JPS61124052A - 鉛蓄電池用極板製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は鉛蓄電池用極板の改良に関するものである。

従来の技術 従来鉛蓄電池用陽極板は、基体１にペースト状の鉛酸化
物を充填した後極板表面部に希硫酸を塗布し薄い硫酸鉛
の膜を形成している。

発明が解決しようとする問題点 この方法では、その後の製造工程、特に化成工程におい
て多大の電気量が必要である。化成反応は組成変化とし
て、陽極ではｐｂｏ→Ｐｂ５Ｏａ→ＰｂＯ＊、陰極では
ｐｂｏ→ＰＩ）Ｓ０４→ｐｂと一般に考えられている。

即ち組成変化としてＰ’ｂＢＯａを経ている。従来では
離板内部を速やかにＰｂ５ＯＪが増加するための手段は
講じられていない。

近年、陽極板−こおいて、活物質に多孔性の微細物ある
いはカーボン等の微粒子を添加物として使用することが
提案されているが、異物を混入させることによる活物質
層２の脆弱化が生じその補強が必要となる。

第４図に示す従来の硫酸との化学反応が集中する層３は
平面的に分布し、蕗１図ｆこ示す本発明によるものと比
べ活物質層内部への反応層の分布がない。

問題点を解決するための手段 本発明は上記の点に鑑み、活物質層に孔を設け、化成時
あるいは使用時の放電生成物であるＰ　ｂ　Ｓ　Ｏ４の
分布を均一化ならしめ、品質の向上を図るもので、極板
を浸酸後光分ペースト層が乾かす塑成変形が可能なうち
にプレスを行ない、ペースト層と基体との密着性を向上
し、その後突起部で表面から内部に孔を設け、外部電解
液との実質的接触面積を孔の側壁面積を利用して増加す
るにある。

作用 外部■’ｙ＃液との実質的接触面積が増加するため、化
成工程では硫酸の浸透が容易となり、中間体であるＰ　
ｂ　Ｓ　Ｏａが増加し化成反応が速やかに進行する。本
発明による極板を用いると電池容量は増加する。このこ
とは極板の実質表面積が増加するためと硫酸が離板内部
へ浸透するためである。

笑施例 鉛合金からなる基体１にペースト状の鉛酸化物を充填し
た後該表面部に希硫酸を塗布して表面に硫酸鉛を主取分
とする薄い硬化膜を形成せしめ、その後膣極板４を孔の
あいた押え板５の間に入れストッパー兼ズレス圧伝達板
６・を介してプレス機でプレス（２０隔漬麿）を極板４
にかけると同時に孔あけ用針７で極板の表面部から内部
へ至る孔８をあける。この工程は予備乾燥後に行なうと
もっとも効率がよい。

なお９はプレス機シリンダである。

第１表に陽極板の化成後の組成に及ぼす効果を示した。

第１表 化底液比重１．０７　（２０℃）・化成液温度４０℃ 上記第１表から％ζこ低級酸化物の減少に効果が認めら
れた。

また第２表に初期容量に及ぼＴ効果（持続時間）を示し
たが、！ｉｌ！質表面積の増大により活物質層の利用率
が向上し容量的にも１５〜４０％向上した。

一定の放電を行なった場せ、表面活物質層の単位面積当
りの反応密度が低減されるので、寿命性能が約６０％向
上する。

孔の径や数によって上記効果に変動があるのは轟然であ
る 第２表 スト仕様は同一・温度は３０±５℃ 次に第３図に本発明による極板を使用した電池Ａと従来
の電ｆ’Ｂとの寿命試験結果を示す曲線図である。

寿命試験条件：放電６０Ａ・１°！−００’、充電１２
０％、温度４０℃、１池容１ｔ１６０Ａｈ。

５　ＨＲテｚ　７　り条件：放ｔ２０Ａ−１０，２Ｖ　
まで、光電１２０％、温度３０℃ 発明の効果 上述のように、本発明によれば極板の実質表面積が増加
するため、１池の使用時、従来に比べ相対的に単位面積
当りの負荷か軽減され、電池の耐久性が向上する等工業
的価値甚だ大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による極板の要部断面図、第２図は孔形
成プレス装置により孔を形成する状態を示す説明図、第
３図は本発明による電池と従来の電池との寿命試験結果
を示す曲線図、第４図は従来の伸根の要部断面図である
。 １は基体、２は活物質層、３は表面反応層、４は極板、
６はストッパー兼プレス圧伝達板、７は孔あけ用針、８
は孔

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉛合金からなる基体にペーストを充填後表面部に希硫酸
   を塗布して硬化膜を形成せしめ、極板にプレスを行なう
   と同時に突起部によって表面部から内部へ孔を設けるこ
   とを特徴とする鉛蓄電池用極板製造法。