JPS60178390A - 原子炉建屋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は原子炉建屋に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

第７図はいわゆるＭＡＲＫ　−Ｉ改型の原子炉格納容器
／を内蔵した原子炉建屋を示している。

この原子炉格納容器ｌは原子炉圧力容器−を内装するド
ライウェルを形成し、環状に形成されたサブレッジ甘ン
チェンバ３と複数のベント管（図示せず）！ＩＣより連
通接続されている。この原子炉格納容器／は、下方の原
子炉格納容器ペデスタル（以下、ＰＣｖペデスタルと称
する）りと、その上部に連接された円筒状のシェル壁Ｓ
とにより、その外側を覆われている。このＰＣｖペデス
タル亭およびシェル壁左は放射線遮蔽の役割を果してい
る。

また、ベント管（図示せず）はこのＰＣｖペデスタルグ
およびシェル壁Ｓを貫通して、原子炉格納容器／トサブ
レッションチェンバ３とを連接している。

このよ５に形成された従来の原子炉建屋においては、大
地震時に第２図に示すようＫ、シェル壁３０基部が大き
く変形するおそれがあった。これはシェル壁ＳとＰＣｖ
ペデスタルダとの横断面の形状および横断面積とが相違
するため、双方の剛性が異なり、それぞれの地震応答変
位量が大きく相違し、剛性の小さいシェル壁３が同図破
線で示すように大きく変形し、剛性の不連続部であるシ
ェル壁Ｓの基部ａに大きな局部的応力が作用するからで
ある。

〔発明の目的〕

本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、大地
震時にもシェル壁が破壊せず、安全性の高い原子炉建屋
を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明の原子炉建屋は、シェル壁の下部とＰＣｖペデス
タルの外周に補強材を巻着して、シェル壁下部の剛性を
高（し、シェル壁の基部とｐｃｖペデスタルとの地震応
答変位量の差をなくして、局部応力の発生を防止するよ
ｌ形成したことを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を第３図から第８図について説明
する。

第３図から第Ｓ図は本発明の一実施例を示す。

本実施例では、サプレッションチェンバ３が設けられて
いるトーラス乙において、シェル壁Ｓの下部とＰＣ■ベ
デスタルダの外周部分に、鉄板からなる補強材７を全周
に亘って巻着して形成されている。

このように本実施例では、補強材７をシェル壁３の外側
に巻着したので、シェル壁夕の剛性が増大し、シェル壁
Ｓ自身の耐震強度が高くなるとともに、地震応答変位量
が減少し、ｐｃｖペデスタルグの地震応答変位量との差
が極めて小さくなり、そのシェル壁Ｓの基部に生ずる局
部応力が小さく抑えられる。これにより、シェル壁Ｓの
基部の破壊が防止され、原子炉建屋の安全性が確保され
る。

第６図から第８図は本発明の他の実施例を示し、補強材
７の内側に複数の縦方行リブｇ、ざを設けてシェル壁よ
およびＰＣｖペデスタルダ内圧埋設し、シェル壁ｊの剛
性を更処大きくして耐震強度を向上させたものである。

なお、補強材の材質、形状、設置方式等は設計条件等に
応じて適宜変更するとよい。

〔発明の効果〕

このように本発明の原子炉建屋は構成され作用するもの
であるから、耐震性が向上し、大地震時にもシェル壁が
破壊することがなく、極めて安全性が高くなるという効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の原子炉建屋を示す縦断側面図、第２図は
第１図のシェル壁基部拡大図、第３図は本発明の原子炉
建屋の一実施例を示す縦断側面図、第１図は第３図の■
部拡大図、第３図は第３図の■−■線に沿った断面図、
第６図は本発明の他の実施例を示す縦断側面図、第７図
は第６図の■部拡犬図、第８図は第６図の■−■線に沿
った断面図である。 ｌ・・・原子炉格納容器、３・・・サプレッションチェ
ンバ、ｑ・・・ＰＣｖペデスタル、Ｓ・・・シェル壁、
７・・・補強材。 出願人代理人　猪　股　清 第　ｌ　図 第　２　図 第　３　図 １．柵１１冗０−１７８３９０　（ａ　）第　５　図 第　６　図 ４６　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 環状のサプレッションチェンバと複数のベント管を介し
   て接続される原子炉格納容器を、下方のＰＣｖペデスタ
   ルとその上部に連設されたシェル壁とにより覆ってなる
   原子炉建屋において、前記シェル壁の下部とＰＣ■ペデ
   スタルの外周に補強材を巻着したことを特徴とする原子
   炉建屋。