JPS6112918Y2 - - Google Patents

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JPS6112918Y2
JPS6112918Y2 JP2135378U JP2135378U JPS6112918Y2 JP S6112918 Y2 JPS6112918 Y2 JP S6112918Y2 JP 2135378 U JP2135378 U JP 2135378U JP 2135378 U JP2135378 U JP 2135378U JP S6112918 Y2 JPS6112918 Y2 JP S6112918Y2
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JP
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air passage
case
electric blower
air
intake
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JP2135378U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電気掃除機の特に吸気側風路におけ
る消音構造に関するものである。
従来、この種電気掃除機において集塵用フイル
タを通過した空気流が電動送風機に吸い込まれる
際ほぼ90度の方向転換を図るような構造のものに
あつては、その方向転換部において各部の空気流
が一定でなく特に電動送風機への吸気口に対し方
向転換する前の空気流はその一部がそのまま転換
部の直交壁面にあたり一旦反対方向に方向転換し
てその後吸気口に吸い込まれるようになるため、
この部分でうず流や干渉が発生し、これが騒音の
原因となつていた。
この考案は、上記従来の欠点を除去したもの
で、電動送風機の吸気側風路における空気流を安
定にして騒音を減少させた静粛な電気掃除機を提
供するものである。
構 成 以下この考案の一実施例について説明すると、
1は本体ケースで、上ケース1A、下ケース1
B、中蓋1Cで概ね構成され、これらの結合によ
つて略L字状の形状を成す本体ケース1が構成さ
れる。また1Dは前蓋で、吸込口2を上部に有す
る。さらに1Eは後蓋で、排気口3を有してい
る。4は上ケース1Aに形成した通気口、5,6
は下ケース1Bに取り付けた移動用の車輪であ
る。7は中蓋1Cに形成した通気口で、前記上ケ
ース1Aの通気口4に対応して設けられている。
8は前記中蓋1Cの外周縁に一体的に装着したパ
ツキンで、上ケース1Aと下ケース1Bと中蓋1
Cとのそれぞれの接合部の気密を維持する。
9は本体ケース1内において、その略中央部に
位置する様に収納設置された電動送風機、10は
同じく本体ケース1の後部に位置して設置された
コードリールで、このコードリールは前記下ケー
ス1Bの内底面より一体に突設した壁11より形
成されたコードリール室10Aに収納設置され、
また前記電動送風機9は下ケース1Bとは別個に
形成した内ケース12内に収納された状態で設置
されている。
13は内ケース12の内側面に沿つて配設した
金属製の遮音板である。下ケース1B内は内ケー
ス12とコードリール室10Aの壁11によつて
内部が仕切られ、内ケース12内の内側風路14
と、壁11および内ケース12の外面と下ケース
1Bの内面との間に形成される外側風路15とが
形成され、これら両風路は下ケース1B内前方で
互いに連通し、排気口3に連通している。
16,17は電動送風機9を内ケース12に支
持する防振ゴム、18は内ケース12内を電動送
風機9を境として吸気室19と排気室20とに仕
切る仕切り壁、40は電動送風機9の吸気面に対
して平行な平行風路、41はこの平行風路40と
一連に形成されかつ前記電動送風機9の吸気面に
垂直な垂直風路であり、この平行風路40と垂直
風路41とで電動送風機9と集塵用フイルタ31
との間の吸気風路を形成している。そして21は
吸気室19内に設置した吸音材で、上面と、一側
面とに跨つて開放する凹部21Aの側面中央に貫
通孔21Cを形成しており、この貫通孔21Cが
上述の垂直風路41を構成している。さらにこの
凹部21Aは上部開放部に傾斜面21Bを形成
し、底部に貫通孔21Cを中心にして左右対称な
曲面21D,21Eを形成している。そしてこの
曲面21D,21Eは、平行風路40の風路端に
設置した上記吸音材21を平行風路40を囲んで
対向する2つの風路壁面21F,21Gのそれぞ
れから連続的にかつほぼ対称的に腕曲し、断面が
3字の寝た形状に形成したものである。
39は貫通孔21Cと対向して内ケース12の
風路壁面に水平に設置したスタビライザーで、具
体的には平行風路40内に垂直風路41のほぼ中
心軸上でかつ垂直風路41の風上側の風路端に位
置して前記平行風路40巾のほぼ2分の1の巾を
持つように設けられている。。なお、この風路壁
面とは第6図の対向する2つの風路壁面21F,
21Gの間で、貫通孔21Cを有する側と対向す
る側の風路壁面であり、この実施例においては遮
音板13の後方内側面、つまりコードリール側の
内側面がこの風路壁面に相当する。
よつて該風路壁面に沿つて流れる空気流を貫通
孔21Cに向つて90度方向転換する機能を有す
る。
22は下ケース1Bに一体に形成した隔壁で、
電動送風機9の排気室20に形成した内側風路1
4を左右に2分している。
23はこの隔壁の両面に沿つて設置した吸音
材、24は外側風路15に設置した吸音材、25
は内側風路14と外側風路15とが連通する空気
流の折り返部すなわち前蓋1Dの背面と下ケース
1Bの前面との間に介装した吸音材である。
26は本体ケース1の上部に着脱自在に装着さ
れた集塵ケースで、下面後方に形成した係止突起
27が上ケース1Aの後部に形成された係合凹部
28に係合し、前方上部を同じく上ケース1Aの
前部に設けた掛け金装置29により本体ケース1
に結合されている。
30は集塵ケース26のハンドル、31は筒状
の集塵フイルターで、底部と両端部に合成樹脂よ
りなる枠体32,33を形成して他の部分を断面
波形状に折られた濾材34で構成し、吸込口側端
部の枠体32に形成したフランジ部32Aの周縁
に気密保持用のパツキン35を装着して前記集塵
ケース26の一端開口部26Aより挿入設置され
ている。
36は集塵ケース26の底部に設けた通気口
で、本体ケース1の上ケース1Aに設けた通気口
4に連通している。37は集塵ケース26の上部
内面に沿つて設けた金属板等よりなる遮音板で、
電動送風機9の駆動音がケース壁面を透過して外
部へ放出されるのを抑制する作用を有する。なお
8A,8Bはパツキン8と一体に形成され、中蓋
1Cと上ケース1Aおよび中蓋1Cと下ケース1
Bあるいは内ケース12との接合部における気密
を保つものである。38は排気口3に対応して後
蓋1Eの内面に取り付けた排気浄化用のフイルタ
ーである。
以上の構成からなるものにおいて、その作用を
説明する。電動送風機9を駆動すると、吸込口2
より吸い込まれた塵埃を含む空気流は、まず集塵
ケース26内に入り、ここで集塵フイルター31
に形成した断面板形状の濾材34で塵埃が濾過さ
れ、清浄な空気流が通気口36,4,7をそれぞ
れ通過して内ケース12の吸気室19に入る。そ
して電動送風機9、排気室20、内側風路14、
外側風路15をそれぞれ通つて後蓋1Eの排気口
3から外部へ排出される。
上記運転時、電動送風機9の駆動に伴い騒音が
発生するが、この騒音が吸気風路あるいは排気風
路を通して外部に伝播されるが、上記の如く吸音
材21,23,24を効果的に要部に設けている
ため、著しく軽減されるものであり、また本体ケ
ース1の壁面を溶過して直接外部へ放出される音
については、前記電動送風機9自体を下ケース1
Bとは別体に形成した内ケース12内に収納して
下ケース1B内へと収納しているため、2重壁構
造を構成し、ケース壁面を透過して外部へ放出さ
れる騒音もきわめて小さくすることができ、従来
のものに比較して一段と静粛な掃除が可能であ
る。
上記各風路内における消音作用について、さら
に詳しく述べると、まず排気風路を伝播して排気
とともに外部へ放出される騒音は、空気流が内側
風路14を通過して本体前方へ向かう際に、隔壁
22に沿つて設けた吸音材23によつて吸音さ
れ、該部で吸音された後、すぐに空気流は180度
方向転換されて外側風路15に入り、ここでさら
に吸音材24で吸音されて本体後方の排気口3へ
送られ、外部に放出されるものであるから、排気
口3までに達する前に大部分の騒音は吸音され
る。なお方向転換部で直接ケース壁面を透過して
外部へ放出しようとする音は吸音材25で吸音さ
れる。一方吸気風路を伝播して集塵ケース26側
から外部へ放出される騒音は、空気流に逆らい吸
気室19から各連通口7,4,36を通つて集塵
ケース26内へと伝播するが、前記吸気室19内
に設置した吸音材21で吸音され、かつ空気流と
逆方向に伝播するために排気風路に比べて吸音材
21の吸音効果は大きいし騒音が発生しずらい形
状にしたため、2重構造は不要となる。なお集塵
ケース26内に入つた騒音および内部で発生した
気流音がケース壁面を透過して外部へ放出される
のを小さくするように集塵ケース26の内面に設
けた金属製の遮音板37が防止する。
また、上記吸音材21は吸気風路内において、
吸い込み空気流が垂直方向から水平方向へとほぼ
90度方向転換する部分に対応して設けてあり、し
かもその空気流を凹部21Aの傾斜面21B、貫
通孔21Cを順次通過させることによつて電動送
風機9へ導くようにしているから、この部分で伝
播する騒音に対しては吸音効果によつて吸収する
ことが可能である。
又、垂直方向の吸い込み空気流を考えてみると
垂直風路41である貫通孔21Cにほぼ対応する
流域部分は直接貫通孔21Cから電動送風機9へ
と吸い込まれてゆくが、一方貫通孔21Cに対応
しない空気風路の左右風路壁面21F,21Gに
近い流域部分はそのまま平行風路40のそれぞれ
の風路壁面21F,21Gを流れ、ゆるやかに方
向を変えて底部に達し、そのままゆるやかに方向
を変えて反転し、それぞれ貫通孔21Cに吸い込
まれてゆくような分割された流れの自然な方向転
換がおこなわれる。そのため、吸気風路の底部や
コーナ部分でうず流が発生し、これが騒音を発生
する原因となつているが、との底部に形成した曲
面21D,21Eによつて、空気流は外側から中
心つまり貫通孔21Cの方向に円滑に反転してそ
のまま吸い込まれることとなり、この部分での不
均一な空気流による騒音の発生を防止できるもの
である。又2個の曲面21D,21Eはほぼ対称
的に形成されているので、この2個の曲面21
D,21Eにより方向を反転した空気流は互いに
干渉することがなく、2次騒音の発生がきわめて
少ないものである。
なお、貫通孔21Cに対抗して水平に設置した
スタビライザー39は、貫通孔21Cからその前
方向に離れた流域の空気流が、一旦貫通孔の前面
を行き過ぎ、かつ反転して吸い込まれるのを吸気
風路底部にぶつかる前に空気流を貫通孔21Cに
直接吸い込まれるようにしてこの部分での空気の
ゆらぎ減少を少なくし、安定した空気流をつく
り、耳ざわりな音を少なくする。
効 果 以上説明したようにこの考案によれば、電動送
風機と集塵用フイルタとの間に前記電動送風機の
吸気面に対して平行な平行風路と、この平行風路
と一連に形成されかつ前記電動送風機の吸気面に
垂直な垂直風路とからなる吸気風路を形成し、こ
の吸気風路内に吸音材を設置するようにしたもの
において、前記平行風路内に前記垂直風路のほぼ
中心軸上でかつ前記垂直風路の風上側の風路端に
位置して前記平行風路巾のほぼ2分の1の巾を持
つスタビライザー39を設け、前記平行風路の風
路端に設置した前記吸音材を前記平行風路を囲ん
で対向する2つの風路壁面のそれぞれから連続的
にかつほぼ対称的に腕曲し、その断面が3字の寝
た形状に形成したので、電動送風機から発生する
騒音が吸気風路を通つて外部へ放出される音を小
さくできるとともに、前記吸音材は吸気風路内を
通る空気流を整流して効率よく電動送風機へと導
くように設置しているから、気流音の発生を防止
して一段と消音効果を大きなものとする等の効果
を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による電気掃除機の一実施例
を示す側断面図、第2図は第1図の−線断面
図、第3図は同−線断面図、第4図は同−
線断面図、第5図は一部欠載した内ケースの斜
視図、第6図は吸気風路側に設置した吸音材の斜
視図を示す。 図中、1は本体ケース、9は電動送風機、2
1,23,24,25は吸音材、21D,21E
は曲面、21F,21Gは風路壁面、26は集塵
ケース、31は集塵用フイルター、39はスタビ
ライザー、40は平行な風路、41は垂直な風
路。なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電動送風機と集塵用フイルタとの間に前記電動
    送風機の吸気面に対して平行な平行風路と、この
    平行風路と一連に形成されかつ前記電動送風機の
    吸気面に垂直な垂直風路とからなる吸気風路を形
    成し、この吸気風路内に吸音材を設置するように
    したものにおいて、前記平行風路内に前記垂直風
    路のほぼ中心軸上でかつ前記垂直風路の風上側の
    風路端に位置して前記平行風路巾のほぼ2分の1
    の巾を持つスタピライザーを設け、前記平行風路
    の風路端に設置した前記吸音材を前記平行風路を
    囲んで対向する2つの風路壁面のそれぞれから連
    続的にかつほぼ対称的に弯曲し、その断面が3字
    の寝た形状に形成したことを特徴とする電気掃除
    機。
JP2135378U 1978-02-21 1978-02-21 Expired JPS6112918Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2135378U JPS6112918Y2 (ja) 1978-02-21 1978-02-21

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2135378U JPS6112918Y2 (ja) 1978-02-21 1978-02-21

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Publication Number Publication Date
JPS54125176U JPS54125176U (ja) 1979-09-01
JPS6112918Y2 true JPS6112918Y2 (ja) 1986-04-22

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ID=28854061

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JP2135378U Expired JPS6112918Y2 (ja) 1978-02-21 1978-02-21

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