在するシリコンの原子間結合により構成されてい
て、多くの未結合手(ダングリング・ボンド。
ctcLnqlinq bonct )が存在する。そ
してこのダングリングボンドの存在のためエネルギーギ
ャップ中の局在準位密度が高くなるので、通常このダン
グリングボンドを水素原子で封鎖し、非晶質水素化シリ
コン(α−5i:H)の形で存在させ、ホウ素、リン等
のドーピングによるドーピング効果を生じ易くしている
この非晶質水素化シリコン感光層を既存の電子写真プロ
セスを用いて繰り返し使用するに従い、帯電、転写等の
各行程でコロナ放電の被爆を受け、水素原子が取れ再び
ダングリングボンドが生じる。
このシリコンのダングリングボンドに、コロナ放電によ
り発生したオゾンの攻撃を受けて、S i −H結合よ
りも安定な5i−OH或いは5i−0−5iのシリコン
、酸素結合を生せしめる。この感光層表面に存在する酸
素原子はその性質において親水性であるために、コロナ
放電による被爆が進みシリコン、酸素結合濃度が増えて
ぐると感光層表面近傍の雰囲気中水分子を吸着し易くな
る結果として湿度に敏感な感光体となり、画像流れ現象
を誘起させる本のと考えられる。
この稟実は、画像流れが生じ出した感光層表面をX p
 S (Xray photoelectron 5p
tctrozcopy )を用いて表面分析を行つ之場
合にSt −0の結合が検出されることや、この画像流
れが生じた感光層をプラズマエツチング処理にてS i
 −0の結合が生じた表層を薄く削り取ることで画像流
れが生じなくなることからも確認できる。
即ち画像流れ現象は、連続複写中においても発生するも
のである。これは前述したようにコロナ放電の被爆によ
り感光層表面に生じたS i −0結合を有する水分子
吸着媒体と感光層表面近傍の雰囲気中の水分子との吸着
現象であって、水分子及び戊分子吸着媒体の密度との関
係において、飽和水蒸気圧以下の水蒸気圧であっても水
分子の吸着現象が生じるために起るものだからである。
而して本発明においては、前記(1)式を満足する様な
条件下に帯電、現像等の電子写真行程を行なうことによ
り、上述した画像流れを有効に防止するのである。かか
る(11式を満足する様に光導電体層2の表面温度を制
御することによって画像流れが防止されるのは、前述し
た感光層表面の水分子吸着媒体と雰囲気中の水分子との
吸着現象が、湿度と温度に依存した吸着脱離現象であり
、前述した温度範囲内において脱離状態を維持させるこ
と      lがで^るためと考えられる。
本発明において画像流れを防止するための条件式(11
は経験式であって、式中の定数m及びルは使用する非晶
質シリコン系光導電体層2のグレード等によって成る程
度の範囲内で変化するが、実験により適宜定めることが
でき、前述した範囲内にある。セしてm 、 3両者間
についても一定の関係を見出すことができ、11.5<
 73 m −n〈125を満足するが、概ねル=75
m、2と近似し得る。また式中特に定数ルは湿度測定す
べき感光体ドラム10表面近傍の位置によって最適値が
異なってぐる。これは複写機等の電子写真装置内には定
着機構等の各種機構が複雑に組み込まれているため、ド
ラム1の表面近傍の雰囲気温度もその位置によって変化
し、結果として相対湿度も変化する。従ってかの最適値
は、ドラム表面1の雰囲気の相対湿度が最も高く検知さ
れる様な場所で測定]−た場合においても画gI!流れ
が生じない様に定めればよい。例えば後述する実施例5
においてけmが0.5及びルが24.5と定め、式(1
1を満足する様に感光体ドラム10表面温度を保持すれ
ば画像流れが有効に防止される。尚、(11式中室温と
は装置外の室内温度を意味する。
また本発明において画像流れを防止するために(1)式
に従って加熱保持すべきドラム1の表面温度は、(1)
式によって規定される下限温度から100以内、特に5
C以内とすることが好適である。これは必要以上に加熱
を行なう場合には、後述する如く画像濃度の低下という
新たな問題点が生ずるからである。
第1図の聾様においては、(1)式を満足させるために
、室内の温度検知機構20、ドラム1の表面近傍の湿度
検知機構21、及びドラム1内に加熱ヒータ22を設け
ている。この場合、温度検知機構20は複写機の表面側
に設けることが好ましく、裏面側に設けると、複写機の
設置場所によっては空気が滞溜している様な状態で温度
の検知を行なうことになり妥当でない。
また上述した光導電性層20表面温度の制御は、例えば
第2図に示す様な制御回範を用いることによって行なわ
れる。即ち、第2図では、T−T0=mR−aにおける
係数Ffi r FLの値をm=Q、5.rL=27と
しである。センサーAを室温センサー、センサーBを°
ドラム表面温度センサー、センサーCを相対湿度センサ
ーとする。
この回路図にて、使用している各センサーは測定値がそ
のまま0〜1007Ft〆のアナログ出力となるものを
用いである。センサー〇の出力電圧が−mV以上(相対
湿度n/771%以上)になると、アンプ(AMPl)
  によりその差電圧が出力され、これがアンプ(AM
P2)  により傾き扉を乗じた電圧(Vm)を出力す
る。一方、アンプ(AMP 3 )  によりセンサー
AとセンサーBの差電圧(VB、)が出力されるが、V
mとVB−えに差があるとアンプ(AMP4)  によ
り差電圧を出力し、トランジスタがOrLし、ヒータ一
端子THに電圧が印加され、ヒーターに電流が流れる。
ドラム表面温度がヒーターにより熱せられて大きくなり
、差電圧VBうと2mが等しくなるとアンプCAMP4
)からの出力は無くなし、トランジスタが6ffL、ヒ
ーターがOffする。ドラム表面温度が低下してぐると
、んと”B−Aに差が生じ、再びアンプ(AMP4)か
らの出力でトランジスタがOrLする。
以上のことをくり返すことになるが、トランジスタのO
n + 0 //は4.7にΩと6.3にΩの抵抗によ
るbieLs電圧をあらかじめトランジスタに印加して
おくことにより、±1C以内の範囲でorL+offで
きる。
、測定値がそのま捷0〜100 mVのアナログ出力と
なるセンサーとしては、例えば日本工学■社製RED−
THTがある。これは湿度は0%→Om〆 100%→
100mVに対応し、温度はOC→OmV  50C’
−4100mVに対応しているので温度は出力に0.5
を乗するアンプを介[7て用いればよい。また、市販の
センサーを出力が0〜100r+tl’になるように変
換回路を作製して使用しても良い。
回路図にてmを変える場合には、アンプ(Amp2)の
可変抵抗値を調節すればよい。ル値を変える場合には、
アンプ(AMPl)へ入力する電圧の調整をすればよく
、実際には可変抵抗を操作する。
前述した加熱制御を実行するための加熱機構の一例を以
下に示す。この加熱機構は、感光体ドラム1の内部にヒ
ータを設は加熱するものである。以下第3図及び第4図
を参照して、ドラム1の両側面を中心部に開口20.2
0’を有するフランジ21.21’により酎じ、一方の
7ランジ21の周状端縁に駆動モーターからの駆動をド
ラム1に伝達させるためのギア部22を設けることで、
ドラム回転軸26そのものは直接回転駆動には関与させ
ずに、この位置に加熱機構として例えばヒーター24を
設けることができ、ドラム1の内部を加熱し、感光層2
を所定温度に保持させるものである。
即ち、7ランジ21.21’を両端に雄ネジを有する複
数の棒部材25によりドラム1の両側面に取り付ける。
このフランジ21.21’の中心部は外側に突出した突
出部26.26’を有した形状とすると共に、その中心
には開口20.20’を有している。また、一方のフラ
ンジ210周状端縁にはギア部22が設けられており、
このギア22に複写機本体の駆動モーター(図示せず)
からの駆動がドラム1に伝達される。
上記構造を有する感光体ドラム28を複写機本体に取り
付ける場合には、前記突出部26.26’をベアリング
27.27’に嵌入させ、複写機本体のドラム受け(図
示せず)に保持させる。この時ギア部22が複写機本体
の駆動ギアと螺合させることで回転可能な林態に感光ド
ラム28fe複写機本体にセットすることができる。
次に加温機構の取り付けについて説明する。複写機本体
にセットされた感光体ドラム28には、前記開口20.
20’が設けられており、しかも7ランジ21のギア2
2を介して駆動が伝達されるため、この開口20.20
’の中心を結ぶ軸、つまり回転軸そのものは回転に関与
しない構造となっている。それ故に、開口20.20’
のいずれか一方より熱源として例えば棒状ヒーター24
を挿入し複写機本体に取り付けられたヒーター電極ソケ
ット30.30’により固定し、電源31より電圧が印
加できるようになっている。本発明のこの態様において
は、ヒーター24の挿入をより容易に行わせるために、
両フランジ21.21’間に亘って中空パイプ32等を
設けることも適宜できる。
尚、この様なヒータ24の代わりに、薄いステンレス基
板上に絶縁被覆されたニクロム線を設けたものや、二枚
の絶縁フィルム間に発熱体をサンドイッチ状にラミネー
トした所謂フィルムヒータを感光体ドラム1の内部に設
けることも可能である0 この場合には、第4A図及び7ランジ21′の断面を示
した第4B図を参照して、フィルムヒータ41をドラム
1の内面に挿入して取り付け、一方の電極42をドラム
内面1fCGHDとして接続すると共に、他方の電極は
一方の7ランジ21′(例えばジュラコン等の絶縁材料
で形成されている)のドラム1の内面側に設けられた回
転ブラシ電極43のコネクター44に接続する。かくし
て固定された細電極45を用いて外部ソケット46より
゛ ヒータ電圧を印加すると、ドラム1の回転と無関係
にブラシ電極43を介してフィルムヒータ41への電E
印加を行うことが可能となる。
この加熱機構の温度制御は、温度調節機構47により行
う。即ち感光体表面温度r−pを検知する温度センサー
B及び感光体ドラム表面近傍の相対湿度を検知するため
の湿度センサーCを、感光層2の表面近傍に取り付け、
また室温7’Rを検知する7温度センサーAを例えば複
写機本体外部表面に取り付け、これらセンサーからの信
号により前述した温度制御回路を内蔵したコントロール
ボックス64により行う。この場合温度センサーAを取
り付ける位置は任意でよいが、複写機本体の定着部や露
光部等からの温度の影響を受けない場所を選択して取り
付けるのがよい。
また本発明においては、室内雰囲気の相対湿度が上昇す
るに従い、ドラム1の加熱を行なうために、高温領域で
の静電写真操作が行なわれる。従って画儂流れは防止さ
れたとしても、感光体表面の電荷保持機能が低下し、画
像濃度が低下すると      )いう不都合を生ずる
場合がある。
かかる不都合を完全に防止するために、非晶質シリコン
系光導電他層2上に、炭素原子を有する非晶質シリコン
から成る薄層を設けることが好適である。この薄層は、
シランガスとメタンガス等の炭素原子含有ガスとの混合
ガスによる蒸着手段により容易に形成することができ、
S i −Cの化学結合が形成されており、炭素原子を
含有していない通常の非晶質シリコンに比して硬度が高
く保裏層としての機能を有しているとと本に、抵抗が高
(表面電荷の保持機能に優れている。かかる薄層け、1
0乃至10000.(の厚みで設けることが好ましく、
これより厚い場合には露光時の残留電位の原因となり、
また薄い場合には高温時の電荷保持機能が不十分となる
。この様な薄層を設けることによって約50C程度の高
温においても電荷が有効に保持され、画像の低下が防止
これる。尚、この薄層の様な保護層として、窒素原子含
有の非晶質シリコン系のものも考えられるが、高抵抗と
いう見地・から上述した炭素原子含有の薄層が好適であ
る。 ” 更に本発明においては、高温時における画像濃度の低下
を防止するために、上記薄層とけ別に、磁気ブラシの形
で測定して6XlO’乃至2.5×1060の電気抵抗
を有するフェライト粒子キャリヤと、体積固有抵抗が1
×10′3Ω−m以上で且つ誘電率が6乃至6の範囲に
ある顕電性トナー粒子とから成る所謂二成分系現像剤を
使用して現儂を行なうこと本有効である。
即ち、フェライトキャリヤを使用することによって鉄粉
キャリヤを用いた場合に比して安定な磁気ブラシを形成
することができ、しか本現像剤磁気ブラシの電気特性が
長期にわたって安定しており、スペントトナーの発生が
少ないために、表面硬度が高く且つ耐刷性能が優れた非
晶質シリコン系g光体とこのフェライトキャリヤを用い
た現像剤とを組み合わせ使用すれば複写機の保守が容易
となるという利点が達成される。また通常のフェライト
キャリヤは鉄粉キャリヤに比して2桁以上もオーダーの
異なる高い体積固有抵抗を有しているため低電位の感光
体と組み合わせて使用することは好ましくないが、本発
明においては特に低抵抗のフェライトキャリヤを使用す
ることが好適である。
即ち、本発明において は画像流れ防止対策として光導電性層2(即ちドラム1
)の加熱を行なうために、該光導電性/f12の表面電
位が低下する場合が生ずる。従って表面電位が低下した
場合にもトナー像の濃度が高くなる様な電気抵抗値(即
ち低抵抗値)の現像剤を使用することで画像濃度の低下
が有効に防止されるのである。具体的には現像剤磁気ブ
ラシの動的且つ現像条件下での電気抵抗(以下単にD−
5抵抗と呼ぶ)が4 X 10’乃至4×10丁Ω、特
に4X106乃至ろ×10フΩの範囲となる様にフェラ
イトキャリヤの抵抗値を定めればよい。即ち7エライト
キヤリヤ単独で磁気ブラシを形成させた場合のD−5抵
抗が6 X 10’乃至2.5 X 10’f’l、 
%に1x i o’乃至5.8x10’Ωとなる様なフ
ェライトキャリヤ粒子を使用すればよい。
尚、本明細書において、磁気ブラシの動的電気抵抗とは
、磁気ブラシによる現像条件下に動的に測定される電気
抵抗値であり、下記の方法により求められる値を意味す
る。即ち、電子写真感光体ドラムと同寸法のアルミ製電
極ドラムを感光体ドラムに置換えて設置し、現像スリー
ブ上に現像剤を供給して磁気ブラシを形成させ、この磁
気ブラシを電極ドラムと摺擦させ、このスリーブとドラ
ムとの間に電圧を印加して両者間に流れる電流を測定す
ることにより、算出されキャリヤ単独で測定する場合に
は印加電圧を20〆、トナーとキャリヤとを混合させた
現像剤を用いて測定する場合には50Vとして測定した
値である。
上述したフェライトキャリヤとしてはD−5抵抗が前記
範囲にある限り任意の組成を有するものが使用され、具
体的にはこれに限定されるものではないが、Zル系フェ
ライト、Ni 系フェライト、Cu系フェライト、Mt
s系フェライト、Kn−Zts系フェライト、Mn−A
fダ系フェライト、Cu−Zn系フェライト、Ni−Z
n系フェライト、Kn−Cu−Zn  系フェライト等
が挙げられる。好適なフェライトは、原子型tチで、F
、55乃至65チ、Cu5乃至15チ、Zn 5乃至1
5%及びKn O乃至0.5%から成るCu−Znn系
上Cu −Z n −un系フェライトである。
また前述した範囲の抵抗値とするためには、この焼結フ
ェライト粒子を、例えば水素気流中600乃至500 
C,特に340乃至420Cの温度で還元する。必要な
処理時間は、温度や水素通気量によっても相違するが、
一般的に言って、60分乃至1時間の内から、生成物の
D−5抵抗が前・述した範囲となる時間を選ぶ。この還
元により焼結フェライト粒子の少なくとも表面部分の金
属成分が酸化状態の低い酸化物、即ち原子価の低い状態
に移行し、これにより電気抵抗の低下を生じるものと認
められる。還元処理は、水素雰囲気中で行うことが望ま
しいが、−酸化炭素を用いて行うことも可能である。
用いる焼結還元フェライト粒子は、一般に平均粒径が6
0乃至100ミクロン、特に65乃至45ミクロンにあ
るものが望ましい。前述したD−5抵抗、即ち磁気ブラ
シとしての動的抵抗は、キャリヤ粒子の粒径によっても
左右され、フェライトキャリヤの粒径を小さくすること
により、磁気ブラシの抵抗を任意の低い値に調節し得る
ことが明らかである。これは、7エライトヤヤリヤの粒
径を小さくすることにより、磁気ブラシ中或いは磁気ブ
ラシとスリーブ乃至は感光層表面との接触点の数が増大
するためと思われる。
また上述したフェライトキャリヤ粒子の内でも、表面に
一次粒子に基づく凹凸?有し且つ60乃至50μm1特
に40乃至45μmのメジアン径及び2.69/CC未
満、特に2.60乃至2.5(11/CCの見掛密度(
tls Z 2504−A966 )を有するものが、
ブラシマークの発生を防止し、電荷像のリーク防止及び
画像濃度向上の見地から特に好ましい。かかる表面状態
を有するフェライトキャリヤ粒子を得るためには、0.
5乃至7μmの微Hな一次粒径を有するものを5.噴霧
造粒等の手段で略球状粒子に造粒し、次いで焼成等の手
段で焼結を行なえばよい。噴霧造粒時の粒径は、焼結後
の球状粒子のメジアン径が30乃至50μmの範囲とな
る様に定める。
また、焼結温度は、−次粒子間の焼結は生ずるが、球状
粒子外表面の一次粒子が実質上そのままの形態が保持さ
れるように、即ち外表面の一次粒子が溶融連続相となら
ないように定める。この温度は、フェライトの組成によ
っても相違するが、前述した組成のCu−Znn系上C
u−Zn−un系フェライトでは、従来の焼成温度が1
200乃至1400C’であるのに対して、これよりも
少なくとも100C低い、一般に900乃至1100C
の温度を用いる。かかる焼成を行なった粒子について、
前述した水素気流中での還元処理を行なえばよい。
更に上述した低抵抗のフェライトキャリヤ粒子と組み合
わせて用いるトナー粒子としては、後述する方法で測定
した比誘電率(りが、3乃至6.5好ましくは3.6乃
至6.2、特に4.2乃至5.7の範囲にある本のを使
用することが好適である0かかる高誘電率のトナーを用
いることによって現像剤磁気ブラシとトナー付着感光層
との間の電界強度が高くな塾、高濃度のトナー像が形成
されるのであ−る。即ち、画像露光により形成される電
荷像に対するトナー付着量は、トナー密度、トナ一層に
おけるトナー充填率及び付着トナー1の厚みの三者の積
に等しいが、このトナ一層の厚みはトナーの比誘電率(
ε)が高い程大きな厚みとなるため、結果として高誘電
率のトナーを使用することによって高濃度のトナー像が
形成されるのである。従って市販の二成分系現像剤用ト
ナー(一般に比誘電率は2.5乃至3.5の低いレベル
にある〕特に3より小さい比誘電率を有するものは例え
前述した特定のキャリヤを用いたとしても、画像濃度が
低くなる。                    
        )斯ように高誘電率のトナーを前述し
たフェライトキャリヤと組み合わせて使用すれば、高温
度条件下において非晶質シリコン系光導電性層2の表面
電位が低下した場合にも高濃度の画像を得ることが可能
となる。
更に高誘電率トナーを用いる場合には、非晶質シリコン
系感光体(一般に誘電率11.5乃至12.5)との誘
電率の差が小さくなり、トナーと感光体との間の摩擦電
荷が発生し難くなるため、カプリを押えるための現像バ
イアス電l11:も低く設定でき、この意味から4低電
位現債に有効な手段である。
このトナーの比誘電率(ε)を高いレベルに維持するに
は、種々の手段が採用されるが、最本簡便には、トナー
粒子中に高誘電体や導電性物質を微粒子の形で分散含有
させる方法が採用される。
高誘電体としては、耐湿性、耐水性のある高誘電体が適
当であり、例えば、T iO,、BaT i 03  
の他、Ba5ic、−5rTi03系、BaTi0.−
PbTtO。
系、BaTiO3−CaTi05系、Ba5ic、−Y
Ti03系などのチタン酸塩どうしの固溶体:BaTi
O3−BaSnOs系、BaTiO3−BaZrO3系
、pbTiO,−pbZrOs系などのチタン酸塩と他
の塩との固溶体等が好適に使用される。
これらの高誘電体は、微粉末の形でトナー粒子中に、1
乃至20重重量、特に1.5乃至10重量俤の量で含有
させるのがよい。高誘電体の含有量が上記範囲よりも少
ない場合には、誘電率を本発明で規定した範囲と干るこ
とが困難であり、一方上記範囲を越えると、トナーの色
調が好ましくな(なる場合がある。この理由は前述した
高誘電体である7’ t Qt 、B cL7’ t 
Os  等が白色顔料であるため、添加量が多い場合に
はトナーの黒調が弱められるためである。このことから
黒色の誘電物質を用いるのがより一層好ましく、この意
味において、黒色の酸化チタンを使用するのが特に好ま
しい。この黒色の酸化チタンの例としては三菱金属■か
らチタン・ブラック20M1チタン・ブラック12Sの
商品名で販売されている酸化チタンを挙げることができ
る。このチタン・ブラックは一般式が7’ t a 0
2 W−+で示されル=1に近いためTi  とOのス
トイキオメトリ−(原子数比〕が1=1に近いという構
造を有するものである。
上述した高誘電体との組合せで、或いは単独で、カーボ
ンブラック等の導電性微粒子をトナー粒子中に含有させ
ることも、トナー粒子の誘電率を高める上で有利である
。只、カーボンブラック等の導電性粉末をトナー粒子中
に配合すると、その配合量に伴なって、トナー粒子の電
気抵抗が低下する傾向がある。カーボンブラックは、樹
脂媒質中に配合したとき、チエン構造をとりやすく、こ
の場合には、電気抵抗の低下が特に顕著となる。この意
味において、通常のカーボンブラックの場合、電気抵抗
を前述した範囲にするためには、トナー粒子への配合量
を10重量%以下に抑えなければならない。しかしなが
ら、カーボンブラックの表面を界面活性剤、金属石鹸等
で処理した所謂表面処理カーゲンや、カーボンブラック
の表面を、エチレン系不飽和単量体でグラフト処理した
、所謂グラフトカーボンでは、樹脂媒質への分散性が向
上し、チエン構造の形成が妨げられるので、15it%
迄の量で用いることができる。
樹脂としては、熱可塑性樹脂や、未硬化乃至は初期縮合
物の熱硬化性樹脂が使用される。その適当な例は、重要
なものの順序に、ポリスチレン等のビニール芳香族樹脂
、アクリル系樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエ
ステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、石油樹脂
、オレフィン樹脂等である。着色顔料としては例えば前
述した力、−ボンブラック、カドミウム二ロー、モリブ
デンオレンジ、ピラゾロンレッド、ファストバイオレッ
トB、フタロシアニンブルー等の1種又は2種以上が使
用され、i[制御剤としては、例えばニグロシンベース
(CI50415)、オイルブラック(CI26150
)、スピロンブラック等の油溶性染料や、ナフテン酸金
属塩、脂肪酸金属石鹸、樹脂酸石鹸等が必要により使用
される。
トナー粒子の粒径は一般に5乃至20μmの範囲におい
て使用できる。
そして、低電位潜像に対する画儂コントラスト及び現像
剤の耐久性の見地からは、前述したトナー粒子において
、メジアン径が10乃至14μmで且つ粒径5μm以下
のものの含有量が実質上ゼロであるような粒度特性を有
するものを使用することが一層望ましい。実質上ゼロと
は、商業的に利用される粒度分析技術、例えばコールタ
−カウンター法で5μm以下の粒度の粒子が検出されな
いという事実を意味する。これに対して、従来知られて
いる粒径が5乃至65μmの本のを用いるという場合に
は、粒径が5乃至65μmの範囲に調節されているとい
う意味であり、5μm以下の微粒子が必ず0,5乃至2
容ii:多程度は混入きれている。従ってこのようなト
ナーと実質上ゼロとけ異質の状態を意味するものである
更に、粒径5μm以下のものの含有量を実質上ゼロとす
ることにより、現像剤の流動性を向上させ、現僧作業性
を一層良好にし得るというメリットも発現される。
粒径5μm以下の本のの含有量を実質上ゼロにするには
、混練・粉砕法により得られるトナーを2回以上の分級
操作に賦する等の高精度の分級操作を行えばよい。
また上述したフェライトキャリヤと顕電性トナーとけ、
一般に100:<S乃至100:11の重量化で使用す
るのがよい。この量比も現像剤の磁気ブラシの電気抵抗
に影響を及ぼす。即ち、フェライトキャリヤの量比が大
きくなると、現像剤の磁気ブラシの電気抵抗が小さくな
る傾向を示す。
両者の最適比率は、フェライトキャリヤ及び顕電性トナ
ーの比表面積にも密接に関連する。本発明の好適態様で
は、磁気ブラシを形成する混合物のトナー濃度(Ctチ
〕が、下記式 式中、5cは7エライトキヤリヤの比表面積C,yA/
f:透過法による透過値)、5tはトナーの比表面積(
i15’:コールタ−カウンターを用いて測定した平均
粒径を基に、トナーが真球であると仮定して計算した有
効比表面積であり、平均粒径から得られる半径をr (
Crn)とし、トナーの真比重をρC?/1−rd)と
した場合 5e=57<1、2)で計算される値)、k
は0.80乃至1.07の数である、 を満足する濃度で現像を行う。
先ず、前記式(2)における右辺の項S’/(5t+s
c )は、キャリヤ及びトナーの比表面積に関する項で
あり、具体的には、キャリヤとトナーとを等重量混合し
た組成物の全表面積当りのキャリヤの占める表面積の割
合い(以下単にキャリヤ表面積占有率と呼ぶ)を表わす
数値である。
しかして、この態様においては、このキャリヤ表面積占
有率乃至けその近傍値とトナー濃度とが等しくなるよう
な条件で、二成分系現像剤による静電備の現像を行うと
、画像の濃度の向上、カブリ濃度の低下、解儂度の向上
及び階調性の向上がもたらされるものである。
トナー濃度(07%)とキャリヤ表面積占有率(S’1
C5t+Sc)、%)とのずれは、両者の比率、即ち に=ct/〔St/(St十Sc)] 係数kを求めることにより評価することができる。
この係数には使用するフェライトキャリヤの形状によっ
て相違するが本発明においては、この係数kを前述した
0、80乃至1.07の値、特に球状フェライト粒子で
は0.90乃至1.04の範囲とすることにより、高い
画像濃度、低いカブリ濃度、高い解像力及び優れた階調
性が得られ、しかもこれらの特性は現像開始初期のみな
らず、4000.0枚本の連続複写後においても殆んど
低下しないという効果が達成される。
以上詳述した通ゆ、本発明によれば非晶質シリコン系光
導電性層2の表面を前述した(1)式に従って室温より
も高い温度に加熱保持することにより画像流れの問題が
有効に解消され、しかも必要により光導電性層2の表面
に適当な薄層を設け、更に必要により低抵抗のフェライ
トキャリヤと高誘電率のトナーとから成る現像剤を使用
することによって、高温時における画像濃度の低下本有
効に防止し得るのである。
■ 本発明において使用する非晶質シリコン系光導電体層と
しては、それ自体公知の任意のものが使用され、例えば
シランガスのプラズマ分解等で基板上に析出される非晶
質シリコンが使用され、このものは、水素やハロゲン等
でドーピングされ、更にボロンやリン等の周期律表第■
族または第V族元素でドーピングされ念ものであってよ
い。
代表的なアモルファスシリコン感光体の物性値は、暗導
電車が< 1o 、!Ω、・cWを’、活性化エネルギ
ー<0.851〆、光導電率)10−”Ω、・α、、光
学的バンドキャップ1.7〜1.9tVであり、また結
合水素量は10〜20原子チの量でその膜の誘電率は1
1.0〜12.5の範囲にあるものである。
この非晶質シリコン光導電層は、ドーピング種に応じて
プラス荷電やマイナス荷電も可能であり、コロナチャー
ジャへの印加電圧は5乃至F3KVの範囲が一般的であ
る。
また本発明において、帯電、画像露光、現像及び転写等
の行程は、静電写真の分野において公知の任意の手段を
採用し得る0 ′ かかる本発明は、複写機のみならず、CRTプリンタ、
レーザプリンタ等のノンインパクトプリンタやレーザフ
ァクシミリ等に適用される。
本発明の優れ念効果を以下の実施例で説明する。
実施例1゜ 表面保護層として厚さ1000,4のα−5iCを有す
る厚さ60μmのα−5i:H感光体ドラム(5万回の
電子写真行程を行なったもの〕に第5A及びt/に5B
図のとと(フィルムヒーターをセットし、該ドラムを第
2図に示すような加熱制御機構を組み込んだ市販の静電
複写機(三田工業社製DC−215RE)にセットした
次に25C,60%に調整した室内で連続100枚のコ
ピーを行なった後、室内の雰囲気を30C170チに保
ち、同時に加熱制御機構をOルして5時間放置した。こ
のときの加熱制御機構はドラム表面近傍温度と室温との
差d7’がそれぞれ6C。
8r、10trになるようm、n値をセットした。
この時各温度差ΔTが得られるように(m、n)ΔTの
値を(0,43,22)s  (0,43,20)s(
0,43,1B)+aとした。
放置直後ドラム表面近傍の湿度は65チであったが、3
0C,70チの室内雰囲気を維持し、それぞれ連続10
0枚のコピーを行なったところ、Δ7’=6Cでは画像
流れが生じたが、Δ7’=8tl:’。
10Cでは画像流れは全く生じなかった。
実施例2゜ 実施例1において、室内の雰囲気をろO1Z’、80チ
で5時間放置すること及びiTを10°、12°。
14° にする以外は実施例1と両様に試験した。
このとき放置直後のドラム表面近傍湿度は75%であっ
た。その結果、ΔT=10° では画像流れが生じたが
、ΔT=12°、14° でけ画像流れは全く生じなか
った。この時、上記iTが得られるように(rlLIr
L)イTを(0,43,20,3)+。。
(0,43、20,3)+を及び(0,43、18,3
)、<として実験を行った。
実施例3゜ 実施例1において、室内の雰囲気を300,85チで5
時間放置すること及びiTを13°、15°。
17° にする以外は実施例1と同様に試験した。
このとき放置直後のドラム表面近傍湿度は80%であっ
た。
その結果、ΔT=16° では画像流れが生じたが、Δ
T=15°、17° では画像流れは全く生じなかった
。この実験における各温度での(m、rL)iTの値け
、夫々(0,43,21,4)+s、(0,43゜19
.4)+s 、(0,43,174)+tとし、所定の
温度差を得た。
実、施例4゜ 表面保護層として厚さ1000,4のα−5iCを有す
る厚さ30μmのα−5i:Hg光体ドラム(5万回の
電子写真行程を行なったもの)にKSA図及びflcs
B図のごとぐフィルムヒータをセットし、第2図に示す
ような加熱制御機構を組み込んだ、市販の静電複写機(
三田工業社製DC−213RE)にセットした。
次に、25tr、60チに調整した室内で連続100枚
のコピーを行なった後、室内の雰囲気がそれぞれ50%
、55%、60%で加熱制御せずにそのまま5時間放置
した。
放置直後、ドラム表面近傍の湿度はそれぞれ44チ、5
0%、54チであった。そのままの状態で連続100枚
のコピーを行なったところ、室内の相対湿度50%では
画像流れは全く生じなかったが、55チでかすかに生じ
、60チでは完全に流れていた。
実施例1〜4の結果から、iTとドラム表面近傍の相対
湿度の関係を図式化したのが第6図である。このグラフ
から、ルとmは概ねn = 73 m 、2となる関係
を有し、11.5<73m−ルく12.5の範囲に入っ
ていた。ここで、mとルの夫々の範囲を決めるため、m
の値を0.6から0.60まで0.5刻みで変化させ、
そのときのiTをドラム表面近傍湿度65%、75%、
80チの各湿度条件にて算出した。その結果を下記第1
表に示す。
ここで第1表では設定m、n値から計算した各湿度にお
けるiT値を示しており、実施例1〜3で求めた実験値
(65チで約8C,75%で約12C180%で約15
C)と比較して、m、ル値の範囲を定めることができる
第1表から明らかなように、mが0.4未満及びmが0
.5を越える場合くけ必要以上にドラム加温を行なった
り必要なドラム加温温度が得られなかったりする不都合
が生じる。ゆえに、m、sの範囲としては、0.40≦
m≦0.50(つまり17≦ル≦24.5)が好適であ
る。
ただし、m、sは式rb=73m、2を概ね満足してい
ることが必要で、これを満足していないと、第4図に示
されるΔT相対湿度のグラフに近似したグラフを描かな
いため、加熱処理がうまく制御できない。
以下の全ての実施例は上記m、nの関係式を満足する条
件でm、nを定め、温度差iTを決定した0 実施例5゜ T−T 、 = m R−aなる式において、Fl!=
0.5゜3=24.5となるように実施例1で用いた加
熱制御回路の可変抵抗を調整した。
表面保護層として厚さ1000,4のα−5iCを有す
る厚さ30μmのα−5*:H感光体ドラム(5万回の
電子写真行程を行なった(の)に、実施例1と同様にフ
ィルムヒーターをセットし、可変抵、抗を調整した加熱
制御機構を組み込んだ、市販の静電複写機(三田工業社
製DC−215RE)にセットした。
次に、25C,60%に調整した室内で連続100枚の
コピーを行なった後、室内の雰囲気を30r、80%に
保ち、同時に加熱制御機構をonして5時間放置した。
放置直後のドラム表面近傍温度は43Cであつ之。次い
で、室内を300゜80%の雰囲気に維持したl!ま、
連続100枚のコピーを行なったが、画像流れは全く生
じなかった0 このとき、コピー物のベタ黒部での画像濃度     
 I(1,D、)は、放置前(25℃、60’4(D室
内テトラム加熱無しの状態)では1.D=1.453で
あり、放置後(30C,80%の室内でドラム表面近傍
温度45Cの状態)ではLD=1.411となり、はと
んど変化は見られなかった。
なお、このときの現償剤としては以下のものを使用した
。即ち、磁気ブラシの形で測定して4.Ox i o’
Ωの抵抗値を有するフェライトキャリヤに、比誘電率5
.0でかつ平均粒子径12.6μmで5μm以下の微粉
を含まないトナーを混合し、トナー濃度8.5俤の現偉
剤とした。この現儂剤の磁気ブラシの形で測定した抵抗
値は1.5 X 10’Ωであった。
尚、本実施例(以下における実施例も同じ)におけるD
−5抵抗の測定は下記のような複写機の現像領域条件に
て、感光体ドラムの代わりにAI電極ドラムを装填し、
ドラムとスリーブとの間に20〆の電圧を印加し流れる
電流値よりフェライトキャリヤのD−5抵抗を求めた。
現像領域条件 複写速度:感光体ドラム回転速度16cr!t/5lI
IC現像部ニスリーブ回転速度23crn/see現像
磁石強度 1000ガウス 穂切間隔 1.Oa+ 現像領域:感光体と現像スリーブとを共に時計方向に回
転させ、D−5間のギ ャップは1.5sw*に固定した。
比較例1゜ 表面保護層として厚さ1000,4’のα−5iにのα
−5ilVを有する厚さ30μmのα−5i:H感光体
ドラム(5万回の電子写真行程を行なったもの)を用い
て、実施例1と同様の手順にて実験をしてみたところ、
画像流れは全く生じなかった。しかし、コピー物のペタ
黒部での1. Dは、放置前(25C,60%の室内で
ドラム加熱無しの状態)の7. D = 1.588で
あるのに対して、放置後(50C,80%の室内でドラ
ム表面近傍温度46Cの状態)では1.D= 1.19
1となり、かなりの濃度低下を示した。
この実験から、表面保護層としては、α−5iCが優れ
ていることがわかる。
実施例6゜ 実施例5において、現償剤用キャリヤとして、磁気ブラ
シの形で測定した抵抗値が4 X 10”+6.9X1
0’1B、4X10’+9.lX10’Ωのフェライト
キャリヤを用いる以外は、実施例5と同様に試験した。
その結果を第2表に示す。尚、表中には、参考のため実
施例5の測定結果をも併せて記載した。
第2表 これから、フェライトキャリヤ及び現像剤の磁気ブラシ
の形で測定した抵抗値は、明細書で記述した範囲、すな
わち7エライトキヤリヤの場合6×104〜2.5X1
0’Ω、好ましくはI X 10’〜5.8X10’Ω
であり、現像剤の場合、4 X 10’〜4X10’Ω
、好ましくは4 X 10’〜3 X 10’Ωである
ことがわかる。
実施例Z 実施例5において、用いた現像剤用顕電性トナーの代わ
りに、比誘電率が2.5 、3.8 、4.0 。
4.2 、5.0 、5.9 、6.0 、6.2 、
6.5の各値を有す、る顕電性トナーを用いて、実施例
5と同様に試験した。その結果を第7図に示す。
これから、トナーとしては比誘電率が6.6〜6.2の
ものが1. D、 1.3以上の高濃度画像が得られる
ことがわかった。そして特に4.2〜5.7のものは1
. D、が約1.4を超え一層好ましいことがわかる0
比較例2゜ 実施例5において用いた現像剤用顕電性トナーの代わり
に、比誘電率5.0でかつ平均粒子径11.4μmで5
μm以下の微粉トナーを含んでいる顕電性トナーを用い
て、実施例5と同様に試験した結果、25C,60チ室
内での1. Dは1.213 (ドラム温度25C)、
50C,80%室内放置後の1、 Dは0.988(ド
ラム温度46C)となり、トナーとしては5μm以下の
微粉トナーをカットする方が良いことがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を好適に実施するための複写機全体の構
成を示す概略図、 第2図は、本発明の温度制御を行うための回路図、 第6図は、本発明に用いる加熱機構としてドラムの中心
部にヒータを用いた具体例を示すドラム断面図、 第4図は、第6図の具体例を示す斜視図、第5A図は、
本発明に用いる加熱機構として、ドラムの内面にフィル
ムヒータを用いた具体例を示すドラム斜視図、 第5B図は、第5A図の7ランク部分の断面図、第6図
は、温度差ΔTとドラム表面近傍の相対湿度との関係を
図式化したグラフ図、 第7図は、トナーの比誘電率と1.Dとの関係を示すグ
ラフ図を夫々示す。 図中、各引照数字は、以下の内容を示す。 1・・・・・・ドラム基体、2・・・・・・非晶質シリ
コン感光層、8・・・・・・現像機構、15・・・・・
・定着機構、24・・・・・・ヒータ、34・・・・・
・コントロールボックス、41・・・・・・フィルムヒ
ータ、43・・・・・・回転ブラシ電極、47・・・・
・・温度調節機構、A、R・・・・・温度センサー、C
・・・・・・湿度センサーを夫々示す。 特許出願人  三田工業株式会社 ・で、\ 代理人 弁理土鈴木郁男、パ9ゝパ1 第 3 図 第4図 第6図 相対湿度 (’/、)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非晶質シリコン系光導電体層を導電性基質上に有
    する感光体に、帯電、画像露光、現像及び転写の行程を
    行なうことにより画像形成を行なう電子写真方法におい
    て、 感光体表面の温度T(℃)が、下記式、 T−T_0≧mR−n 式中、T_0は室温(℃) Rは感光体表面近傍の相対湿度(%)、 mは0.4乃至0.5の定数、 nは17乃至24.5の定数を示す。 を満足する様に感光体ドラム表面を加熱して帯電、画像
    露光、現像及び転写の諸行程を行なうことを特徴とする
    電子写真方法。
  2. (2)非晶質シリコン系光導電体層を導電性基質上に有
    する感光体ドラムと、該ドラム表面に所定極性の電荷を
    帯電させるための主帯電機構、原稿画像に対応する静電
    像を該ドラム表面に形成させるための画像露光機構、該
    静電像に対応してトナー像を形成させるためのトナー現
    像機構、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を所定
    の用紙に転写させるためのトナー像転写機構、感光ドラ
    ム表面に付着している残存トナーを除去するためのトナ
    ークリーニング機構、転写トナー像を前記用紙に定着さ
    せるための定着機構、室内の温度を検知するための温度
    検知機構、感光体ドラム表面近傍の相対湿度を検知する
    ための湿度検知機構及び感光体ドラム表面を加熱するた
    めの加熱機構とを備え、且つ前記温度検知機構、湿度検
    知機構及び加熱機構とは、感光体ドラム表面温度T(℃
    )が、下記式、 T−T_0≧mR−n 式中、T_0は室温、 Rは感光体ドラム表面近傍の相 対湿度、 mは0.4乃至0.5の定数、 nは17乃至24.5の定数、 を示す。 を満足する様に連動制御されていることを特徴とする電
    子写真装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6095467A (ja) * 1983-07-06 1985-05-28 Fuji Photo Film Co Ltd 電子写真用感光体の劣化防止方法
JPS6150178A (ja) * 1984-08-18 1986-03-12 Canon Inc クリ−ニング装置

Patent Citations (2)

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