JPS61121420A - アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法 - Google Patents
アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法Info
- Publication number
- JPS61121420A JPS61121420A JP24361684A JP24361684A JPS61121420A JP S61121420 A JPS61121420 A JP S61121420A JP 24361684 A JP24361684 A JP 24361684A JP 24361684 A JP24361684 A JP 24361684A JP S61121420 A JPS61121420 A JP S61121420A
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- JP
- Japan
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- current
- electrolytic capacitor
- aluminum electrolytic
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- manufacturing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、アルミニウム電解コンデンサ用電極゛箔の製
造方法に関するものである。
造方法に関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来、この種のアルミニウム電解コンデンサは塩素イオ
ンを含む電解液中で電解エツチングを行い、実効表面積
を拡大したのち、誘電体の酸化皮膜をほどこしたアルミ
ニウム箔と絶縁紙とを巻回し、駆動用電解液を含浸して
構成している0電解エツチングによる電極箔の表面積拡
大作用は多数の要因、例えばエツチング電流波形、電流
密度、エツチング液の濃度および温度等の影響を受ける
ことが知られている。
ンを含む電解液中で電解エツチングを行い、実効表面積
を拡大したのち、誘電体の酸化皮膜をほどこしたアルミ
ニウム箔と絶縁紙とを巻回し、駆動用電解液を含浸して
構成している0電解エツチングによる電極箔の表面積拡
大作用は多数の要因、例えばエツチング電流波形、電流
密度、エツチング液の濃度および温度等の影響を受ける
ことが知られている。
その中で電流波形に関する検討も従来から行われており
、通常直流、交流、パルス電流が工業的に使用されてい
る。
、通常直流、交流、パルス電流が工業的に使用されてい
る。
パルス電流波形を利用するエツチング法も種々検討され
ており、塩素イオンを含む電解液中でパルス電流波形を
用いる方法としては、英国特許第1.169,234号
特開昭57−132322号等が知られている。また塩
素イオンとクロム酸イオンを含む電解液中で、パルス電
流波形を用いてエツチングを行う方法としては、特公昭
66−36280号が知られている。これらの方法は、
電流波形として通電している間は一定電流が流れ倍率が
得られず、アルミニウム電解コンデンサの小型化・コス
トダウ/に限界があるという欠点があった。
ており、塩素イオンを含む電解液中でパルス電流波形を
用いる方法としては、英国特許第1.169,234号
特開昭57−132322号等が知られている。また塩
素イオンとクロム酸イオンを含む電解液中で、パルス電
流波形を用いてエツチングを行う方法としては、特公昭
66−36280号が知られている。これらの方法は、
電流波形として通電している間は一定電流が流れ倍率が
得られず、アルミニウム電解コンデンサの小型化・コス
トダウ/に限界があるという欠点があった。
発明の目的
本発明は、このような従来の欠点を除去するものであり
、高倍率のアルミニウム電解コンデンサ用電極箔を製造
することを目的とするものである。
、高倍率のアルミニウム電解コンデンサ用電極箔を製造
することを目的とするものである。
発明の構成
この目的を達成するために本発明は、塩素イオンを含む
電解液中において、アルミニウム箔と対極との間に、ア
ルミニウム箔を陽極として、電流を通電する時間と電流
を停止させる時間とを繰り返して電解エツチングを行う
ものであり、この構成によって以下に詳述するように、
本発明の目的が達せられる。
電解液中において、アルミニウム箔と対極との間に、ア
ルミニウム箔を陽極として、電流を通電する時間と電流
を停止させる時間とを繰り返して電解エツチングを行う
ものであり、この構成によって以下に詳述するように、
本発明の目的が達せられる。
アルミニウム電解コンデンサ用電極箔を電解エツチング
を行い、高い広面倍率を得るためにはアルミニウム箔表
面と電解液との界面で生じる俗解反応の速度を時間的に
変化させることが有効である。その理由の1つとして以
下のことが考えられる。アルミニウム箔を俗解すると俗
解反応の際に生じる水素ガス等の気体の一部がアルミニ
ウム表面に吸着される。そのガスが吸着されている個所
は、塩素イオンの攻撃を受けず腐食が妨げられる。
を行い、高い広面倍率を得るためにはアルミニウム箔表
面と電解液との界面で生じる俗解反応の速度を時間的に
変化させることが有効である。その理由の1つとして以
下のことが考えられる。アルミニウム箔を俗解すると俗
解反応の際に生じる水素ガス等の気体の一部がアルミニ
ウム表面に吸着される。そのガスが吸着されている個所
は、塩素イオンの攻撃を受けず腐食が妨げられる。
すなわち俗解速度が時間的に変化し、ガス濃度に時間的
あるいは場所的なゆらぎ現象が生じることにより、多く
の腐食開始点が生じるのである。
あるいは場所的なゆらぎ現象が生じることにより、多く
の腐食開始点が生じるのである。
ところで、従来例のような矩形波状の電流波形を用いる
電解エツチング法では、電流が流れている状態と停止し
ている状態との間では、溶解速度の変化を生じ、腐食開
始点の増加に役立つ。しかし電流が流れている間は一定
の電流が流れ、俗解速度も一定で、新しい腐食開始点を
生成させることができない。その結果拡面倍率に限界が
あったのである。
電解エツチング法では、電流が流れている状態と停止し
ている状態との間では、溶解速度の変化を生じ、腐食開
始点の増加に役立つ。しかし電流が流れている間は一定
の電流が流れ、俗解速度も一定で、新しい腐食開始点を
生成させることができない。その結果拡面倍率に限界が
あったのである。
本発明による方法を用い、ると、電流が流れている間に
おいても、電流が変化し、俗解速度が刻々と変化し、そ
の結果従来例よりも高い波面倍率?得ることができるの
である。
おいても、電流が変化し、俗解速度が刻々と変化し、そ
の結果従来例よりも高い波面倍率?得ることができるの
である。
実施例の説明
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
従来例と本発明例との両方において、通電時間T1と停
止時間T2と広面倍率との関係を第1図、第2図に示す
。なお、実賑条件は、エツチング液NaCl3%、 9
0 ℃、 :L 7チング時間1分、電流密度0.6A
/d である。
止時間T2と広面倍率との関係を第1図、第2図に示す
。なお、実賑条件は、エツチング液NaCl3%、 9
0 ℃、 :L 7チング時間1分、電流密度0.6A
/d である。
グラフでも明らかな様に、本発明の方が高い広面倍率が
得られていることがわかる。
得られていることがわかる。
発明の効果
以上のように本発明によれは、高い広面倍率の電極箔を
得ることができるのである。
得ることができるのである。
第1図は通電時間T1 と広面倍率との関係を示す図
、第2図は停止時間T2 と広面倍率との関係を示す
図である。
、第2図は停止時間T2 と広面倍率との関係を示す
図である。
Claims (5)
- (1)塩素イオンを含む水溶液を電解液とし、この電解
液中において、アルミニウム箔と対極との間に、アルミ
ニウム箔を陽極として、電流を通電する時間と電流を停
止させる時間とを繰り返して、電解エッチングを行うこ
とを特徴とするアルミニウム電解コンデンサ用電極箔の
製造方法。 - (2)電流を通電させる時間が5〜10msであること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアルミニウム
電解コンデンサ用電極箔の製造方法。 - (3)電流を停止させる時間が5〜10msであること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のアルミニウム
電解コンデンサ用電極箔の製造方法。 - (4)通電する電流波形として、電流値がゼロから急激
に設定値まで上昇し、その後除々に直線的に増加し、通
電時間が終了すると、急激にゼロになるような電流値が
時間的に変化する電流波形を用いることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載のアルミニウム電解コンデンサ
用電極箔の製造方法。 - (5)通電する電流波形として、電流値がゼロから急激
に設定値まで上昇し、その後除々に直線的に減少し、通
電時間が終了すると、急激にゼロになるような電流値が
時間的に変化する電流波形を用いることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載のアルミニウム電解コンデンサ
用電極箔の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59243616A JPH0620030B2 (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59243616A JPH0620030B2 (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61121420A true JPS61121420A (ja) | 1986-06-09 |
JPH0620030B2 JPH0620030B2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=17106467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59243616A Expired - Lifetime JPH0620030B2 (ja) | 1984-11-19 | 1984-11-19 | アルミニウム電解コンデンサ用電極箔の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0620030B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007123552A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Nichicon Corp | 電解コンデンサ用エッチング箔の製造方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5125439A (ja) * | 1974-08-28 | 1976-03-02 | Fujitsu Ltd | |
JPS51142442A (en) * | 1975-06-04 | 1976-12-08 | Fujitsu Ltd | Method of producing porous anodic elements of aluminum |
JPS57132322A (en) * | 1980-12-23 | 1982-08-16 | Philips Nv | Aluminum foil for electrolytic condenser and method of producing same |
-
1984
- 1984-11-19 JP JP59243616A patent/JPH0620030B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5125439A (ja) * | 1974-08-28 | 1976-03-02 | Fujitsu Ltd | |
JPS51142442A (en) * | 1975-06-04 | 1976-12-08 | Fujitsu Ltd | Method of producing porous anodic elements of aluminum |
JPS57132322A (en) * | 1980-12-23 | 1982-08-16 | Philips Nv | Aluminum foil for electrolytic condenser and method of producing same |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007123552A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Nichicon Corp | 電解コンデンサ用エッチング箔の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0620030B2 (ja) | 1994-03-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |