JPS61116277A - 高周波解凍装置付冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷凍食品を解凍する高周波解凍装置付冷蔵庫に
関するものである。

従来例の構成とその問題点 家庭において冷凍食品を使う頻度が高くなり、冷凍冷蔵
庫が数多く使用されている。また、最近は冷蔵庫に急速
冷凍機能が付加されたことにより、ホームフリージング
も普及しつつある。

しかしながら、冷凍食品の解凍については、自然解凍（
自然放置解凍）、水解凍（水中放置解凍）電子レンジに
よる解凍がなされているが、解凍時間、解凍品質の上で
これら方法は満足できるものではなかった。そこで、冷
蔵庫内部にマイクロ波を照射する高周波発生装置を設置
することによって、急速解凍を可能にする高周波解凍装
置付冷蔵庫が種々提案されている。

従来の高周波解凍装置付冷蔵庫は、−凍中は高周波発生
装置を連続運転してマイクロ波を連続的に冷凍食品に照
射するものであった。しかし、マイクロ波は食品内部に
浸透するに従ってその強さが減衰する特性を有しており
、普通の食品では厚さが５ｃＷ１で約３７％にまで減衰
する。したがって、厚みのある食品の場合には表面と内
部で大きな温度差を生じることがあるため、解凍ムラを
生じるという欠点があった。

発明の目的 本発明は解凍ムラがなく、短時間解凍が可能な高周波解
凍装置付冷蔵庫を提供することを目的とする。

発明の構成 との目的を達成するために、本発明は解凍開始から所定
時間内は高周波発生装置を連続運転し、以後は前記高周
波発生装置を断続運転し、かつ、庫内に冷気を強制対流
するファンモータを交互に運転して均一な温度にし解凍
ムラをなくシ、短時間に解凍するものである。

実施例の説明 以下本発明の一実施例を第１図から第５図に従い説明す
る。

図において、１は冷蔵庫で冷蔵室２と冷凍室３を有し、
前記冷蔵室２内に冷凍食品の解凍室４を設置している。

この解凍室４へのマイクロ波の供給は冷蔵庫１の底部に
ある機械室に設置された高周波発生装置５から伝送線で
ある導波管６ｆｔ通じて行なわれる。了は金属で形成さ
れまたマイクロ波散乱用のスタラファンであり、導波管
６によって導かれたマイクロ波を解凍室４内に散乱させ
る。

８はスタラファン７のモータである。また、１゜は冷蔵
室２、冷凍室３及び解凍室４に冷気を強制対流させるフ
ァンモータである。

また前記解凍室４は金属板製で電波を反射する外箱１１
と樹脂製の内箱１２から構成されている。

そして、内箱１２の前面内側には電波反射用の金属板１
ｓｔ−貼り付けている。外箱上面の後方には前記ファン
モータ１ｏから強制対流された冷気を流入しマイクロ波
は遮蔽する通風孔（流入）１４、外箱上面の前方には解
凍室４に流入した空気を流出しマイクロ波は遮蔽する通
風孔（流出）１５を設けている。次に高周波解凍装置付
冷蔵庫の電気回路図について説明する。１６は冷蔵庫本
体の冷却用回路であり、１７は商用の交流電源、１８は
庫内温度調整器で庫内温度が所定温度以下になると閉成
する。１９は冷却運転と除霜運転を切換制御するタイマ
であり、その常開接点ａにはバイメタルサーモ２ｏ′ｔ
−介して冷却器２１の除霜用ヒータ２２、常閉接点すに
は圧縮機２３とファンモータ１０が並列接続されている
。次に高周波発生回路２４について述べる。２６は解凍
スイッチ、２６はタイマでありスイッチ２７及びタイム
スイッチ２８を備えている。このタイマ２６はタイムス
イッチ２８で解凍時間を設定すると解凍開始から所定時
間内は前記スイッチ２７の常開接点２７　ａ（５ＯＮ　
ｌ、、以後は解凍時間終了まで前記スイッチ２７の常開
接点２７　ａ　ｆ　０Ｎ−ＯＦ　Ｆするものである。

２了すは前記スイッチ２７の常閉接点であり、ファンモ
ータ１ｏと直列接続されており、解凍時間中は高周波発
生装置６と交互に０Ｎ−ＯＦＦ運転するものである。

次に上記高周波解凍装置付冷蔵庫の動作を第４図のタイ
ミングチャートに従い説明する。

タイムスイッチ２８で解凍時間を設定し、解凍スイッチ
２５をＯＮすると、スイッチ２７の常開接点２７ａがＯ
Ｎする。従って、高周波発生装置５及びスタラファンモ
ータ８に通電されるので、導波管らを経てマイクロ波が
冷凍食品９に照射される。この時スイッチ２７の常閉接
点２７ｂはＯＦＦし、庫内温度調整器１８が閉成されて
いる時でもファンモータ１ｏは交流電源１７との接続が
切れ、運転を停止したままの状態となる。そして所定時
間（ｏ−ｒ、）　　中、前記スイッチ２７の常開接点２
７ａがＯＮするのでその間解凍が継続される。

前記所定時間（Ｔ１　）を経過するとタイマ２６は一定
周期で０Ｎ−ＯＦＦ動作を行ない、スイッチ２７は０Ｎ
−ＯＦＦ動作となる。従って、スイッチ２了の常開接点
２７ａ、常閉接点２７ｂは一定周期で交互に０Ｎ−ＯＦ
Ｆする。

即ち高周波発生装置及びスタラファンモータ１８と冷気
を強制対流させるファンモータ１０が交互に０Ｎ−ＯＦ
Ｆする。従って高周波発生装置５に断続的に通電される
ので、導波管６ｉ経てマイクロ波が解凍室４内の冷凍食
品９に照射され、マイクロ波の照射が停止してファンモ
ータ１０により通風孔１４から解凍室４内に冷気が流入
し冷凍食品９に吹きつけるというサイクルを繰り返す。

そしてタイムスイッチ２８によシ設定さｎた解凍時間が
終了すると、スタラモータ８及び高周波発生装置６への
通電が停止し、解凍が終了する。

ここで、高周波発生装置６を断続運転した時の解凍時間
（運転時間）と冷凍食品温度の相関を第６図に示す。冷
凍食品の中心温度が一６℃位までは急峻に温度が上昇す
るが、−６℃から０℃の間で温度上昇がゆるやかになる
。これは−６℃から０℃の間が氷結晶生成帯でアリ、こ
の温度帯において冷凍食品中の氷結晶が融解するからで
ある。

そして、−５℃位まで冷凍食品の中心部温度と表面温度
が殆んど同じであるので、解凍開始から一５℃までは連
続的にマイクロ波を照射して、この間の所要時間全短縮
する方が良い。このように氷結晶生成帯でるる一５℃付
近まで温度上昇するまでの所要時間ＩＴ１　と設定し、
この間は連続的に解凍する。しかし、−６℃を越えると
中心温度と表面温度に差を生じるので、断続的にマイク
ロ波を照射して停止時間内に冷凍食品の温度を均一化さ
せて解凍ムラを防止する必要がある。従って一６℃付近
まで上昇した後は解凍終了まで前記スイッチ２７の常開
接点２７　ａ　ｆ　０Ｎ−ＯＦＦ　（、、高周波発生装
置５及びスタラファンモータ８を断続的に通電する。

この時スイッチ２７の常閉接点２７ｂも０Ｎ−ＯＦＦし
マイクロ波は一定時間冷凍食品９に照射し、次に冷気を
一定時間冷凍食品９に吹きつけるというサイクルを繰り
返すので、マイクロ波照射時間内に浸透度の差や照射の
不均一から冷凍食品９に解凍ムラを生じても、冷気を吹
きつけ、冷凍食品９の温度が均一化し、解凍ムラと過解
凍を防ぎ解凍品質を向上し、かつ短時間に解凍できるも
のである０ 発明の効果 以上の説明からも明らかなように本発明は冷蔵室内に設
けた電波遮蔽通風孔を有する解凍室と、冷蔵室外に設け
た高周波発生装置と解凍時間を設定し解凍開始から所定
時間内は前記高周波発生装置を連続運転し、以後は前記
高周波発生装置を断続運転するタイマと前記各室に冷気
を強制対流させるファンモータとより構成したものであ
るから、冷凍食品が氷結晶生成帯に達するまでは連続的
に解凍し、以後は短時間で断続的に繰り返し解凍し、こ
の断続解凍時間中は、解凍、冷却を短時間で繰返しなが
ら解凍するので冷凍食品が部分的に加熱されるといった
解凍ムラを防止し、解凍品質の向上を図り短時間で解凍
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である冷蔵庫の断面図、第２
図は同第１図の解凍室の断面図、第３図は同第１図の電
気回路図、第４図は同第３図の一部タイムチャート図、
第６図は解凍時間と冷凍食品温度の相関図である。 ２・・・・・・冷蔵室、４・・・・・解凍室、６・・・
・・高周波発生装置、２６・・・・・・タイマ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第３
図 第４図 −ｑ間 ＠５図 角４″＊ＱＩ’Ｊ！

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 冷蔵室内に設けた電波遮蔽通風孔を有する解凍室と冷蔵
   室外に設けた高周波発生装置と解凍時間を設定し、解凍
   開始から所定時間内は前記高周波発生装置を連続運転し
   、以後は前記高周波発生装置と前記各室に冷気を強制対
   流させるファンモータとを交互に運転制御するタイマと
   より構成した高周波解凍装置付冷蔵庫。