JPS61117136A - 金属被覆ガラス繊維を用いたfrp製品 - Google Patents

金属被覆ガラス繊維を用いたfrp製品

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JPS61117136A
JPS61117136A JP59237520A JP23752084A JPS61117136A JP S61117136 A JPS61117136 A JP S61117136A JP 59237520 A JP59237520 A JP 59237520A JP 23752084 A JP23752084 A JP 23752084A JP S61117136 A JPS61117136 A JP S61117136A
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electroless
glass fiber
plating
layer
film
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Haruhiko Otsuka
晴彦 大塚
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は電磁波シールド効果を有するガラス繊維、その
製造方法及びFRP製品に関するものである。
[従来及びその問題点] コンピューター機器類、計測器類、電子ゲーム、TVゲ
ーム、電子キャシュ争レジスター、スイッチング電源、
ワードプロセッサー、デスクデバイス、自動車電装器、
デジタル時計、電卓その他各種デジタル技術を応用して
電子機器では、多数のIC,LSIが使用されており、
周囲に電磁波を放射し、この電磁波が周囲の電子機器類
だテレビ、ラジオ、ステレオその他周辺機器に誤動作ノ
イズ発生、映像の悪化、異常信号の発生等の悪影響を与
えるという電磁波障害を発生させる。そのため、コンピ
ューター機器類をはじめとするデジタル技術を応用した
電子機器類について、かかる−1−子a器類から放射す
る電磁波をシールドするという規制が米国、西独におい
て行なわれはじめている。
上記したような電子機器類から放射する電磁波をシール
ドするためには、電子機器類を電磁波に対し不透明な良
電導体よりなる材料、例えば金属製あるいぼ電導性の付
与されたプラスチック製の筐体の中に収納するのが最も
実用的である。なかでも、電導性の付与されたプラスチ
ック性の筐体は成形の自由性、軽量性、耐食性、吸音性
を有するとともに、量産性にも優れている点から板金、
グイキャスト等の金属製筐体に代り多用される傾向にあ
る。かかるプラスチック性筐体に電導性を付与する方法
としては、プラスチック表面に亜鉛溶射により亜鉛膜を
形成する方法、導電性塗料を塗布して導電性被膜を形成
する方法、導電性箔を貼り付ける方法、真空蒸着、スパ
ッタリング、イオンブレーティング、メッキ等により導
電性被膜を形成する方法、あるいはプラスチックの中に
カーボン繊維、金属繊維、カーボン粉末、金属゛粉末、
金属フレーク、金属被覆ガラス繊維、金属被覆ガラス粉
末を添加する方法などが挙げられる。上記した亜鉛溶射
、導電性塗料などのプラスチック表面へのコーティング
は、所定形状にプラスチックを成形し1次いでその成形
表面の表面処理を行なった後コーチングを行なうため、
量産性が低く、時間がかかり、又、入手がかかってコス
ト高になるという欠点や、コーティングされた被膜が耐
食性、密着性に劣るという欠点がある。また、作業者の
1!康上の害も指摘されている。一方、導電性の粉末、
フレーク、繊維等を混入する方法は、プラスチックにこ
れらを混入し、成形するだけで済むので量産性に優れ、
手間、時間がかからず、又、耐食性に優れているという
利点を有している。中でも、金属被覆tagを用いる方
法は導電性付与と補強効果とを同時に得ることができ、
又、FRPと同様な方法により成形する方法であるので
、量産性に優れ、手間、時間がかからず、均一な導電性
を持つ電5編シールド効果を持つプラスチック竿体が得
られやすい、かかる金属被覆繊維のうち、金属被覆ガラ
スm雄として知られているものは、ガラス繊維を溶融ア
ルミニウム浴の中に浸漬して、ガラス繊維表面にAI膜
を形成する方法であった。しかしながら、この方法によ
るものはAI膜が剥れやすく、又製造コストも高いとい
うものであり、またA1表面に存在するAI酸化物のた
めに、これを導電性補強材としたFRP製品は、導電性
が低く、従って電磁波シールド効果も小さかった。
かかる欠点の解消を目的として、本出願人は先に出願し
た特願昭58−180430号においてガラス繊維の表
面に無電解メッキ法により導電性金属膜を被覆した金属
被覆ガラスWA維及びその製造方法並びに金属被覆ガラ
ス繊維を使用したFRP製品を提案した。
一方、金属被覆ガラス繊維を導電性補強材としたFRP
製品が充分なシールド効果を発現するためには、金属被
覆ガラス繊維の導電性が充分に高くなけ主ばならない。
しかるに、無電解メッキ法だけでこの条件を満足する金
属膜を形成する場合、生産速度が著しく遅く、また生産
コストが高いという欠点があった。かかる欠点を改良す
るため、上記特願昭58−180430号では無電解メ
ッキ法によりガラス繊維の表面に形成された金属膜の表
面に、更に電気メッキ法により同種又は異種の金属膜又
は合金膜を形成し、金属膜を厚膜化し、所望の導電性、
耐久性が得られるように調整することも提案されている
[発明の目的] 本発明は、上記特願昭58−180430号に記載され
ている無電解メッキ法と電気メッキ法とを組み合せて形
成してなる金属被覆ガラス繊維を更に改良し、導電性や
耐久性や耐食性を一段と高め、かつ低コスト化を計るこ
とを目的とするものである。
[発明の概要] 本発明は前述の目的を達成すべく研究の結果発明された
ものであり、その第1の発明の要旨はガラス繊維の表面
に、無電解メンキ法により形成された無電解Cuメッキ
被膜あるいは無電解Niメー、キ被1模からなる第1層
と、その上に電気メッキ法により形成された電気Cuメ
ッキ被膜からなる第2層と、更にその上に無電解メッキ
法あるいは電気メッキ法により形成された無電解Cuメ
ッキ被膜あるいは電気旧メッキ被膜からなる第3層とを
有することを特徴とする導電性を有する金属被覆ガラス
繊維に関するものであり、又その第2の発明の要旨は、
ガラス繊維の表面に第1層として無電解メッキ法により
無電解Cuメッキ被膜あるいは無電解Xiメツ午被被膜
形成し、次いでその上に第2層として電気メッキ法によ
り電気Cuメッキ被膜を形成し、更にその上に第3層と
して無電解メッキ法あるいは電気メッキ法により無電解
Xiメッキ被膜あるいは電気Niメ7キ被膜を形成して
なることを特徴とする導電性を有する金属被覆ガラスH
&雑の製造方法に関するものであり、又、その第3の発
明の要旨はガラスH1i維の表面に、無電解メッキ法に
より形成された無電解Cuメツ−+−!膜あるいは無電
解Niメッキ被膜からなる第1層と、その上に電気メッ
キ法により形成された電気Cuメッキ被膜からなる第2
層と、更にその上に無電解メッキ法あるいは電気メッキ
法により形成された無電解旧メッキ被膜あるいは電気旧
メッキ被膜からなる第3層とを有する金属被覆ガラスm
維を補強材として含む電磁波シールド効果を有するFR
P製品に関するものである。
[発明の構成] 以下1本発明を更に詳細に説明する。
第1図は、本発明に係る金属被覆ガラス繊維の断面図を
示したものであり、lはガラス繊維、2は無電解メッキ
法により形成された無電解Cuメッキ被膜あるいは無電
解Xiメッキ被膜からなる第1層、3は電気メッキ法に
より形成された電気Cuメッキ被膜からなるff112
層、4は無電解メッキ法あるいは電気メッキ法により形
成された無電解旧メッキ被膜あるいは電気旧メッキ被膜
からなる第3層、5は金属被覆ガラス繊維を示す。
本発明において第1層としてガラス繊維表面に形成する
無電解メッキ法は、実用」−充分なメッキ速度をもち、
その上に第2層としてCuメッキ膜を電気メッキするた
めに充分な導電性があり、メッキ処理が比較的容易で、
t)つ使用薬品が安価で入手が容易である理由から、無
電解Cuメッキ法又は無電解旧メッキ法により形成する
ことが望ましい、この無電解Cuメッキ被膜または無電
解旧メッキ被膜からなる第1層の膜厚は、その上に第2
層としてCu膜を電気メッキすることを容易ならしめる
に充分な導電性をもち、しかも生産コストを抑える理由
から0.01〜0.5JLm好ましくは0.05〜0.
2 pmとすることが望ましい、このような処理を施す
ことにより1例えばガラス繊維として直径13μmのガ
ラスロービングを用いた場合、体積抵抗100〜10−
2Ω・c11程度とすることができる。第1層の膜厚が
0.旧JLm未満の場合、その上に電気メッキを試みて
も電気抵抗が高過ぎて電気メッキ被覆を一#L成するに
充分な電流を流すことが不可能である。また、膜厚が0
.5pmを超える程メッキすることは、生産性を著しく
減じ、またコスト高となる理由から望ましくない0本発
明において、ガラス繊維表面に形成する第1層の無電解
Cuメッキ被膜または無電解Niメッキ被膜の上に、第
2層として電気メッキ法によって形成する金属被膜は、
高い導電性をもち、比較的安価でメッキ処理が容易であ
る理由からCuであることが望ましい、 Cu被、膜を
電気メッキ法により形成することにより、膜厚化が容易
となり、高い導電性を付与することができる。しかるに
、 Cuは高い導電性をもつ半面、耐久性、耐食性が悪
く、空気中あるいは樹脂中で表面が容易に酸化されて導
電性が著しく低下する。これを防ぐ理由で第2層の電気
Cuメッキ被膜の上に耐久性、耐食性を有する第3層の
保護被膜を形成することが望ましく、特に無電解Niメ
ッキ被膜または電気Niメッキ被膜がその良好な耐久性
、耐食性並びにメッキ処理の容易さの理由により望まし
い。
本発明による金属被覆ガラス繊維を導電性補強材として
用いたFRP製品が良好な電磁波シールド効果をもつた
めには、この金属被覆ガラス繊維が体積抵抗10−3Ω
・cm以下の高い導電性をもつことを必要とする。上述
の条件を満たす理由で、第2層の電気メッキ被膜の膜厚
は0.1pm以上、更に好ましくは0−2〜2.0μm
であることが望ましい、第2層の電気Cuメッキ被膜の
膜厚が2.0uLmを超えた場合、この金属被覆ガラス
繊維を導電性補強材として用いたFRPの電磁波シール
ド効果は特に向上しないため、生産性及び経済的な理由
から膜厚が2.0JLmを越える必要は認められない。
また第3層の無電解Niメッキ被膜又は電気Niメッキ
被膜の膜厚は、充分な耐久性、耐食性を保つ理由から0
.01pm以上、又生産性及び経済的理由から0.5J
Lm以下であることが望ましい、更に望ましくは0.0
5〜G、”24mの範囲である。
本発明の金属被覆ガラス繊維表−繊維性プラスチック、
あるいは熱硬化性プラスチックの中に混入あるいは内挿
させて所定の形状の筐体、板状体などに成形したFRP
製品は、電磁波シールド部品として良好な性能を有する
。かかる金属被覆ガラス繊維を用いた電磁波シールドF
RP製品は、通常のFRP製品と同様な成形方法により
成形加工することができ、その作業性も良好であり、ま
た製品の強度、化学的耐久性も高い。かかるFRP製品
が良好な電磁波シールド効果を有する理由′は、かかる
3層の金属被覆層をもつ金属被覆ガラスm維が、主に第
2層の電気Cuメッキ被膜により高い導電性をもつこと
、および第3層の電気層メッキ被膜または無電解N1メ
ッキ被膜の高い耐久性、耐食性により第2層の電気Cu
メッキ被膜の酸化を防いでいることから、かかるFRP
製品に体積抵抗to−1〜101 Ω・cmという高い
導電性を与えているためと考えられる。また、かかるF
RP製品が高い化学的耐久性並びに高い強度を有する理
由は、かかる金属被覆ガラスが第3層、−と冗で有する
電気Niメッキ被膜または無電解Niメッキ被膜の高い
耐久性、耐食性を有すること、並びに樹脂の強度を低下
させる恐れのある第2層の電気Cuメッキ被膜を第3層
の電気Niメッキ被膜または無電解Niメッキ被膜が完
全に被覆しているためと考えられる。
ガラス繊維表面に上記金属膜を形成するに当っては、ガ
ラス繊維表面に鋭敏化処理及°び/又は活性化処理を施
す、かかる処理として、ガラス繊維を水洗した後、塩化
第1錫の水溶液と接触させ、次いでパラジウム塩水溶液
と接触させる処理が一般的である。
ガラス繊維表面に上記したような第1層又は第3層の無
電解C,uメッキ被膜又は無電解Niメッキ被膜を形成
させる方法としては、上記したCu又は旧の塩と還元剤
と、更に錯化剤、pH緩衝剤、pH調節剤、安定剤ある
いはその他の添加成分を必要に応じて添加した無電解C
u又は旧メッキ溶液をガラス繊維表面に、又は第2層の
形成されたガラス繊維表面にスプレーあるいは塗−11
布し、又はかかるメッキ溶液中にガラスm維又は第2層
の形成されたガラス繊維を浸漬し、還元反応により上記
Cuメッキ被膜、又は旧メンキ被膜をガラス繊維表面に
、又は第2層表面に形成する方法、あるいは、上記した
Cu又はNiの塩の水溶液に錯化剤、pH緩衝剤、pH
:Al1剤、その他所望の添加成分を必要に応じて添加
した無電解Cu又はNiメッキ溶液と、還元剤に安定剤
を添加した溶液とをガラス繊維の表面、又は第2層表面
にほぼ同時にスプレーしてガラスm維表面又は第2層表
面に還元反応により上記Cuメッキ被膜、又はNiメッ
キ被膜を形成する方法などが採用される。
本発明において無電解Niメッキ溶液に使用される1塩
としては、例えば1膜の形成の場合には塩化ニッケル、
硫酸ニッケル、酢酸ニッケル、臭化ニッケル、ヨウ化ニ
ッケルなどの無機酸又は有機酸の水溶性ニッケル塩、あ
るいはこれらの少なくとも2種以上の混合物が使用され
、−R”、無電解Cuメッキ溶液に使用されるCu1i
5としては、硝酸銅、硫酸銅、酢酸銅などの無機酸又は
有機酸の水溶性銅塩、あるいはこれらの少なくとも2種
以上の混合物が使用される。通常、これらの塩類は水溶
液とした使用されるが、場合によっては有機溶媒あるい
は有機溶媒と水とを用いた溶液として使用することがで
きる。
又、Cu塩又は1塩の溶液には、還元反応を容易に行な
わしめるように、所望のpHに調整するアルカリ性付与
剤と、錯化剤としてロツショエル塩、EDTA、クエン
酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウムなどが更にpH#
衝剤としてリンゴ酸、ホウ酸などが加えられる。又、還
元剤としては、ホルマリン、次亜リン酸ナトリウム、水
素化ホウ素ナトリウム、ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、
グリオキサール、ジメチルアミンポラン、メチルアミン
ボラザン、ハイドロサルファイド、ジエチルボラザン等
の安定剤を加えたものが代表的なものとして使用される
又、更に必要−辷じて所望の添加成分を加えることがで
きる。
又、ガラス繊維の表面に形成された第1層上に電気Cu
メッキ被膜を形成する方法としては。
上記第1層の無電解Cuメッキ被膜又は無電解Niメッ
キ被膜を一方の電極とする常法の電気メッキ方法が採用
される。
本発明におけるガラス繊維とは、種々のタイプのガラス
繊維を示すものであり、例えば、クロス、ローどング、
チョツプドストランド、チョップトーストランドマット
、ヤーン、ロービング・クロス、連続繊維マットなどが
使用できる。中でもクロス、ロービング・クロス、チョ
ツプド・ストランドマット、連続マット等のフィルム状
、マット状、シート状のものはスプレー法、浸漬法、そ
の他各種塗布方法により無電解メッキ溶液の被覆が容易
にかつ作業性よく行なうことができる。
本発明の金属被覆カラス繊維は、それ自身を所定の形状
に成形するか、あるいは内貼りあるいは内挿させること
で電1波シールド効果を右する筐体、カバーなどに使用
できるが、更に好ましくは、かかる金属被覆繊維を熱可
塑性プラスチック、あるいは熱硬化性プラスチックの中
に混入あるいは内挿させて所定の形状の竿体。
板状体などに成型したFRP製品が電磁波シールド部品
として最適である。かかる金属被覆繊維を用いた電磁波
シールドFRP製品は、通常のFRP製品と同様な成型
方法により成型加工することができ、その作業性も良好
であり、又製品も、強度、化学的耐久、性が高く最適で
ある。
なお、本発明のFRP製品の製造を容易にするため、本
発明の金属被覆ガラス繊維によりSMCやBMCを製造
しえることも勿論である。
「実施例」 実施例1 水洗したロービングタイプのガラス繊維(直径13JL
mのモノフィラメントが1150g/kmの束になった
連続長1+a維)を塩化第1スズ水溶液(SnG12・
2H20、Ig/4)中に浸漬しm−160秒間保持し
て鋭敏化処理した後水洗し、次いで塩化パラジウム水溶
液(PdC12・nH2O0,1gin ) (7)中
に浸漬し、60秒間保持して活性化処理した後水洗した
。次いでこの処理されたガラスamを80℃に保った次
の組成 硫酸ニッケル      20g/水1文次亜リン酸ナ
トリウム  30g/水1文酢酸ナトリウム     
20g/水lL;Lクエン酸ナトリウム   10g/
水1文の無電解ニッケルメッキ液の中に150秒間保持
して、上記ガラス繊維のロービングに約0.1 μmの
膜厚で第1層として無電解Niメッキ被膜を形成し、体
積抵抗的lXl0−1Ω・cmとした。
この無電解Niメッキ被膜を形成した上記ガラス繊維の
ロービングを水洗したのち、次の組成硫酸銅     
   250g/水1文硫 酸       50g/
水 14の1[気Cuメッキ液中で、ロービング1束当り1
゜Aの電流で200秒間メッキし、第2層として約0.
5 μmの膜厚で電気Cuメッキ被膜を形成し。
体積抵抗的8X105Ω・C11とした1次に第1層と
して無電解Niメッキ被膜、第2層として電気Cuメッ
キ被膜が形成された上記ガラス繊維のロービングを水洗
したのち、下記の組成 硫酸ニッケル     240g/水l立塩化ニッケル
     45g/水1fLホウ酸        3
0g/水1文の電気旧メッキ液中でロービング1束当り
3Aの電流で150秒間メッキし、第3層として約0.
1層mの膜厚で電気Xiメッキ被膜を形成し、体積抵抗
的6 X 10−5Ω・cmとした。この3層の金属被
覆層を形成した上記ガラス繊維を導電性補強材として、
体積で15%含むFRP板(プラスチック材料:ポリス
チレン)を作成したところI X 10−1Ω・c腸の
体積抵抗を示した。このFRP板について電磁波シール
ド効果測定装置(タケダ理研■T R17301型)を
用いて電界強度の減衰率及び磁界強度の減衰率と周波数
との関係を判定した結果をそれぞれ第1図及び第2図に
示−〒′。
実施例2 水洗したロービングタイプのガラス繊m(直径23uL
mのモノフィラメントが2200g/に履の束になった
連続長繊m>を塩化第1スズ水溶液(SnC12・2H
20、Ig/見)中に浸漬し、60秒間保持して鋭敏化
処理した後水洗し、次いで塩化パラジウム水溶液(Pd
C12・nToo 0.1 gefL)の中に浸漬し、
60秒間保持して活性化処理した後水洗した。次いでこ
の処理されたガラス繊維を液温20℃に保った次の組成 硫酸銅         10g/水l見ホルマリン(
37%溶液)  10g/水1立水酸化ナトリウム  
  8g/水1文酒石酸カリウムーナトリウム30g/
水1文の無電解銅メッキ液の中に300秒間保持して、
上記ガラス繊維のロービングに約0.05pmの膜厚で
第1層として無電解銅メッキ被膜を形成し、体積抵抗的
5 X 10−2Ω・Cl11とした。この無電解銅メ
ッキ被膜を形成した上記ガラス繊維のロービングを水洗
晴だのち、実施例1に示したものと同様の組成をもつ電
気銅メッキ液中で、ロービング1束当り15Aの電流で
300秒間メッキし、第2層として約0.7.cmの膜
厚で電気銅メッキ被膜を形成し、体積抵抗的6 X 1
0−5Ω・cmとした0次に第1層として無電解銅メッ
キ被膜、第2層として電気銅メッキ被膜がそれぞれ形成
された上記ガラス繊維のロービングを水洗したのち、塩
化第1スズ水溶液(SnC12・2H201、Ogi 
)中に浸漬し、60秒間保持して鋭敏化処理した後水洗
し、次いで塩化パラジウム水溶液(PdCI2・nH2
O0,1g/ 41)の中に浸漬し、60秒間保持して
活性化処理した後水洗した0次いでこの処理されたガラ
スfa雄を液温80°Cの次の組成 塩化ニッケル      30g/水1文次亜リン酸ナ
トリウム  10g/水1文クエン酸ナトトリウム  
lOg/水tiの無電解Niメッキ液の中に、100秒
間保持し、第3層として約0.05ルmの膜厚で無電解
N1メッキ被11りを形成し、体積紙+>rI’l’4
x 105Ω・cmとした。この3層の金属被覆を形成
した上記ガラス繊維を導電性補強材として1体積でlo
t含むFRP板(プラスチック材料:ポリスチレン)を
作成したところ2X10−1Ω・cmの体積抵抗を示し
た。このFRP板について電磁波シールド効果測定装置
(タケダ理研■T R17301型)を用いて電界強度
の減衰率及び磁界強度の減衰率と周波数との関係を判定
した結果をそれぞれ第3図及び第4図に示す。
又、このFRPサンプル及び下記比較例のFRPサンプ
ルについて、曲げ強度及び弾性率を測定した結果は下表
の通りであった。
なお、上記比較例のFRPサンプルは、米国ランディ・
エレクトロニクス・アンド・システムINC製のロモグ
ラス(溶融アルミニウムの浴の中に浸漬してAI被被膜
被覆したクロス・タイプのガラス繊維の商品名)4枚を
用いたFRP板(プラスチック材料:ポリスチレン)で
ある。
比較例1 水洗したロービングタイプのガラス繊維(直[13pm
のモノフィラメントが1150g/に+aの束になった
連続長ti&m)を塩化第1スズ水溶液(SnG12・
2H20、Ig/J2J中に浸漬し、60秒間保持して
鋭敏化処理した後水洗し、次いで塩化パラジウム−i=
液CPdCl2・nH2O0,1gin)の中に浸漬し
、60秒間保持して活性化処理した後水洗した0次いで
この処理されたガラス繊維を80℃に保った次の組成 硫酸ニッケル      30g/水1文次亜リン酸ナ
トリウム  30g/水11酢酸ナトリウム     
20g/水1文クエン酸ナトリウム   10g/水1
ftの無電解ニッケルメッキ液の中に1200秒間保持
して、上記ガラス繊維のロービングに約 1.2ルmの
膜厚で第1層として無電解層メッキ被膜を形成し、体積
抵抗的5X104Ω・craとした。
この1層の金属被覆層を形成した上記ガラス繊維を導電
性補強材として1体積でIFJ含むFRP板(プラスチ
ック材料:ポリスチレン)を作成したところ3 X 1
0−1Ω・cmの体積抵抗を示した。このFRP板につ
いて電磁波シールド効果測定装置(タケダ理研■T R
17301型)を用いて電界強度の減衰率及び磁界強度
の減衰率と周波数との関係を判定した結果をそれぞれ第
6図及び第7図−只;す。
比較例2 水洗したロービンゲタ・イブのガラス繊維(直径234
mのモノフィラメントが2200g/kmの束になった
連続長繊維)を塩化第1スズ水溶液(5IICI2 ・
2H20、Ig/l中に浸漬し、60秒間保持して鋭敏
化処理した後水洗し、次いで塩化パラジウム水溶液(P
dG 12 ・nH2O0、1g/文)の中に浸漬し、
80秒間保持して活性化処理した後水洗した0次いでこ
の処理されたガラスm維を液温20°Cの組成 硫酸銅           10g/水1文ホルマリ
ン(37%溶液)  10g/水l見水酸化ナトリウム
     8g/水1fL酒石酸カリウムーナトリウム 30g/水1!;L の無電解Niメッキ液の中に1200秒間保持して。
上記ガラス繊維のロービングに約1.2g、mの膜厚で
第1層として無電解銅メッキ被膜を形成し、体積抵抗的
8 X 10−4Ω・cmとした。
この1層の金属被覆層をv裁したと記ガラス繊維を導電
性補強材として、体積で10%含むFRP板(プラスチ
ック材料二ポリスチレン)を作成したところlXl0−
1Ω・Cl11の体積抵抗を示した。このFRP板につ
いて電i波シールド効果測定装置(タケダ理研@ T 
R17301型)を用いて電界強度の減衰率及び磁界強
度の減衰率と周波数との関係を判定した結果をそれぞれ
第8図及び第9図に示す。
「発明の効果」 丘記したように1本発明のように無電解メッキ法及び電
気メッキ法によりガラス繊維表面に形成された3層の金
属膜は、従来知られている熔融AIコートのガラス繊維
に比べ膜の付着強度が高く、このガラス繊維を用いて作
成したFRP製品の曲げ強度も高く、又電磁波シールド
効果も同程度であり、又単に無電解メッキ法により1層
の旧又はCu被膜を形成したものに比べ高い導電性が得
られ、高い電磁波シールド効果が得られる。又、本発明
の方法は、無電解メッキ法及び電気メッキ法を組み合せ
る方去」あるので、ガラス繊維表面への3層の金属膜の
被覆が容易で、量産化が容易で、又低コスト化をはかる
ことができるという利点が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の金属被覆ガラス繊維の断面図、第2図
は、本発明の実施例のFRP製品について電界強度の減
衰率を測定した結果のグラフを示す、第3図は、同上の
FRP製品について磁界強度の減衰率を測定した結果の
グラフを示し、第4図は実施例2のFRP製品について
電界強度 の減衰率を測定した結果のグラフを示し、第
5図は実施例2のFRP製品についてて電界強度の減衰
率を測定した結果のグラフを示し、第7.9図は比較例
1.2のFRP製品について磁界強度の減衰率を測定し
た結果のグラフを示す。 lニガラス′m雄    2:第1層 3:第2層     4:第3層 5:金属被覆ガラス繊維。 一′二亡°1 周波数i MH2I 茅3図 唱う11数iMHz l 周波し収(MH2I g(祇2 第8 図 図面の浄亡・(内容(二変更なし) 周液数fMH21 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 昭和59年特許願第237520号 2、発明の名称 金属被覆ガラス繊維、その製造方法及びこの金属被覆ガ
ラスmMXを用いたFRP製品 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  東京都千代田区丸の内二丁目1番2号名称 
(004)旭硝子株式会社 4、代理人 昭和60年2月26日  (発送日) 8、補正により増加する発明の数    なし7、補正
の対象   図面及び代理権を証明する書面8、補正の
内容   図面の第6〜9図を別紙1,2の通りに補正
すド    以 上 160、s、r

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス繊維の表面に、無電解メッキ法により形成
    された無電解Cuメッキ被膜あるいは無電解Niメッキ
    被膜からなる第1層と、その上に電気メッキ法により形
    成された電気Cuメッキ被膜からなる第2層と、更にそ
    の上に無電解メッキ法あるいは電気メッキ法により形成
    された無電解Niメッキ被膜あるいは電気Niメッキ被
    膜からなる第3層とを有することを特徴とする導電性を
    有する金属被覆ガラス繊 維。
  2. (2)第1層の無電解Cuメッキ被膜あるいは無電解N
    iメッキ被膜の膜厚が0.01〜0.5μm、第2層の
    電気Cuメッキ被膜の膜厚が0.01〜2.0μm、第
    3層の無電解Niメッキ被膜あるいは電気Niメッキ被
    膜の膜厚が0.01〜2.5μmであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の金属被覆ガラス繊維。
  3. (3)ガラス繊維の表面に第1層として無電解メッキ法
    により無電解Cuメッキ被膜あるいは無電解Niメッキ
    被膜を形成し、次いでその上に第2層として電気メッキ
    法により電気Cuメッキ被膜を形成し、更にその上に第
    3層として無電解メッキ法あるいは電解メッキ法により
    無電解Niメッキ被膜あるいは電気メッキNi被膜を形
    成してなることを特徴とする導電性を有する金属被覆ガ
    ラス繊維の製造方法。
  4. (4)ガラス繊維の表面に、無電解メッキ法により形成
    された無電解Cuメッキ被膜あるいは無電解Niメッキ
    被膜からなる第1層と、その上に電気メッキ法により形
    成された電気Cuメッキ被膜からなる第2層と、更にそ
    の上に無電解メッキ法あるいは電気メッキ法により形成
    された無電解Niメッキ被膜あるいは電気Niメッキ被
    膜からなる第3層とを有する金属被覆ガラス繊維を補強
    材として含む電磁波シールド効果を有するFRP製品。
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