JPS61118690A - 原子炉炉心吊胴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は高速増殖炉における原子炉炉心吊胴に係るもの
である。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

高速増殖炉の炉心支持方式として、第５図に示すように
、炉心１を炉心吊賂２でルーフスラブ３より吊り下げて
、原子炉容器４内に設置する方式が考えられている。炉
心吊胴２には冷却材６の循環経路確保のため円周上に多
数の開口部５が配置されている。第６図は吊胴の円筒容
器壁７と数個の開口部５８拡大した図であるが１円筒の
強度上開口部の間隔を一定距離以上にする必要があやこ
とおよび冷却材循環経路である開口部面積を一定値以上
にする必要があることから、開口部の形状は必然的に図
のような円筒軸方向に細長い形状となる。

このような炉心支持方式の場合、地震に対して次のよう
な問題点を有している。すなわち、炉心の質量が大きい
ため吊胴円筒部には、上下動地震時に軸力、水平方向地
震時に曲げ荷重が生じることになる。このような荷重に
対して、多数の開口部を有する円筒は開口部の存在しな
い円筒に比較し強度の低下が著しく、何らかの開口部の
補強対策を施す必要がある。開口部の形状が円形の場合
には、開口部間隔を一定値以上に保ち、かつ、第７図に
示すように、開口部周辺の円筒容器壁の肉厚を増大させ
ることが一般的な補強対策として知られている。しかし
、曲率半径の極めて大きい円筒に第６図のような細長い
開口部が多数存在すると、軸方向圧縮力により開口部間
の容器壁があたかも平板のごとき座屈挙動を示すことが
懸念され、この部会には、従来の補強法では充分とＧえ
ず、何らかの対策を施す必要がある。

〔発明の目的〕

本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、多数
の細長い開口部を有する円筒部を補強し座屈耐力を増大
させた原子炉炉心吊胴を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明に依れば、多数の細長い開口部をＭする炉心吊胴
の円筒において、隣接した開口部間の円筒壁に外側に突
出し軸方向に長いガセット型補強部材を設置するこ七に
より開口部間の円筒壁の座屈耐力を増大を図ることがで
きる。

〔発明の効果〕

本発明に依り、開口部間円筒壁の座屈耐力が増大するの
で、全体的な強度を向上させた原子炉炉心吊胴を提供で
きる。

〔発明の実施例〕 以下図面に基づき本発明の一実施例を説明する。

＠１図は本発明に係わる原子炉炉心吊胴の全体図であり
、第２図は本発明に係わる原子炉炉心吊胴の開口部の部
分正面図であり、第３図は回部の部分断面図である。多
数の円筒軸方向に細長い開口部５をＭする円筒に３いて
、隣接した開口部間の円筒壁７の外面に断面が矩形状で
円筒軸方向に長いガセット型補強部材８を直接しである
。本４強部材の設置により開口部間の円筒壁のみかけの
曲げ剛性が増大するので、軸方向の圧縮荷重に対して座
屈が生じにくい構造となっている。

発明の他の実施例 本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば
、補強部材８の断面形状はＩ型あるいはＨ型でも良く、
これらの場合はさらに効果が向上する。また、従来技術
との併用すなわち開口部周囲の円筒壁の板厚を犬にした
上でガセット型補強部、（１を設置ＲＬ、ても良い。さ
らに、補強部材の形状は軸方向に真直なものに限らず第
４図のような軸方向にＹ字状のものをならべた形状のも
の８′でもよ　　　）い。

【図面の簡単な説明】

呵１図は本発明に係わる原子炉炉心吊胴を使用した原子
炉の縦断面図、第２図は第１図に示した本発明に係わる
炉心吊胴開口部の部分平面図、鼾３図は第２図の部分断
面図、第４図は本発明の他の実施例を示した平面図、＠
５図は原子炉容器と炉心吊胴の従来構造を示す図、卿６
図は開口部を万する炉心吊胴円筒部の部分平面図、第７
図は、従来技術番こよる開口補強法を示す部分断面図で
ある。 １・・・炉心、２・・・炉心吊胴、３・・・ルーフ・ス
ラブ。 ４・・・原子炉容器、５・・・開口部、６・・・冷却材
、７・・・炉心吊胴円筒壁、８・・・補強部材。 代理人弁理士　　則　近　憲　佑（ほか１名）第に 図 ７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円筒部の周方向に多数の開口部を有する原子炉炉心吊胴
   において、隣接する前記開口部間の円筒壁外面にガセッ
   ト型の補強部材を設置したことを特徴とする原子炉炉心
   吊胴。