JPS6113052Y2 - - Google Patents

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JPS6113052Y2
JPS6113052Y2 JP7620680U JP7620680U JPS6113052Y2 JP S6113052 Y2 JPS6113052 Y2 JP S6113052Y2 JP 7620680 U JP7620680 U JP 7620680U JP 7620680 U JP7620680 U JP 7620680U JP S6113052 Y2 JPS6113052 Y2 JP S6113052Y2
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JP
Japan
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gas
chamber
spiral
spray nozzle
annular chamber
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JP7620680U
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JPS56176029U (ja
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Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば船舶に据付けられる燃焼ガス
中のすす及び亜硫酸ガスを処理する装置に関する
ものであり、その目的は、船舶の1デツキ間に納
め得るように小型化し得、組立てや据付けを容易
に行なえ、以つて製造コストおよび据付費用を大
巾に低減し得るものの提供にある。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。1は円筒箱状の下部ケーシング、2は同様の
上部ケーシングで、両者間には仕切板3が存在す
る。4は上部ケーシング2の天板5と前記仕切板
3とを貫通して設けられたベンチユリーで、両ケ
ーシング1,2と同芯状となる。前記ベンチユリ
ー4は、両ケーシング1,2内に位置するスカー
ト部6と、天板5よりも上方に連なる喉部7と、
さらに上方に連なる入口部8とから構成され、前
記スカート部6の下端が下部ケーシング1の底板
9に定着する。10は入口部8を囲むように設け
られた注水ヘツダーで、これから分岐した複数本
の降水管11の先端には、前記喉部7内に開口し
且つベンチユリー軸芯側に向くスプレーノズル1
2が設けられている。前記下部ケーシング1内は
隔壁13,14により流入室15と排出室16と
に区画されている。前記スカート部6の下端で流
入室15側にはガス排出孔17が形成され、この
ガス排出孔17を囲むように液溜18が配備され
ている。前記上部ケーシング2内は中間仕切板1
9によつて上下に二分されており、さらに二分さ
れた区画室の夫々はリング20,21によつて内
室と外室とに区画されている。区画された夫々の
外室は、その中に渦巻状の帯状板22,23を設
けて渦巻状通路24,25を形成している。仕切
板3および中間仕切板19の外周部にはその外周
に沿うように通孔26,27を形成し、これら通
孔26,27により前記渦巻状通路24,25の
始部24A,25Aを前記流入室15に連通せし
めている。前記渦巻状通路始部24A,25Aに
つづく最外側路中に、上流側に開口する広角円形
型スプレーノズル28を複数設けている。この広
角円形型スプレーノズル28は天板5と中間仕切
板19を貫通して上方から挿入され、例えばゴム
栓29によつて中間仕切板19に支持されてい
る。リング20,21より内側の内室は環状室3
0に形成され、前記渦巻状通路24,25の終部
24B,25Bがリング20,21に形成したガ
ス通過孔31,32を介して該環状室30に連通
している。この環状室30には前記ガス通過孔3
1,32に対向する一対の広角円形型スプレーノ
ズル33が設けられている。両広角円形型スプレ
ーノズル28,33は、天板5上に架台34を介
して配備して曲形分配管35に分岐管36,37
を介して連通し、また曲形分配管35は第1枝管
38を介して供給主管39に連通している。前記
流入室15内で通孔27の近くにも広角円形型ス
プレーノズル40が配備され、これは第2枝管4
1を介して前記供給主管39に連通している。前
記広角円形型スプレーノズル33の背部において
仕切板3に開孔42が形成され、この開孔42に
よつて環状室30と排出室16とを連通してい
る。また両渦巻状通路24,25の終端と前記排
出室16のドレン内とはドレン管43,44によ
り連通されている。前記排出室16の下部にはド
レン排出口45が形成され、上部には処理ガス排
出口46が形成されている。また流入室15の下
部にはドレン排出口47が形成され、上部にはガ
ス再循環入口48が形成されている。前記帯状板
22,23、リング20,21、中間仕切板19
の外縁には、天板5、仕切板3、上部ケーシング
2の対向面に接触するゴム成形品49が装着され
ている。
上記構成において、スプレーノズル12から
水、海水または苛性ソーダ液を噴出させつつ入口
部8を介して燃焼ガス(ボイラ排ガスなど)Aを
供給すると、この燃焼ガスAは、喉部7において
スプレーノズル12からの噴出液で冷却、除塵さ
れた後、スカート部6を通る間に加速され、ガス
排出孔17から液溜18内に吹き出される。この
とき液溜18には前記スプレーノズル12からの
噴出液が貯留されているので、ガス排出孔17か
ら吹き出した燃焼ガスAは、高速でこの貯溜液に
衝突してこれを気化あるいは霧化させる。前記燃
焼ガスAはこの衝突で流れ方向が反転せしめら
れ、気化あるいは霧化した液と接触し、未だ除去
されていないすすが除去される。これと同時に燃
焼ガスA中の亜硫酸ガスの一部も前記液滴に吸収
されて除去される。燃焼ガスAは次に、広角円形
型スプレーノズル40で噴霧された液滴と高速で
接触し、これにより亜硫酸ガスが吸収除去された
のち、通孔27,26を通つて渦巻状通路24,
25に入る。渦巻状通路24,25では広角円形
型スプレーノズル28から液が噴出されている。
したがつて渦巻状通路24,25に入つた燃焼ガ
スAは噴霧された液滴と高速で接触し、再度亜硫
酸ガスが吸収除去される。渦巻状通路24,25
を流れるガスは高速流であつて、そのため微粒液
滴の亜硫酸ガス吸収効率は高く、しかも微粒液滴
はガスに同伴して渦巻状通路24,25を移動
し、ガスエネルギの遠心力により渦巻状通路2
4,25の壁面、すなわち帯状板22,23の表
面に薄い液膜を形成する。したがつてガス中の未
反応亜硫酸ガスはこの液膜と接触して吸収され
る。このようにガスは渦巻状通路24,25を高
速で通過する間に効率良く脱硫される。亜硫酸ガ
スを吸収した吸収液は随時ドレン管43,44よ
り排出室16に落下し、必要に応じて該排出室1
6からドレン排出口45を通して排出される。渦
巻状通路24,25を通過したガスは、その中心
部からガス通過孔31,32を通つて環状室30
に入る。このとき環状室30内においては、広角
円形型スプレーノズル33からガス通過孔31,
32に向けて液が噴出されている。したがつて環
状室30に入つたガスは噴霧された液滴と高速で
接触し、亜硫酸ガスが最終的に吸収除去される。
そしてガスは開孔42を通つて排出室16に入
る。その後、処理ガスBは処理ガス排出口46か
ら低速で放出される。
上記作用中において環状室30での噴霧中にベ
ンチユリー4の外壁の冷却が行なわれる。前記帯
状板22,23の端部は上部ケーシング2に接近
しているが工作上クリアランスが必要であるた
め、ゴム成形品49を設けて工作上および気密性
を可能にしている。
以上述べた本考案によると次のような効果を期
待できる。
Γ 従来、渦巻状通路構成部の上方に気液分離室
などを形成するケーシングを設けていたが、本
考案ではこの機能を下部ケーシング内に区画形
成した排出室で持たせることができ、以つて全
体の高さを低くできて船舶の1デツキ間に納め
ることができる。
Γ 渦巻状通路や環状室が最上部に配置されるた
め、各スプレーノズルの取付けを容易に且つ自
由に行なうことができる。
Γ 上述のことから製造コストおよび据付費用を
大巾に低減できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は縦断
面図、第2図は第1図における−断面図、第
3図は同−断面図、第4図は要部の縦断面
図、第5図は第4図における部の拡大図であ
る。 1……下部ケーシング、2……上部ケーシン
グ、4……ベンチユリー、8……入口部、12…
…スプレーノズル、15……流入室、16……排
出室、17……ガス排出孔、18……液溜、2
0,21……リング、22,23……帯状板、2
4,25……渦巻状通路、24A,25A……始
部、24B,25B……終部、26,27……通
孔、28……広角円形型スプレーノズル、30…
…環状室、31,32……ガス通過孔、33……
広角円形型スプレーノズル、40……広角円形型
スプレーノズル、42……開孔、A……燃焼ガ
ス、B……処理ガス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流入室と排出室とを区画形成した下部ケーシン
    グと、渦巻状通路を形成した上部ケーシングと、
    両ケーシングの中心部に貫設した燃焼ガスを加速
    して放出するベンチユリーとを有し、このベンチ
    ユリーの下端を液溜を介して前記流入室に連通す
    ると共に該流入室を前記渦巻状通路の始部に連通
    し、この渦巻状通路の終部を、該渦巻状通路とベ
    ンチユリーとの間に形成した環状室に連通すると
    共に、この環状室を前記排出室に連通し、前記ベ
    ンチユリーのガス入口部と渦巻状通路中と環状室
    とに夫々スプレーノズルを介装したことを特徴と
    する燃焼ガス中のすす及び亜硫酸ガスを処理する
    装置。
JP7620680U 1980-05-30 1980-05-30 Expired JPS6113052Y2 (ja)

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JP7620680U JPS6113052Y2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30

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JP7620680U JPS6113052Y2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30

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JPS56176029U JPS56176029U (ja) 1981-12-25
JPS6113052Y2 true JPS6113052Y2 (ja) 1986-04-23

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JP7620680U Expired JPS6113052Y2 (ja) 1980-05-30 1980-05-30

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JP2019076799A (ja) * 2016-03-16 2019-05-23 富士電機株式会社 排ガス処理装置

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