JPS61114753A - 文書細断機用の回転カツター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は文書細断機用の回転カッターに関し、さらに詳
しくは、廃棄書類をチップ状に細断するための文書細断
機用の回転カッターに関する。

従来、互いに平行な２本の回転軸に多数嵌合された回転
カッターの外周に鋸歯状の歯先を備え、該歯先は回転カ
ッターの回転方向前方において回転カッターの外周に対
してほぼ直角あるいは鋭角をもって立ち上がる前縁を有
している。

この歯先によって書類に穿孔し、穿孔部の両側を回転カ
ッターの干渉部により切断して微塵切りのチップを得る
ようにした文書細断機が提案されている。この細断機に
おいて、多数のカッター間にはチップが巻きつかないよ
うにスペーサが配設されている。

上記構造において、回転カッターにより細断されたチッ
プは回転カッターの歯先と歯先との間の壁部に付着した
まま回転カッターが回転し、互いに隣接するスペーサ間
でチップが歯先から外れるため、チップが隣接するスペ
ーサ間に堆積し、最柊的にはスペーサ間に堆積したチッ
プが固くなって回転カッターの外周に干渉してブレーキ
をかける。したがって、回転カッターの処理能力が著し
く低下する。また、この場合、定期的にスペーサのチッ
プを掃除しなければならず、不便である。

そこで、本発明はかかる欠点を改良し、回転カッターの
裂断刃の回転方向前方にチップ浮動用突部を形成するこ
とにより、チップが裂断刃の近辺の谷部に付着しないよ
うに防止して、回転カッターからチップを効果的に離脱
させ、もって、スペーサ間にチップが堆積しないように
したものである。

つぎに本発明の実施例につき図面を参照しながら説明す
る。

第１図および第２図は本発明の一実施例としての回転カ
ッターを採用した文書細断機は両端がそれぞれ軸受１０
．１０”で軸受されていて、互いに平行に延びる回転軸
１２．１２″を有する。

これら回転軸１２．１２°にはそれぞれ多数の回転カッ
ター１４．１４’がそれぞれ内孔１６．１６’　によっ
て嵌め込まれる。

各回転カッター１４．１４°の内孔１６．１６°は六角
形状となっていて、同形状の回転軸１２．１２°に応じ
て各回転カッターも回転するようになっている。

各回転カッター１４．１４”の外周縁には適宜間隔で複
数の裂断刃１８．１８’　が三角形状に形成されている
。この三角形状の裂断刃１８．１８’　の前縁、すなわ
ち回転カッターの回転方向前方に位置する縁は回転カッ
ターの外周に対して鈍角をなして立ち上がっている。こ
れら裂断刃の尖端は鋭角となっていて後述のように廃棄
書類に横方向のスリットをあける役目をする。

本発明によれば、回転カッター１４．１４’　の裂断刃
１８．１８’　の回転方向前方に裂断刃の谷部１８ａ。

１８゛ａよりも径大のチップ浮動用突部２０．２０’　
が形成しである。各チップ浮動用突部２０．２０“は、
図示実施例において、裂断刃の谷部２２から、回転カッ
ターの外周に対して鈍角をなして立ち上がっている前縁
２０ａ、　２０’ａと、該前縁２０ａ、　２０’ａから
外周方向に延びる中間縁２０ｂ、　２０°ｂと、該中間
縁２０゜２０′ｂから裂断刃ｉｓ、　ｉｓ’　の谷部１
８ａ、　１８’ａ　ヘ延びる後縁２０ｃ、　２０’ｃと
を有する。図示の構造において、チップ浮動用突部２０
．２０″は断面が台形のものとして示されているが、裂
断刃の谷部より径大であれば、その他のたとえば、半円
状または三角形状であっても良い。

両軸の回転カッターの噛み合わせ位置は、第１図に示す
ように、一方の軸１２”の回転カッター１４′の裂断刃
１８′が他方の軸１２の回転カッター１４の前Ｉｔ２０
ａと中間縁２０ｂとの交差部２０ｄの近辺にて噛み合う
ように配列するのが好ましい。

これら回転カッター１４．１４’　間にはそれぞれスペ
ーサ３０．３０’が回転カッターと交互に介在するよう
に嵌め込まれている。これらスペーサ３０．３０“はロ
ッド３２．３２’　により回転しないように支持されて
いる。これらのスペーサにはチップの巻き上りを防止す
る目的で斜面３２．３２″ａが設けられている。

上記構成において、細断すべき書類りを上方より挿入す
ると、書類りはまずスペーサ３０．３０’　の間隙から
互いに噛み合っている回転カッター１４゜１４′　間に
挿入される。回転カッター１４．１４”間に挿入された
書類りはまず、第３図図示のように回転カッター１４”
の裂断刃１８゛　により横方向のスリットＤ１が形成さ
れ、ついで回転カッター１４．１４’の回転に応じて縦
方向に帯状に細断されてチップＤ”、Ｄ”となる。この
ときチップＤ’、Ｄ’は、第３図にも示されるように、
チップＤ′の後部が突部の前縁で浮動せられるので、回
転カッターの回転が進みその噛み合いが外れる範囲に達
すると上記チップＤ″は自由に落下する。上記チップＤ
′の浮動の際、三角形状の裂断刃の前縁は回転カッター
の外周に対して鈍角をなしているので、チップの後端の
浮動に何ら障害をもたらさず、きわめて効果的に上記浮
動がなされる。かくして、裂断刃１８の壁部に付着する
ことなくチップは効果的に回転カッターから外れる。

以上のように、本発明によれば回転カッターの裂断刃の
回転方向前方に前記裂断刃の谷部より径大の外縁部を形
成し、この外縁部によりチップを裂断刃の谷部から浮動
させるようにしたため、チップが回転カッターの裂断刃
に引っ掛かることなく回転カッターの外周から効率良く
外れる。したがって、文書細断機の細断能力を低下させ
ることなく長時間運転が可能で、従来のように定期的に
スペーサを掃除する手間かはふける。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の回転カッターを採用した文書細断機′
の縦断面図、第２図は第１図の文官細断機の横断面図、
第３図は第１図の一部拡大図を示す。 １２、１２’　・・・・・・・・・回転軸１４、１４’
　・・・・・・・・・回転カンタ−１８、１８’　・・
・・・・・・・裂断刃２０、２０’・・・・・・・・・
チップ浮動用突部３０、３０’　・・・・・・・・・ス
ペーサ特許出願人　　　　　　　畑　中　　武　史代　
理　人　　弁理士　　藤　　岡　　　機尾／図 襄２図 哀３　■

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 互いに平行な二本の回転軸を有し、そのそれぞれの軸に
   該軸とともに回転する回転カッターとスペーサとを交互
   に多数嵌め込み、しかもその両軸の回転カッターが互い
   に噛み合うように配置してなる文書細断機用の回転カッ
   ターにおいて、上記回転カッターは外周に適宜間隔で裂
   断刃と、上記外周上で隣接する裂断刃の間に該裂断刃の
   谷部より径大の外縁部を有するチップ浮動用突部とを備
   え、 上記裂断刃は、回転カッターの回転方向前方で外周に対
   して鈍角で立ち上がる前縁をもつ三角形状をなし、 上記突部は、回転カッターの回転方向前方で外周に対し
   鈍角をなして立ち上がる前縁をもつ台形状である、 ことを特徴とする文書細断機用の回転カッター。