JPS61114724A - 乳化剤組成物 - Google Patents

乳化剤組成物

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JPS61114724A
JPS61114724A JP59237266A JP23726684A JPS61114724A JP S61114724 A JPS61114724 A JP S61114724A JP 59237266 A JP59237266 A JP 59237266A JP 23726684 A JP23726684 A JP 23726684A JP S61114724 A JPS61114724 A JP S61114724A
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JP
Japan
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oleic acid
emulsion
emulsifier composition
alkanolamide
emulsifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP59237266A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Higuchi
樋口 久夫
Hideki Takahashi
秀樹 高橋
Hiromi Kiyota
清田 博已
Hideko Tachibana
立花 英子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は長期間安定なエマルションを形成するための
乳化剤組成物、詳しくはオレイン酸のアルカノールアミ
ドと陰イオン性界面活性剤とを必須成分として含む乳化
剤組成物に関する。
′〔従来の技術〕 油分と水分とを乳化してエマルションを製造する際には
、油分のいわゆる所要HLBを求めて、それに合う乳化
剤を選択することが通常行われている。一般には、HL
Bの高い親水性乳化剤とHLBの低い親油性乳化剤とが
組合わされて用いられている。
H,L Bの高い親水性乳化剤としては、たとえば脂肪
酸面けん、アルキルヘンゼンスルホン酸塩、アルキル硫
酸エステル塩などの陰イオン性界面活性剤、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ルなどの非イオン性界面活性剤などがある。また、HL
Bの低い親油性乳化剤としては、たとえばソルビタン脂
肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルなどの非イオ
ン性界面活性剤などがある。
これら乳化剤のHL Bを求める方法は、ジャーナル・
オブ・ソサエティ・オブ・コスメチック・ケミスト (
J、Soc、Cosmetic  Chem、)第5巻
第249頁(1954年)、科学第23巻第546頁(
1953年)、小田良平「界面活性剤の合成とその応用
」 (慎書房)第501頁(1957年)などに記載さ
れている。また、油分の所要HLBは、たとえば辻薦「
乳化・可溶化の技術」 (工学図書)第79〜81頁(
1976年)などに記載されている。
このHLBは、本来、乳化試験によって実験的に定めら
れたものであり、その実験値に適合するように乳化剤の
種類に応じて種々の計算法がある。
各種の計算法があることはHLBの応用を煩雑なものと
しており、さらに計算により得られた値を用いても安定
なエマルションが得られることは少なく、試行錯誤的に
数多くの実験をくり返さなければならない。このように
HLBの応用によって安定なエマルションを得ることは
決して容易なことではない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の如く、各種エマルションの製造において、使用す
る油分の種類や性質が変わるとその所要HLBが変化す
るので、この所要HLBに応じた最適の乳化剤を選定す
る必要があるが、この選定にはかなりの困難を伴うとい
う問題があった。
この発明は、油分が変わってその所要HLBが多少変化
しても、その都度乳化剤のII L Bを油分の所要H
LBに合致させる労力を必要とせずに、広範囲のHLB
においてすぐれた乳化力を発揮して安定なエマルション
を形成しうる乳化剤組成物を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明者らは、広い範囲のHLBにおいて有効な乳化
力を有して安定なエマルションを形成しうる乳化剤を得
るために鋭意検討した結果、特定の脂肪酸アルカノール
アミドと陰イオン性界面活性剤との混合物を用いるとこ
の目的が達成されることを見出し、この発明を完成する
に至った。
すなわち、この発明は、オレイン酸のアルカノールアミ
ドと陰イオン性界面活性剤とを必須成分として含有する
ことを特徴とする乳化剤組成物に係るものである。
〔発明の構成・作用〕
この発明においては、乳化剤組成物中にオレイン酸のア
ルカノールアミドが含まれていることによってオレイン
酸構造による油分との親和性が極めて良好になり、また
上記アルカノールアミドの構造からくる強い水和機能と
これと併用される親水性の陰イオン性界面活性剤によっ
て油分と水分の界面膜を強固にして粒子の合一を防ぐた
め、油分の所要HLBの多少の変動に左右されることの
ない幅広い乳化力を持った乳化剤が得られるものである
この発明に用いられるオレイン酸のアルカノールアミド
の原料となるオレイン酸は、通常工業用オレイン酸とし
てオレイン酸含量が70重量%以上のものを用いるが、
必要により親油性親水性のバランスをくずさない範囲で
オレイン酸含量の多い牛脂脂肪酸や豚脂脂肪酸を単独で
または上記オレイン酸との混合系で用いることができる
。また親水性を補うためにラウリン酸やヤシ油脂肪酸を
上記オレイン酸と併用したものであってもよい。
この場合にオレイン酸含量が脂肪酸全体の401X量%
以上となるように配慮するのが望ましい。
このようなオレイン酸成分に公知の方法によりアルカノ
ールアミンを反応させることによってオレイン酸のアル
カノールアミドを少なくとも含むアルカノールアミドが
得られる。ここでオレイン酸成分として前述の如く2種
以上のものを組み合せて使用する場合は、その各々にア
ルカノールアミンを反応させたのちに適当な割合で混合
してもよい。
上記のアルカノールアミンとしては、モノエタノールア
ミン、ジェタノールアミン、モノイソプロパノールアミ
ン、ジイソプロパノールアミン、アミノエチルエタノー
ルアミンなどがあり、これらのうちの1種または2種以
上の混合物として使用する。
この発明に用いられる陰イオン性界面活性剤としては、
たとえば脂肪酸石けん、アルキルベンゼンスルホン酸塩
、アルキル硫酸エステル塩、α−スルホ脂肪酸エステル
塩、アルキルメチルタウリン酸塩、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩、ジアルキル
スルホコハク酸塩、アルカロイルザルコシネートなどが
挙げられ、これらのうちの1種または2種以上の混合物
として用いる。
なお、上記陰イオン性界面活性剤の代わりに、たとえば
ソルビタン脂肪酸エステルやグリセリン脂肪酸エステル
などを用いたのでは、この発明の目的とするような所要
HLBの広い範囲にわたって安定なエマルションを得る
ことが難しくなる。
この発明においてオレイン酸のアルカノールアミドと陰
イオン性界面活性剤との使用割合は、前者対後者の重量
比が1:9〜9:1、好適には2:8〜8:2となるよ
うにするのがよい。この混合比は、陰イオン性界面活性
剤の種類特にそのHLBと目的とするエマルションの乳
化タイプによって適宜設定できるものである。
この発明の乳化剤組成物は、上記の如きオレイン酸のア
ルカノールアミドと陰イオン性界面活性剤とを必須成分
として含むものであり、この組成物には必要に応じて上
記以外の従来公知の乳化剤をこの発明の効果を損なわな
い範囲内で含ませることができる。
この発明の乳化剤組成物を使用してエマルションを形成
できる油分としては、鉱物系油、動植物性油脂、ワック
ス類、脂肪酸エステル、パラフィン、高級アルコール、
芳香族カルボン酸エステル、塩素化炭化水素、ポリオレ
フィン、シリコンなどがあり、これらのものを単独また
は2種以上の混合物として使用することができる。
この発明の乳化剤組成物を用いてエマルションをつ(る
際には、上述の油分の種類や乳化タイプに応じてオレイ
ン酸のアルカノールアミドと陰イオン性界面活性剤との
混合比率を変えたり、陰イオン性界面活性剤やブルカノ
ールアミンの種類を変えたりすることにより幅広い条件
に対応させることができる。
この際の乳化剤組成物の使用量としては、安定なエマル
ションを得るために、その必須成分つまりオレイン酸の
アルカノールアミド(他の脂肪酸のアルカノールアミド
が含有されている場合はこれとの合計量)と陰イオン性
界面活性剤との合計量が油分100重量部に対して0.
5〜30重量部、好ましくは1〜20重量部となるよう
にするのがよい。この量が過少ではエマルションの安定
性が十分でなく、一定量を超える過剰使用はそれによる
効果の顕著な改善がみられないので経済的に不利である
この方法にて得られるエマルションの乳化タイプは、油
分の種類や油分と水分の比率などによって異なるため、
乳化剤組成物の組成だけでは一概には決まらない。しか
し、一般的な傾向として、陰イオン性界面活性剤として
脂肪酸のアミン塩やアルキルベンゼンスルホン酸カルシ
ウム塩のようなHLBの低いものを用いたときには油中
水滴(Wlo)型エマルションを形成し易い。
このようなエマルションの形成において、この発明の乳
化剤組成物とともに必要により他の高分子系乳化安定化
剤やアルカリ物質などを併用してもよく、また通常用い
られる防腐剤、増粘剤、タレ防止剤、防錆剤、pH8m
整剤などを併用することもできる。
上記の高分子系乳化安定化剤としては、たとえばメチル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニル
アルコール、でんぷんなどが挙げられる。また上記のア
ルカリ物質としては、たとえば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化アンモニウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウムなどが挙げられる。
C発明の効果〕 この発明の乳化剤組成物を用いると、広範な条件下にお
いて油中水滴型でも氷中油滴型でも安定なエマルション
を得ることができる。したがって、この発明の乳化剤組
成物は、化粧品、医薬、農薬をはじめ、離型剤、溌水剤
、防水剤、エマルション燃料、乳化重合など幅広い分野
において有効な乳化剤として用いることができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を記載してより具体的に説明す
る。
実施例1 つぎの第1表に示される試料隘1〜マに係るオレイン酸
のアルカノールアミドと陰イオン性界面活性剤とをこの
発明の乳化剤組成物とした。また、参考のために同表に
示される試料11m8〜10に係る界面活性剤を比較用
の乳化剤ないし乳化剤組成物とした。
なお、第1表中、各界面活性剤を構成するオレイン酸は
いずれもオレイン酸含量が約75重量%の工業用オレイ
ン酸であり、また同牛脂脂肪酸はオレイン酸46重量%
、ステアリン酸19重量%およびパルミチン酸29重量
%であり、さらに同ヤシ油脂肪酸はラウリン酸45重量
%、オレイン酸6重量%およびその他の脂肪酸49重量
%である。さらに、第1表中のポリオキシエチレン系陰
イオン性界面活性剤における〔 〕内の数値はエチレン
オキシドの重合モル数を示すものである。
上記の乳化剤ないし乳化剤組成物とさらに第1表に記載
の油分、水分およびその他の添加剤成分とを用いて、同
表記載の配合割合(重量%)で下記の方法にてエマルシ
ョンの調製およびこのエマルションの安定性を調べた結
果は、後記の第2表に示されるとおりであった。
くエマルションの調製および評価方法〉油分にまず乳化
剤ないし乳化剤組成物を添加し、常温で液状の油分に対
しては常温、で、常温で固型状の油分に対しては油分の
融点より10℃以上高い温度で、ホモミキサーを用いて
5.OOOrpmで攪拌し、この攪拌を続けながら水ま
たは温水を少しづつ加えてエマルションを調製した。ま
た、乳化剤以外の添加剤成分として高分子系乳化安定化
剤を用いる場合は、この添加剤を上記エマルションの調
製後すみやかに加えて軽く攪拌した。
このようなエマルションの調製後、必要に応じて常温ま
で冷却し、100mj!のメスシリンダーに移して常温
において1力月間保管したのち、エマルションが分離し
ているかどうか観察した。分離が全く生じていないもの
を○、分離がごく微量化められるものをΔ、分離が著し
いものを×、とそれぞれ評価した。
第2表 上記第2表の結果から明らかなように、この発明の乳化
剤組成物を用いると安定なエマルションを得られるが、
他の乳化剤を用いた場合にはエマルションの安定性に劣
ることがわかる。
実施例2 オレイン酸モノエタノールアミドとオレイン酸カリウム
(構成オレイン酸はいずれも実施例1の場合と同様の工
業用オレイン酸)との重量比2:3の混合物をこの発明
の乳化剤組成物とした。この組成物を用いて以下の如く
エマルションを調製した。
すなわち、シリコン、カルナバワックス、マシン油、軽
油およびポリブテンを各々流動パラフィンと重量比1:
1で混合した油分45重量%および水分50重量%を、
上記の乳化剤組成vIJ5重量%を用いて、実施例1の
場合と同様にしてエマルションを調製した。得られた各
エマルションをその調製後1カ月間常温で保管したが、
エマルションは分離せずに安定であった。
1このことから、この発明の乳化剤組成物を用いると油
分が多少変動しても安定なエマルションが得られること
がわかる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)オレイン酸のアルカノールアミドと陰イオン性界
    面活性剤とを必須成分として含有することを特徴とする
    乳化剤組成物。
  2. (2)オレイン酸のアルカノールアミドがモノエタノー
    ルアミン、ジエタノールアミン、モノイソプロパノール
    アミン、ジイソプロパノールアミンまたはアミノエチル
    エタノールアミンのアミドである特許請求の範囲第(1
    )項記載の乳化剤組成物。
  3. (3)オレイン酸のアルカノールアミドと陰イオン性界
    面活性剤との重量比が1:9〜9:1である特許請求の
    範囲第(1)項または第(2)項記載の乳化剤組成物。
JP59237266A 1984-11-09 1984-11-09 乳化剤組成物 Pending JPS61114724A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003075954A1 (en) * 2002-03-08 2003-09-18 Hydrofuel (Proprietary) Limited Fuel additive
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