JPS61113465A - 体外免疫賦活装置 - Google Patents

体外免疫賦活装置

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JPS61113465A
JPS61113465A JP59234594A JP23459484A JPS61113465A JP S61113465 A JPS61113465 A JP S61113465A JP 59234594 A JP59234594 A JP 59234594A JP 23459484 A JP23459484 A JP 23459484A JP S61113465 A JPS61113465 A JP S61113465A
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JP
Japan
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immune
blood
substance
patient
immune response
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JP59234594A
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靖 城
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BIO MEDICAL KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は免疫物質を体外産生するための装置に関し、体
外において産生じた免疫物質5を患者に戻して治療効果
を発揮する新規な装置に関する。
〔従来の技術〕
種々の疾病を治療するために、患者の体内で免疫を光道
させて、この免疫力で治廊を促進する方法や、疾病を予
防する方法が行われいる。これらの免疫療法は従来、生
体内、すなわ・ち、・人、動物、たとえばうさぎ、馬あ
るいは受精卵のような、人間以外の生体を含む広義の生
体、もしくは、0者自身の体内において産生される免疫
物質産生によって疾病の予防や治癒効果をあげている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は従来、生体内で免疫応答を亢進し、産生されて
いた免疫物質を、患者の体外において、副作用なく安全
にしかも大量に産生させることを可能にするものである
免疫応答の亢進は生体の自己防衛機作を巧みに利用する
ものであって、体内に何等かの毒素が浸、入すると血液
中の免疫細胞が分泌する物質により免疫が生ずるもので
ある。
免疫を患者の体内で作らせようとすると1.患者にその
毒素を与えねばならず、この場合その患者はこの毒素の
影響をもろに受け、患者を危険な状態にするため、実際
に使用出来ない場合がしばしば生しる。そこで他の動物
、例えば兎や馬、受精卵などを用いて免疫物質をつくり
、副作用を抑えるた゛め弱毒化して用いられる。
最近ガンの治療にガン細胞を攻撃する免疫物質のシュヨ
ウ壊死因子(TNF)が脚光を浴びているが、この免疫
物質は猛毒の大腸菌毒素を体内に注射しないとうまく体
内に出来ないので、ガン患者に使用することが出来ない
。シュヨウ壊死因子(TNF)は正常な細胞を全く傷つ
けず、ガン細胞だけを破壊するので、ガン患者を救命す
る垂泡のものであり、血液中の免疫細胞のひとつである
マイクロファージ(どん食細胞)が分泌する物質である
この物質を体内で作らせるためにはBCGをまず注射し
て免疫力をある程度高めてから、患者に大腸菌毒素(L
 P S)を投与することで得られるが、この大腸菌毒
素(L P S)は極めて毒性がつよく、わずか2マイ
クログラム(100万分の2グラム)の極少量でも患者
は40℃以上に発熱する毒性をもっており、実際に体力
のおとろえている患者に適用することは到底出来ない。
、        ′:(7) ejs jに免疫物質
を産生する酸0物質あ6いは免疫応答を亢進する物質(
この例では大腸菌毒素LPS)を以後免疫産生物質又は
免疫応答亢進物質を呼ぶことにする。本発明は、このよ
うな毒性のつよい免疫産生物質(免疫応答亢進物質)を
、患者に害を与えぬ形で効率よくつくらせるために種々
検討を行い、本発明に到達したものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は患者に悪影響を及ぼす毒性のつよい免疫応答先
進物質が血液中に混入することを防ぐものであり、必要
な免疫物質のみを血液中に取り入れるために、半透膜な
いし選択透過性膜を介して、毒性のつよい免疫応答亢進
物質と血液とを半透膜で隔離し、半透膜を介して接触さ
J、生じた免疫有効成分を選択的に血液中に取りこんで
患者に戻す方法及び免疫応答亢進物質を担体に安定に保
持させて、血液中にこの毒性部の混入を防ぎ、免疫担体
上の免疫応答亢進物質と血液とを体外で接触させて、免
疫亢進を行う方法を考えたもので、患者自身の血液を体
外循環させ、その回路内に半透膜で覆われた免疫応答亢
進物質を配して血液と接     t・触させて免疫を
賦活させた血液を患者に戻すようにした免疫活性装置(
以下免疫賦活装置という)及び患者の血液を体外循環さ
せ、その回路内に、担体に吸着、包含、結合等の物理的
、化学的方法で免疫応答元進物賞を保持し、接触させた
ものを配して、これに患者の血液免疫応答亢進を行う免
疫賦活装置を案出したものである。
したがって本発明は、患者の血液を体外循環させ、その
回路中において血液と免疫応答亢進物質とが応答する部
分を配し、免疫賦活した血液を患者に戻すようにした体
外免疫賦活装置に関する。
この半透膜を介しての体外での免疫賦活はこれまで全く
存在せず、全(新規なものである。又体外において免疫
先進させる方法も新規である。本発明でいう免疫応答亢
進物質ないし免疫産生物質は、たとえば免疫物質がシュ
ヨウ壊死因子(TNF)であるときは、大腸菌毒素(L
 P S)に相当するが、これらを半透膜で覆う、つま
りカプセル、  化するには、大腸菌毒素(LjS)の
粉末を、この粉末が不溶で、かつ半透膜となる成分物質
をとかした溶液中に懸濁して粉末の表面を一様にぬらし
、乾燥すればよい。
また免疫応答大違物質を含存した組成物、たとえば免疫
応答亢進物質を吸着した物質を上記の方法で半透膜で被
覆カプセル化してもよい。免疫応答亢進物質の吸着には
活性炭を用いてもよいし、モレキュラーシーブス、イオ
ン交換樹脂などに吸着させてもよく、化学的に結合させ
てもよい。免疫応答亢進物質(免疫産生物質)を保持さ
せうるちのであれば何でも用いうる。
半透膜としてはセルロース、ゼラチンのような天然物、
セルロースアセテート、ポリアクリルアミド共重合物、
ポリメタリルスルホン酸(又はその塩)の共重合物、2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重
合体、ジアセトンアクリルアミド共重合体のように、水
で膨潤し、水に不溶のもの、殊にスルホン酸基を含有す
るものが、抗血栓性に優れていてよい。しかし必ずしも
水で膨潤する性質は不可欠のものでなくて、選択透過性
が必要なのであり、ポリスルホンの膜やポリプロピレン
膜、ポリエチレン膜、ポリアクリロニトリル膜、セルロ
ースアセテート膜であってもよく、適当な貫通性の細孔
を有し、選択透過性を示す膜であればよい。
又この選択透過性を与える方法は公知の選択透過性を付
与する方法が広く採用されうる。
たとえば免疫産生物質を含有する組成物を、セルロース
アセテートで被い、これを加水分解してセルロースとし
てもよい。この場合上記アセテートに予め半透性を付与
するためホルムアミドを含有させておいてもよい。
免疫産生物質(免疫応答亢進物質)を含をするカプセル
の大きさは平均直径数μm〜数百μmのいわゆるマイク
ロカプセルであってもよく、また平均直径数n〜10龍
のカプセルであってもよい。
又半透膜を介して免疫産生物質と接触させることに本発
明は限定されない。たとえば、免疫産生物質を半透性の
中空繊維膜の膜表面や内部に結合ないし包含させてもよ
く、又血液を半透性中空縁j     維の中空部を流
す場合には、この中空繊維の内表面、膜内もしくは外表
面に、含有もしくは何等かの方法で結合させてよい。逆
に中空繊維の外側を血液が流れるようにし、半透性の中
空繊維外表面、膜内、もしくは中空部分に免疫産生物質
を何等かの方法−物理的、化学的手段−で結合させてお
いでもよい。要は毒性のつよい免疫応答亢進物質(免疫
産生物質)が血液中に混入されずに、免疫物質のみを血
液中に取り入れることが重要である。
中空繊維の素材としてはポリスルホン、ポリアクリロニ
トリル、セルロースアセテート、セル0−ス、ポリビニ
ルアルコール−エチレン共重合物、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等選択物質透過性のあるものであれば何でも
利用出来る。又イオン交換樹脂膜も利用してよい。又こ
の免疫物質の産生に必ずしも全血を接触する必要はなく
、免疫応答に必要な成分を含む血液成分の一部を接触さ
せでもよい。
〔作用〕
本発明の免疫賦活装置は、患者の血液を体外循環させ、
体外において患者の血液成分と免疫産生      1
物質との応答を行わせ、生じた免疫物質は患者の体外循
環回路の血液にとりこみ、患者体内に戻るので、この免
疫賦活装置は患者の自前の免疫活性化装置ともいえる作
用を有している。
実施例1 大腸菌毒素(LPS)、大腸菌毒素(LPS)を石油タ
ールピンチからつくった球状の活性炭に吸着したもの、
及びモレキュラーシーブスに吸着させたものを用意した
これらをセルロースアセテート、ゼラチン、ヒドロキシ
エチルメタクリル酸重合物(PHEMA)、2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸−アクリル酸
メチル共重合体(AAPS)、メタリルスルホン酸−ジ
アセトンアクリルアミド共重合体(MSA)に常法によ
ってカプセル化を行った。セルロースアセテートは加水
分解してセルロースに変換した。得られたものを下表に
まとめた。
(以下余白、次頁につづく。) 実施例2 ウサギを12羽1グループとし、まずこれらのウサギに
BCGを注射して免疫を予め高めておき、別のウサギの
皮膚ガン細胞を移植し、2週間後にガンが直径1.5c
mになったときに、ウサギの血液を体外循環させ、この
回路中には実施例1でつくったカプセルをつめた円筒を
その体外循環回路の途中に入れてつなぎ、毎日30分間
免疫物質を体外循環回路でつくらせて治療した。治療開
始後数日でガンは小さくなり始め、2週間後に完全に消
失した。
一方、この療法を行わないグループのウサギは40日後
すべて死亡した。
以下の表に実施例1のカプセルNo、と2週間後のガン
消失羽数とを示した。
(以下余白、次頁につづく。) 以上により大きい効果が認められた。
実施例3     ′。
□ 内径100μm、膜厚10μmのポリアクリロニトリル
中空繊維を長さ6cm、直径2.5cmにつめ、両端を
ポリ  。
ウレタンでポツティングし、この中空繊維の中、外面に
大腸菌毒素(LPS)を結合させたもの(A)、大腸菌
毒素を含む生理食塩水を中空繊維の外に満たしたもの(
B)をつくった。
これらを用いて、実施例2で行ったと同様にBCGを予
め注射して免疫を高めた12羽のウサギの体外循環を行
った。血液は体外で、回路途中に挿入された中空繊維型
免疫賦活装置に導かれ、中空繊維の中を流れる間に免疫
応答亢進作用をうけ、ウサギの体内にもどされる。中空
繊維型免疫賦活装置(A)では12羽中8羽が、又、(
B)では12羽中9羽のウサギのガンが消失した。
〔発明の効果〕
免疫賦活装置を体外に設けて血液を体外循環させて、半
透膜を介して免疫応答亢進物質と接触させて免疫活性を
高める装置によって、ガンの免疫療法に新しい方法を提
供するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 患者の血液を体外循環させ、その回路中において血液と
    免疫応答亢進物質とが応答する部分を配し、免疫賦活し
    た血液を患者に戻すようにした体外免疫賦活装置。
JP59234594A 1984-11-07 1984-11-07 体外免疫賦活装置 Pending JPS61113465A (ja)

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JP59234594A JPS61113465A (ja) 1984-11-07 1984-11-07 体外免疫賦活装置

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JP59234594A JPS61113465A (ja) 1984-11-07 1984-11-07 体外免疫賦活装置

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JPS61113465A true JPS61113465A (ja) 1986-05-31

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ID=16973472

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JP59234594A Pending JPS61113465A (ja) 1984-11-07 1984-11-07 体外免疫賦活装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63115570A (ja) * 1986-11-01 1988-05-20 株式会社ニツシヨ− 細胞活性器
JPS63115571A (ja) * 1986-11-01 1988-05-20 株式会社ニツシヨ− がん治療用装置
WO2003037375A1 (fr) * 2001-11-02 2003-05-08 Sekisui Chemical Co., Ltd. Substance d'induction de cytokine et instrument d'induction de cytokine

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58103465A (ja) * 1981-12-15 1983-06-20 東レ株式会社 免疫活性物質固定化物及びその製造法
JPS6190672A (ja) * 1984-10-11 1986-05-08 株式会社クラレ 生理活性物質を固定した多孔性中空繊維を使用した液の処理方法

Patent Citations (2)

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