JPS61122560A - Atpセンサ− - Google Patents
Atpセンサ−Info
- Publication number
- JPS61122560A JPS61122560A JP59246813A JP24681384A JPS61122560A JP S61122560 A JPS61122560 A JP S61122560A JP 59246813 A JP59246813 A JP 59246813A JP 24681384 A JP24681384 A JP 24681384A JP S61122560 A JPS61122560 A JP S61122560A
- Authority
- JP
- Japan
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- atp
- hydrogen ion
- hydrolase
- sensor
- sensitive electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/001—Enzyme electrodes
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Zoology (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野]
本発明は、生体エネルギー源として最も重要なアゾ/シ
ン3リンR(ATP)を検出するATPセンサーに関す
る。
ン3リンR(ATP)を検出するATPセンサーに関す
る。
ATPは、生体反応、とくにエネルギーを必要とする酵
素反応に必要であり、有用物質生産のバイオリアクター
には必須である。 従来からのATPの測定法としては、■イオン交換カラ
ムでATPを分離し、紫外線吸収量により検出する方法
と、■生物発光反応を利用する方法の2つの代表的な方
法がある。これらの2つの方法について説明す為。 ■イオン交換カラムでATPを分離し、紫外線吸収量に
より検出する方法 ATPは中性付近でリン酸が解離するため、陰イオン交
換カラムで分離することができる。また、ATPは25
0〜260nzに核酸に特有な吸収を示すので、紫外分
光計と組み合わせて検出することができる。 #I4図はイオン交換カラムを眉いた高速液体りaマト
グフフイーにより、ATPを含む核酸試料からATPを
分離検出したぽあいの高速液体クロマトグラフィーの具
体例である(BIG−RAD社資料)、なお前記^速液
体りaマトグ?フィーにおける測定条件は、BIG−R
^0社製のColumn^−1nex^−25をllイ
、65℃で、ホウ酸ナトリウムと塩化7ンモニフムのグ
ラジェントで核酸を溶出したものを254nxで検出し
たものである。 ■生物発光反応を利用する方法 ATPがルシフェリンとホタルの尾から抽出されたルシ
フェリン・ルシフェラーゼ酵素に上って反応を起こし、
560〜580u*の光を発することを利用した方法で
ある。この1fあいの反応式を下に示す。 ルシフェリン(酸化型)Pf’i+八MP+へ(1+b
yこの発光はATP 1分子あたり1個の7オトンが故
へ 出さtti″)で・発光0時間1対す
6値を積分tにとによってATP量を検量することがで
さる。操作は試料からATPを抽出し、酵素Saと反1
Bさせたのちフォトメーターによって測定する。 〔発明が解決しようとする問題息J 従来の^TF検出演出法るイオン交換カラムでATPを
分離し、紫外線吸収量により検出する方法は、カラムを
用いる方式のため!ili!が大掛かりで、分離時開と
して数時間必要であり、条件出し操作を常に必要とする
。また他の核酸などが混在するばあいには分離が困難に
なり、また高速液体クロマトグラブイ−などの高価な装
置を必要とする、などの問題がある。 一方、生物発光反応を利用する方法は、酵素系が不安定
かつ高価であり、かつATI’の試料からの抽出などが
必要であること、また7t)メーターが高価であるなど
の問題があろ1本発明は上記のごとき問題を解消するた
めになされたもので、ATPに対する高い選択性を有し
、安定で迅速な測定ができ、小型化が可能で、操作が簡
単で安価なATPセンサーをうることを目的とするもの
である。 E問題点を解決するための手段] 本発明は、ATPを選択的に認識して加水分解する酵素
であるATP加水分解酵素および水素イオン感応電極を
岨み合わせたことを特徴とするATPセンサーにIする
。 [作用] 本発明の基本原理をつぎに説明する。 ATPが7デノシントリホス7アターゼ(ATP亀se
)で代表されるATP加水分解酵素によってda付近で
分解される際、ATP1molに対しで1−01のH”
が生成することが知られている。 その結果上じたHゝは測定液中の水素イオン濃度を上昇
させる。従ってATP加水分解酵素濃度を一゛ 定に
してATPを分解させ、一定時間後の水素イオン濃度を
測定すれば、存在したATP量を知ることができる。 [yl施例] 本発明に用いるATP加水分解酵素は、サーマスサーモ
フイ2ス(Therwusthermophilus)
8B−8などの好熱性細菌、他のバクテリア、ミトコ
ンドリア、クロロプラストなどからえられる、たとえば
ATPase、 ミオシンATP’ase%Ha◆−
に◆ATPase。 Cm”+ATPage%H÷ATPaseなどで代表さ
れるものである。この上うなATP加水分解酵素は細胞
膜に結合したままのものでもよく、精製した状態のもの
でもよい、一般にa酵素は、膜に結合した状態の方が安
定であるぽあいが多い。 前記ATP加水分解酵素の代表的な具体例であるATP
ageのなかでも、好熱性M薗からIf!I!したAT
Paseは耐熱性に優れており、温度や変性剤などの影
響も受けにくく、固定化酵素として用いるばあいには最
適である。 ATPageで代表されるATP加水分解酵素は、たと
えば好熱性細菌す−マスサーモフイラスHB−8を栄’
l培地で培養したのち、討致増殖期後牛で集菌し、超音
波またはフレンチプレス(French −press
)などで菌体を破壊し、遠心分離に上って細胞膜を集
めることに上り、ATP加水分解酵素である膜結合型A
TPaseが窮g1される。この細胞膜には高い活性を
有するATPaseが結合している。精製^Tl’as
eは、この細胞膜を低イオン強度のバッフ7−や界面活
性剤をもちいて洗浄してATPageを可溶化したのち
、カラムクロマトグチフィーなどにより精製して調製さ
れる。 本発明に用いる水素イオン感応電極としては、通常使用
されている感応電極であれば使用しうるが、小型化や集
積化が容暴であるなどの点から水素イオン感応性電界効
果型シランノスター(pトl5FET)を眉いることが
好ましい。 本発明ではATP加水分解酵素と水素イオン感応電極と
を組み合せてATPセンサーが製造される。 ^TF加水分解酵素と水素イオン感応電極とを岨み合せ
る方法として、たとえば ■ATP加水分解酵素を、たとえば感光性樹脂を用いて
水素イオン感応電極に固定化する方法■ATPageを
、寒天(八garose)にまぜて水素イオン感応電極
上で固化させ、固定化させる方法へ ■A
TPageをアクリルアミトモ/マーとa+し、水素イ
オン感応電極上で重合させて固定化する方法などの方法
があげられるが、これらに限定されるものではない、必
要なのはATP加水分解酵素を眉いてATPを^OPに
加水分解し、その際に生じる水素イオン濃度変化を再現
性よく測定することができ、ATPtfiを測定するこ
とができればよいのである。 なお、たとえば感光性樹脂を用いてATPage固定化
膜をpH−[5FET上に形成するばあいには、イオン
感応面との接着性がよく、薄膜化が可能で、リングラフ
イー技術によって容易にパターニングすることもでき、
マルチセンサーにすることも可能である。 前記ATP加水分解酵素を固定化するのに用いる感光性
樹脂の具体例としでは、たとえばトメチル−p−ホルミ
ルスチリルピリジニフムメトサル7エー) をべ>rン
トニ有するポリビニルアルコール、増感剤としてたとえ
ばベンゾインエチルエーテルを加えたポリエチレングリ
コールジメタクリレート、架橋剤としてノアシト化合物
を混合したポリビニルアルコールなどが用いられうるが
、これらに限定されるものではなく、ATP加水分解酵
素な失活させずに固定化できるものであれば使用しうる
。 感光性樹脂を眉いて固定化するのが9トtsFET電極
面との接着性、薄膜化、パターニングの容易さなどの点
から好ましいが、ATP加水分解酵素を失活させずに固
定化できるかぎり、アクリルアミドなどを用いて固定化
してもよい。 本発明のATPセンサーの製法に用いる水素イオン感応
電極と、ATP加水分解酵素との組み合わせとして種々
の組み合わせが考えられるが、その一実施態様として感
光性樹脂を用いてATPaseをpトISFETのイオ
ン感応面に直接塗布硬化させ、ATPage固定化膜に
したATPセンサーについて、図面にもとづき説明する
。 第2図は、本発明のATPセンサーのU?Lに用いうる
9トl5FET素子(下地電極)の一実施態様の斜視図
である。下地電極であるpH−l5FET素子(1)に
は、ソース(2)、(4)、ドレイン(3)、(5)、
疑似参照電極(8)、およびリード#i (7)が設け
られている。このpH−ISFET素子はソース(2)
およびドレイン(3)からなる1個のpH−l5FET
(^)、ソース(4)およびドレイン(5)からなるも
う1個の、ll−l5FET(B)ならびに疑似参照電
極(6)から構成される複合型、トl5FET素子であ
る。この素子は通常の金属酸化物型電界効果トランジス
ターの製法に準拠して作製される。 ここで疑似参照電極(6)は金の蒸着膜であるapH−
ISFET(^)およびplI−rSFET(B)はそ
れぞれ単独で水素イオンに感応するもので、ソース・ド
レイン間に一定電圧をかけて両者の間を流れる電流を測
定するか、シース・ドレイン間に一定電流を流すために
必要なソース電圧を測定することによって、溶液中のp
H(水素イオン濃度)を測定しうる。 1図に示i−pトl5FET(^)の(8)の部分に固
定化膜を装着し、もう一方の、1I−ISFET(B)
にはそれを装着しないことにより本発明のATPセンサ
ーが作製されろ。 試料溶液中にATPがあれば前記の式(r)に従ってA
TPが分解され、ATPage固定化膜内のpHは、A
TPage固定化膜のなイpH−1)FET(B)でモ
ニターされる試料溶液自体のOilと差を生じることに
なる。 従って、二のATPセンサーは、2個のpトl5FET
(^)おより(B)それぞれのソース・ドレイン間に一
定電流を流すために必要なソース電圧を測定し、両pト
l5FETのソース電圧の差動出力を増幅することによ
って、試料S液中のATP濃度を測定することができる
。 以下、本発明のATPセンサーを実施例に、もとづき説
明する。 実施例1 ポリビニルアルコールの水酸基にN−メチル一一−ホル
ミルスチリルビリノニウムメトサル7エー)を付加(付
加率はポリビニルアルコールの水酸基に対して0.8毫
ル%)させた感光性m脂(布材、特開昭56−5761
号公報に記載)の5重量%水溶液を調製した。この水溶
90.2m&に^Tf’aae 20tgと牛血清アル
ブミン20Hgとを溶解し、均一な溶液とした。 この酵素・感光性樹脂混合水溶液を第1図に示す(8)
の部分に、第11!Iに示すようにソース(2)とドへ
、イア(3)&、、、6□、1l−
ISFET、)やや、や1部分、すなわちイオン感応面
をおおうように広く塗布し、スピナーを用いて均一な膜
にするとともに乾燥せしめた。そののち、340nw以
下の波長の光をカットした350Wの水銀灯を眉い、5
分lll1!!素・感光性樹脂混合物に光照射しでAT
Pasefi定化膜を形成した。 つぎにこの固定化膜の機械的強度を増大させる推作を行
なった。すなわち、25%のグルグルアルデヒド水WI
液中にATPage固定化膜を15分間浸漬し、たん白
質分子間を共有結合により相互架g4させた。 二のATPage固定化膜を充分水洗し、さらに残存す
るグルタルアルデヒドを除くために0.1モル%のグリ
シン水溶液に15分間浸漬した。ついでこのATPセン
サーを水洗した。 以上のようにして作製したATPセンサーの応答特性を
20gN )リス(ヒドロキシメチル7ミノメタン)−
HCZ緩衝[(p118.o)を用いでATP濃度10
μM〜10xM(5mg〜5g#)の範囲で検討した。 結果(検Il線)を第3図に示す、なお該ATPセンサ
ーの応答は迅速でありた。またこのセンサーの寿命を評
価したところ、1力月後の出力低下は、はとんどなかつ
た。 1)図から本発明のATPセンサーは1xH程度の範囲
のATPa1度に対して、直ME!;答すること力ずわ
かる。 前記実施例においてはデート電圧を与えるものとしてt
金属を用いたが、銀・塩化銀電極などの安定な参照電極
を用いでも良い。 〔発明の効果1 以上のように本発明のATPセンサーでは、ATP加水
分解酵素を水素イオン感応電極と岨み合わせているので
、ATP濃度を簡単かつ迅速に、高選択性を持って測定
することができゐ、またATP加水加水分解色素て耐熱
性ATPageを使用し、それをpH−l5FET上に
感光性樹脂を用いて固定化膜として形成するばあいには
、小型化、マルチセンサー化が容易で、長寿命を有する
ATPセンサーかえられる。
素反応に必要であり、有用物質生産のバイオリアクター
には必須である。 従来からのATPの測定法としては、■イオン交換カラ
ムでATPを分離し、紫外線吸収量により検出する方法
と、■生物発光反応を利用する方法の2つの代表的な方
法がある。これらの2つの方法について説明す為。 ■イオン交換カラムでATPを分離し、紫外線吸収量に
より検出する方法 ATPは中性付近でリン酸が解離するため、陰イオン交
換カラムで分離することができる。また、ATPは25
0〜260nzに核酸に特有な吸収を示すので、紫外分
光計と組み合わせて検出することができる。 #I4図はイオン交換カラムを眉いた高速液体りaマト
グフフイーにより、ATPを含む核酸試料からATPを
分離検出したぽあいの高速液体クロマトグラフィーの具
体例である(BIG−RAD社資料)、なお前記^速液
体りaマトグ?フィーにおける測定条件は、BIG−R
^0社製のColumn^−1nex^−25をllイ
、65℃で、ホウ酸ナトリウムと塩化7ンモニフムのグ
ラジェントで核酸を溶出したものを254nxで検出し
たものである。 ■生物発光反応を利用する方法 ATPがルシフェリンとホタルの尾から抽出されたルシ
フェリン・ルシフェラーゼ酵素に上って反応を起こし、
560〜580u*の光を発することを利用した方法で
ある。この1fあいの反応式を下に示す。 ルシフェリン(酸化型)Pf’i+八MP+へ(1+b
yこの発光はATP 1分子あたり1個の7オトンが故
へ 出さtti″)で・発光0時間1対す
6値を積分tにとによってATP量を検量することがで
さる。操作は試料からATPを抽出し、酵素Saと反1
Bさせたのちフォトメーターによって測定する。 〔発明が解決しようとする問題息J 従来の^TF検出演出法るイオン交換カラムでATPを
分離し、紫外線吸収量により検出する方法は、カラムを
用いる方式のため!ili!が大掛かりで、分離時開と
して数時間必要であり、条件出し操作を常に必要とする
。また他の核酸などが混在するばあいには分離が困難に
なり、また高速液体クロマトグラブイ−などの高価な装
置を必要とする、などの問題がある。 一方、生物発光反応を利用する方法は、酵素系が不安定
かつ高価であり、かつATI’の試料からの抽出などが
必要であること、また7t)メーターが高価であるなど
の問題があろ1本発明は上記のごとき問題を解消するた
めになされたもので、ATPに対する高い選択性を有し
、安定で迅速な測定ができ、小型化が可能で、操作が簡
単で安価なATPセンサーをうることを目的とするもの
である。 E問題点を解決するための手段] 本発明は、ATPを選択的に認識して加水分解する酵素
であるATP加水分解酵素および水素イオン感応電極を
岨み合わせたことを特徴とするATPセンサーにIする
。 [作用] 本発明の基本原理をつぎに説明する。 ATPが7デノシントリホス7アターゼ(ATP亀se
)で代表されるATP加水分解酵素によってda付近で
分解される際、ATP1molに対しで1−01のH”
が生成することが知られている。 その結果上じたHゝは測定液中の水素イオン濃度を上昇
させる。従ってATP加水分解酵素濃度を一゛ 定に
してATPを分解させ、一定時間後の水素イオン濃度を
測定すれば、存在したATP量を知ることができる。 [yl施例] 本発明に用いるATP加水分解酵素は、サーマスサーモ
フイ2ス(Therwusthermophilus)
8B−8などの好熱性細菌、他のバクテリア、ミトコ
ンドリア、クロロプラストなどからえられる、たとえば
ATPase、 ミオシンATP’ase%Ha◆−
に◆ATPase。 Cm”+ATPage%H÷ATPaseなどで代表さ
れるものである。この上うなATP加水分解酵素は細胞
膜に結合したままのものでもよく、精製した状態のもの
でもよい、一般にa酵素は、膜に結合した状態の方が安
定であるぽあいが多い。 前記ATP加水分解酵素の代表的な具体例であるATP
ageのなかでも、好熱性M薗からIf!I!したAT
Paseは耐熱性に優れており、温度や変性剤などの影
響も受けにくく、固定化酵素として用いるばあいには最
適である。 ATPageで代表されるATP加水分解酵素は、たと
えば好熱性細菌す−マスサーモフイラスHB−8を栄’
l培地で培養したのち、討致増殖期後牛で集菌し、超音
波またはフレンチプレス(French −press
)などで菌体を破壊し、遠心分離に上って細胞膜を集
めることに上り、ATP加水分解酵素である膜結合型A
TPaseが窮g1される。この細胞膜には高い活性を
有するATPaseが結合している。精製^Tl’as
eは、この細胞膜を低イオン強度のバッフ7−や界面活
性剤をもちいて洗浄してATPageを可溶化したのち
、カラムクロマトグチフィーなどにより精製して調製さ
れる。 本発明に用いる水素イオン感応電極としては、通常使用
されている感応電極であれば使用しうるが、小型化や集
積化が容暴であるなどの点から水素イオン感応性電界効
果型シランノスター(pトl5FET)を眉いることが
好ましい。 本発明ではATP加水分解酵素と水素イオン感応電極と
を組み合せてATPセンサーが製造される。 ^TF加水分解酵素と水素イオン感応電極とを岨み合せ
る方法として、たとえば ■ATP加水分解酵素を、たとえば感光性樹脂を用いて
水素イオン感応電極に固定化する方法■ATPageを
、寒天(八garose)にまぜて水素イオン感応電極
上で固化させ、固定化させる方法へ ■A
TPageをアクリルアミトモ/マーとa+し、水素イ
オン感応電極上で重合させて固定化する方法などの方法
があげられるが、これらに限定されるものではない、必
要なのはATP加水分解酵素を眉いてATPを^OPに
加水分解し、その際に生じる水素イオン濃度変化を再現
性よく測定することができ、ATPtfiを測定するこ
とができればよいのである。 なお、たとえば感光性樹脂を用いてATPage固定化
膜をpH−[5FET上に形成するばあいには、イオン
感応面との接着性がよく、薄膜化が可能で、リングラフ
イー技術によって容易にパターニングすることもでき、
マルチセンサーにすることも可能である。 前記ATP加水分解酵素を固定化するのに用いる感光性
樹脂の具体例としでは、たとえばトメチル−p−ホルミ
ルスチリルピリジニフムメトサル7エー) をべ>rン
トニ有するポリビニルアルコール、増感剤としてたとえ
ばベンゾインエチルエーテルを加えたポリエチレングリ
コールジメタクリレート、架橋剤としてノアシト化合物
を混合したポリビニルアルコールなどが用いられうるが
、これらに限定されるものではなく、ATP加水分解酵
素な失活させずに固定化できるものであれば使用しうる
。 感光性樹脂を眉いて固定化するのが9トtsFET電極
面との接着性、薄膜化、パターニングの容易さなどの点
から好ましいが、ATP加水分解酵素を失活させずに固
定化できるかぎり、アクリルアミドなどを用いて固定化
してもよい。 本発明のATPセンサーの製法に用いる水素イオン感応
電極と、ATP加水分解酵素との組み合わせとして種々
の組み合わせが考えられるが、その一実施態様として感
光性樹脂を用いてATPaseをpトISFETのイオ
ン感応面に直接塗布硬化させ、ATPage固定化膜に
したATPセンサーについて、図面にもとづき説明する
。 第2図は、本発明のATPセンサーのU?Lに用いうる
9トl5FET素子(下地電極)の一実施態様の斜視図
である。下地電極であるpH−l5FET素子(1)に
は、ソース(2)、(4)、ドレイン(3)、(5)、
疑似参照電極(8)、およびリード#i (7)が設け
られている。このpH−ISFET素子はソース(2)
およびドレイン(3)からなる1個のpH−l5FET
(^)、ソース(4)およびドレイン(5)からなるも
う1個の、ll−l5FET(B)ならびに疑似参照電
極(6)から構成される複合型、トl5FET素子であ
る。この素子は通常の金属酸化物型電界効果トランジス
ターの製法に準拠して作製される。 ここで疑似参照電極(6)は金の蒸着膜であるapH−
ISFET(^)およびplI−rSFET(B)はそ
れぞれ単独で水素イオンに感応するもので、ソース・ド
レイン間に一定電圧をかけて両者の間を流れる電流を測
定するか、シース・ドレイン間に一定電流を流すために
必要なソース電圧を測定することによって、溶液中のp
H(水素イオン濃度)を測定しうる。 1図に示i−pトl5FET(^)の(8)の部分に固
定化膜を装着し、もう一方の、1I−ISFET(B)
にはそれを装着しないことにより本発明のATPセンサ
ーが作製されろ。 試料溶液中にATPがあれば前記の式(r)に従ってA
TPが分解され、ATPage固定化膜内のpHは、A
TPage固定化膜のなイpH−1)FET(B)でモ
ニターされる試料溶液自体のOilと差を生じることに
なる。 従って、二のATPセンサーは、2個のpトl5FET
(^)おより(B)それぞれのソース・ドレイン間に一
定電流を流すために必要なソース電圧を測定し、両pト
l5FETのソース電圧の差動出力を増幅することによ
って、試料S液中のATP濃度を測定することができる
。 以下、本発明のATPセンサーを実施例に、もとづき説
明する。 実施例1 ポリビニルアルコールの水酸基にN−メチル一一−ホル
ミルスチリルビリノニウムメトサル7エー)を付加(付
加率はポリビニルアルコールの水酸基に対して0.8毫
ル%)させた感光性m脂(布材、特開昭56−5761
号公報に記載)の5重量%水溶液を調製した。この水溶
90.2m&に^Tf’aae 20tgと牛血清アル
ブミン20Hgとを溶解し、均一な溶液とした。 この酵素・感光性樹脂混合水溶液を第1図に示す(8)
の部分に、第11!Iに示すようにソース(2)とドへ
、イア(3)&、、、6□、1l−
ISFET、)やや、や1部分、すなわちイオン感応面
をおおうように広く塗布し、スピナーを用いて均一な膜
にするとともに乾燥せしめた。そののち、340nw以
下の波長の光をカットした350Wの水銀灯を眉い、5
分lll1!!素・感光性樹脂混合物に光照射しでAT
Pasefi定化膜を形成した。 つぎにこの固定化膜の機械的強度を増大させる推作を行
なった。すなわち、25%のグルグルアルデヒド水WI
液中にATPage固定化膜を15分間浸漬し、たん白
質分子間を共有結合により相互架g4させた。 二のATPage固定化膜を充分水洗し、さらに残存す
るグルタルアルデヒドを除くために0.1モル%のグリ
シン水溶液に15分間浸漬した。ついでこのATPセン
サーを水洗した。 以上のようにして作製したATPセンサーの応答特性を
20gN )リス(ヒドロキシメチル7ミノメタン)−
HCZ緩衝[(p118.o)を用いでATP濃度10
μM〜10xM(5mg〜5g#)の範囲で検討した。 結果(検Il線)を第3図に示す、なお該ATPセンサ
ーの応答は迅速でありた。またこのセンサーの寿命を評
価したところ、1力月後の出力低下は、はとんどなかつ
た。 1)図から本発明のATPセンサーは1xH程度の範囲
のATPa1度に対して、直ME!;答すること力ずわ
かる。 前記実施例においてはデート電圧を与えるものとしてt
金属を用いたが、銀・塩化銀電極などの安定な参照電極
を用いでも良い。 〔発明の効果1 以上のように本発明のATPセンサーでは、ATP加水
分解酵素を水素イオン感応電極と岨み合わせているので
、ATP濃度を簡単かつ迅速に、高選択性を持って測定
することができゐ、またATP加水加水分解色素て耐熱
性ATPageを使用し、それをpH−l5FET上に
感光性樹脂を用いて固定化膜として形成するばあいには
、小型化、マルチセンサー化が容易で、長寿命を有する
ATPセンサーかえられる。
第1図は本発明のATPセンサーの一実施態様に関する
説明図、第2図は本発明のATFセンサーに用いる下地
電極の一実施態様であるDIl−ISFET素子に関す
る説明図、第3図は実施例1でえちれたATPセンサー
のATP11度と出力との関係を示すグラフ、14図は
高速液体クロマトグラフィにょるATPの分離例を示す
グラフ′C″ある。 図中、(1)はpH−l5FET素子、(8)はATP
加水分解酵素固定化膜である。なお、各図中の同一符号
は同一または相当部分を示す。 代理人 大 岩 tl! 雄 1 : vH−ISFET素子 へ 2.4・ソース 3.5: ドレイン 8:固定比獲 手続補正書(自発) 1.事件の表示 特願昭 59−24681)号2
、発明の名称 ATPセンサー 3、補正をする者 4、代理人 5、補正の対象 (1)明細書の「発明の詳細な説明」の欄■図面 6、補正の内容 (1)明細書4頁1)〜14行の「ATPの一一−−−
−また」を削除する。 ■同6頁2行の「クロロプラスト」を「クロロプラスト
、筋肉組織」と補正する。 の)同7頁17〜18行の「寒天−一一一一一方法」を
[ウシ血清アルブミンなどのマトリックスと混合してグ
ルタルアルデヒドなどで化学架橋する方法」と補正する
。 (4)同1)頁2行の「IIN」をrlo*MJと補正
する。 G)図面(第3図)を別紙補正図面(第3図)のとおり
の補正する。 7、添付書類の目録
説明図、第2図は本発明のATFセンサーに用いる下地
電極の一実施態様であるDIl−ISFET素子に関す
る説明図、第3図は実施例1でえちれたATPセンサー
のATP11度と出力との関係を示すグラフ、14図は
高速液体クロマトグラフィにょるATPの分離例を示す
グラフ′C″ある。 図中、(1)はpH−l5FET素子、(8)はATP
加水分解酵素固定化膜である。なお、各図中の同一符号
は同一または相当部分を示す。 代理人 大 岩 tl! 雄 1 : vH−ISFET素子 へ 2.4・ソース 3.5: ドレイン 8:固定比獲 手続補正書(自発) 1.事件の表示 特願昭 59−24681)号2
、発明の名称 ATPセンサー 3、補正をする者 4、代理人 5、補正の対象 (1)明細書の「発明の詳細な説明」の欄■図面 6、補正の内容 (1)明細書4頁1)〜14行の「ATPの一一−−−
−また」を削除する。 ■同6頁2行の「クロロプラスト」を「クロロプラスト
、筋肉組織」と補正する。 の)同7頁17〜18行の「寒天−一一一一一方法」を
[ウシ血清アルブミンなどのマトリックスと混合してグ
ルタルアルデヒドなどで化学架橋する方法」と補正する
。 (4)同1)頁2行の「IIN」をrlo*MJと補正
する。 G)図面(第3図)を別紙補正図面(第3図)のとおり
の補正する。 7、添付書類の目録
Claims (6)
- (1)ATP加水分解酵素および水素イオン感応電極を
組み合わせたことを特徴とするATPセンサー。 - (2)ATP加水分解酵素がアデノシントリホスファタ
ーゼ(ATPase)である特許請求の範囲第(1)項
記載のATPセンサー。 - (3)ATPaseが水素イオン感応電極に固定化され
ている特許請求の範囲第(2)項記載のATPセンサー
。 - (4)ATPaseが耐熱性ATPaseである特許請
求の範囲第(2)項または第(3)項記載のATPセン
サー。 - (5)水素イオン感応電極が水素イオン感応性電界効果
型トランジスター(pH−ISFET)である特許請求
の範囲第(1)項記載のATPセンサー。 - (6)ATP加水分解酵素および水素イオン感応電極が
それぞれATPaseおよびpH−ISFETであり、
感光性樹脂を用いてATPaseをpH−ISFET上
に固定化されている特許請求の範囲第(1)項記載のA
TPセンサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59246813A JPS61122560A (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | Atpセンサ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59246813A JPS61122560A (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | Atpセンサ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61122560A true JPS61122560A (ja) | 1986-06-10 |
Family
ID=17154066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59246813A Pending JPS61122560A (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | Atpセンサ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61122560A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02195241A (ja) * | 1989-01-25 | 1990-08-01 | Nok Corp | Atpセンサ |
WO2002025262A1 (fr) * | 2000-09-25 | 2002-03-28 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Electrode a enzyme |
JP2009229379A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Bio X:Kk | Isfetを用いるatpアーゼ活性の計測方法並びに計測システム |
JP2013235014A (ja) * | 2009-04-21 | 2013-11-21 | Univ Of Tokyo | 微生物の数または量を測定する方法および装置 |
WO2017073783A1 (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-04 | 国立大学法人豊橋技術科学大学 | センサ |
-
1984
- 1984-11-19 JP JP59246813A patent/JPS61122560A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02195241A (ja) * | 1989-01-25 | 1990-08-01 | Nok Corp | Atpセンサ |
WO2002025262A1 (fr) * | 2000-09-25 | 2002-03-28 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Electrode a enzyme |
JPWO2002025262A1 (ja) * | 2000-09-25 | 2004-01-29 | 旭化成株式会社 | 酵素電極 |
US7169273B2 (en) | 2000-09-25 | 2007-01-30 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Enzyme electrode |
JP4721618B2 (ja) * | 2000-09-25 | 2011-07-13 | 旭化成株式会社 | 酵素電極 |
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