JPS61129340A - 車両用自動変速機の変速制御方法 - Google Patents

車両用自動変速機の変速制御方法

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JPS61129340A
JPS61129340A JP59249276A JP24927684A JPS61129340A JP S61129340 A JPS61129340 A JP S61129340A JP 59249276 A JP59249276 A JP 59249276A JP 24927684 A JP24927684 A JP 24927684A JP S61129340 A JPS61129340 A JP S61129340A
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JP
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engine torque
sensor
shift
change
automatic transmission
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JP59249276A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Iwatsuki
邦裕 岩月
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野1 本発明は、車両用自動変速機の変速制御方法に係り、特
に、変速中にエンジントルクを所定量だけ変更すること
によって変速特性を良好に維持するようにした車両用自
動変速機の変速11111O方法の改良に関する。 【従来の肢術1 歯車変速機構と複数個の摩擦係合装置とを備え、油圧制
御装置を1乍肋させることによって前記摩擦係合装置の
係合を選択的に切換え、?!数個の変速段のうちのいず
れかが達成されるように構成した車両用自動変速機は既
に広く知られている。 このような車両用自動変速機は、一般に、、運転者によ
って操作されるシフトレバ−と、車速を検出する車速セ
ンサと、エンジン負荷を反映していると考えられるスロ
ットル開度を検出するスロットルセンサとを備え、シフ
トレバ−のレンジに応じ、少なくとも車速及びスロット
ル開度に関係して前記摩擦係合装置の係合状態を自動的
に切換え得るようになっている。 ところで、上記のような車両用自動変速機において、変
速時にエンジントルクを変更して、良好な変速特性を得
ると共に、II涼係合装置の耐久性の確保・向上を図っ
た自動変速機及びエンジンの一体制御方法が種々提案さ
れている(例えば特開昭58−77138>。即ち、こ
の一体制御は変速時におけるエンジンからのトルク伝達
量を変更し、自動変31!機の各メンバー、あるいはこ
れらを制動するm擦係合装置でのエネルギ吸収分を制御
して短時間で且つ小さな変速ショックで変速を完了し、
運転者に良好な変速感覚を与えると共に、各摩擦係合装
置の耐久性を向上させようとしたものである。このよう
に、変速時においてエンジントルクを制御する変速制御
方法は、自動変速機とエンジンとを一体的に制師する一
つの方向性を示すものとして注目されており、相応の成
果を上げつつある。 (発明が解決しようとする問題点] し・かじながら、上述の如きエンジンのトルク変更制御
を行う場合、該トルク変更量の最適値が変速過程におけ
るそれぞれの時点において異なるという問題があった。 即ち、一般的なアクセルが踏込まれた状態でのアップシ
フトを考えると、変速初期において゛は摩擦係合装置の
相対回転が高く、該摩擦係合装置の単位時間当りの吸収
エネルギも相対的に高い傾向にある。このため、エンジ
ントルクの変更は変速の開始からできる限り早期に且つ
多量に行う必要がある。 ところが、この変速初期のトルク変更量を基準として変
速時の全体のトルク変更量を設定すると、トルク変更量
の時間的積分値が大となるため、トルク復帰に時間がか
かるだけでなく、例えばトルク変更の手段として点火遅
角制御や燃料噴射量のvI allを行った場合に理論
空燃比から外れる量が多くなり、特に変速が頻繁に行わ
れる場合には排ガスの観点上不具合が生じることになる
。 又、エンジントルクを変更する場合、当然それに見合っ
て高く、又は低く調圧された油圧を供給プることになる
が、例えばショート、断線、誤検出その他の理由によっ
てエンジントルク変更が行われなかった場合に、エンジ
ンのトルク変更が行われることを予定して低い油圧に調
圧された状態で摩擦係合装置が係合すると該摩擦係合装
置の熱負荷が大となり過ぎて耐久性が悪化するため、フ
ェイルセイフの観点からエンジントルクの変更量、待に
トルクダウンの変更量は必要以上に多く設定すべきでは
ない。 このような問題に対処する方法としては、例えばエンジ
ン回転速度やタービン回転速度等の変速に係る代表特性
値を逐次モニターし、理想状態との喝差に応じて恐適な
エンジントルクの変更量をリアルタイムでフィードバッ
クill @することが考えられる。 しかしながら、この方法は制御としては理想的であるが
、制御ロジックが?!唯になって製造コストも高価にな
るため、現実的には必ずしも最良の方法ではないという
難点がある。 【発明の目的】 本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであ
って、簡単な構成で、必要且つ充分な量のトルク変更を
最適な時期に行うことのできる車両用自動変速機の変速
制御方法を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段] 本発明は、変速中にエンジントルクを所定量だけ変更す
ることによって変速特性を良好に維持するようにした車
両用自動変速機の変速制御方法において、前記エンジン
トルクを変更する過程を、複数の区間に分割し、その各
々の区間でエンジントルク変更量を変更することとして
、上記目的を達成したものである。 又、本発明の実施態様は、前記複数の区間の分割を、エ
ンジントルク変更指令からのタイマ設定によって行うこ
ととして、簡単な制御ロジックで区間分割の実施を可能
にしたものである。 又、本発明の他の実施態様は、前記複数の区間の分割の
分割数及び各区間の長さを、変速の種類、エンジン負荷
、車速、パターンセレクトスイッチのセレクト位置、及
びロックアツプクラッチの係合状態の少なくとも1つに
応じて決定することとして、区間分割がその時点での車
両状態に応じて適正に行われるようにしたものである。 又、本発明の他の実施態様は、前記各区間でのエンジン
トルクの変更量を、変速の種類、エンジン負荷、車速、
パターンセレクトスイッチのセレクト位置、及びロック
アツプクラッチの係合状態の少なくとも1つに応じて設
定することとして、各区間でのエンジントルクの変更量
が最適に設定されるようにしたものである。 【作用1 本発明においては、1つのトルク変更過程を複数の区間
に分割し、その各々の区間でエンジントルク変更量を変
更するようにしたため、必要且つ充分な量のエンジン変
更を最適な時期に行うことができ、且つ、リアルタイム
フィードバックtall allに比べて格段に簡易な
構成とすることができる。 【実施例】 以下図面を自照して本発明の実施例を詳細に説明する。 第4図は、本発明が適用される、吸入空気量感知式の自
動車用電子燃料噴射エンジンと組合わされた自動変速機
の全体概要図である。 エアクリーナ1oから吸入された空気は、エアフローメ
ータ12、スロットル弁14、サージタンク16、吸気
マニホルド18へと順次送られる。 この空気は吸気ボート20付近でインジェクタ22から
噴射される燃料と混合され、吸気弁24を介して更にエ
ンジン本体26の燃焼至26Aへと送られる。燃焼12
6A内において混合気が燃焼した結果生成される排気ガ
スは、排気弁28、排気ボート30、排気マニホルド3
2及び排気管34を介して大気に放出される。 前記エア70−メータ12には、吸気温を検出するため
の吸気温センサ1oOが設けられている。 前記ス、ロットル弁14は、運転席に設けられた図示せ
ぬアクセルペダルと運動して回動する。このスロットル
弁14には、その開度を検出するためのスロットルセン
サ102が設けられている。又、前記エンジン本体26
のシリンダブロック26Bには、エンジン冷却水温を検
出するたの水温センサ104が配設されており、排気マ
ニホルド32の集合部分には、該集合部分における酸素
濃度を検出するための02センサ106が設けられてい
る。更に、エンジン本体26のクランク軸によって回転
される軸を有するデストリピユータ38には、前記軸の
回転からクランク角を検出するためのクランク角センサ
108が設けられている。又、自動変速flJA/Tに
は、その出力軸の回転速度から車速を検出するための車
速センサ100、及び、シフトポジションを検出するた
めのシフトポジションセンサ112が設けられている。 これらの各センサ100.102.104.106.1
08.110.112の出力は、エンジンコンピュータ
(以下ECUと称する)40に入力される。ECU40
では各センサからの入力信号をパラメータとして燃料噴
射量を計算し、該燃料噴射量に対応する所定時間だけ燃
料を噴射するように前記インジェクタ22を11 al
lする。 なお、スロットル弁14の上流とサージタンク16とを
連通させる回路にはアイドル回転制園バルブ(ISCV
)42が設けられており、ECLI40からの信号によ
ってアイドル回転数が制御されるようになっている。 ECU40は、第5図に詳細に示されるように、マイク
ロプロセッサからなる中央処理ユニット(CPLJ)4
0Aと、制御プログラムや各種データ等を記憶するため
のメモリ40Bと、前記吸気温センサ100.水温セン
サ104等からのアナログ信号をデジタル信号に変換し
て取込むための、マルチプレクサ機能を有するアナ口グ
ーデジタル変換器(A/Dコンバータ)40Cと、航記
スロットルセンサ102.02センサ106、クランク
角センサ108、車速センサ110、シフトポジション
センサ112、等からの出力を直接取込むための入力イ
ンターフェイス回路400と、前記CPIJ40Aの演
算処理結果に応じて、イグニションコイル44への点火
信号、インジェクタ22への燃料噴射信号、rscV4
2へのアイドル回転制画信号、及び、自動変速11A/
T用のECTコンピュータ50への信号を出力するため
の出力インターフェイス回路40Eとから構成されてい
る。 一方、ECTコンピュータ50は、マイクロプロセッサ
からなる中央処理ユニット(CPU)50Aと、制御プ
ログラムや各□種データ等を、記憶するためのメモリ5
0Bと、ス□ロットルセンサ1゜2、車速センサ110
、シフトポジションセンサ112、パターンセレクトス
イッチ120、ブレーキランプスイッチ122、クルー
ズコントロールスイッチ124、及びオーバードライブ
スイッチ126からの出力を入力するための入力インタ
ーフェイス回路500と、前記CPU50Aの演算処理
結果に応じて、自動変速機A/TのソレノイドS+ 、
S2、Ssに制御信号を出力するための出力インターフ
ェイス回路50Eとから構成されている。 自動変速機A/Tは、前記ソレノイドS1によって駆動
される2−3シフトバルブ61、前記ソレノイドS2に
よって駆動される1−2シフトパルプ62及び3−4シ
フトパルプ63、前記ソレノイドS3によって駆動され
るロックアツプクラッチコントロールバルブ64を備え
、シフトバルブ61.62によって第1速〜第3速のギ
ヤ゛比構成を得るための3速部ユニットが制御され、シ
フトバルブ63によってオーバードライブのギヤ比を得
るためのオーバードライブユニットがIll mされ、
ロックアツプクラッチコントロールバルブ64によって
トルクコンバータの入出力側を機械的に直結するロック
アツプクラッチが1ilJ mされるようになっている
。 又、このECU40では、クランク角センサ108から
出力されるクランク角30’毎の信号の時間間隅の逆数
が、エンジン回転速度に比例することを利用して、該ク
ランク角センサ108からの出力信号に基づいて演算に
よってエンジン回転速度を求めている。 更に、このECU40は、ECTコンピュータ5oの変
速情報(変速判断、変速指令、ロックアツプクラッチ係
合許可等)を受け、エンジントルクダウン制御を実行す
ると共に、この制御情報をECTコンピュータ50に出
力する。ECTコンピュータ5oでは、この情報に基づ
き、ロックアツプクラッチ解放指令を行ったり、上記制
御が確実に(テわれているか否かを検査する。 なお、この実施例ではECU40とECTコンピュータ
5oとを別体とし、且つエンジントルクダウンの量とタ
イミングをECU40が決定・実1テするようにしてい
るが、本発明では制御o製器の個数あるいはその制創分
担領域を限定プるものではない。 次に、第1図を用いて本実施例の作用を説明する。 第1図においては、標準的なパワーオンアップシフト(
アクセルが踏込まれた状態でのアップシフト)が行われ
るときの例が示されている。 まず、ステップ200において車速及びエンジン負荷(
スロットル開度)等に応じて従来と同様に変速判断がな
されると、ステップ202において該変速判断時を基準
としたタイマT1相当の猶予が置かれ、ステップ204
において変速指令が出される。なお、ここでタイマT1
相当の猶予を持たせたのは、短時間の間に2以上、ある
いは2段以上のいわゆる多重変速判断がなされた際に、
1番最後になされた変速判断に基づいて変速指令を出す
ためである。 ステップ204において変速指令が出されると、ステッ
プ206においてエンジンのトルクダウンの開始条件を
確認するために、ハイギヤ側係合装置の油圧のモニター
が行われ、ステップ208において該モニターされた油
圧Pが設定油圧P1よりも大きいか否かが判別される。 ステップ208において油圧Pが設定油圧P1よりも大
きくなったと判別されると、ステップ210において該
ステップ208の関係成立時を基準としたタイマT2の
猶予が置かれた後、ステップ212において燃料噴射時
間の70%減の指令が出され、エンジントルクが大きく
減少される。 なお、油圧Pが設定油圧P1よりも大きくなった時点か
らタイマT2の猶予を置いたのは、エンジンのトルク変
更開始時期をより適確に決定するためである。具体的に
はこのタイマT2は自動変速機の各メンバーが回転数変
化を開始する時点に対応させるべく変速の種類、スロッ
トル開度、パターンセレクトスイッチのセレクト位置等
に応じて決定される。 ステップ212において燃料噴射時間の70%減少指令
が出された後は、ステップ214にあいてこの状態が時
間T3だけ維持され、ステップ216において噴射時間
、が3o%減少に緩和され、更に、ステップ218にお
いてこの状態が時IT、だけ推持された後ステップ22
0において噴射時間の復帰指令が出される。 この実施例では、このようにして、エンジントルクの変
更過程を2つに分割すると共に、変更開始時の方をより
大きくトルクダウンさせるようにして、摩擦係合装置の
熱負荷の状態に対応した制御がなされるようにしている
。 なお、図中の符号FT%Fpは、それぞれタイマフラグ
、フェイズフラグを示しており、各ステップ202.2
08.210.214.218における条件が成立する
までの間、フ〇−の進行を浮止・維持させるために設け
られたもので、リセット後のフローにおいて各ステップ
202、’208.210.214.218の直前に進
むように構成しである。 次に、第2図を用いて本発明の第2実施例について説明
する。 まず、ステップ300において変速判断がなされると、
ステップ302においてタイマT1相当の猶予が置かれ
た後ステップ304において変速指令が出される。ここ
までは第1図の流れ図と同様である。 ステップ304において変速指令が出されると、ステッ
プ306においてエンジンのトルクダウンの開始時期を
認識するためにエンジン回転速度Neがモニターされ、
更に、エンジントルク変更時の各分割区間の長さ及びト
ルク変更量を調整するために、変速の種類及びエンジン
負荷を反映していると考えられるスロットル開度θが併
わせでモニターされる。 次に、ステップ308において、今回モニターされたエ
ンジン回転速度Ne +が前回モニターされたエンジン
回転速度Net−+よりも小さいか否かが判別され、こ
の関係が成立するとエンジンのトルク変更開始条件が成
立したと見なされて、ステップ310において燃料噴射
時間の70%±αの減少指令が出される。このαは変速
の種類、スロットル開度に応じて設定される補正項であ
る。 ステップ310における燃料噴射時間の70%±α減少
指令は、ステップ312において時間T5±βだけ継続
された後、ステップ314において30%±0.5α減
少指令に緩和される。ここで、βは、変速の種類、スロ
ットル開度に応じて設定された分割区間の長さの補正項
である。 ステ、ツブ314における燃料噴射時間の30%±0.
5α減少指令は、ステップ316における関係が成立す
るまで継続される。ステップ316においてNoは自動
変速機の出力軸回転速度、IHはハイギヤ側ギヤ比、N
1は変速の種類及びスロットル開度θに応じて予め定め
られた定数である。なおこの関係は自動変速機の各メン
バーが同期回転状態となる時点に相当する。 ステップ316の関係が成立すると、ステップ318に
進み燃料噴射時間の減少指令が15%に更に緩和される
。この指令はステップ320において時間T6だけ継続
され、ステップ322において燃料噴射時間の完全復帰
指令が出される。 なお、図においてFT、Fpは、前述第1図と同様の趣
旨で設けられたものである。 上記実施例によれば、エンジントルクの変更区問を3段
階に分割し、且つ、エンジントルクの開始時点から順に
トルク変更量を減少するようにしたため、トルク変更の
鐘とタイミングを摩擦係合装置の熱負荷、あるいは変速
ショックとの関係で一層適確に制御することができる。 又、分割区間の長さ及び各区間におけるトルク変更量を
、変速の1類及びスロットル開度に応じて変更・修正す
るようにしたため、車両の走行状態に応じて一層適確な
トルク変更IJIIIを行うことができる。 更に、上記実7i!例においては、区間分割の方法とし
て、第2区間と第3区問とをタイマによらず、自動変速
機が同期状態に入ったか否かをもって分割する方法を採
用したため、第2区間の終了時期が適切に設定され、エ
ンジントルクの変更量を適切なタイミングで変更するこ
とができる。 次に、第3図に第2図における流れ図に基づいた変速過
渡特性線図を示す。 エンジントルク制菌自体の効果は周知であるため、ここ
では1つのくパワーオンアップシフト)変速について、
エンジントルクダウン量を固定した場合との対比におい
て本実施例の有効性が示しである。 図でA点は変速判断時、8点は変速指令時、0点は燃料
噴射時間の70%±α減少指令時、0点は燃料噴射時間
の30%±0.5a減少指令時、5点は同じく15%減
少指令時、F点は復帰指令時をそれぞれ示している。 又、図中、エンジン回転速度Ne、摩擦係合装置のエネ
ルギ吸収率01同吸収量Qにおける実線、1点鎖線、2
点l纏は、同−変速時間且つ略同−出力軸トルクで、エ
ンジン回転速度Neの推移の仕方によって摩擦係合装置
のエネルギ吸収率−Q、同吸収IQがどのように推移す
るかを示している。 −股に、Q=TcXωCである。ここでTcは摩擦係合
装置でのトルクであり、図の作用油圧PCに比例する。 又ωCは*擦係合装置の相対回転速度であり、エンジン
回転速度Neに依存する。 なおエネルギ吸収量Qは吸収率Qの時間積分値である。 図から明らかなように、自動変速機の各メンバーが変速
のための回転数変化を開始した以降作用油圧Pcはアキ
ュムレータの機能によりあまり変化しないため、エネル
ギ吸収率δは摩擦係合装置の相対回転速度ωCの大きい
該摩擦係合装置の係合開始初期で最大となり、徐々に低
下する。 又、相対回転速度ωCは、エンジン回転速度Neに依存
するため、該エンジン回転速度Neが1点wAIlll
のように凸になる場合と2点鎖線のように凹になる場合
とでは図に見られるようにエネルギ吸収率Qの積分値で
ある同吸収量Qの値は大幅に異なる。このことは、摩擦
係合装置の係合初期でのエンジン回転速度の変化率Ne
が吸収IQの値に大きく影響することを意味する。 一般に吸収jIQが大となる程摩擦係合装置の熱負荷は
増大する。熱負荷の増大によって摩擦係合装置のライニ
ングが損傷すると摩擦係数μが小さくなるため、吸収率
Qの特性は凸傾向となり、より損傷を早める悪循環を呈
するようになる。又、自動変速機のメンバーの回転数変
化は図の01点より開始されるが、一般にこれをエンジ
ン回転速度Neのモニターによって検出しようとした場
合、先ずトルクコンバータの滑りのためエンジン回転速
度Neの低下開始自体がこのC1点よりやや遅れる(0
2点)。更に、現実的に該回転数変化開始時期を判別す
るためには、誤動作を防止するためにある程度エンジン
回転速度Neが実際に低下した時点と°せざるを得ない
(0点)。従って1.このような遅れを考慮するとエン
ジン回転速度Neの回転数変化を判別したらできる限り
早急にエンジントルクダウン量を大きくとって図の2点
鎖線のような凹傾向の特性を得るのが望ましいことにな
る。 又、エンジントルク変更指令が出された後実際にエンジ
ントルクが変更されるまでには時間遅れがあるが、その
応答性はトルクダウン量が大きい程良好である。従って
、早急にエンジントルクを低下させたいときは大きな量
のトルクダウン指令を出すのがよいことになる。 一方、1ii述したように、エンジンのトルクダウン量
はエンジン自体の機能的制約、あるいは排ガスの悪化防
止等の他の制約により無制限には大きく取れず、又、前
述したようにフェイルセイフの面から変更時間、あるい
は全体の変更量の時間積分値は小さい程好ましい。 以上の点から、一般的なパワーオンアップシフトにおい
ては、エンジン回転速度Neのモニターによりエンジン
トルクの変更開始時期を検出した場合には、所定の短時
因だけはトルクダウン量を大とし、その後該トルクダウ
ン量を減少させるのが望ましいことが理解できる。前記
実施例によれば、トルク変更の過程を3つの区間に分割
し、その各々の区間でエンジントルク変更lを変更する
こととしたため、上記要請を容島に実現することができ
るウ 一方、トルク復帰を図の破線Xのように急激に行うと出
力軸トルクに落込みが発生する可能性があるが(破線Y
)、これを解消するために図の破線2のようにトルク復
帰を徐々に行うようにした場合、制御ロジックがかなり
複雑になるが、前記実施例によれば、簡単なロジックで
図の破線2と同等な効果を持たせることが可能である。 なお、本発明における各区間の分割方法は、上記実施例
に限定されるものではなく、例えばエンジン回転速度、
あるいはタービン回転速度等の回転系の逐次モニター、
あるいはハイギヤ側係合装置への油路に設けられたアキ
ュムレータのピストン位置の逐次モニター、あるいはこ
れらとタイマとの組合わせ等によることも可能である。 又、本発明における分割区間の数あるいは長さの設定に
ついても上記実施例に限定されるものではなく、例えば
変速の種類、エンジン負荷の他に車速、パターンセレク
トスイッチのセレクト°位置、あるいはロックアツプク
ラッチの係合状態等に応じて適宜変更・設定するように
すると一層良好である。 更に、本発明においては、各区間でのエンジントルクの
変更量の設定に際し、これを変速の種類、エンジン負荷
、車速、パターンセレクトスイッチのセレクト位置、及
びロックアツプクラッチの係合状態等に応じて設定する
ようにすると一層適確な1lill wJが可能である
。この場合、上記実施例のように、予め設定されていた
変更量をこれらの各種条件に応じて晦正するようにして
もよく、又は、これらの各条件を考慮した多次元マツプ
によって設定するようにしてもよい。 【発明の効果1 以上説明した通り、本発明によれば、簡単な制御ロジッ
クで必要且つ充分なトルク変更を最適な時期に行うこと
ができるという浸れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る車両用自動変速機の変速制御方
法の実施例を示す流れ図、 第2図は、同じく他の実施例を示す流れ図、第3図は、
上記第2図の実施例における変速過渡特性線図、 第4図は、上記実施例が適用された吸入空気量感知式の
自動車用電子燃料噴射エンジンと組合わされた自動変速
機の全体R要因、 第5図は、上記エンジン及び自動変速機の入出力関係を
抽出して示すブロック線図である。 A・・・変速判断時、 B・・・変速摺今時、 C・・・エンジントルク変更指令時、 ■・・・エンジントルク強制復帰時、 T1〜Ts・・・タイマ(一定時間)、102・・・ス
ロットルセンサ、 112・・・車速センサ、 120・・・パターンセレクトスイッチ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変速中にエンジントルクを所定量だけ変更するこ
    とによつて変速特性を良好に維持するようにした車両用
    自動変速機の変速制御方法において、前記エンジントル
    クを変更する過程を、複数の区間に分割し、その各々の
    区間でエンジントルク変更量を変更することを特徴とす
    る車両用自動変速機の変速制御方法。
  2. (2)前記複数の区間の分割を、エンジントルク変更指
    令からのタイマ設定によつて行うことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の車両用自動変速機の変速制御方
    法。
  3. (3)前記複数の区間の分割の分割数及び各区間の長さ
    を、変速の種類、エンジン負荷、車速、パターンセレク
    トスイツチのセレクト位置、及びロツクアツプクラツチ
    の係合状態の少なくとも1つに応じて決定することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の車両
    用自動変速機の変速制御方法。
  4. (4)前記各区間でのエンジントルクの変更量を、変速
    の種類、エンジン負荷、車速、パターンセレクトスイツ
    チのセレクト位置、及びロツクアツプクラツチの係合状
    態の少なくとも1つに応じて設定することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の車両用自動変速機の変速制
    御方法。
JP59249276A 1984-11-26 1984-11-26 車両用自動変速機の変速制御方法 Pending JPS61129340A (ja)

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JP59249276A Pending JPS61129340A (ja) 1984-11-26 1984-11-26 車両用自動変速機の変速制御方法

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