JPS6112422A - 自動車の可倒式フロントウインド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、産業上の利用分野 本発明はフロント・ウインドを前側、すなわちボッネッ
ト上に倒しうる、自動車の可倒式フロント・ウインドに
関する。

ｂ、従来技術 従来、この種のウィンドを備えた自動車は、第１０図に
示すように、フロント・ウインド組立ａに平面ガラスを
用い、これを矢印方向に前傾させ、車体（ボンネット）
ｂ上に倒す構造からなっている。

このように、従来の可倒式フロント・ウインドは平面ガ
ラスを用いているため、走行時においては空気力学上好
ましくなく、また、デザイン的にも制約されるという問
題があった。これを解決するため、一般乗用車のように
曲面ガラスを用いることが考えられるが、曲面ガラスを
用いたフロント・ウインド組立を従来方式のま＼で車体
上に倒すと、上下方向はもとより、車の左右方向におい
てフロント・ウインド組立のそれぞれの端部が車体から
上方に反り返った状態となり、実際には採用できないと
いう問題があった。

Ｃ０発明の目的 本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、前記従来技
術の欠点を解消し、曲面ガラスを使用可能として、空気
力学的に好都合であって、しかもデザイン的にも自由度
の大きい自動車の可倒式フロント・ウインドを提供しよ
うとするものである。

ｄ１発明の構成 本発明はフロント・ウインドを可倒式とした自動車にお
いて、前記フロント・ウインドを、前後及び水平方向に
回転可能な機能を備えた連結手段を介して車体に取付け
たことを特徴とする可倒式フロント・ウインドである。

ｅ、実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図〜第７図において、１はフロント・ウインド組立
、２はフロントフェンダ−１３はカウルアッパーパネル
、４ばうインドヒンジ組立、５はロック装置である。

第２図〜第４図に示すウィンドヒンジ組立４において、
１０はフロント・ウインド組立１側に取付ける固定部材
、１１は自動車の本体側のカウルアッパーパネル３側に
取付ける固定部材、１２は両固定部材１０．１１の間に
組付けられる可動部材であり、これらの部材から構成さ
れるウィンドヒンジ組立４は、自動車を前後に貫く中心
線上に配置される。

固定部材１０は第３図に示すように取付孔を備えた取付
板１５と、この取付板１５上に立設された係合部１６と
からなり、係合部１６は第４図に示すように片側に半球
状四部１７を備えた貫通孔１８を、はパその中央部に備
え、さらに取付板１５まで及ぶ切欠溝１９を設けてこの
貫通孔】８に連通しである。

固定部材１１は取付孔を備えた取付板２５と、この取付
板２５の端部に間隔を置いて立設された一対の軸受部２
６とからなり、この軸受部２６にはピン２７を貫挿支持
する貫通孔２８を備えている。

可動部材１２は前記ピン２７を回動可能に貫挿する貫通
孔３１を備えた軸部３２と該軸部３２のはパ中央にあっ
て、その軸方向に直角（即ちＴ字状）にピン３３を立設
し、該ピン３３の先端に、ボール３４を固定しである。

該ボール３４は前記固定部材１０の半球状四部１７の球
面に嵌合するようにしである。そして軸部３２を矢印で
示すように、前記固定部材１１の一対の軸受部２６の間
に嵌入し、前記ピン２７を軸受部２６と、この軸部３２
とを通して貫挿することによって、可動部材１２を固定
部材１１に回動可能に保持しである。

ウィンドヒンジ組立４の固定部材１０を固定するフロン
ト・ウインド組立１側には、裏側に設けた補強板４０を
介して取付ナツト４１を一対、熔接等の手段で固定し、
これに固定部材１０の取付孔を通してネジ４２により、
固定部材１０をフロント・ウインド組立１上に固定する
。

また、ウィンドヒンジ組立４の固定部材１１を固定する
アッパーパネル組立３側には、裏側に設けた補強板４５
を介して一対の取付ナンド４６を熔接等の手段で固定し
、同様に、これにネジ４７を介してアッパーパネルに組
立３上に固定部材１１を固定する。

第５図〜第７図に示すロック装置５において、−３＝ ５１はロックレバ−１５２はロックレバ−５１の端部を
回動可能にフロント・ウインド組立１に保持せしめる段
付ネジ、５３は段付ネジ５２の先端ネジ部に螺合するナ
ンド、５４はフロント・ウインド組立のりャパネル、５
５はリヤパネル５４の内側に張設された補強板、５６は
ロックレバ−５１の両側に設けたワッシャ、５８はフロ
ントガラスである。前記ロックレバ−５１は一部に切欠
部５７を設けである。

６０は自動車の本体側に設けたロックビンで、該ロック
ピン６０は、インナーパネル６１と補強板６２を貫通し
て、補強板６２に熔接等の手段で固定し、その頭部付近
に係合溝６３を周設しである。そして前記ロックレバ−
５１を回動させ、その切欠部５７を、このロックピン６
０の係合溝６３に嵌入係合せしめて、フロント・ウイン
ド組立１を本体側に固定するように構成しである。

なお、このロック装置５は、前記実施例のみに限定され
るものではなく、たとえば段付ネジ５２を車体側に、ロ
ックピン６０をフロント・ウインド組立側に設ける態様
も考えられる。

前記構成の可倒式フロント・ウインドを組立てるには、
自動車の前記位置に、ウィンドヒンジ組立４を配置し、
前述のように、その固定部材１０をフロンドウインド組
立１側に、また固定部材１１を自動車の本体側のカウル
アッパーパネル３側に、それぞれ固定するとともに、そ
れに先立って、この固定部材１１に可動部材１２を回動
可能に取付け、その可動部材１２のボール３４を備えた
ピン３３を、固定部材１０の切欠溝１９を経て挿入し、
ボール３４を固定部材１０の半球状凹部１７に嵌合せし
める。

また、ロック装置５においては、前記構成のようにフロ
ント・ウインド組立１の端部裏面に、ロックレバ−５１
を回動可能に取付け、これを本体側の対応する位置に固
定したロックピン６０に係止せしめることによって、フ
ロント・ウインド組立１の固定が完了する。

フロント・ウインド組立１を前側に倒す場合には、前記
ロックレバ−５１をロックピン６０から外したあと、フ
ロント・ウインド組立１を前方に傾斜させて、はパ垂直
状態に保持し、次に第８図に矢印Ｅで示すように、ウィ
ンドヒンジ組立４を中心にして水平方向に１８０°回転
させる。すなわち、ウィンドヒンジ組立４は可動部材１
２と両固定部材１０．１１とが前記構成によって前後、
左右及び水平方向に自由に回動できる機能を備えている
から、フロント・ウインド組立１は自動車本体に対し、
前記位置に容易に変位できる。したがって、このフロン
ト・ウインド組立１を第９図に示すように前方に倒すと
、フロント・ウインド組立１の曲面部分は、自動車本体
のボディ曲面に添って体裁よく重ねられる。

なお、本発明に係る自動車の可倒式フロント・ウインド
においては、フロント・ウインド組立を水平方向に回転
せしめて、前部に倒しうる機能を備えた其他の連結手段
によっても、本発明の目的を達しうるちのであり、前記
実施例のみに限定されるものではない。

１０発明の効果 以−Ｌのように本発明に係る自動車の可倒式フロント・
ウインドは、フロント・ウインド組立の下端中央に、ウ
ィンドヒンジ組立を配設し、該ウィンドヒンジ組立を基
準にしてフロント・ウインド組立を立設したま一水平方
向に回転可能に構成するとともに、フロント・ウインド
組立を簡単なロック装置によって自動車本体に固定する
ようにしである。

したがって、従来方式のように水平ガラスの使用に限定
されることなく、曲面ガラスをフロント・ウインドに使
用できるようになり、前傾時にはフロント・ウインド組
立を反転させて体裁よく車体側に添わせることができる
。よって空気力学的にも、また外観的にも好ましく、し
たがってデザイン的にも自由度のある自動車の可倒式フ
ロント・ウインドが提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動車の可倒式フロント・ウイン
ドの部分斜視図、第２図及び第３図は同ウィンドヒンジ
組立の斜視説明図、第４図は同ウィンドヒンジ組立の固
定部材と可動部材との係合状態を断面にして示す説明図
、第５図は第１図のＡ矢視図で同ロック装置の斜視説明
図、第６図は第５図のＢ−Ｂ線断面図、第７図は第５図
のＣ−Ｃ線断面図、第８図及び第９図は同操作説明図、
第１０図は従来の可倒式フロント・ウインドを装着した
自動車の説明図である。 １・・・フロント・ウインド組立、 ４・・・ウィンドヒンジ組立、　　５・・・ロック装Ｗ
、１０、１１・・・固定部材、　　　　１２・・・可動
部材、５１・・・ロックレバ−０ 第８図 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フロント・ウインドを可倒式とした自動車において、前
   記フロントウインドを、前後及び水平方向に回転可能な
   機能を備えた連結手段を介して車体に取付けたことを特
   徴とする可倒式フロントウインド。