JPS61129356A - パ−キングブレ−キ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

に産業上の利用分野】 本発明は自動車のパーキングブレーキ装置に係り、とく
に駆動系であってクラッチよりも駆動輪側に取付けられ
、この駆動輪を制動するためのパーキングブレーキ装置
に関する。 Ｋ従来技術力 自動車を駐車しておく際に、この自動車が自然に走出す
のを防止するために、自動車には一般にパーキングブレ
ーキが設けられており、このパーキングブレーキによっ
て駆動輪を制動するようにしている。このようなパーキ
ングブレーキは、坂道発進の際に極めて有用であって、
アクセルペダルおよびクラッチペダルの操作に関連して
このパーキングブレーキによる制動を解除することによ
って、坂道でも確実に発進することができるようになる
。 ところがトランスミッションを電子制御装置と連結して
自動的に変速動作を行なうようにした自動トランスミッ
ションを備える自動車においては、パーキングブレーキ
の解除がアクセルペダルの踏込みに同期して自動的に行
なわれるために、駆動輪にトルクが発生していない場合
にもパーキングブレーキ装置が解除され、坂道の場合に
は車両が後へずり落ちる恐れがある。すなわち自動トラ
ンスミッションの場合には、半クラッチの操作によって
車両に加わる重力加速度と駆動輪に加わる駆動力とをバ
ランスさせながらパーキングブレーキ装置を解除するこ
とができず、パーキングブレーキの解除のタイミングが
うまく得られないという欠点を有している。 に発明の目的】 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、駆動輪の駆動系にトルクが生じた後でなければパー
キングブレーキの制動が解除されないようにしたパーキ
ングブレーキ装置を提供することを目的とするものであ
る。 Ｋ発明の構成】 本発明は、自動車の駆動系であってクラッチよりも駆動
輪側に取付けら札、この駆動輪を制動するためのパーキ
ングブレーキにおいて、前記駆動輪の駆動系にトルクが
生じているかどうかを検出する手段と、前記パーキング
ブレーキの制動を解除するためのアクチュエータとを設
け、前記駆動系にトルクが生じたら前記アクチュエータ
によって前記パーキングブレーキによる制動を解除する
ようにしたことを特徴とするパーキングブレーキ装置に
関するものであって、これによって駆動輪にトルクが生
ずる前にパーキングブレーキが解除されることを防止す
るようにしたものである。

【実施例】

以下本発明を図示の一実施例につき説明する。 第１図は本発明の一実施例に係るパーキングブレーキお
よび自動トランスミッションを備えた自動車のエンジン
を示すものであって、このエンジンはトラック用のディ
ーゼルエンジン１０から構成されている。そしてこのデ
ィーゼルエンジン１０は燃料噴射ポンプ１１を備え、こ
のポンプ１１によってエンジン１０の各シリンダへ順次
燃料を供給するようになっている。燃料噴射ポンプ１゛
−１はタイマ１２を介してエンジン１０によって駆動さ
れるようになっており、しかも燃料の噴射のタイミング
をこのタイマ１２によって調整するようになっている。 さらに燃料噴射ポンプ１１はメカニカルガバナ１３を備
え、このガバナ１３によって燃料の噴射量を調整するよ
うになっている。 エンジン１０の背面側にはフライホイールハウジング１
４が設けられており、このハウジング１４内にはクラン
クシャフトの端部に固着されたフライホ・イールが収納
されるようになっている。そしてこのフライホイールの
背面側には図外のクラッチが設けられており、しかもこ
のクラッチと連結されるようにフライホイールハウジン
グ１４の背面側にはトランスミッション１５が取付けら
れている。このトランスミッション１５は、エンジン１
０の回転数を適当な値に変速し、プロペラシャフト１６
を介して駆動輪に伝達するようになっている。 上記トランスミッション１５が自動トランスミッション
を構成しており、その上部にはシフト用アクチュエータ
１７とセレクト用アクチュエータ１８とがそれぞれ設け
られている。さらにフライホイールの背面側に取付けら
れているクラッチの接続および遮断を制御するだめのク
ラッチアクチュエータ１つがトランスミッション１５の
ケーシングの外側面上に取付けられている。さらに上記
燃料噴射ポンプ１１の前端側にはコントロールラックの
位置を調整して燃料の供給母を制御するための燃料制御
用アクチュエータ２０が設けられている。これら４つの
アクチュエータ１７．１８．１９．２０は、それぞれ駆
動手段を介してマイクロコンピュータ２１の指示に基い
て駆動されるようになっている。 上記マイクロコンピュータ２１の入力側は、コントロー
ルボックス２２と接続されている。そしてこのコントロ
ールボックス２２は変速レバー２３を備えている。さら
にこのマイクロコンピュータ２１は、アクセル開度ある
いはアクセルペダル２４の踏込み量を検出するアクセル
センサ２５と接続されるようになっている。さらに上記
マイクロコンピュータ２１は、車速センサ２６、エンジ
ン回転センサ２７、ラックセンサ２８、およびクラッチ
センサ２つとそれぞれ接続されるようになっている。 車速センサ２６はトランスミッション１５の側面に設け
られており、このトランスミッション１５の出力側の回
転数によって車速を検出するようになっている。またエ
ンジン回転センサ２７はエンジン１０の前面側に取付け
られており、エンジン１０の回転数を検出するようにな
っている。またラックセンサ２８は、上記アクチュエー
タ２０の先端側に取付けられており、燃料噴射ボンブー
１１のコントロールラックの位置を検出するようになっ
ている。またクラッチセンサ２９は、上記クラッチアク
チュエータ１つの先端側に取付けられており、クラッチ
の接続および遮断の状態を検出するようになっている。 さらに本実施例に係るパーキングブレーキと連結されて
いる自動トランスミッションの演算手段を構成するマイ
クロコンピュータ２１の入力側は、パーキングブレーキ
スイッチ３０に接続されている。このパーキングブレー
キスイッチ３０はパーキングブレーキレバー３３の先１
に設けられている押釦３１によって操作されるようにな
っている。 ざらにマイクロコンピュータ２１の入力側は、トランス
ミッション１５の出力側にトルクが生じているかどうか
を検出するためのトルクセンサ３２と接続されるように
なっており、このセンサ３２によって後述するパーキン
グブレーキの解除を安全に行なうようにしている。 この自動トランスミッションと組合されているパーキン
グブレーキ３３は、トランスミッション１５の出力側で
あってプロペラシャフト１６との間に設けられており、
トランスミッション１５の出力側に取付けられたドラム
３４の外周部に設けられている。そしてこのパーキング
ブレーキ３３の作動およびその解除を行なうために、パ
ーキングブレーキ３３はパーキングブレーキ用アクチュ
エータ３５と連結されるようになっている。 つぎに以上のような構成になるこのバーキーングブレー
キ３３と連結されている自動トランスミッションの動作
について説明する。この動作はマイクロコンピュータ２
１に予め設定されているプログラムに基いて行なわれる
ようになっており、コントロールボックス２２の変速レ
バー２３の位置が自動位置の場合に変速操作が自動釣に
行なわれるようになっている。これに対して変速レバー
２３がマニュアルの位置にある場合には、手動によって
選択された変速操作が、アクチュエータ１７．１８を介
して行なわれるようになっている。 自動変速のｖＪ作についてその概要を説明すると、マイ
クロコンピュータ２１は、コントロールボックス２２の
変速レバー２３の位置が自動位置かどうかを検出し、自
動位置の場合には、一定の周期でアクセルペダル２４の
踏込み量あるいはアクセル開度と車速とをそれぞれアク
セルセンサ２５および車速センサ２６から読込む。さら
にマイクロコンピュータ２１はそのメモリに記憶されて
いるマツプを読込むとともに、このマツプをもとにして
、自動変速が可能かどうかの演算を行なう。そして自動
変速が可能な場合には、演算されたギヤ比を得るように
変速動作が行なわれる。これに対して自動変速が不可能
と判断された場合には、変速動作を行なわないようにな
っている。 自動変速の具体的な動作は、マイクロコンピュータ２１
の指令に基いて、図外の駆動手段を介して、シフト用ア
クチュエータ１７およびセレクト用アクチュエータ１８
が作動し、トランスミッション１５の歯車の選択が行な
われるようになっており、これによってトランスミッシ
ョン１５の選択された歯車の噛合せが達成されるように
なっている。従ってこのようにして所定のギヤ比が得ら
れることになる。なおこの変速動作の際には、アクチュ
エータ１つによって−たんクラッチが遮断状態に切換え
られるとともに、変速動作の終了に同期して再びクラッ
チが接続状態となるようにしている。 さらに本実施例に係る自動トランスミッションと連結さ
れているパーキングブレーキ３３は、トランスミッショ
ン１５の出力側にトルクが発生した後でなければ解除さ
れないようになって・おり、このトルクの検出をトルク
センサ３２によって行なうようにしている。そしてパー
キングブレーキ３３の解除はアクチュエータ３５によっ
て行なわれるようになっており、これによって坂道発進
の際に車両が後方へずり落ちるのを防止し、安全な坂道
発進を可能にしている。 この坂道発進の動作は第２図に示すフローチャートに基
いて行なわれるようになっており、マイクロコンピュー
タ２１はまずパーキングブレーキスイッチ３０の出力を
読込む。このスイッチ３０がＯＦＦの場合には、パーキ
ングブレーキレバーが引かれているので、パーキングブ
レーキの解除は行なわない。これに対して押釦３１によ
ってパーキングブレーキスイッチ３０が押され、このス
イッチ３０がＯＮになった場合には、アクセルセンサ２
５の出力を読込むとともに、アクセル開度、あるいはア
クセルペダル２４の踏込み量が一定の値以上かどうかの
判断を行なう。そしてアクセル開度が一定以上の場合に
は、さらにトルクセンサ３２の出力を読込むとともに、
トランスミッション１５の出力側にトルクが発生してい
るかどうかの判断を行ない、トルクが発生している場合
には、マイクロコンピュータ２１はアクチュエータ３５
によってパーキングブレーキ３３の解除を行なう。 このように本実施例に係るパーキングブレーキ装置によ
れば、実際にトランスミッション１５の出力側にトルク
が発生した場合にのみパーキングブレーキ３３が解除さ
れるようになっているために、駆動輪のタイヤにトルク
が発生しないでパーキングブレーキ３３が解除されるこ
とを防止することが可能となり、坂道において車両がず
り落ちることを確実に防止することが可能となる。また
パーキングブレーキ３３の解除のタイミングがトランス
ミッション１５の出力側のトルクの発生に同期して行な
われるために、確実に坂道発進を行なうことができるよ
うになる。２ 以上本発明を図示の一実施例につき述べたが、本発明は
上記実施例によって限定されることなく、本発明の技術
的思想に基いて各種の変更が可ｌである。例えば上記実
施例は自動トランスミッションと組合されたパーキング
ブレーキ装置に関するものであるが、本発明はマニュア
ルトランスミッションと組合されたパーキングブレーキ
装置にも適用可能であって、この場合においても、トル
クセンサによって駆動系に実際にトルクが生じた後でな
ければパーキングブレーキの解除が行なわれないように
することによって、マニュアル操作による坂道発進を容
易にすることができるようになる。 Ｋ発明の効果】 以上のように本発明は、駆動系にトルクが発生したらア
クチュエータによってパーキングブレーキによる制動を
解除するようにしたものである。 従って駆動系にトルクが発生する前にパーキングブレー
キが解除されて車両がずり落ちるのを防止することが可
能になり、車両の坂道発進を容易にすることができるよ
うになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るパーキングブレーキ装
置を備えた自動トランスミッションのブロック図、第２
図はこのパーキングブレーキ装置の制動の解除の動作を
示すフローチャートである。 なお図面に用いた符号において、 １５・・トランスミッション ３２・・トルクセンサ ３３・・パーキングブレーキ ３５・・パーキングブレーキ用アクチュエータである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動車の駆動系であってクラッチよりも駆動輪側に取付
   けられ、この駆動輪を制動するためのパーキングブレー
   キにおいて、前記駆動輪の駆動系にトルクが生じている
   かどうかを検出する手段と、前記パーキングブレーキの
   制動を解除するためのアクチュエータとを設け、前記駆
   動系にトルクが生じたら前記アクチュエータによって前
   記パーキングブレーキによる制動を解除するようにした
   ことを特徴とするパーキングブレーキ装置。