JPS6112828B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6112828B2 JPS6112828B2 JP53141782A JP14178278A JPS6112828B2 JP S6112828 B2 JPS6112828 B2 JP S6112828B2 JP 53141782 A JP53141782 A JP 53141782A JP 14178278 A JP14178278 A JP 14178278A JP S6112828 B2 JPS6112828 B2 JP S6112828B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insertion port
- container
- hanging
- fabric
- hanging part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はランニングタイプのフレキシブルコン
テナー（以下コンテナーと略称する）の吊り部の
改良に関するもので、コンテナー取扱い作業によ
る吊り部の破損を防ぎ安全の確保と品質向上を達
成しうる製品を提供しようとするものである。 従来コンテナー吊り部には胴部に使用する布と
同一のものを一枚或いは数枚重ね合わせて吊りベ
ルトを縫いつけたものが使用されておりこれをゴ
ム引布の場合は接着剤あるいは成型加硫により、
樹脂加工布の場合は、ウエルダー接着により本体
胴部に接合する。通常の使用条件下ではJISに規
定した条件を満足していれば吊り部が破損するよ
うなことはまずないが、現実にはコンテナー搬送
時に吊りロープのホツクへのかけ方が悪かつたり
フオークリフトで一本の吊りロープをひつかけて
引きづつたりするケースがある。このような場合
には、一部の吊りロープから吊りベルトに衝撃力
が加わりベルト差込口の布が引裂けてコンテナー
の安全性を著しく損い、場合によつては作業者の
生命に影響を与えることがある。これはコンテナ
ーの吊り部が主として垂直方向の力を支える前提
にたつて設計されており従つてベルト差込口に引
裂きの力がかかることは、あまりない筈であるが
上述のような過酷な使用条件下では垂直方向から
ある角度をもつて力がかかるためベルト差込口に
引裂きの力が作用するからである。このベルト差
込口の破損を防止するためさまざまな対策が実施
されているがこれまでの主たる有効な方法は胴布
の共布を１枚ないし数枚をベルト差込口周辺に貼
りつけ補強することである。これによりベルト差
込口の耐引裂き強さは２〜３倍程度まで向上する
がまだ充分でない。 本発明者らはこのような現状に鑑みコンテナー
の吊り部におけるベルト差込口の強力を改善すべ
く鋭意研究を重ねた結果高強力合成繊維糸からな
る細巾状織物をベルト差込口の周辺に装着して補
強することにより高度にその目的を達成すること
を見い出し本発明を完成したものである。以下本
発明の実施例を図面において説明する。 第１図において吊りベルト１はコンテナーの吊
り部２のベルト差込口３に挿通して、コンテナー
を吊り上げる。第２図はベルト差込口３の断面図
を示したもので、外層布４ａ，４ｂはコンテナー
の胴部と同一素材の布からなつている。外層布４
ａ，４ｂの内側面には共に補助補強布５ａ，５ｂ
が装着されている。この補助補強布５ａ，５ｂの
素材は縫製の便ならしめるため外層布と同一の素
材が使用される。６は高強力合成繊維からなる細
巾状の織物で、補助補強布５ａ，５ｂの間にサン
ドイツチ状に接着処理して第３図、第４図に示す
ように差込口３の周辺に補強布として取付けられ
る。細巾状織物６は通常１枚の使用で充分である
がこのようにして得られた吊り部２のベルト差込
口３はいかなる方向の力に対しても非常に強い抵
抗値を示し苛酷な取り扱いにも耐える。 細巾織物６に使用する繊維は高強力合成繊維糸
であれば何でも良いが高強力、低収縮、高耐熱
性、耐薬品性のある点でポリエステル、ナイロ
ン、ビニロンのフイラメント糸が好適であり糸の
太さは250デニールから6000デニール、好ましく
は1000デニールから3000デニールである。織物組
織は何でも良いが平又は綾組織が好適であり打込
本数は、タテ方向で３本／cmから30本／cm、好ま
しくは５〜10本でありヨコ方向で２本／cmから15
本／cm、好ましくは４〜10本である。織物の巾は
0.5cmから５cm、好ましくは１〜３cmであり、細
巾織機で織られたものでも広巾織物を任意の巾に
カツトしたものでも、どちらでも良い。使用する
細巾状の織物を採用するに当つては接着効果を低
下させぬよう配慮することが肝要である。本発明
は上記のように構成されるが、これにより安全性
や品質の大きく向上したコンテナーを提供するこ
とができる。 実施例 1000デニールのポリエステルフイラメント糸を
用いたタテヨコ夫々６本／cmの打込みの織物の両
面に適切な配合の軟質塩化ビニールを塗布した材
料を作成し、これを用いたCWL型のコンテナー
を製造した。吊り部２における各種構成による効
果を示せば次の通りである。 【表】
テナー（以下コンテナーと略称する）の吊り部の
改良に関するもので、コンテナー取扱い作業によ
る吊り部の破損を防ぎ安全の確保と品質向上を達
成しうる製品を提供しようとするものである。 従来コンテナー吊り部には胴部に使用する布と
同一のものを一枚或いは数枚重ね合わせて吊りベ
ルトを縫いつけたものが使用されておりこれをゴ
ム引布の場合は接着剤あるいは成型加硫により、
樹脂加工布の場合は、ウエルダー接着により本体
胴部に接合する。通常の使用条件下ではJISに規
定した条件を満足していれば吊り部が破損するよ
うなことはまずないが、現実にはコンテナー搬送
時に吊りロープのホツクへのかけ方が悪かつたり
フオークリフトで一本の吊りロープをひつかけて
引きづつたりするケースがある。このような場合
には、一部の吊りロープから吊りベルトに衝撃力
が加わりベルト差込口の布が引裂けてコンテナー
の安全性を著しく損い、場合によつては作業者の
生命に影響を与えることがある。これはコンテナ
ーの吊り部が主として垂直方向の力を支える前提
にたつて設計されており従つてベルト差込口に引
裂きの力がかかることは、あまりない筈であるが
上述のような過酷な使用条件下では垂直方向から
ある角度をもつて力がかかるためベルト差込口に
引裂きの力が作用するからである。このベルト差
込口の破損を防止するためさまざまな対策が実施
されているがこれまでの主たる有効な方法は胴布
の共布を１枚ないし数枚をベルト差込口周辺に貼
りつけ補強することである。これによりベルト差
込口の耐引裂き強さは２〜３倍程度まで向上する
がまだ充分でない。 本発明者らはこのような現状に鑑みコンテナー
の吊り部におけるベルト差込口の強力を改善すべ
く鋭意研究を重ねた結果高強力合成繊維糸からな
る細巾状織物をベルト差込口の周辺に装着して補
強することにより高度にその目的を達成すること
を見い出し本発明を完成したものである。以下本
発明の実施例を図面において説明する。 第１図において吊りベルト１はコンテナーの吊
り部２のベルト差込口３に挿通して、コンテナー
を吊り上げる。第２図はベルト差込口３の断面図
を示したもので、外層布４ａ，４ｂはコンテナー
の胴部と同一素材の布からなつている。外層布４
ａ，４ｂの内側面には共に補助補強布５ａ，５ｂ
が装着されている。この補助補強布５ａ，５ｂの
素材は縫製の便ならしめるため外層布と同一の素
材が使用される。６は高強力合成繊維からなる細
巾状の織物で、補助補強布５ａ，５ｂの間にサン
ドイツチ状に接着処理して第３図、第４図に示す
ように差込口３の周辺に補強布として取付けられ
る。細巾状織物６は通常１枚の使用で充分である
がこのようにして得られた吊り部２のベルト差込
口３はいかなる方向の力に対しても非常に強い抵
抗値を示し苛酷な取り扱いにも耐える。 細巾織物６に使用する繊維は高強力合成繊維糸
であれば何でも良いが高強力、低収縮、高耐熱
性、耐薬品性のある点でポリエステル、ナイロ
ン、ビニロンのフイラメント糸が好適であり糸の
太さは250デニールから6000デニール、好ましく
は1000デニールから3000デニールである。織物組
織は何でも良いが平又は綾組織が好適であり打込
本数は、タテ方向で３本／cmから30本／cm、好ま
しくは５〜10本でありヨコ方向で２本／cmから15
本／cm、好ましくは４〜10本である。織物の巾は
0.5cmから５cm、好ましくは１〜３cmであり、細
巾織機で織られたものでも広巾織物を任意の巾に
カツトしたものでも、どちらでも良い。使用する
細巾状の織物を採用するに当つては接着効果を低
下させぬよう配慮することが肝要である。本発明
は上記のように構成されるが、これにより安全性
や品質の大きく向上したコンテナーを提供するこ
とができる。 実施例 1000デニールのポリエステルフイラメント糸を
用いたタテヨコ夫々６本／cmの打込みの織物の両
面に適切な配合の軟質塩化ビニールを塗布した材
料を作成し、これを用いたCWL型のコンテナー
を製造した。吊り部２における各種構成による効
果を示せば次の通りである。 【表】
図面は本発明の実施例であり第１図は吊り部の
平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図
はベルト差込口において、補助補強布に更に細巾
状高強度織物を装着して補強した状態を示す平面
図、第４図は第３図のＢ−Ｂ断面図である。 １……吊りベルト、２……吊り部、３……吊り
ベルトの差込口、４ａ，４ｂ……吊り部の外層
布、５ａ，５ｂ……補助補強布、６……高強力合
成繊維からなる細巾状織物。
平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ断面図、第３図
はベルト差込口において、補助補強布に更に細巾
状高強度織物を装着して補強した状態を示す平面
図、第４図は第３図のＢ−Ｂ断面図である。 １……吊りベルト、２……吊り部、３……吊り
ベルトの差込口、４ａ，４ｂ……吊り部の外層
布、５ａ，５ｂ……補助補強布、６……高強力合
成繊維からなる細巾状織物。
Claims (1)
- １ 吊りベルトの差込口周辺において、外層布間
に補助補強布を装着すると共にこの補助補強布間
に高強力合成繊維からなる細巾状織物を装着して
なるフレキシブルコンテナーの吊り部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14178278A JPS5571261A (en) | 1978-11-16 | 1978-11-16 | Hanger part for flexible container |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14178278A JPS5571261A (en) | 1978-11-16 | 1978-11-16 | Hanger part for flexible container |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5571261A JPS5571261A (en) | 1980-05-29 |
| JPS6112828B2 true JPS6112828B2 (ja) | 1986-04-10 |
Family
ID=15300034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14178278A Granted JPS5571261A (en) | 1978-11-16 | 1978-11-16 | Hanger part for flexible container |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5571261A (ja) |
-
1978
- 1978-11-16 JP JP14178278A patent/JPS5571261A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5571261A (en) | 1980-05-29 |
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