JPS61119639A - ニツケル/チタン/ニオブ形状記憶合金および物品 - Google Patents

ニツケル/チタン/ニオブ形状記憶合金および物品

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JPS61119639A
JPS61119639A JP60249916A JP24991685A JPS61119639A JP S61119639 A JPS61119639 A JP S61119639A JP 60249916 A JP60249916 A JP 60249916A JP 24991685 A JP24991685 A JP 24991685A JP S61119639 A JPS61119639 A JP S61119639A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ニッケル/チタン系形状記憶合金に関し、詳
しくはニオブを含有するニッケル/チタン系形状記憶合
金に関する。
[従来技術] 形状記憶を有し得る有機および金属材料はよく知られて
いる。そのような材料からできている物品は初めの熱安
定形状から熱不安定第2形状へ変形し得る。物品は、熱
のみを適用した時に、熱不安定な形状から初めの熱安定
な形状へ戻るまたは戻ろうとする(即ち、初めの形状を
「記憶している」)ので、形状記憶を有すると言われて
いる。
金属合金において、形状記憶を有する能力は、合金が温
度変化によってオーステナイト状態からマルテンサイト
状態へ可逆的に転移することの結果である。更に、合金
はマルテンサイトにおいてよりもオーステナイトにおい
てかなり強度が高い。
この転移は、熱弾性マルテンサイト転移と呼ばれること
がある。そのような合金からできている物品(例えば、
中空スリーブ)は、合金がオーステナイト状態からマル
テンサイト状態へ転移する°温度以下に冷却された場合
、初めの形状から新しい形状へ容易に変形できる。通常
、この転移が始まる温度はMsと呼ばれ、終わる温度は
Mfと呼ばれる。
このように変形された物品が、As(Afは戻るのが完
了する温度である。)と呼ばれる、合金がオーステナイ
トに戻り始める温度に加温される場合、変形された物品
はその初めの形状に戻り始める。
市販されているニッケル/チタン合金は、種々の用途に
おいて非常に有用である形状記憶性質を有する。
形状記憶合金は、近年、パイプカップリング[ハリソン
(Harrison)およびジャービス(J ervi
s)による米国特許第4,035,007号および同第
4゜198.081号参照。]、電気コネクタ[オヅテ
(Otte)およびフィシ+ −(F’ 1scher
)による米国特許第3.740,839号参照。]、ス
イッチ[メルトン(Melton)およびマージ+ −
(Mercier)による米国特許第4.205,29
3号参照。]などにその用途が見い出されている。
オーステナイト相はマルテンサイト相よりも強いので、
室温付近である必要はない使用温度において合金をオー
ステナイトにすることが有益であることは当然である。
実際、合金が実用性を有するように、広範囲の使用温度
において(例えば、室温より実質的に低い温度から室温
より実質的に高い温度において)、合金をオーステナイ
トに保つことか好ましい。
米国軍事規格M[L−F−85421には、約−55℃
で機能的である製品か必要とされている。
製品が形状記憶合金を含む場合、製品を熱不安定形状で
輸送する都合から、製品は約50℃より低くで回復して
はならない。製品がこれらおよび同様の要求を満足する
ことは、車内および車外において工業的実用性の問題で
ある。
物品が室温でまたは室温付近で製造、貯蔵および輸送で
きるように、合金が室温付近でマルテンサイトであるこ
とは好ましい。合金からできている物品、例えばカップ
リングの場合に、物品が尚早に回復しないからである。
これら好ましい結果を導く1つの方法は、室温付近でマ
ルテンサイトであり、室温を含む大きな温度範囲におい
てオーステナイトでもある合金を得ることであり、充分
に幅が広い、例えば125℃以上の転移ヒステリシスを
示す合金を得ることである。ヒステリシスの幅が充分に
広くかつ室温がヒステリシスの中央付近に位置する場合
に、合金はマルテンサイト状態のままで製造でき好都合
に貯蔵できる。ヒステリシスの幅が充分に広い場合に、
合金は室温より実質的に高い温度に加熱されるまでオー
ステナイトに転移しない。これら加熱は、(例えばカッ
プリングの形態の)合金が所望環境において装着される
まで適用されない。次いで合金はオーステナイト状態に
なり、使用温度(これは室温より高いかも低いかもしれ
ない。)がマルテンサイト転移温度より実質的に高いの
で、冷却した後にオーステナイト状態のままである。従
って上記の好ましい結果が達成される。
しかしながら、これら好ましい結果を達成するように充
分に幅広いヒステリシスを有する市販のニッケル/チタ
ン系合金は存在しない。
例えば、市販のほぼ等原子割合の2元ニッケル/チタン
合金は幅約30℃のヒステリシスを有する。この合金の
ヒステリシスの位置は、極度に組成感応性であり、ヒス
テリシスは0℃以下の温度から0℃以上の温度に移動で
きるがヒステリシスの幅は適切に変化しない。従って、
合金が室温でマルテンサイトである場合に、使用温度は
室温以上でなければならない。同様に、使用温度が室温
である場合に、合金は、室温以下でマルテンサイトであ
り、製造、輸送および貯蔵用の特別な冷却装置を要する
。理想的には、上記のように、室温は転移ヒステリシス
の中央付近になければならない。しかし、2元合金にお
いてヒステリシスの幅が狭いので、いずれかの特定の合
金の使用温度、範囲は必然的に限定されている。実際に
、合金は使用温度での変化に適合するように変化する必
要がある。
形状記憶合金の工業化がかなり遅れているのは、上記の
ような極度の温度感応性に、少なくとも部分的に原因し
ている。合金化および処理はその問題を解決していない
ニッケル/チタン/鉄合金、例えばハリソン(Harr
ison)らによる米国特許第3.753.70θ号の
合金は、約70℃までの広いヒステリシスを有するが、
0℃より低い温度でマルテンサイト/オーステナイト転
移を行う典型的な極低温性合金である。一般的に、極低
温性合金などの低温性          。
形状記憶合金は、高温性形状記憶合金よりも広い転移ヒ
ステリシスを有する。極低温性記憶合金において、合金
は非常に低い温度に(例えば液体窒素中に)保つ必要が
あり、よって、マルテンサイトからオーステナイトへの
転移を防止する。非経済的でないにしても、これにより
、形状記憶合金の使用は不都合になる。
ハリソン(Harrigon)らによる1983年9月
28日に出願された米国特許出願第537,316号に
記載されているニッケル/チタン/銅合金、およびフィ
ン(Q uin)による1983年10月14日に出願
された米国特許出願第541,844号に記載されたニ
ッケル/チタン/バナジウム合金は、極低温性でないが
、これらのヒステリシスは非常に狭い(10〜20℃)
ので、用途はカップリングおよび同様の物品に限定され
ている。
ニッケル/チタン系形状記憶合金はあまり研究されてい
ない。3元状態図が求められているか[rNi−Ti−
Nb系における3元金属間組成物」、ポロシュコワヤ・
メタラノヤ(P oroshkovayaMeLall
urgiya)、第44巻、第8号、61−69頁([
966年)参照。]、この系について物理的性質の研究
はなされていない。米国ネーバル・オーディナンス・ラ
ボラトリイ・レポート[U、S。
Neval 0rdinance Laborator
y Report(No LTR)]6642235頁
1965年8月)には、化学量論的ニッケル/チタンに
0.08〜16重量%のにオブを含む)11種類の元素
を加えることによる、3元合金の硬度に対する効果が記
載されている。
ニッケル/チタン系形状記憶合金に発生する問題は、銅
系形状記憶合金に処理することによって幾分解消されて
いる。銅系形状記憶合金におけるヒステリシスが機緘的
予条件づけ、オーステナイトエージングおよび熱処理に
よって一時的に拡張できることか知られている。これに
関しては、プルツク(Brook)らによる米国特許第
4,036,669号、同第4,067.752号およ
び同第4゜095.999号を参照されたい。
米国特許第4,036,669号に記載されている方法
はニッケル/チタン系形状記憶合金に適用されている。
しかし、この方法はニッケル/チタン系合金に対して有
益な効果がないことが判明している。
ある条件下でニッケル/チタン系形状記憶合金のヒステ
リシスが拡張せずに移動することが知られている。ヒス
テリシスの移動は、Ms、 Mf、 AsおよびAf!
度が全てMs’、Mf’、As’およびA[”に置き換
わり、ヒステリシスの幅が実質的に変化しないことを意
味する。置き換わった転移温度は通常の転移温度よりも
高いこともあり低いこともある。一方、ヒステリシスの
拡張とは、一般的には、AsおよびAfがAs’および
Af’に上昇するが、少なくともMsがおよび通常には
Mfも本質的に一定であることを意味する。エージング
、熱処理、組成および冷間加工全てはヒステリシスを効
率的に移動させる。例えば、室温で形状記憶合金に応力
を適用する場合、ヒステリシスが移動し、マルテンサイ
ト相は、普通にはオーステナイトである温度で存在する
。応力を除去すると、合金は、マルテンサイトからオー
ステナイトに等1的に(またはほぼ等1的に)転移する
ミャザキらはrTi−50,6原子%Ni合金における
転移擬弾性および変形挙動」なる論文[スクリブタ・メ
タラージ力(S cripta Metallurgi
ca)第15巻、第3号、287〜292頁(1981
年)コにおいて2元ニッケル/チタン合金の変形挙伸を
説明している。この論文の第3図に示されているように
、非回復性歪みが合金に加えられた場合に、オーステナ
イト転移温度は上昇する。すなわち、合金が8%または
それ以上に歪み次いで応力が除去された場合に、(22
ピにのArに比較して)変形温度243°Kに保たれた
歪み成分が存在する。
この成分は373°Kに加熱された場合に回復する(第
3図の点線参照。)が、正確な回復温度は測定されてい
ない。この論文においてなされているように急速に冷却
される場合に、試験されたニッケル豊富の2元合金は全
(不安定であるので、ヒステリシスが移動するか拡張す
るかについては、この論文かられからない。実際、当業
者は、試験された不安定合金によってヒステリシスが移
動するが拡張しないことを知っている。このことを否定
するようなヒステリシス転移に関する説明はみられない
メルトン(Melton)らによる上記米国特許第4゜
205.293号において、ニッケル/チタン/銅合金
は、非回復性歪みが加えられるように臨界歪みを越えて
変形される。しかし、転移ヒステリシスの拡張は観測さ
れない。
充分に幅広い転移ヒステリシスを有するニッケル/チタ
ン系形状記憶合金および物品を得ることは望まれている
が、従来、これに関して何もなされていなかった。
[発明の目的コ 従って、本発明の目的は、広い転移ヒステリシスを有し
得るニッケル/チタン系形状記憶合金を得ることにある
ニッケル/チタン系形状記憶合金に共通する他の問題は
、既知の低い機械加工性にある。ニッケル/チタン系形
状記憶合金は、当然、機械加工できるが、高価な器具を
用いてのみ可能であり、かなり簡単な形状のみに成形で
きる。
ニッケル/チタン系形状記憶合金を自由に機械加工する
ことは非常に望まれている。しかし、従来技術において
は、そのような合金をどのようにして得るかということ
に対して何もなされていなかった。
従って、本発明の他の目的は、自由に機械加工できるニ
ッケル/チタン系形状記憶合金を得ることにある。
形状記憶合金に伴う他の問題は、多くの合金が、通常の
マルテンサイト転移温度よりも高い温度でrRJ相に転
移することである。R相はオーステナイトとマルテンサ
イトの間の転移相である。一般に、−70℃よりも低い
Ms湯温度有する合金において、R相はかなり高い温度
で現れる。力・ツブリングにおいて、R相転移により、
Ms湯温度達する前に冷却する場合に応力の解放が生じ
る。
有害なR相転移がない合金を得ることが好ましい。すな
わち、できる限り低い温度でのR相転移、またはオース
テナイト/マルテンサイト転移に干渉しないR相転移を
有する合金を得ることが好ましい。最も好ましいものは
、R相転移が全くないらのである。
形状記憶合金が幅広い転移ヒステリシスを有し、自由に
機械加工でき有害なR相転移を示さないことが確かに望
ましいが、形状記憶合金を選択する場合に回復強さ、延
展性、および安定性も重要なものである。
従って、本発明の更に他の目的は、回復強さ、延展性お
よび安定性に関して優れているニッケル/チタン系形状
記憶合金を得ることである。
本発明のこれらおよび他の目的は、本明細書および添付
図面を参照すれば、当業者により容易にわかる。
[発明の構成] 本発明者らは、そのヒステリシスを非常に容易に拡張で
き、有害なR相転移を示さない一群のニッケル/チタン
/ニオブ合金を見いだした。はとんどの場合において、
これら合金は自由に機械加工可能である。本発明の合金
は、ニオブを約25〜30原子%含む。
組成物は他の成分を含んでよいが、組成物に実際に影響
しない他の成分を含まないことが最も好ましい。
以下に添付図面を参照して、本発明の詳細な説明する。
第1図は、ニッケル/チタン/ニオブ擬2元状態図であ
る。チタン組成は、水平軸で読み取れ1、ニオブ組成は
垂直軸で読み取れる。ニッケル組成は、チタンおよびニ
ッケル組成を合計し100から引算することによって得
られる。全ての組成は原子%で表す。
本発明の合金の組成は、第1図において領域ADE)I
によって規定される。それぞれの頂点の組成を第1表に
示す。
第1表 ADより左側の組成は、高すぎるMs湿温度有し、EH
より右側の組成は、低すぎる(実質的に液体窒素よりも
低い)Ms湿温度有する。
以下に説明するように、領域ADEH内の合金が拡張さ
れた転移ヒステリシスを有することは非常に容易である
。しかし、AH線より下側の組成においては、拡張は小
さすぎるので、実用的でない。
DE線より上側の高いニオブ含量の組成物は、以下に説
明するように、形状記憶効果をほとんど  −宵しない
ので実用的でない。
特に好ましい組成は、第1図の領域BDEGである。そ
れぞれの頂点の組成を第2表に示す。
第2表 上記のように、BDおよびEG線は適切なM8温度範囲
を有する組成の境界を与える。同様に、DE線はニオブ
含量の上限を示す。
BG線は合金を自由に機械加工できる下限を示し、BD
EG内の全ての合金は自由機械加工できる。DE線より
上側の高ニオブ含量の合金も自由機械加工できるが、上
記のように、形状記憶効果が小さいので、本発明から除
外されている。本発明の合金が自由機械加工できるとい
う事実は、驚くべきことであり、全く予想されていなか
ったことである。
いずれかの特定の理論を支持しようとするのではないが
、これら合金の自由機械加工性質は、第1形状記憶相に
加えて共融混合物相の存在に原因すると考えられる。B
G線より下側の組成において、共融混合物相は、存在せ
ず、あるいは非常に小さく、組成物の用途はほとんどな
い。CF線より高いニオブ含量の合金において、形状記
憶相と呼ばないニオブ豐富相は第1相になり、これら高
ニオブ含量合金の機械加工性は、通常のニッケル/チタ
ン系形状記憶合金に比較して幾分改良されているが、領
域BCFG内にある程度はども良好でない。
池の特に好ましい組成は、第1図の領域BCFGにより
示す。それぞれの頂点の組成を第3表に示す。
BC線およびPC線は、それぞれ許容可能な高Ms値お
よび低Ms値の境界を示す。更に、BGら機械加工性の
下限を示す。
第  3  表 CF線は、異なった回復力および異なった機械加工性を
有する組成間の境界を示す。第1図において、CF線よ
り下側の組成物は、CF線より上側の組成物よりも高い
回復力を有する。この重要性は以下に明らかにする。
最も好ましい組成物は領域BCIJの組成物である。こ
の領域の頂点を第4表に示す。
第4表 CI線およびBJ線は、回復力および機械的加工性が最
適になるようにひかれている。BC線およびIJ線は、
好ましいMs層温度よび転移ヒステリシスの拡張が最適
になるようにひかれている。
最も工業的に有用な合金は、この領域により示されると
考えられる。
[実施例] 以下に実施例を示し、本発明の詳細な説明し、本発明の
利点を述べる。
実施例1 市販の純粋なチタン、カルボニルニッケルおよびニオブ
を秤量し、第5表および第6表に示す組成物(原子%で
表示。)を得た。試験インゴットの全重量は約330g
であった。これら金属を、電子線溶融炉室の水冷銅床上
に置いた。室を1O−5トールに減圧し、電子線により
仕込物を溶融し、合金を製造した。
得られたインゴットを熱スエーノ加工し、約850°C
で空気中において熱圧延し、厚さ約0025インチのス
トリップを製造した。ストリップから試料を切り取り、
スケール除去し850℃で30分間真空焼きなましし、
炉を冷却した。
第5表に示す第1群の試料において、それぞれの試料の
Msは負荷10ksiで測定した。試料か液体窒素(−
196℃)よりも低いMsを有する場合に、Msは、単
に一196℃よりも低いと表示する。結果を第5表に示
し、第1図にプロットした。
第1図のそれぞれのデータ点の隣の数字は、合金番号で
あり、カッコ内の数字はMs値である。
第1図において、組成範囲を領域ADE)Iにより囲っ
た理由が更に明白になる。すなわち、AD線より左側の
組成は、約30℃またはそれ以上のMsを有することが
わかる。このMsは室温よりも高いので、これら合金の
用途は、必然的にカップリング、ファスナー、または同
様の種類の用途に限定される。
EH線より右側の組成は、実質的に一196℃よりも低
いMsを宵する。当然、これら合金は[例えば、上記の
ようなハリソン(Harrison)らのNi/Ti/
Fe極低温合金の代替としてコある用途を宵するのが、
本発明の目的を達成しない。
IJ線は約−80℃で一定のMsを規定する。
IJ線より右側の組成は冷Msを有し、IJより左側の
組成は温Msを有する。−80°CのMsは重要な数値
である。組成物が約−55°Cで許容可能な強さを有し
くMsで最小の強さが存在する。)、よって、上記軍事
規格に適合するからである。
IJ線とBC線の間のこれら組成物は、Ms層温度基づ
く最も好ましい範囲を規定する。
第6表に示す第2群の試料において、それぞれの試料を
伸張した。伸張後、応力を除去し、ストリップを非拘束
下で加熱し、形状記憶合金の回復を行わせた。回復を観
測し、温度の関数としてプロットした。転移が完了した
場合に、試料を冷却し、再加熱し、回復前後のマルテン
サイトお上びオーステナイト転移温度の測定を完了した
第5表 注 1):  l Okai負荷で測定したMs。
第 5 表 (続き) I) 1■ .20 ヂtl  )、ll’l&。; へ′8プ第■1中1 
士−410本出願人による特許出願において詳しく説明
するように、試料の伸張はヒステリシスを拡張するよう
に働き、オーステナイト転移温度はAsおよびlはそれ
ぞれAs’およびA4’に一時的に上昇する。はとんど
の場合において、マルテンサイト転移温度MsおよびM
fは本質的に一定のままである。As’ −Msの測定
値は操作範囲を規定する。
即ち、Ms値は試料の機能性の温度下限の指標であり、
As’値は、試料がオーステナイトに転移する前にさら
されてよい最高温度の指標である。試料がオーステナイ
トに転移した後、ヒステリシスはAs−Msに収縮する
。従って、As’−Msはヒステリシス拡張の有用な指
標である。本発明において、As’−Msは、転移ヒス
テリシスが使用前に一時的に拡張されているそれぞれの
組成物の予条件づけ性を示すことにおいても有用である
これら結果を第6表に示し、第2図にプロットした。第
6表のMs値は零負荷で測定するかまたは佇負荷で測定
して零負荷に外挿した。
第6表 注1)、零負荷でのMs。
第2図下部のAH線は、実用的な予条件づけが可能であ
る組成物と実用的な予条件づけが不可能である組成物と
の間の境界線である。予条件づけ性数値(As’−Ms
)はそれぞれのデータ点のカッコ内の萌の数値であり、
Msは後ろの数値である。
それぞれのデータ点の他の数値は合金番号である。
予条件づけ性は、ニオブ約2.5%(AH線)まで実質
的に変化しない。AD線より左側にありおよびニオブが
約245%より高い組成物は、約【00℃よりも低い予
条件づけ性を有し、高すぎるMsを有するので、いずれ
の場合にも適していない。
AD線より右側にありおよびニオブが2.5%より高い
組成物は、約100℃よりも高い予条件づけ性を有する
一般に、予条件づけ性は、所定の一定Ms値において、
低ニオブ含量から高ニオブ含量になるに従って増加する
。例えば、組成物24(ニオブ」5%)と組成物6(ニ
オブ12%)は同様のMsを持つが、組成物24は組成
物6よりも高い予条件づけ性を有する。
一般に、ニオブ含量が一定である場合に、予条件づけ性
は、チタン含量の減少とともに増加する。
従って、ニオブ含量がlO原子%で一定である組成物8
.46および48を比較する場合に、チタン含量が45
原子%から43原子%に減少すると、予条件づけ性は1
09から263に増加する。
微細構造を求めるために第3群の試料を試験した。試験
した試料を第7表に示し、第3図にプロットした。
BD線より左側の合金は、第1(形状記憶)相および共
融混合物に加えて第3の徂粒相を含む。要すれば、共融
混合物構造は、かなり粗(なる傾向にある。この点に関
しては、第4図(合金51)を参照されたい。
BG線より下側の合金、例えば合金35は、非常に少量
の共融混合物、通常は約5%よりも低い共融混合物を含
む。この微細構造を第5図に示す。
CF線より上側のニオブ含量を有する合金、例えば合金
30は、第1の共融混合物、およびほぼ純粋なニオブか
らなる第2相を含む(第6図参照。)。
第3図のBCFG内の領域は、合金14および合金21
により例示される。微細構造は、第7図および第8図に
それぞれ示されている。樹枝状結晶およびインターデン
ドライト(interdentriLic)共融混合物
ネットワークの形態の第1(形状記憶)相により特徴付
けられる。共融混合物は第1相および本質的に純粋なニ
オブからなるようである。
加工中に、共融混合物ネットワークは破壊され、合金は
顕微鏡的規模で更に均一になる。一般的に、ニオブが増
加するとともに、共融混合物の体積分率は増加する。第
7図の合金14と第8図の合金21を比較されたい。所
定のニオブ含量において、チタン含量増加とともに共融
混合物は粗粒になるようである。例えば、合金14は非
常に微細な共融混合物である。
共融混合物の存在により、熱加工の後に、非常に微細に
粒状になった2相微細構造が得られる。
この微細構造を有する合金は優れた成形性を有し、例え
ば、室温で冷加工できる。例えば、チタン44原子%、
ニッケル47原子%およびニオブ9原子%の名目組成を
有する合金は、0.5インチの棒から直径0.025イ
ンチのワイヤに冷延伸でき、850℃で焼きなましされ
る。同合金は、シートを形成するように熱延伸でき、次
いで終了操作として冷延伸できる。
予想しなかったことであるが、向上された機械的加工性
を有する合金が、非常に多量の共融混合物組成を有する
領域BDEG内にあることを見いだした。更に予想しな
かったことであるが、領域BCFG内にある合金が、非
常に向上された機械的加工性を有することを見い出した
。その理由は以下で説明する。一般に、共融混合物が増
加すると、機械的加工性が向上することを見い出した。
もう一度言うか、いずれの理論を支持するものではない
か、領域BCFGでの共融混合物は、マトリックスと異
なった機械的性質を有する相として存在し、よって、自
由機械加工鋼またはしんちゅうと同様にチップ破壊は容
易である。共融混合物の体積百分率が5体積%またはそ
れ以上である場合に、改良された機械的加工性が観測さ
れた。約5体積%より低い共融混合物において、所望効
果は観測されなかった。領域CDEFにおいて共融混合
物は、主要成分として存在し、第1形状記憶相よりも良
好な機械的加工性を有した(例えば、通常のニッケル/
チタン系形状記憶合金においてみられる。)。しかし、
領域BCFG内においてのように第1形状記憶相を包囲
する場合はども良好ではなかった。
改良された機械的加工性の別の表示は、観測された用具
摩耗の減少である。所定用具は、交換が必要になる前に
、より多くの部品を機械加工することがわかった。
実施例2 実施例1と同様にして試料を製造した。それぞれの試料
を、(表示しない場合に)14%変形し、負荷を除去し
、加熱し、次いで自由に3%回復させた。次いでそれぞ
れの試料を拘束しく歪み速度を0に設定し)、応力を集
結し、次いで応力を測定した。
本試験の目的は、カップリングの挙動を真似ることにあ
る。許容の獲得を示すために3%自由回復を用いた。3
%自由回復後、カップリングは垂直方向不動の物体とし
て働く基材(例えば、パイプ)に向かって接近した。こ
の点において、カップリングは回復しようとし続け、よ
って、最大応力に集結した。測定した最大応力(wax
)は、カップリングの回復力の信頼できる指標である。
結果を第8表に示す。
第8表 注1):11%変形、試料は破壊した。
2):12%変形、3%より少なく自由回復。
上の4つの試料はCF線より下側に位置する。
下の4つの試料はCF線より上側に位置する。この2組
の試料の比較は最もわかりやすい。
CF’線より上側の組成物はCF線より下側の組成物よ
りも低い回復力を有する。従って、後者の組成物は前者
の組成物よりも幾分広い用途を有すると考えられる。し
かし、DE線より上側(しかしDE線より下側)の組成
物ら実用的な用途を有し、本発明の目的をも満たす。
合金38は、本発明の合金と本発明の範囲内にない合金
の間の境界にある。この境界の理由は以下で説明する。
合金38の回復力は零である。この結果は、この特定組
成物(およびニオブを約30%よりも多く含む他の組成
物)での形状記憶が小さいので、3%の真似た許容を獲
得するのに充分に形状記憶回復が存在しないことにより
生じる。
小さい形状記憶効果は、形状記憶相の存在の減少された
体積分率に原因すると考えられる。従って、DE線より
上側の組成物はほとんど実用的用途を有しないと考えら
れる。
実施例3 本発明の合金の性質は、処理程度の変化により影響され
ることがわかった。以下で明確にするが、特定合金の性
質は、以下の好ましい方法の適用により特定条件に合致
するように、製造できる。
冷加工および温焼きなまし、あるいは温加工および温焼
きなましなどの処理が用いられ、ニッケル/チタン系形
状記憶合金の性質が調節されかつ合金に影響が与えられ
る。これに関しては、1983年2月15日出願の米国
特許出願第553゜005号および1984年4月4日
出願の米国特許出願第596,771号を参照されたい
。これら方法は、本発明の合金に適用してよく、実際、
従来の熱加工および熱焼きなまし方法と顕著に異なった
性質を生じさせる。
第1群の試料において、チタン44原子%、ニッケル4
7原子%およびニオブ9原子%から本質的になる合金の
処理温度の関数として零負荷Mg温度を求めた。3つの
試料を400〜600’Cの範囲で温加工し温焼きなま
しし、3つの試料を850〜900℃の温度で熱加工し
、次いで850〜1050℃の温度で熱焼きなましした
。結果を第9表に示す。
第9表 従って、これら合金に熱機械的加工を適用し、転移温度
を調節できる。
上記試料2〜5において、転移ヒステリシスの本質的幅
(Af−Msで定まる。)は加工温度の関数として零負
荷で求められる。結果を第10表に示す。
第10表 これら試料は、上記のように予め条件づけされていない
。第1θ表から、ヒステリシスの本質的幅が600’C
での温加工および温焼きなましにより最適になることが
わかる。
更に、予条件づけ性も、温加工および温焼きなましによ
り改良される。上記合金のリングを6゜0℃で温加工/
温焼きなまししまたは850’Cで熱加工/熱焼きなま
しした後、〜50’Cで16%拡張した。温加工/温焼
きなましされたリングのAs’は40℃であった。第9
表から、Msは一170℃である。従って、As’−M
sは210”Cである。同様に、熱加工/熱焼きなまし
したリングのAs’は52℃、Msは一94℃、As’
−Msは146℃であった。従って、合金の操作範囲、
As’−Msは、処理条件を最適にすることにより64
℃増加した。
オーステナイト降伏強さに対する処理の効果を調べた。
この場合に、チタン45原子%、ニッケル47原子%お
よびニオブ8原子%から本質的になる合金から2つの試
料を製造した。1つの試料を850℃で熱加工し熱焼き
なまししく30分間)、他の試料を500℃で温加工し
熱焼きなましく30分間)した。1OksiでのMsお
よびオーステナイト降伏強さを測定した。熱加工/熱焼
きなましした試料のMsは一5℃であり、またオーステ
ナイト降伏強さは82ksiであった。温加工/温焼き
なましした試料のMsは一47℃であり、オーステナイ
ト降伏強さは96ksiであった。
従って、本発明の合金の強さおよび転移温度を調節する
ために処理することができる。
他の群の試料において、熱加工/熱焼きなましに比較し
ての冷加工/温焼き・なまじの効果を調べた。ニッケル
46原子%、チタン46原子%およびニオブ8原子%か
ら本質的になる合金から試料を製造した。1つの試料を
850℃で熱加工/熱焼きなまししたところ、10ks
iでのMsは24°Cであった。他の試料を冷圧延し5
00℃で温焼きなまししたところ、10ksiでのMs
は3℃であった。室温オーステナイト降伏強さは、冷圧
延/1焼きなましにより(熱加工/熱焼きなましの)7
8ksiから132ksiに増加した。
従って、適切な焼きなまし温度と組み合わせた冷加工に
よっても、本発明の合金の強さおよび転移温度が調節さ
れる。
熱処理のみが転移温度に影響し得ることもわかった。結
果を第11表に示す。
ト 第11表 従って、組成に応じて、Msは熱処理により上昇するか
または下降する。
当業者は、本明細書および添付図面を参照すれば、本発
明の範囲から逸脱することなく、上記の態様と異なった
他の態様を考えることができる。
しかし、そのような他の態様は本発明の範囲内であり、
本発明は上記態様に限定されるものではな
【図面の簡単な説明】
第1図は、Ms温度と本発明の合金の組成領域との関係
を示す擬2元状態図、 第2図は、予条件づけ性と本発明の合金の組成領域との
関係を示す擬2元状態図、 第3図は、微細構造と本発明の合金の組成領域る。 特許出願人 レイケム・コーポレイション代 理 人 
弁理士 青白 葆 ほか2名FIG、7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ニッケル、チタンおよびニオブの擬2元状態図上で
    、チタン48原子%、ニッケル49.5原子%およびニ
    オブ2.5原子%の第1頂点;チタン37.5原子%、
    ニッケル32.5原子%およびニオブ30原子%の第2
    頂点;チタン33.7原子%、ニッケル36.3原子%
    およびニオブ30原子%の第3頂点;ならびにチタン4
    5.5原子%、ニッケル52原子%およびニオブ2.5
    原子%の第4頂点を有する四角形によって規定される領
    域内にあるニッケル、チタンおよびニオブを含んでなる
    形状記憶合金。 2、ニッケル、チタンおよびニオブの擬2元状態図上で
    、チタン47.24原子%、ニッケル48.26原子%
    およびニオブ4.5原子%の第1頂点;チタン37.5
    原子%、ニッケル32.5原子%およびニオブ30原子
    %の第2頂点;チタン33.7原子%、ニッケル36.
    3原子%およびニオブ30原子%の第3頂点;ならびに
    チタン44.64原子%、ニッケル50.86原子%お
    よびニオブ4.5原子%の第4頂点を有する四角形によ
    って規定される領域内にあるニッケル、チタンおよびニ
    オブを含んでなる形状記憶合金。 3、ニッケル、チタンおよびニオブの擬2元状態図上で
    、チタン47.24原子%、ニッケル48.26原子%
    およびニオブ4.5原子%の第1頂点;チタン41.3
    2原子%、ニッケル38.68原子%およびニオブ20
    原子%の第2頂点;チタン38原子%、ニッケル42原
    子%およびニオブ20原子%の第3頂点;ならびにチタ
    ン44.64原子%、ニッケル50.86原子%および
    ニオブ4.5原子%の第4頂点を有する四角形によって
    規定される領域内にあるニッケル、チタンおよびニオブ
    を含んでなる形状記憶合金。 4、ニッケル、チタンおよびニオブの擬2元状態図上で
    、チタン47.24原子%、ニッケル48.26原子%
    およびニオブ4.5原子%の第1頂点;チタン41.3
    2原子%、ニッケル38.68原子%およびニオブ20
    原子%の第2頂点;チタン39原子%、ニッケル41原
    子%およびニオブ20原子%の第3頂点;ならびにチタ
    ン45.5原子%、ニッケル50原子%およびニオブ4
    .5原子%の第4頂点を有する四角形によって規定され
    る領域内にあるニッケル、チタンおよびニオブを含んで
    なる形状記憶合金。 5、ニッケル、チタンおよびニオブの擬2元状態図上で
    、チタン47.24原子%、ニッケル48.26原子%
    およびニオブ4.5原子%の第1頂点;チタン37.5
    原子%、ニッケル32.5原子%およびニオブ30原子
    %の第2頂点;チタン33.7原子%、ニッケル36.
    3原子%およびニオブ30原子%の第3頂点;ならびに
    チタン44.64原子%、ニッケル50.86原子%お
    よびニオブ4.5原子%の第4頂点を有する四角形によ
    って規定される領域内にあるニッケル、チタンおよびニ
    オブを含んでなる形状記憶合金。 6、ニッケル、チタンおよびニオブの擬2元状態図上で
    、チタン47.24原子%、ニッケル48.26原子%
    およびニオブ4.5原子%の第1頂点;チタン41.3
    2原子%、ニッケル38.68原子%およびニオブ20
    原子%の第2頂点;チタン38原子%、ニッケル42原
    子%およびニオブ20原子%の第3頂点;ならびにチタ
    ン44.64原子%、ニッケル50.86原子%および
    ニオブ4.5原子%の第4頂点を有する四角形によって
    規定される領域内にあるニッケル、チタンおよびニオブ
    を含んでなる形状記憶合金。 7、ニッケル、チタンおよびニオブの擬2元状態図上で
    、チタン47.24原子%、ニッケル48.26原子%
    およびニオブ4.5原子%の第1頂点;チタン41.3
    2原子%、ニッケル38.68原子%およびニオブ20
    原子%の第2頂点;チタン39原子%、ニッケル41原
    子%およびニオブ20原子%の第3頂点;ならびにチタ
    ン45.5原子%、ニッケル50原子%およびニオブ4
    .5原子%の第4頂点を有する四角形によって規定され
    る領域内にあるニッケル、チタンおよびニオブを含んで
    なる形状記憶合金。 8、ニッケル、チタンおよびニオブの擬2元状態図上で
    、チタン48原子%、ニッケル49.5原子%およびニ
    オブ2.5原子%の第1頂点;チタン37.5原子%、
    ニッケル32.5原子%およびニオブ30原子%の第2
    頂点;チタン33.7原子%、ニッケル36.3原子%
    およびニオブ30原子%の第3頂点;ならびにチタン4
    5.5原子%、ニッケル52原子%およびニオブ2.5
    原子%の第4頂点を有する四角形によって規定される領
    域内にあるニッケル、チタンおよびニオブを含んでなる
    形状記憶合金を含む形状記憶物品。 9、ニッケル、チタンおよびニオブの擬2元状態図上で
    、チタン47.24原子%、ニッケル48.26原子%
    およびニオブ4.5原子%の第1頂点;チタン37.5
    原子%、ニッケル32.5原子%およびニオブ30原子
    %の第2頂点;チタン33.7原子%、ニッケル36.
    3原子%およびニオブ30原子%の第3頂点;ならびに
    チタン44.64原子%、ニッケル50.86原子%お
    よびニオブ4.5原子%の第4頂点を有する四角形によ
    って規定される領域内にあるニッケル、チタンおよびニ
    オブを含んでなる形状記憶合金を含む形状記憶物品。 10、ニッケル、チタンおよびニオブの擬2元状態図上
    で、チタン47.24原子%、ニッケル48.26原子
    %およびニオブ4.5原子%の第1頂点;チタン41.
    32原子%、ニッケル38.68原子%およびニオブ2
    0原子%の第2頂点;チタン38原子%、ニッケル42
    原子%およびニオブ20原子%の第3頂点;ならびにチ
    タン44.64原子%、ニッケル50.86原子%およ
    びニオブ4.5原子%の第4頂点を有する四角形によっ
    て規定される領域内にあるニッケル、チタンおよびニオ
    ブを含んでなる形状記憶合金を含む形状記憶物品。 11、ニッケル、チタンおよびニオブの擬2元状態図上
    で、チタン47.24原子%、ニッケル48.26原子
    %およびニオブ4.5原子%の第1頂点;チタン41.
    32原子%、ニッケル38.68原子%およびニオブ2
    0原子%の第2頂点;チタン39原子%、ニッケル41
    原子%およびニオブ20原子%の第3頂点;ならびにチ
    タン45.5原子%、ニッケル50原子%およびニオブ
    4.5原子%の第4頂点を有する四角形によって規定さ
    れる領域内にあるニッケル、チタンおよびニオブを含ん
    でなる形状記憶合金を含む形状記憶物品。
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