JPS61116192A - 複合鋳鉄管 - Google Patents
複合鋳鉄管Info
- Publication number
- JPS61116192A JPS61116192A JP23709684A JP23709684A JPS61116192A JP S61116192 A JPS61116192 A JP S61116192A JP 23709684 A JP23709684 A JP 23709684A JP 23709684 A JP23709684 A JP 23709684A JP S61116192 A JPS61116192 A JP S61116192A
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- Japan
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- cast iron
- layer
- iron pipe
- outer layer
- composite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、耐食性、耐摩耗性及び耐熱性に優れた複合鋳
鉄管に関する。
鉄管に関する。
(従来の技術及びその問題点)
AI220.等のセラミックスは、耐食性、耐摩耗性及
び耐熱性に優れていることから、斯かるセラミ・ノクス
を鉄管の内面にライニングした複合鉄管が種々提案され
ている。
び耐熱性に優れていることから、斯かるセラミ・ノクス
を鉄管の内面にライニングした複合鉄管が種々提案され
ている。
しかしながらセラミックス層を鉄管内面に形成するには
種々の問題がある。例えば、セラミックスを鉄管内面で
成形・焼結する場合、セラミックスの焼結温度は180
0〜2000℃と高温であり、また焼成するのに比較的
時間を要することから、斯かる方法は鉄管が溶損するの
でほとんど不可能である。また、溶融状態のセラミック
スを鉄管の内面に遠心鋳造し、セラミックス層をライニ
ングする方法もあるが、鉄管との一体化に難があり、ま
た鉄材質とセラミックスとの熱膨張率が著しく異なるた
め、セラミックス層が形成された鉄管が何らかの条件で
鉄管の外面側から加熱されれば、セラミックス層が鉄管
内面より容易に剥離するという問題がある。
種々の問題がある。例えば、セラミックスを鉄管内面で
成形・焼結する場合、セラミックスの焼結温度は180
0〜2000℃と高温であり、また焼成するのに比較的
時間を要することから、斯かる方法は鉄管が溶損するの
でほとんど不可能である。また、溶融状態のセラミック
スを鉄管の内面に遠心鋳造し、セラミックス層をライニ
ングする方法もあるが、鉄管との一体化に難があり、ま
た鉄材質とセラミックスとの熱膨張率が著しく異なるた
め、セラミックス層が形成された鉄管が何らかの条件で
鉄管の外面側から加熱されれば、セラミックス層が鉄管
内面より容易に剥離するという問題がある。
本発明は斯かる問題に鑑み、鉄管の内面にAl2zOy
層を容易に形成でき、しかもそのAQxCh層が鉄管内
面に良好に密着した複合鋳鉄管を提供することを目的と
する。
層を容易に形成でき、しかもそのAQxCh層が鉄管内
面に良好に密着した複合鋳鉄管を提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、上記目的を達成するために、次の手段を講じ
た。すなわち、複合鋳鉄管の構造を、外層に鋳鉄を用い
、該外層の内面に高Al鋳鉄の中間層を溶着一体化して
形成し、該中間層の内面に^ρ、0.の内層を析出形成
したものとした。
た。すなわち、複合鋳鉄管の構造を、外層に鋳鉄を用い
、該外層の内面に高Al鋳鉄の中間層を溶着一体化して
形成し、該中間層の内面に^ρ、0.の内層を析出形成
したものとした。
(作 用)
叙上の複合鋳鉄管にあっては、外層と中間層とは遠心鋳
造等の通常の手段で容易に溶着一体化させることができ
、また中間層として高へ!鋳鉄を用いているから酸化雰
囲気中で加熱するだけでその内表面に緻密な^ρ、03
W1を一体的に析出形成せしめることができる。
造等の通常の手段で容易に溶着一体化させることができ
、また中間層として高へ!鋳鉄を用いているから酸化雰
囲気中で加熱するだけでその内表面に緻密な^ρ、03
W1を一体的に析出形成せしめることができる。
(実施例)
次に本発明に係る複合鋳鉄管をその製造方法と共に詳述
する。
する。
第1図は本発明に係る複合鋳鉄管の構造を示し、主とし
て管の強度部材として機能する外層1と、核外N1の内
面に溶着一体化して形成された高Af鋳鉄の中間層2と
、咳中間層2の内面に一体的に析出形成されたA4z(
hの内層3とから構成される。
て管の強度部材として機能する外層1と、核外N1の内
面に溶着一体化して形成された高Af鋳鉄の中間層2と
、咳中間層2の内面に一体的に析出形成されたA4z(
hの内層3とから構成される。
前記外層1の材質としては、普通鋳鉄、高級鋳鉄及びダ
クタイル鋳鉄等の鋳鉄が用いられる。ダクタイル鋳鉄の
代表組成(単位重量%)を例示すれば次の通りである。
クタイル鋳鉄等の鋳鉄が用いられる。ダクタイル鋳鉄の
代表組成(単位重量%)を例示すれば次の通りである。
C: 3.0 〜3.8 % Mn : 0.0
3〜0.1 %Si : l。7〜2.7 %
Mg 80.02〜0.07%残部実質的にFe。
3〜0.1 %Si : l。7〜2.7 %
Mg 80.02〜0.07%残部実質的にFe。
尚、外1’ilの材質として鋳鋼を用いられないことも
ないが、中間層材質との溶着性に難がある。
ないが、中間層材質との溶着性に難がある。
前記中間Ivi2に用いられる高An鋳鉄の化学組成(
重量%)としては下記のものが例示できる。
重量%)としては下記のものが例示できる。
C2,2〜3.5% xi:4.o〜18.0%S
i : 1.2〜6.0% Cr : 0.05〜
1.0%残部実質的にFe 高へl鋳鉄の組成については、機械的性質を改善する目
的でAlを減じCrを増加させてもよい。
i : 1.2〜6.0% Cr : 0.05〜
1.0%残部実質的にFe 高へl鋳鉄の組成については、機械的性質を改善する目
的でAlを減じCrを増加させてもよい。
例えば、この場合の組成としては、
C:2.0〜3.5% AJ:5.0〜6.5%Si
: 1.0〜2.2% Cr :0.5〜1.0
%残部実質的にFe を例示でき、また同じ目的でSi量を増加させてもよい
。すなわち、下記の成分を例示できる。
: 1.0〜2.2% Cr :0.5〜1.0
%残部実質的にFe を例示でき、また同じ目的でSi量を増加させてもよい
。すなわち、下記の成分を例示できる。
C:2.O〜3.5% 1lj2:2.0〜4.0%
Si : 4.0〜6.O% Cr:1.O%以下残
部実質的にFe 斯かる高Aj2鋳鉄は酸化雰囲気で加熱すれば、その表
面に緻密なAj2aOi層(すなわち内層3)が容易に
生じ、かつある程度の厚さが形成された後は、AJ2*
(hは不動態であるので、それ以上A2201層の肉厚
方向への析出成長はなくなる。従って、高AI鋳鉄から
なる中間層2は外層1と溶着するだけの肉厚が有ればよ
く、それ以上厚くする必要はない。
Si : 4.0〜6.O% Cr:1.O%以下残
部実質的にFe 斯かる高Aj2鋳鉄は酸化雰囲気で加熱すれば、その表
面に緻密なAj2aOi層(すなわち内層3)が容易に
生じ、かつある程度の厚さが形成された後は、AJ2*
(hは不動態であるので、それ以上A2201層の肉厚
方向への析出成長はなくなる。従って、高AI鋳鉄から
なる中間層2は外層1と溶着するだけの肉厚が有ればよ
く、それ以上厚くする必要はない。
外層1と中間層2との溶着一体化には、遠心力鋳造法を
通用するのが便利である。すなわち、外層溶湯を遠心力
鋳造用金型に鋳込んだ後、その凝固終了前後に中間層溶
湯を鋳込めば、両者は容易に溶着一体化する。
通用するのが便利である。すなわち、外層溶湯を遠心力
鋳造用金型に鋳込んだ後、その凝固終了前後に中間層溶
湯を鋳込めば、両者は容易に溶着一体化する。
また、中間層2からA9..0.、を析出せしめるには
叙上の外層1と中間層2とが溶着一体化した素管を酸化
雰囲気中で加熱すればよい。この加熱は、Aρ、01析
出のためだけに行う必要はなく、歪取り焼鈍や、外層に
ダクタイル鋳鉄を用いた場合、該ダクタイル鋳鉄のフェ
ライト化焼鈍を利用すれば足りる。このフェライト化焼
鈍による^ム01析出について述べると次の通りである
。すなわち950℃×20分の第1次黒鉛化焼鈍を行っ
たのち3〜b層の厚さが10μになり、この程度の厚さ
を有すると、防食皮膜として十分な効果が得られる。尚
、AJ2a01層は10μ程度に形成されるとそれ以上
成長しない。
叙上の外層1と中間層2とが溶着一体化した素管を酸化
雰囲気中で加熱すればよい。この加熱は、Aρ、01析
出のためだけに行う必要はなく、歪取り焼鈍や、外層に
ダクタイル鋳鉄を用いた場合、該ダクタイル鋳鉄のフェ
ライト化焼鈍を利用すれば足りる。このフェライト化焼
鈍による^ム01析出について述べると次の通りである
。すなわち950℃×20分の第1次黒鉛化焼鈍を行っ
たのち3〜b層の厚さが10μになり、この程度の厚さ
を有すると、防食皮膜として十分な効果が得られる。尚
、AJ2a01層は10μ程度に形成されるとそれ以上
成長しない。
次に、外層にダクタイル鋳鉄を用いた複合鋳鉄管(外径
250mx長さ500u+)の実施例について。
250mx長さ500u+)の実施例について。
製造方法と共に説明する。
(1)下記ダクタイル鋳鉄の溶湯を、金型回転数G1,
40〜60、鋳込み温度1280〜1320℃で、外N
(肉厚7〜10寵)を遠心力鋳造した。
40〜60、鋳込み温度1280〜1320℃で、外N
(肉厚7〜10寵)を遠心力鋳造した。
外層化学組成(重量%)
C:3.3% Mn : 0.3%Si: 2.
1% Mg : 0.04%残部実質的にFe (2)外層が凝固直前乃至直後に、下記高A℃鋳鉄を外
層の内面に鋳込温度1395℃で、引き続いて鋳込み中
間Fi(肉厚2.5ni)を遠心力鋳造した。
1% Mg : 0.04%残部実質的にFe (2)外層が凝固直前乃至直後に、下記高A℃鋳鉄を外
層の内面に鋳込温度1395℃で、引き続いて鋳込み中
間Fi(肉厚2.5ni)を遠心力鋳造した。
中間層化学組成(重量%)
C:3.10 % Al:5.71%Si 8
157 % Cr :0.7%残部実質的に
Fe (3)外層と中間層とが溶着一体化された素管に、90
0℃×30分のフェライト化焼鈍を繰り返して3回行っ
た。その結果、中間層の内面に1CIA当り98mgの
緻密なAQzOs層が形成された。
157 % Cr :0.7%残部実質的に
Fe (3)外層と中間層とが溶着一体化された素管に、90
0℃×30分のフェライト化焼鈍を繰り返して3回行っ
た。その結果、中間層の内面に1CIA当り98mgの
緻密なAQzOs層が形成された。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明に係る複合鋳鉄管は、外層
に所望の鋳鉄材質を用い、中間層に高Al鋳鉄を用いた
から、外層と中間層とを容易に溶着一体化することがで
き、また、中間層に高Al鋳鉄を用いているので、酸化
雰囲気中で加熱するだけで中間層の内面に緻密なALO
tからなる内層を容易にしかも極めて密着性よ(析出形
成できるこのように、本発明の複合鋳鉄管は一1製造容
易でしかもAJ2zOiliが剥離し難(、利用価値は
著大である。
に所望の鋳鉄材質を用い、中間層に高Al鋳鉄を用いた
から、外層と中間層とを容易に溶着一体化することがで
き、また、中間層に高Al鋳鉄を用いているので、酸化
雰囲気中で加熱するだけで中間層の内面に緻密なALO
tからなる内層を容易にしかも極めて密着性よ(析出形
成できるこのように、本発明の複合鋳鉄管は一1製造容
易でしかもAJ2zOiliが剥離し難(、利用価値は
著大である。
第1図は本発明のセラミックス複合鋳鉄管の横断面図で
ある。 1・・・外層、2・・・中間層、3・・・内層。
ある。 1・・・外層、2・・・中間層、3・・・内層。
Claims (1)
- 1、鋳鉄材質の外層と、該外層の内面に溶着一体化され
た高Al鋳鉄の中間層と、該中間層の内面に析出形成さ
れたAl_2O_3の内層とからなることを特徴とする
複合鋳鉄管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23709684A JPS61116192A (ja) | 1984-11-10 | 1984-11-10 | 複合鋳鉄管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23709684A JPS61116192A (ja) | 1984-11-10 | 1984-11-10 | 複合鋳鉄管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61116192A true JPS61116192A (ja) | 1986-06-03 |
Family
ID=17010350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23709684A Pending JPS61116192A (ja) | 1984-11-10 | 1984-11-10 | 複合鋳鉄管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61116192A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5591013A (en) * | 1992-08-06 | 1997-01-07 | Daikin Industries, Ltd. | Fluid pressure generating device |
JP2009030658A (ja) * | 2007-07-25 | 2009-02-12 | Orion Mach Co Ltd | 接着剤塗布穴付きカップリング及びポンプ装置 |
-
1984
- 1984-11-10 JP JP23709684A patent/JPS61116192A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5591013A (en) * | 1992-08-06 | 1997-01-07 | Daikin Industries, Ltd. | Fluid pressure generating device |
JP2009030658A (ja) * | 2007-07-25 | 2009-02-12 | Orion Mach Co Ltd | 接着剤塗布穴付きカップリング及びポンプ装置 |
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