JPS61127302A

JPS61127302A - 陶磁器の製造方法およびその装置

Info

Publication number: JPS61127302A
Application number: JP25018384A
Authority: JP
Inventors: 茂八木; 三谷　正明
Original assignee: Toppan Printing Co Ltd
Current assignee: Toppan Inc
Priority date: 1984-11-27
Filing date: 1984-11-27
Publication date: 1986-06-14
Also published as: JPH0214165B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は陶磁器の製造方法および装置で、特には容器等
の陶磁器を加圧鋳込成形する製造方法および装置に関す
る。

（従来の技術）従来から陶磁器の製造方法における鋳込成形方法では粉
砕された磁器上や粘土に水な混練した可塑状態の泥漿と
称する成形材料、あるいは水の代りに水ガラスと炭酸ソ
ーダを混合した解膠剤を使用して泥漿とした成形材料を
石膏型からなる成形型に流し込み、暫時静置し、成形型
の内面に薄い素地の層を生じたところで、内部の残留す
る成形材料泥漿を排出し、素地が固くなったところで成
形物を成形型から取出すとい５排泥鋳込みという方法が
多く用いられていた。また、このような方法に対して、
多着生産に適した、例えば特公昭５１−４３４８６号公
報に記載されるように、外部保持機構で加圧された石膏
型に泥漿を加圧注入、圧搾空気等を注入して排泥する方
式かあった、（発明か解決しようとする問題点）上記のような、泥漿加圧注入、圧搾空気での排泥方式に
おいては、自己吸水性の石膏型を用いるので、繰返し使
用による型の摩耗、あるいは型乾燥時のロスなど種々の
問題があった。

（問題点を解決する手段）本案は上記の点に鑑み、一般には鋳込成形法と称するも
ので１毛細管を多数有する材質からなる成形型に泥漿を
注出し、次いでこの成形型内に圧縮空気を送り込むため
のノズルを挿入し、成形型内を加圧するとともに、この
成形型の外側を成形型内圧に耐える外圧を与え、成形型
自体の外周には減圧状態の空洞部を設けることにより泥
漿の水を成形型の外に排出し、成形物を得ることを特徴
とした陶磁器の製造方法である。

（作用）本発明の製造方法および装置によって、成形時間の短縮
を計り、大量生産にも適し、得られた陶磁器としては焼
成後においても変形のない、しかも製品強度の高いもの
を得ることを可能とし、成形型の材質の範囲を拡げるこ
とを可能とした。

（実施例）以下、図面によって本発明の陶磁器の製造方法とその装
置を説明する。

第１図は本発明に使用する製造装置の要点を示す説明図
で、（１，１は導水性を有する成形型で、多数の毛細管
を有する比較的硬質で、例えばセラプラスト型材と称さ
れる硬質陶器あるいは金属等よりなり、成形物を形どっ
たキャビティ（２）を持った。

通常は二つの割型になっているが成形物によっては三つ
以上の割型を使用することも可能である。

この成形型（１）はキャビティ（２）に連通ずるゲート
（３）を下向きにし成形台座（Ｉ６）上に置き、さらに
これを成形台（４）にセットされている。この成形台（
４）の中央には泥漿を前記ギヤビティー（２）内に送り
込むための注入兼排出用の通孔（ゲート）（５）が設け
られており、このゲート（５）の下方には泥漿送排用の
導管（６）が連設されている。また成形台ｆｆ１（１６
１の中心は成形型や成形台のゲート（３）、（５）に合
せた通孔α力が形成されている。この際成形製のゲート
（３）と成形台（４）の通孔（５）とが連通ずるように
重ねられてセットされる。この導管（６）の下端近傍で
泥漿圧入管（力および、これとやや位置をずらして泥漿
排出管（８）とを分岐させ設け、その分岐点にはそれぞ
れ注入バルブ（９）と排出パルプα０）が、また導￥！
ｆ＋６）内には成形型キャビティ（２）内に注入された
泥漿（６）の残りを排出するため圧縮空気を送入するた
めのエアノズルαυがゲー）（３１，（５）附近で挿入
されている。この先端部は逆流防止弁α２が形成されて
いる。この導管（８）は泥漿を自動的に成形型キャビテ
ィ（２）に送り込めるようになっておりキャビティ（２
）に通ずる送風用ノズル圓を図示していないがニアコン
プレッサーに連結されて随時圧縮空気をキャビティ（２
）内に送り込めるようになっている。

上記のように成形台（４）の上には、２分割可能な外枠
（Ｉ３１カニアシリンダ−あるいは油圧シリンダー（図
示せず）等により分割され、左右に開閉可能に設けられ
ている。この外枠（１３１の下端部が上記成形台（４）
と密封できるようになっている。この外枠Ｑ３１の内壁
に沿っては、プラスチック、ステンレス等の防蝕材から
なる円棒を段重ねにして第２図に示すような網目状とし
た押え枠■が固定され、前記成形型（１）の外壁サイズ
の規制にして、前記外枠Ｑ３１と一体で該成形型（１）
に外力を与えるようにしである。

上記のように、外枠Ｑ３１と成形型（１）の間に段重ね
で網目状の押え枠α市を設けることにより、成形型ｔｌ
）の外周部分に空洞部時を設け、さらに該外枠０３）の
一部からバキューム用の導管ｕ９１を設け、さらに該導
管ｕ９１の先端にはバルブ（２ｔｊを介して減圧ポンプ
（図示せず）を連設しておぎ、該成形型（１）の外側を
バキュームできるようにしである。

本発明の陶磁器の製造方法は、上記のような装置を用い
て行うもので、まず第１図に示すように成形型（１）を
成形台座（１６１上におぎ、この成形台座（ｌ印を成形
台（４）の上に通孔（ゲート）（３）、（１η、（５）
を連通させるようにセットする。次に第３図のように外
枠ｕ３１を閉じて成形型（１）を覆うようにし、さらに
該成形型ｍを押し型■を介して加圧するようにする。加
圧した状態で、前記バルブ群を開いて空洞部を減圧させ
る。

他方泥漿圧入側は排出管（８）のパルプ叫を閉じたまま
で注入管（力のバルブ（９）を開いて泥漿タンクから泥
漿（６）を導管（６）から通孔（５）、αＤ、（３）を
通って成形型（１）のキャビティ（２）中に送り込みキ
ャビティー（２）内が泥漿（６）で満たされた状態で一
定時間加圧し、成形型（１）が毛細管を多数有する導水
性であるためと、前記空洞部が減圧されていて、キャビ
ティー（２）内と成形型（１）外の圧力差により水ｃｃ
が成形型（１１外に導かれ、さらに、水分は押え枠０４
）の網目および導管（２０）を通って外部へ排出される
ことにより、表地である成形物（ｍ）の所望の肉厚に泥
漿な、凝集させる。次に第４図の説明図のよって注出管
（７）のバルブ（９）を閉め前記エアノズル０υの先端
弁（］２１から圧縮空気を吹き込み、このようにして所
望の成形物の肉厚が得られれば、第５図の説明図のよう
に排出管（８）のバルブｕ０１を開きエアノズル（ｉｌ
ｌから圧縮空気を送入することにより余分な泥漿を成形
型（１）から強制的に排出させ、次いでノズル弁０２）
からの送風を止める。

最終工程としては、前記減圧用のバルブＩ’Ｌｌｌを閉
じ、外枠を左右に開いて、第１図に示すようにし、成形
型を開放し、成形型（１）を分割して成形物を取り出す
。

本発明方法は上記のような工程からなる鋳込成形方法で
あって、成形型（１）としては図面の実施例ておいては
２つの割型としたがそれ以上の割型とすることは自由で
ある。また、成形型への外圧は常に成形型の内圧より犬
であることを要件とし、例えば、３００ｃｃ容量、肉厚
３鬼の成形物を得るとぎには相対圧力差１ｋｇ／（−ａ
前後で保持し、セットしてから取除くまでの作業時間と
して５分間で所定の形状の成形物を得た。また、放出さ
れた水は型枠外へ導水されるので、作業上支障なく、次
の成形へ作業可能で連続運転ができる。

（効果）本発明は、上記のような製造装置およびこれによって製
造する方法であって、可塑状態の成形材料を成形型内に
圧入し、かつ成形中は成形型の外部から押し枠を介して
内圧よりも高い圧力で均一に加圧した状態で、しかも導
水性を有する成形型（１）外部を減圧状轢として、水都
を外部へ排出させ。

泥漿の凝集を均一に強固に行うようにしたもので所望の
成形物の肉厚を得るまでの成形時間を大幅な短縮が可能
となり全体としての成形時間が短縮され、成形材料中の
水分の流れる時間を最小限にし、成形密度が大で均一化
されるので成形物の強度が向上するので従来困難であっ
た犬さな皿状容器や、丈の高い花器なども成形でさ、焼
成後の変形も防止でさるものである。しかも寸法精度の
高い陶磁器が得られるようになったので従来方法では困
難であった容器の口部の螺子内成形がプラスチック容器
と同程度に可能となり、例えば化粧品のクリーム容器も
製造することが可能となった。

さらに、従来方法のような成形型とじ石膏型を使用せず
、毛細管を多数有する硬質の型を使用するので、耐摩耗
性、引張り、曲げ強度が高いので繰返し使用が可能であ
り、さらには、自己吸水１生の石膏型に較べて型乾燥の
作業工程が必要ないため、連続使用が可能となった、したがって、従来手作業に頼っていたものか不発明の製
造装置および方法によって簡単に自動化でき、製品の均
一化、品質管理、成形サイクルの短縮、品質の向上など
もでき工業生産大量自動化に適した最も近代化された生
唾ラインを構成できろものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の陶磁器の製造方法及びその装置の工程簡
略図であり、第１図は成形前の状態を示す成形装置の簡
略説明図、第２図は第１図の成形装置の押え枠の斜視図
、第３図は泥漿注入工程を示す簡略図、第４図は加圧工
程を示す簡略図、第５図は泥漿の排出工程を示す簡略図
である、＋１）・・・成形型　　　（２）・・・キャビ
ティ（３）・・・ゲート　　　（４）・・・導管（５）
・・・通孔　　　　（６）・・・導管（７）・・・注入
管　　　（８）・・・排出管（９）・・・圧入パルプ　
（１０）・・・排出パルプ（１Ｆ・・エアノズル　（１
２１・・・ノズル０３）・・・外枠　　　　（１＝ｌ＋
・・・押え枠（１６）・・成形台座　　（＋７１・・・
−通孔に連結した穴１８１・・・空洞部　　　住〕・・
・排出導管（２０１・・・パルプ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）毛細管を多数有する材質からなる成形型内に成形
材料の泥漿を注入して器物を成形するにあたり、内壁に
空洞部が連通した網目状の押え枠が固定された外枠が、
成形を成形台座上に、そのゲートを下向きにして成形台
上にそのゲートとも一致させて固定した該成形台に密着
できるようにセットし、該成形部を加圧すると共に、前
記成形型外部の空洞部を減圧状態に保ち、この状態でゲ
ートより成形型内に泥漿を注出した後、所定時間加圧し
、成形型より外部へ水分を排出させて、成形型内壁に泥
漿を所定の肉厚に凝集させた後、エアノズルにより圧縮
空気を送り込んで残余の泥漿を抜き出し、外枠を開放し
、成形型を分割して成形物を取出すことを特徴とする陶
磁器の製造方法。
（２）成形型内に成形材料の泥漿を注入して器物を成形
するにあたり、毛細管を多数有する成形型を下向きに、
成形台座と一致させて、その上にセットし、この成形台
座はさらに成形台上に同様におかれ、この成形台の下方
からゲートに至る泥漿用導管を配置し、該導管下端付近
傍で泥漿注入管と、やや位置をずらせて泥漿排出管とを
分岐させ、その各分岐点にはそれぞれ注入バルブ、およ
び排出バルブを設けるとともに、該導管内を通して成形
型内に圧縮空気を送入するためのエアノズルを設け、一
方成形台外方においては、成形台をその下端部で密封で
きる外枠が左右開閉可能に設けられ、この外枠はその内
壁に沿って棒状物を段重ねにして網目状とした押え枠が
設けられ、該網目状に連通した空洞部は外枠の一部から
導管により減圧ポンプ１と接続されており、該外枠によ
り成形型の外側を加圧すると共に、該成形型外周の空洞
部を減圧状態にできるようにしてなる陶磁器の製造装置
。