JPS61124283A - 電動機の速度制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可変電圧・可変周波数（ＶＶＶＦ）制御による
電動機の速度制御装置に係り、特にディジタル制御に起
因して生じる加減速時の過大電流及び脱調等の防止に関
するものである。

〔従来の技術〕

近時、マイクロコンピュータを用いて電動機の可変速制
御を容易に行なえるようにした速度制御装置が知られて
いる。第３図は該装置の従来例を示す簡略構成図であり
、同図において、１は電動機、２は上記電動機１の回転
速度を検出する指速発電機、３は上記電動機１の速度制
御装置としてのＶＶＶＦ　（可変電圧・可変周波数）制
御装置である。上記Ｖ　Ｖ　Ｖ　Ｆ　＊Ｊ御装置３は比
較器４と増幅回路５と電圧・周波数制御手段６を有する
マイクロコンピュータ等から成るディジタル制御の出力
演算装置７とから構成されており、比較器４を介して図
示しない速度設定器からの設定速度入力と指速発電機２
からの電動機速度のフィードバック量との偏差が増幅回
路５に入力され、増幅回路５は上記偏差を零にすべく速
度指令を出力演算装置７に出力する。上記出力演算装置
７は電圧・周波数制御手段６により上記速度指令にもと
づく出力電圧・出力周波数を演算し、可変電圧・可変周
波数指令としてのディジタル指令値を電動機１に出力す
る。電動機１は上記周波数指令に対応した回転速度で駆
動され、電圧指令に応じた出力トルクを発生する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来装置は以上のようにマイクロコンピュータ等を用い
て電動機１に出力される可変電圧・可変周波数指令をデ
ィジタル制御することにより電動機１の速度制御を容易
に行なえるようにしている。

しかしながら、上記従来装置にあっては、ディジタル制
御を採用したことにより、設定速度を変更する加減速時
においては、増幅回路５からの速度指令の変化に対して
出力演算装置７からの電圧・周波数指令は段階的に変化
せず、ディジタル値の最小ビット（分解能）を数ビット
分飛び越して急激に変化し、時として電動機１が上記変
化に追従できなくなって過大電流が流れたり、脱調した
りするという問題点があった。

本発明は係る問題点を解決するためになされたもので、
加減速時においても電動機に出力される可変電圧・可変
周波数指令を段階的に変化させることにより過大電流や
脱調等の生じない電動機の速度制御装置を得ることを目
的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る電動機の速度制御装置は、電動機に出力さ
れた指令値を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶
されている指令値と電圧・周波数制御手段から新たに出
力される指令値とを比較する比較手段と、上記比較手段
による比較結果にもとづき上記記憶手段に記憶されてい
る指令値に指令値の最小単位を加算又は減算して電動機
に出力する演算手段とを設けたものである。

〔作用〕

本発明においては、電動機に出力された指令値が記憶手
段に記憶され、比較手段により上記記憶手段に記憶され
た前回の指令値と電圧・周波数制御手段から新たに出力
される今回の指令値が比較される。演算手段は上記比較
手段による比較結果にもとづき今回の指令値が前回の指
令値より大なる時には上記前回の指令値に指令値の最小
単位、つまりディジタル値の最小ビット１を加算して出
力し、又今回の指令値が前回の指令値より小なる時には
上記とは逆に前回の指令値から１を減算して出力する。

そして上記演算后の指令値が記憶手段に新たに記憶され
る。

〔実施例〕

以下、本発明を第１図及び第２図にもとづき説明する。

なお、第３図従来例と同−又は相当部分には同一符号を
用い、その説明は省略する。第１図において、８はマイ
クロコンピュータ等で構成された本実施例における出力
演算装置であり、上記出力演算装置８には従来同様な電
圧・周波数制御手段６の他に、比較手段９と演算手段１
０と記憶手段１１が設けられている。上記比較手段９は
設定速度にもとづき電圧・周波数制御手段６で演算され
た電圧・周波数の今回指令値と記憶手段１１に記憶され
ている前回指令値とを比較して演算手段１０にその大小
関係を出力する。演算手段１０は記憶手段１１から読み
出された前回指令値に上記比較手段９から入力される指
令値の大小関係にもとづき今回指令値が前回指令値より
大なる時にはディジタル値の最小とフト１を加算して出
力し、小なる時には減算して出力する。記憶手段１１は
上記演算手段１０から電動機１に出力される指令値を新
たに記憶する。

次に以上のように構成された本実施例の作用について第
２図に示す出力演算装置の動作フローチャートを用いて
説明する。まず、ステップＳ１において、電圧・周波数
制御手段６により今回指令値が演算される。次にステッ
プＳ２及びステップＳ３において、比較手段９により上
記ステップＳＬで演算された今回指令値と記憶手段１１
から読み出された前回指令値が比較される。ここで、今
回指令値が前回指令値より大なる時（加速時）にはステ
ップＳ２からステップＳ４に進み、演算　。

手段１０により前回指令値にディジタル値の最小ビット
１が加算されて今回指令値として出力される。今回指令
値が前回指令値より小なる時（減速時）にはステップＳ
２．ステップＳ３を介してステップＳ５に進み前回指令
値から１が減算されて今回指令値として出力される。な
お、上記いずれでもない時、つまり今回指令値が前回指
令値と等しい定速運転時にはステップＳ２．ステップＳ
３を介してステップＳ６に進み、前回指令値がそのまま
今回指令値として出力される。そして、ステップＳ７に
おいて、上記ステップＳ４ないしＳ６で得られた今回指
令値が記憶手段１１に前回指令値として記憶され、ステ
ップＳ１に戻り、上記各ステップ８１〜Ｓ７が繰り返し
実行される。例えば、周波数指令値の最小単位を０．１
Ｈｚとし、電動機１が周波数指令６０Ｈｚにて定格凹転
数で運転され、この時の増幅回路５の出力を１００％と
すると、減速時上記増幅回路５の出力が９９％になると
上記フローチャートにおけるステップＳ１の今回指令値
は５９．４Ｈｚになるが、実際に出力される指令値はス
テップＳ２．’Ｓ３を介してステップＳ５で前回指令値
６０Ｈｚからの０．ＬＨｚを減算した５９．９Ｈｚとな
る。そして上記各ステップを繰り返す毎に０．ＩＨｚづ
つ減算され、段階的に５９．４Ｈｚに移行する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、電動機に出力され
る電圧・周波数の前回指令値を記憶する記憶手段と加速
あるいは減速時に上記前回指令値に指令値の最小単位を
加算あるいは減算する演算手段を設けて、加減速時にお
いても可変電圧・可変周波数指令が段階的に変化するよ
うにしたので、過大電流や税調等の生じない電動機の速
度制御装置が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例を示すブロック図、第２
図は上記実施例の出力演算装置の動作フローチャート、
第３図は従来装置の一例を示すブロック図である。 １・・・電動機、３・・・速度制御装置、６・・・電圧
・周波数制御手段、９・・・比較手段、１０・・・演算
手段、１１・・・記憶手段。 なお、図中、同一または相当部分には同一符号を用いて
いる。 第１図 １：　−ｔダ（ ３：　　ＶＶＶＦ卿Ｊ％［ ６二　ｅｘ、、ａ巧ａ＆＆ｌＪ　＃’ｆｉｌ！８−ム刀
梗算装賃 ９：　北鮫＋没 １ｏ：亥耳今綬 １１］　詑・１曳、手練　　　。 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 設定速度にもとづきディジタル制御された可変電圧・可
   変周波数指令を出力して電動機を制御する電圧・周波数
   制御手段を備えた電動機の速度制御装置において、上記
   電動機に出力された指令値を記憶する記憶手段と、この
   記憶手段に記憶されている指令値と上記電圧・周波数制
   御手段から新たに出力される指令値とを比較する比較手
   段と、上記比較手段による比較結果にもとづき上記記憶
   手段に記憶されている指令値に指令値の最小単位を加算
   又は減算して電動機に出力する演算手段とを設けたこと
   を特徴とする電動機の速度制御装置。