JPS6111666Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6111666Y2 JPS6111666Y2 JP1975081583U JP8158375U JPS6111666Y2 JP S6111666 Y2 JPS6111666 Y2 JP S6111666Y2 JP 1975081583 U JP1975081583 U JP 1975081583U JP 8158375 U JP8158375 U JP 8158375U JP S6111666 Y2 JPS6111666 Y2 JP S6111666Y2
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- Japan
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- movement
- watch
- electromagnetic shielding
- shielding plate
- converter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は水晶発振式電子腕時計に於て、磁気的
又電気的シールド構造をもつ時計に関するもので
ある。水晶式腕時計、殊に水晶振動子の基準信号
を分周して得られる電気信号により、例えばステ
ツプモーターを駆動して回転運動に変化するよう
な変換機を内蔵する水晶発振式腕時計に於ては、
磁力によつてロータを駆動しているため、時計体
が外部磁界内に置かれた時、擾乱を受け易く、時
計精度の低下を来し或いは又外部磁界が強度であ
る場合には停針する結果となる。この為、従来磁
気シールド材を時計ムーブメント、特に変換機周
辺を覆うように配置したシールド構造を用いるの
が通常であつた。この際従来は時計ムーブメント
の両側に、磁性材料からなる磁気シールド板を配
設して外部磁界の影響を防止するが上面側の磁気
シールド板は時計ムーブメントの厚さを減らすた
め裏ブタに接着剤等によつて固定され、又下面側
の磁気シールド板は文字板に隣接して配置され
る。
又電気的シールド構造をもつ時計に関するもので
ある。水晶式腕時計、殊に水晶振動子の基準信号
を分周して得られる電気信号により、例えばステ
ツプモーターを駆動して回転運動に変化するよう
な変換機を内蔵する水晶発振式腕時計に於ては、
磁力によつてロータを駆動しているため、時計体
が外部磁界内に置かれた時、擾乱を受け易く、時
計精度の低下を来し或いは又外部磁界が強度であ
る場合には停針する結果となる。この為、従来磁
気シールド材を時計ムーブメント、特に変換機周
辺を覆うように配置したシールド構造を用いるの
が通常であつた。この際従来は時計ムーブメント
の両側に、磁性材料からなる磁気シールド板を配
設して外部磁界の影響を防止するが上面側の磁気
シールド板は時計ムーブメントの厚さを減らすた
め裏ブタに接着剤等によつて固定され、又下面側
の磁気シールド板は文字板に隣接して配置され
る。
更に又、従来の水晶発振式腕時計に於ては、各
種の回路素子は、回路基板上にハンダ等によつて
固着され、各回路素子間は適当に銅箔等による導
電パターンにより結線されて回路ブロツクを形成
し、ムーブメントに固定して時計ケースに内蔵さ
れる。従つて回路基板上の導電パターン部分若し
くは回路素子の端子と時計ケースとの間には電気
容量が発生し、回路的には浮遊容量として働く。
この浮遊容量は当然時計ケースと導電パターンと
の間隙によつて著しく影響を受けるから時計ムー
ブメントを時計ケースに取り付ける際の取り付け
方によつてはこの浮遊容量の値が変化し、それ
故、時計ケースへの取り付け取りはずし毎に水晶
振動子の周波数が変化し、そのため水晶振動子の
周波数調整が困難となり、或いはムーブメントに
内蔵した可変調整量のみによる合せ込みが不可能
となる場合がある。又ムーブメント単体に於ける
場合と、時計ケースにムーブメントを収納した場
合とで周波数に大きな差違を生じ、然もこの差違
がムーブメント毎に異つているため、これを見込
んだ調整が不可能である等の欠陥がある。
種の回路素子は、回路基板上にハンダ等によつて
固着され、各回路素子間は適当に銅箔等による導
電パターンにより結線されて回路ブロツクを形成
し、ムーブメントに固定して時計ケースに内蔵さ
れる。従つて回路基板上の導電パターン部分若し
くは回路素子の端子と時計ケースとの間には電気
容量が発生し、回路的には浮遊容量として働く。
この浮遊容量は当然時計ケースと導電パターンと
の間隙によつて著しく影響を受けるから時計ムー
ブメントを時計ケースに取り付ける際の取り付け
方によつてはこの浮遊容量の値が変化し、それ
故、時計ケースへの取り付け取りはずし毎に水晶
振動子の周波数が変化し、そのため水晶振動子の
周波数調整が困難となり、或いはムーブメントに
内蔵した可変調整量のみによる合せ込みが不可能
となる場合がある。又ムーブメント単体に於ける
場合と、時計ケースにムーブメントを収納した場
合とで周波数に大きな差違を生じ、然もこの差違
がムーブメント毎に異つているため、これを見込
んだ調整が不可能である等の欠陥がある。
本考案はこれらの欠点を是正するものである。
即ち、磁性材料から成る電磁シールド板を前述の
時計ムーブメントの変換機部分、及び電気回路部
分を覆うように配設して外部磁界の影響を防止す
ると共に、回路素子との間に生ずる浮遊容量の管
理を容易ならしめるようにしたものである。
即ち、磁性材料から成る電磁シールド板を前述の
時計ムーブメントの変換機部分、及び電気回路部
分を覆うように配設して外部磁界の影響を防止す
ると共に、回路素子との間に生ずる浮遊容量の管
理を容易ならしめるようにしたものである。
以下図面に従つて説明する。第1図は従来例を
示す水晶腕時計のムーブメントの概括的な組立平
面図であつて、ロータ1、ヨーク2,2′等から
成る変換機部分は裏蓋に固着された図中一点鎖線
で示す磁気シールド板3で遮蔽され、外部磁界の
影響を防止される。然し前述のように裏蓋と回路
素子、主として導電パターン部分との間に浮遊容
量を生じ、しかも裏蓋に十分な加工精度が期待し
難い事からこの浮遊容量の回路に与える影響が大
きく殊に高精度品に於ては無視し難い欠陥を生じ
る。
示す水晶腕時計のムーブメントの概括的な組立平
面図であつて、ロータ1、ヨーク2,2′等から
成る変換機部分は裏蓋に固着された図中一点鎖線
で示す磁気シールド板3で遮蔽され、外部磁界の
影響を防止される。然し前述のように裏蓋と回路
素子、主として導電パターン部分との間に浮遊容
量を生じ、しかも裏蓋に十分な加工精度が期待し
難い事からこの浮遊容量の回路に与える影響が大
きく殊に高精度品に於ては無視し難い欠陥を生じ
る。
第2図は本考案一実施例を示す水晶時計の組立
平面図である。図中一点鎖線によつて示された本
考案に係る電磁シールド板3′は磁性体によつて
形成され図に示すようにネジ4,5,6等によつ
てムーブメントに固定され、ロータ1ヨーク2,
2′等からなる変換機部分を覆つて外部磁界の影
響を防止すると共に、回路台7上の各種回路素子
をも同時に覆う構造となつているため、各種回路
素子と裏蓋との間に生ずる浮遊容量を遮断して、
該電磁シールド板3′と各種回路素子との間の容
量によつて置換えることが出来且つその値を一定
にする事が容易に出来る。該電磁シールド板3′
は金型によつて成形すればよいから容易に寸法精
度を得ることが出来、裏蓋等の時計外装部品が通
常時計部品としては例外的に加工精度を要せず従
つて外装部品に対して高度の加工精度を実現する
場合に比較して生産性、経済性の点から極めて有
利となる。
平面図である。図中一点鎖線によつて示された本
考案に係る電磁シールド板3′は磁性体によつて
形成され図に示すようにネジ4,5,6等によつ
てムーブメントに固定され、ロータ1ヨーク2,
2′等からなる変換機部分を覆つて外部磁界の影
響を防止すると共に、回路台7上の各種回路素子
をも同時に覆う構造となつているため、各種回路
素子と裏蓋との間に生ずる浮遊容量を遮断して、
該電磁シールド板3′と各種回路素子との間の容
量によつて置換えることが出来且つその値を一定
にする事が容易に出来る。該電磁シールド板3′
は金型によつて成形すればよいから容易に寸法精
度を得ることが出来、裏蓋等の時計外装部品が通
常時計部品としては例外的に加工精度を要せず従
つて外装部品に対して高度の加工精度を実現する
場合に比較して生産性、経済性の点から極めて有
利となる。
第3図は第2図に於いて一点鎖線で示した本考
案に係る電磁シールド板3′でありムーブメント
に固定するためのネジ穴4′,5′,6′及びトリ
マコンデンサによる周波数調整をするための穴8
を持つている。
案に係る電磁シールド板3′でありムーブメント
に固定するためのネジ穴4′,5′,6′及びトリ
マコンデンサによる周波数調整をするための穴8
を持つている。
第4図、第5図は本案による他の実施例を示す
平面図及び断面図であつて、ムーブメントにかぶ
せる如く構成してある電磁シールド板3″を示
す。
平面図及び断面図であつて、ムーブメントにかぶ
せる如く構成してある電磁シールド板3″を示
す。
又、図には示していないが、本案電磁シールド
板により水晶振動子のケースを押える事も出来
る。この場合、水晶振動子の端子は、回路台にハ
ンダ付けにより固定しても良いし、又、回路台に
導電ゴム等を設置して、コネクタを形成し、該コ
ネクタに水晶振動子の端子を差し込む如くなして
も良い。この事により水晶振動子の交換が容易と
なり、且つ、該電磁シールド板には、磁気シール
ド、静電シールド、水晶押え等の三役を同時に与
える事により達成される。
板により水晶振動子のケースを押える事も出来
る。この場合、水晶振動子の端子は、回路台にハ
ンダ付けにより固定しても良いし、又、回路台に
導電ゴム等を設置して、コネクタを形成し、該コ
ネクタに水晶振動子の端子を差し込む如くなして
も良い。この事により水晶振動子の交換が容易と
なり、且つ、該電磁シールド板には、磁気シール
ド、静電シールド、水晶押え等の三役を同時に与
える事により達成される。
前述のように該電磁シールド板3′、若しくは
3″等をムーブメントに設けることによつて回路
素子と該電磁シールド板3′、若しくは3″の間隔
を管理する事が出来、裏蓋との間に容量を生ぜし
める場合に比較すると浮遊容量の回路に与える影
響を極めて一定に保つことが出来、水晶振動子の
周波数調整の作業が極めて容易となり、或いは回
路設計上の制約が少なくなる。更に又、変換機を
外部磁界に対して遮蔽する部材とを別体として配
設する場合に比較して、部品点数を減少せしめ、
更にムーブメントの厚さを減少せしめる効果を有
する。従つて本考案は変換機部分と回路部分と
を、ムーブメントに固定された電磁シールド板
3′、若しくは3″によつて遮蔽することにより、
水晶腕時計の組立、調整、設計に大きな利点をも
ち、実用上多大な効果を有するものである。
3″等をムーブメントに設けることによつて回路
素子と該電磁シールド板3′、若しくは3″の間隔
を管理する事が出来、裏蓋との間に容量を生ぜし
める場合に比較すると浮遊容量の回路に与える影
響を極めて一定に保つことが出来、水晶振動子の
周波数調整の作業が極めて容易となり、或いは回
路設計上の制約が少なくなる。更に又、変換機を
外部磁界に対して遮蔽する部材とを別体として配
設する場合に比較して、部品点数を減少せしめ、
更にムーブメントの厚さを減少せしめる効果を有
する。従つて本考案は変換機部分と回路部分と
を、ムーブメントに固定された電磁シールド板
3′、若しくは3″によつて遮蔽することにより、
水晶腕時計の組立、調整、設計に大きな利点をも
ち、実用上多大な効果を有するものである。
第1図は水晶腕時計のシールド構造に関する従
来例を示す組立平面図、第2図は本考案の一実施
例を示す組立平面図である。第3図は本案による
電磁シールド板を示し、第4図及び第5図は本案
による他の実施例を示す電磁シールド板の平面図
及び断面図である。 1……ロータ、2,2′……ステータ、3′,
3″……静電シールド板。
来例を示す組立平面図、第2図は本考案の一実施
例を示す組立平面図である。第3図は本案による
電磁シールド板を示し、第4図及び第5図は本案
による他の実施例を示す電磁シールド板の平面図
及び断面図である。 1……ロータ、2,2′……ステータ、3′,
3″……静電シールド板。
Claims (1)
- 電池、回路基板、変換機、輪列を有する時計ム
ーブメントと、磁性材料から成る電磁シールド板
を有する水晶発振式電子時計に於て、電磁シール
ド板は変換機と回路素子を覆う形状で、且つ時計
ムーブメントに固定するためのネジ穴を有し、電
磁シールド板をネジで時計ムーブメントに直接固
定することによつて電磁シールド板と時計ムーブ
メントの関係を固定し浮遊容量の影響を少くした
ことを特徴とする時計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975081583U JPS6111666Y2 (ja) | 1975-06-16 | 1975-06-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975081583U JPS6111666Y2 (ja) | 1975-06-16 | 1975-06-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51161169U JPS51161169U (ja) | 1976-12-22 |
JPS6111666Y2 true JPS6111666Y2 (ja) | 1986-04-12 |
Family
ID=28561377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1975081583U Expired JPS6111666Y2 (ja) | 1975-06-16 | 1975-06-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6111666Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS636715Y2 (ja) * | 1977-02-14 | 1988-02-25 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5354291U (ja) * | 1976-10-06 | 1978-05-10 |
-
1975
- 1975-06-16 JP JP1975081583U patent/JPS6111666Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5354291U (ja) * | 1976-10-06 | 1978-05-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51161169U (ja) | 1976-12-22 |
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