JPS6112805Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、自転車競技等の競技中に使用するスポ
ーツ飲料ボトルに係る。

本案は、使用に便利で且つ衛生的であり、構造
並びに製作簡単で安価なものを提供しようとする
ものである。

以下、図示の実施例について説明する。

図示のものは、広口の口部１１を有し、圧迫に
対して弾性変形可能な合成樹脂製の液体用容器本
体１を設け、該容器本体の口部に先端２１が細く
なつた吸口２を水密に螺着し、該吸口は、弾性変
形特に曲げの弾性変形可能な合成樹脂により形成
して、その基部２２から外方へ鈎片２３を一体に
突設し、該鈎片は、先端の鈎部２３ａを下方に開
口する逆Ｕ字状に形成すると共に、その口を窄ま
せた状態にし、また、鈎部２３ａの上部からアー
ム２４を一体に突設し、該アームの突端に上記吸
口先端２１を閉塞するキヤツプ２５を一体に設け
て、鈎部２３ａが自体の弾性に抗して口を開くこ
とでアーム２４が傾倒し、キヤツプ２５が吸口先
端２１を閉じるよう構成している。

なお、図中、３はパツキングである。

而して、容器本体１には、予め適宜粉体を適量
収容しておき、使用の際に、容器本体１内へ水を
注ぎ、撹拌して、粉体を溶解させ、鈎部２３ａを
自転車のハンドル等へ自体の弾性に抗して嵌合さ
せ、吊下げる。

斯様に自転車のハンドル等へ嵌合すると、鈎部
２３ａが拡開し、これに伴いアーム２４が傾倒し
て、キヤツプ２３が吸口先端２１に嵌合し、これ
を閉塞する。

次に、飲用するときは、鈎部２３ａをそのハン
ドル等から外して容器本体１を手に持てば、鈎部
２３ａが自体の弾力で復元して、キヤツプ２５が
吸口先端２１から自動的に離れ、従つて、吸口先
端２１が自動的に開の状態となり、そこで、吸口
２を口にくわえ、容器本体１を圧迫変形させて、
内部の液体を流出させ、飲む。その後は、再び鈎
部２３ａをそのハンドル等へ嵌合する。

なお、鈎片２３を容器本体１の側から突出させ
てもよい。鈎片２３は、吸口２等と別体で適宜に
連結したものとしてもよい。

本案によれば、飲用の際に、キヤツプが自動的
に開き、キヤツプを開閉する手間が掛らず、頗る
便利であり、しかも、競技への集中力を欠くこと
がなく、また、キヤツプにより塵埃の浸入を阻止
できて、極めて衛生的である。

更に、構造並びに製作簡単で、安価に提供でき
実用上甚だ有益である。

【図面の簡単な説明】

図面は本案実施例を示す一部截断側面図であ
る。 １……容器本体、２……吸口、２３……鈎片、
２４……アーム、２５……キヤツプ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 弾性変形し得る液体用の容器本体１と、 上記容器本体１の口部１１に装着した吸口２
   と、 上記吸口２乃至容器本体１から突出した弾性
   変形可能な吊下げ用鈎片２３と、 上記鈎片２３の適所から突出し、突端にキヤ
   ツプ２５を有して、鈎片２３の弾性変形に伴い
   傾倒してキヤツプ２５を吸口２へ嵌合させるよ
   う設けたアーム２４と、 から成るスポーツ飲料ボトル。