JPS61112139A - 放射線画像処理方法 - Google Patents

放射線画像処理方法

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Publication number
JPS61112139A
JPS61112139A JP59233932A JP23393284A JPS61112139A JP S61112139 A JPS61112139 A JP S61112139A JP 59233932 A JP59233932 A JP 59233932A JP 23393284 A JP23393284 A JP 23393284A JP S61112139 A JPS61112139 A JP S61112139A
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JP
Japan
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spatial frequency
image
signal
dus
processing method
Prior art date
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Pending
Application number
JP59233932A
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English (en)
Inventor
Akiko Kano
加野 亜紀子
Hisanori Tsuchino
久憲 土野
Koji Amitani
幸二 網谷
Fumio Shimada
文生 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、輝尽性蛍光体材料に放射線Ia像情報を記録
した後に励起光で走査することによりその放射線画像情
報を読み取って内生画像を得る放射線写真システムにお
ける画像処理方法に関するものである。
(従来技術) X#i画像のような放射線画像は医療用として多く用い
られている。従来、この放射線画像を得るためには、根
基感光材料からなる放射線写真フィルムと増感紙とを組
合わせた、いわゆる放射線写真法が利用されている。し
かし、近年放射線画像診断技術の進歩にともない根基感
光材料からなる放射線写真フィルムを使用しないで放射
#a画像を得る方法が工夫されるようになった。
このような方法としては、被写体を透過した放射線をあ
る種の蛍光体に吸収せしめ、しかる後この蛍光体を例え
ば光又は熱エネルギーで励起することにより、この蛍光
体が前記吸収により蓄積している放射線エネルギーを蛍
光として放射せしめ、二の蛍光を検出して画像化する方
法がある。具体的には、例えば英国特許1,462,7
69号及び特開昭51−29889号には、蛍光体とし
て輝尽性蛍光体を用いる方法が示されている。この方法
は支持体1−に熱r4尽性蛍尤体層を形成した放射線画
像変換パネルを使用するもので、この放射緑画像変換パ
ネルの熱輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放射線を吸
収させて被写体各部の放射線透過度に対応する放射線エ
ネルギーをa積させて潜像を形成し、しがる後にこの熱
輝尽性′!i丸体層を加熱することによって輝尽励起し
、パネルの各部に蓄積された放射線エネルギーを光の信
号として取り出し、この光の強弱によって放射M画像を
得るものである。
また、例えば米国特許3,859,527号及び特開昭
55−12144号には、蛍光体として光輝尽性蛍光体
を月いる方法が示されている。この方法は支持体上に光
輝尽性蛍光体層を形成した放射線画像変換パネルを使用
するもので、上述のように潜像を形成した後、この光輝
尽性蛍光体層を輝尽励起光で走査することによって、パ
ネル各部に蓄積された放射線エネルギーを光の信号とし
て取り出し、放射線画像を得るものである。この最終的
な画像はハードコピーとして再生しても良いし、CRT
上に再生しても良い。
上述のような輝尽性蛍光体を用いた放射線画像変換シス
テムにおいては、放射線画像情報を電気信号に変換した
後、該電×信号に対して演算をχ行し、空間周波数処理
や階調処理等を行って再生画像の鮮鋭性やコントラスト
等を改良する放射線II像処理方法を用いることができ
る。
前記放射線画像処理方法のひとつとして、各画素に対す
る非鮮鋭マスク信号Dusを求め、オリジナル画像信号
Dorg、非鮮鋭マスクj君号Dus s強調係数βを
用いて D= Dorg+β(Dorg−Dus)なる演算を実
行して空間周波数強調、いわゆるエツジ強調を行い、画
像の鮮鋭度を高める放射線画像処理方法が知られている
(特開昭55−163472号)。
ここで非鮮鋭マスク信号とは、オリジナル画像を特定の
空間周波数より低い空間周波数成分しか含まないように
ばがした非鮮鋭画像の信号のことをいう。
従来の放射#a画像処理方法においては、強調される空
間周波数成分が超低空間周波数成分に相当するように非
鮮鋭マスク信号を設定し、かつ比較的強調の程度を大き
くするような処理方法がとられてきた。たとえば特開昭
56−138735号においては、空間周波数強調され
た写真像を4乏る糸の変調伝達関数の最大値を零空間周
波数付近でのf:$II伝達関数の値の1.5〜6 倍
とするような放射線画像処理方法が開示されている。
しかし、空間周波数処理を施した画像は、その処理が空
間周波数特性の変化をみる限りではわずかな強調であっ
ても視覚的には明らかに強調効果が認められるという性
質をもつものであり、従来のように強調の程度を大きく
する画像処理方法は以下のような欠点を有する。
X線写真読影の際に、特定の陰影が明瞭に現れているか
否かによって正常・異常の診断を下す場合がある。たと
えば、胸部単純撮影像において、心臓部と右肺野部との
境界は正常胸部では明瞭な線となって現れるが、ある疾
患をもつ胸gではこの境界線がぼやけて不明瞭になる。
ところが、従来の画像処理方法によれば、+rやけた#
を界線ら処理画像中では鮮明な境′#、線と化して現れ
るため、異常胸部があたかも正常胸部のように表現され
、誤診の原因となる。
また、胸部単純撮影像において、肺野部の読影に最も重
要視されるのは大動脈およ1大静脈陰影であるが、従来
の画像処理方法では、前記陰影以外の縦かい肺紋埋が必
要以上に強調されて前記陰影のごく近傍に現れるため、
診断の妨げとなる。
さらに、強調の度合がひじように大きい場合には低濃度
部と高濃度部との境界に黒い線が現れるなどいhゆる偽
画像が生じ、不自然な画像となる。
(発明の目的) 本発明は、従来の放射線画像処理方法における前述のよ
うな欠点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は
視覚的に自然でかつ診断性能の高い放射線画像を得るた
めの放射線画像処理方法を提供することにある。
(発明の構成) 本発明は、放射i画像を記録した輝尽性蛍光体材料を励
起光で走査することにより該放射線画像情報を蛍光とし
て検出し、充電変換した後に再生画像を得るにあたり、
オリジナル画像信号Dorg、各画素に対して求めたD
us、および強調係数βを用いそ p=Dorg+β(Dorg −Dus)なる演算をχ
行して空間周波数強調を行う放射線画像処理方法におい
て、空間周波数強調処理後の変調伝達関数の最大値が、
空間周波数0.01c/mm以下における変調伝達関数
の値の1.5倍未満であることを特徴とする放射線画像
処理方法である。
ここで、空間周波数強調処理後の変調伝達関数の最大値
と空間周波数0.O1e/ms以下での変調伝達関数の
値との比をRと表すと、Rは空間周波数の強調の度合を
示す変数であるといえる。
Rの値は、強調係数βの値と非鮮鋭マスク信号Dusの
空間周波数特性により決定される。空間周波数の強調の
度合を定めるための具体的手段としては、まず非鮮鋭マ
スクの大きさを決定した後に、Rが前記範囲内のある値
をとるように強調係数βを設定す−ればよい。
非!!3fi、マスクとしては、O,lc/−の空間周
波数に対し?:調伝達関数が0.5を越えるような非鮮
鋭マスクを用いたときに診断性能の向上が認められる。
さらに好ましくは0,5c/mmの空間周波数に対し変
調伝達関数が0.5を越えるような非鮮鋭マスクを用い
ろ、このようにして比較的高い空間周波数成分を強調す
ることにより、視覚的に自然でかつ診断性能の高い放射
線画像が得られる。
強調係数βは定数であってもよいし、画像信号の関数で
あってもよいが、そのいずれを選ぶかによって処理効果
は異なってくる。実用的に有用なものとしては、以下の
3通りの設定のしかたが考えられる。
1)βが一定であるもの 2)βがオリジナル画像信号あるいは非鮮鋭マスク信号
の値の増加に伴って単調増加するもの3)βがオリジナ
ル画像信号ある。いは非鮮鋭マ入り信号の値の増加に伴
って減少する部分を有するもの 、本発明のように周波数強調の度合があまり太き(ない
場合には、すべての濃度域にわたって一様に強調を行う
1)の方法が、演算時間の短縮という点からみても望ま
しい、また2)の方法は、周波数強調の程度が増大する
に従って現れてくる雑音を消去する効果があり、!!h
めて有用である0周波数処理により生ずる雑音が口止つ
のはおもに画像の低濃度部であるので、この部分の強調
を低減することにより、「荒れ」のない見やすい画像を
得ることができるのである。
たとえば、11111部単純撮影像において、空間周波
数強調を行うと、背骨・横隔膜および心臓部の低濃度部
分に細かい斑点状の雑音が生じることがある。その場合
、背骨部分に相当する濃度域でβをひじょうに小さく、
肺野部に相当する濃度域でβを大きくし、その中間をβ
が濃度の増大に従って争調増加するように設定して処理
を行うと雑音が消去され、見やすくしがも周波数処理の
効果を損なうことのないtli像が得られる。
一方3)の方法は雑音を増大するという欠、くはあるが
、診断上重要な画像部分が低濃度部に偏っているような
場合には有用である。
上述の空間周波数処理に加えて、階調処理を行うとより
診断性能の高い画像が得られる0階調処理は、直角座標
の一方の柚に再生画像の光学濃度を、他方の軸にX#l
霧光全光量数に対応する画イ象信号レベルをとった座標
上に表される階調変換曲線をもとにして行なわれるが、
この階調変換曲線は一般のX線写真法でいうところのX
#lフィルムの特性曲線に対応するものと考えてよい、
ここで階調変換曲線のプンマすなわちFB調変換曲線の
直#a部の傾! I!0.6−3.7(好* L < 
ハ0,7−3.5) トなるように設定する。前記階調
処理は空間周波数処理を施す前に行ってもよいし、空間
周波数処理の後で行ってもよい。
本発明において輝尽性蛍光体とは、最初の光もしくは高
エネルギー放射線が照射された後に、光的、熱的、機械
的、化学的または電気的等の刺激(輝尽励起)により、
最初の光もしくは高エネルギー放射線の照射量に対応し
た14尽発光を示す蛍光体を言うが、実用的な面から好
ましくは5001 以上の輝尽励起光によって輝尽発光
を示す蛍光体である0本発明に係る輝尽性蛍光体として
は、例えば特開昭48−80487号に記載されている
Ba5O,:^X(坦し^はDy r Tb及びTmの
うち少なくとも1種であり、Xは(1,001≦×〈1
モル%である。)で表される蛍光体、特開昭48−80
488号記載のMg5On:^×(但し^はNo或いは
Dyのうちいずれかであり、0.001≦X≦1モル%
である。)で表わされる蛍光体、特開昭48−8048
9号に記載されている5rSO,:^×(但し^はDy
eTb及び丁■のうち少なくとも1種であり、Xは0.
001≦x<1モル%である。)で表わされている蛍光
体、特開昭51−29889号に記載されているN的S
O=、Ca5O,及びBa5O,等にMn、 Dy及び
Tbのうち少なくとも1種を添加した蛍光体、特開昭5
2−30487号に記載されているBeO+−LjF1
MgSO*及lCaF2等の蛍光体、特開昭53−39
277号に記nされているLi2B40t:CutAg
等の蛍光体、特開昭54−47883号に記載されてい
るLi、0 ・([izO:)x:Cu(但しXは2<
x≦3)、及びLizO・(8202)x:Cu、Ag
(但しXは2<x≦3)等の蛍光体、米国特許3,85
9,527号に記nされているSrS:Ce、Sm、S
rS:εu、Ss。
La:O:S:EuySm及V (Z n * Cd 
) S ”、 M n t X (但しXはへ〇デン)
で表わされる蛍光体が挙げられる。また、特開昭55−
12142号に記載されているZnS:Cu、Pb蛍光
体、−・般式がBa(lx^1i03:Eu(但し0.
8≦に≦10)で:&bされるアルミン酸バリ゛ウム蛍
尤体、及び一般式がM’O・xsi02:^(但しMl
はMgvCa*Sr+ZnyCd又はDa″Chあり^
はCetTb、Eu、Tm、Pb、TltBi及VHn
のうち少なくとも1種であり、×は0.5≦x<2.5
である。)で表わされるアルカリ土類金kX珪酸塩系蛍
光体が挙げられる8また、一般式が (Bm、−X−yMg)+Cay)FX:eEu2÷(
但しXはBr及びCIの中の少なくとも1つであり、に
、y及びeはそれぞれQ<x+y≦0.6、×y≠0及
び101≦C≦5X10−’なる条件を満たす数である
。)で表わされるアルカリ土類弗化/%ロデン化物蛍光
体、特開昭55−12144号に記Rされている一般式
%式%: (但しLnはLa、Y、Gd及びLuの少なくとも1つ
を、XはC1及び/又はBrを、^はCe及び/又はT
bを、Xは0(x(0,1を満足する数を表わす、)で
表わされる蛍光体、特開昭55−12145号に記載さ
れている一般式が (Bm、 −xM”X)Fx:y^ (但しMlは% Mg+CaeSrtZn及びcd)う
ちの少なくとも1つを、XはC1,Br及び1のうちの
少なくとも1つを、^はEuwTbtCe*TmwDy
Vr wtlowNd、Yb及びE「のうちの少なくと
も1つを、X及(7yは0≦×≦0.6及びO≦y≦0
.2なる条件を満たす数を表わす、)で表わされる蛍光
体、特開昭55−84389号に記Rされている一般式
がBeFX:xcevy^(但し、XはCI、 Br及
び1のうちの少なくとも1つ、^は1nT1.Gd、S
m及びZrのうちの少なくとも1つであり、λ及びyは
それぞれ0く×≦2X10−’及(10<y≦5XIO
−”である、)で表わされる蛍光体、特開昭55−16
007S号に記載されている一般式がM”FX−x^:
yLn (但しPはMg+Ci+5rtZn及VCdのうちの少
なくとも1種、XはCI、BrおよびIのうちの少なく
とも1種、^は8eO+ MgO+ Cart 5rO
vじao、 ZnO,^I :03IY、O,、La2
O3+ In、O,、5iO=、 Ti0z、 ZrO
2,(:eO,。
SnO:* Nb2O5,Ta2O%及びThe□のう
ちの少なくとも  1 !9 、  Ln は Eu+
Tb*Ce+Tta+DylPrvHotNbtYbt
ErrSm及びGdのうちの少なくと61!4であり、
X及びyはそれぞれ5xto−’≦X≦0.5及びo<
y≦0.2なる条件を満たす数である。)で表わされる
希土類元素付活2価金属フルオロハライド蛍光体、一般
式がZnS:A、 CdS:^、(Zne Cd)S:
^、SnS:^、X及びCdS:^、X (但し^はC
a2 Ag、^U又はNoであり、Xはへロデンである
。)で表わされる蛍光体、特開@57−148285号
に記載されている一般式(1)又は(1[)一般式[1
)  xJ(PO−)z ・Nx::y^一般式(U 
)  Ms(PO4):・y^C式中、H及びNはそれ
ぞれMgv Caw Srv BalZn及びCdのう
ちの少なくとも1種、XはF、 CI、 Br。
及びlのうちの少なくとも1!111、^はEu、 T
b、 Ce。
丁mt Dyr Prt )lot Ndt Ybt 
Er、 sb、 TI、 Mn及びSnのうちの少なく
とも1桟を表わす6 まな、X及びyは()くX≦6、
()≦y≦1なる条件を満たす数である。)で表わされ
る蛍光体、−・般式(1)又はCI!/) °−一般式 1 )  nl(eL・m^X、’ :x
Eu一般式(■)  nRrX、・mAX2’ :xE
u、ys鴫(式中、ReはLa、 Cd、 Y、 Lu
のうちの少なくとも1種、^はアルカリ土類金属、[l
a、 Srt Caのうちの少なくともtm、x及VX
’  l!F、 C1,Br f)うちの少なくとも1
種を表わす、また、X及びyは、l X 10−’ (
x< 3 X 10−’、I Xl0−  ’<y< 
I XIG−’なる条件を満たす数であり、nlaはI
 X 10−’ < n/−< 7 Xl0−’なる条
件を満たす、)で衰すされる蛍光体および下記一般式 %式%: (ただし、H′はLi、 Ha、 K、 RbおよびC
sから選ばれる少なくとも一種のアルカリ金属であり 
MlはBet Mgt Cat Srg Bi2 Zn
y Cdy CuおよびNiから選ばれる少な(とも一
種の二価金属である MllはSc。
Yt  Law  Ce、  Pr、  Nd、  P
−t  Sat  Eut  Gd、  Tbt  D
y*Ho、 Er、 Tm、 Yb、 Lu、^1.C
&および1nから選ばれる少なくとも一種の三価金属で
ある。
X 、X’ #ヨVX−ハF、 C1,erBヨC/I
 frう選ばれる少なくとも一種のへロデンである。^
はEu、Tb。
Cev  Tmv  Dye  Pre  Hot  
Ndt  Ybt  Ert  Cd、  Lu*  
SawY、 TI、 Ha、^g、’CuおよびMgか
ら選ばれる少な(とも一種の金属である。また亀は0≦
a<0.5の範囲の数値であり、bは0≦b<o、sの
Ti囲の数値であり、Cは0<c≦0.2の範囲の数値
である。)で表わされる蛍光体等が挙げられる。しかし
、本発明に係る輝尽性蛍光体は、前述の蛍光体に限られ
るものではなく、放射線を照射した後Ill尽励起尤を
照射した場合に輝尽発光を示す蛍光体であればいかなる
蛍光体であってもよい。
以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の実施!!様である放射#aI!!!
i像変換システムの概略を示すものである。
被写体2を透過した放射線をvPE性蛍光体材料3、二
吸収させると、該輝尽性蛍光体材料3は放射線エネルギ
ーを蓄積して潜像を形成する。この輝尽性蛍光体材料を
輝尽励起光源4がらの輝尽励起光で走査することにより
で、蓄積された放射線エネルギーを蛍光として光電変換
器5によって検出し、電×信号に変換する。前記電篤信
号は増幅された後にA/D変換されデジタル信号に変換
されて演算装raG内に記!され、非鮮鋭マスク信号D
usを求めた後に D=Dorg+β(Dorg−Dus)なる演算が実行
される。
前記デジタル信号を、一旦磁気テープ、光ディスク等の
記録材料に記録しておき、それを演算装置に読み出して
演算を行ってもよい。
ここで非鮮鋭マスク信号の求め方としては、1)オリジ
ナル画像信号とともにその周辺部の一定数の画像信号を
読み出し、それらの平均値あるいは重みつき平均値を求
めて非鮮鋭マスク信号とする。
2)オリジナル画像信号を読み出した後に、残存してい
る放射線f!ii像情報をビーム径の大きい励起光で走
査することにより読み取って非鮮鋭7入り信号とする。
3)オリジナル画像信号の読取りの際に、励起光の透過
光側での発光を同時に観測し、これを非鮮鋭マスク信号
とする。
などの方法が用いられる。
本発明においては、デジタル演算のみによって非鮮鋭マ
スク信号を求めることのできる1)の方法が、装置の簡
略化の点からも演算時間短縮の点からみても最も有利で
ある。
以上のようにして求めた非鮮鋭マスク信号Dus。
オリジナル画像信号D orgおよびあらかじめ好都合
に指定しておいた強調係数βを用いてD=Dor’g+
β(Dorg −Dus)なる演算を行う。
ここで、周波数処理後のfl:調伝達関数の最大値が空
間周波数0.O1c/+sm以下における変調伝達関数
の値の1.5倍未満となるように、強調係数βお上り非
鮮鋭マスク信号Dusを設定する。
第2図に、本発明における空間周波数処理の一例を示す
第2図(1)において天IQaは、輝ノミ性蛍光体材料
からサンプリングピッチ100−で1先み取ったオリジ
ナル画像信号DorHの空間周波数特性を示す。
また、第2図(])において1点@bは10画素×10
画素の矩形領域中の画像信号の平均値として求めた非鮮
鋭マスク信号Dusの空間周波数特性を示す。これはX
1ll尽性蛍尤体上を1.OmmX 1.Ommの大き
さのビームで走査して得たものと同等である。
第2図(2)は(D Org −Dus)のtW4伝達
関数を示す。
第2図(3)はβ;0.6と定めて演算を実行したとき
の空間周波数処理後の信号りを表わす。
強調係数βの値は一定でもよいし、場合によってはオリ
ジナル画像信号または非鮮鋭マスク信号に依存して変化
するように設定すると効果的であることは前述のとおり
である。
画像処理を施された最終的な画像は、X線写真フィルム
等の記録材料上に再生してもよ−1し、CRT上に再生
してもよい。
(実施例1) 胸部単純f!影像を本発明の方法により輝尽性蛍光体材
料に記録し、これをサンプリングピッチ100771 
Ch読み取ってオリジナル画像とした。前記オリジナル
画像に対し、強調の度合およ1強調する空間周波数成分
を変化させた以下のような61類の空間周波数処理を行
った。
(la)R= 1.4   (lb)R= 1.4  
 (lc)R= 1.4f=o、03c/mm  r=
o、2c/m+*   f=o、7c/a+請(2a)
R= 1.2   (2b)R= 1.2   (2c
)R= 1.2f=o、03c/+s+s    r=
o、2c/fish     r=o、フc/+mここ
で、Rは空間周波数処理後の変調伝達関数の最大値と空
間周波a0.O1e/−纏以下における変調伝達関数の
値との比を、rは非鮮鋭マスク信号の変3!1伝遠関数
が0.5となる空間周波数を表1 。
前記空間周波数処理を灯った画像に適当な階調処理を施
した後、X#aフィルム上に再生した。これら再生画像
の診断性能に対する評価を、放射線科医8名、放射線技
師6名の計14名に依頼した。
評価者は、前記再生画像を従来の画像処理方法による処
理画像すなわち後述する(比較例1)中の(1)および
(2)の2画像とそれぞれ比較し、以下の基壁に従って
評価した。
比較例に比べて、 診断性能が 優れている   二 〇 〃   やや優れている 二 〇 〃   同等である   : Δ 〃   劣っている   : × 評価の結果を第1表に示す、pta中の数字は、それぞ
れ◎、○、ΔおよびXの評価を下した評価者の入数を示
す。
第  1  表 なお、0またはOの評価を与えた理由としては、偽m僧
が現れていない、心ia部と肺野部との境界が視覚的に
自然である。肺門陰影の読影がしやすい、等が挙げられ
ている。
第1表から明らかなように、本発明の百(1処理方法は
従来の方法に比べて診断性能の高い自然な感じの胸部単
純撮pヌ像を得ることがt′さた。また、「は0.03
c/amとした場合よりもr=o、2c/m−とした場
合の方が、また、r”:0,2c?msとした場合より
らr= 0,71c/amとした場合の方が診断性能が
向上した。
(比較例1) (実施例1)で用いたオリジナル画像と同一の画像に対
し、以下のような2種類の空間周波数処理を行った。
(1)R= 5.0        (2)R= 4.
Or= 0.03c/am       r= 0.0
3c/am前記空間周波数処理を行った画像に、(実施
例1)で使用した階調変換曲線と同一の物を用いて階調
処理を施した後、X#iフィルム上に再生した。
(実施例2) 大腿骨の像(筋肉を含む)を本発明の方法にょ9輝尽性
蛍光体材料に記録し、これをサンプリングピッチLOO
jn t’読み取りでオリジナル画像とした。
前記オリジナル画像に対し、強調の度合および強調する
空間周波数成分を変化させた以下のような6種類の空間
周波数処理を行った。
(3a)R= 1.4   (3b)R= 1.4  
 (3c)R= 1.4f=o、05c/a−r==o
、3c/s*     r:=o、76c/ww(4a
)R= 1.2   (4b)R= 1.2   (4
c)R= 1.2r=o、05c/mm    f=o
、3c7+*m     r=o、78c/lags前
記空間周波数処理を行った画像に適当な階調処理を施し
た後、χ#itフイルムーヒに再生した。これら再生画
像の診断性能に対する評価を、放射線科医8名、放射線
技師6名の計14名に依頼した。
評価者は、前記再生画像を従来の画像処理方法による処
理画像すなわち後述する(比較例2)中の(3)および
(4)の2画像とそれぞれ比較し、(実施例1)と同様
の評価基準により評価を行った。評価・の結果を第2表
に示す。
第 2  表 なお、OまたはOの評価を与えた理由としては、骨と筋
肉との境界が自然で見やすい、偽画像が現れていない、
等が挙げられている。
第2表から明らかなように、本発明の#J像処理方法は
従来の方法に比べて診断性能の高い自然な感じの大腿骨
像を得ることができた。また、fは0.05c/lee
とした場合よりもr=o、3c/lsmとした場合の方
が、また、f=o、3c/■纏とした場合よりらf=0
.76c/amとした場合の方が診断性能が向上した。
(比較例2) (実施例2)で用いたオリジナル画像と同一の画像に対
し、以下のような2種類の空間周波数処理を行った。
(1)R= 5.0        (2)R= 4.
Or = 0,05e/sm            
f = 0,05c/am前記空間周波数処理を行った
画像に、(実施例2)で使用した階ii4変換曲線と同
一の物を用いて階調処理を施した後、X線フィルム上に
再生した。
(実施例3) 胸部断層撮影像を本発明の方法により輝尽性蛍光体材料
に記録し、これをサンプリングピッチ100JJI  
t’説み取ってオリジナル画像tとした。前記オリジナ
ル画像に対し、強調の度合および強調する空間周波数成
分を変化させた以下のような6種類の空間周波数処理を
行った。
(5a)R= f、4   (5b)R= 1.4  
 (5e)R= 1.4f=0.03c/mm    
r=o、2c/ms+     r=o、58c、’m
m(6a)R−” 1.2   (6b)R= 1.2
   (6c)R= 1.2r=0,03c/′++a
+  r=o、2c7tam   r=o、5FIcr
’+nra前記空間周波数処理を行った画像に適当な階
調処理を施した後、X#j[フィルム上に再生した。こ
れら再生画像の診断性能に対する評価を、放射線科医8
名、放射線技師6名の計14名に依頼した。
評価者は、前記再生画像を従来の画像処理方法による処
理画像すなわち後述する(比較例3)中の(5)および
(6)の2画像とそれぞれ比較し、(実施例1)と同様
の評価基準により評価を行った。評価の結果を第3表に
示す。
第  3  表 なお、◎またはOの評価を与えた理由としては、偽画像
が現れていない、気管支影等11黒部の描呂に優れてい
る、等が挙げられている。
第3表から明らかなように、本発明の画像処理方法は従
来の方法に比べて診断性能の高い自然な感じの胸部断層
w1影像を得ることがでさた。また、rは0.03c/
+mmとした場合よりもf=o、2c/amとした場合
の方が、また、f” O,Zc/−mとした場合よりも
f −0,58c/msとした場合の方が診断性能が向
上した。
(比較例3) (’AJtll13)で用いたオリジナル画像と同一の
画像に討し、以下のような2種類の空間周波数処理を行
った。
(5)R= 5.0        (6)R= 4.
0f = 0.03c/g+       r = 0
.03c/mm1iii記空間周波数処理を行った画像
に、(’X施例3)で使用した階調変換曲縁と同一の物
を用いて階調処理を施した後、X線フィルム上に再生し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の叉施悪様である放射線画像変換システ
ムの慨略図、第2図(1)(2)(3)は空間周波数処
理の過程を示すグラフ′cある。 1・・・放射線発生装置  2・・・被写体3・・・輝
尽性安危体材料 4・・・輝尽励起光源5・・・光電変
換器    6・・・演算装置7・・・放射線画像再生
装置 代理人 弁理士  野 1)義 親 第1図 1 放封攻茫生装置 2後γ株 3 輝尽性蛍光体お糾 4 輝尽励赴り五 5 を電′L梗葛、 6 ヌX装エ フ 方幻1蝶色像内主装置 第2図 空r−18波壊Jc/mm ) 手続補正唇 昭和60年 4月 5日 1、事件の表示 昭和59年特許N第233932号 2、発明の名称 放射線画像処理方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号東京都日野
市さくら町1番地 小西六写真工業株式会社 (電話0425−83−15
21)特許部 5、補正の対象 図    面 6、補正の内容 第2図を別紙の如く補正する 第2図 !間周′/2敗(ζ/mm) 空間罵埴裳先(C/mm) 宣阜渫数(ζ/mm) 手続補正書 昭和61年2月3日

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)放射線画像を記録した輝尽性蛍光体材料を励起光
    で走査することにより該放射線画像情報を蛍光として検
    出し、光電変換した後に再生画像を得るにあたり、オリ
    ジナル画像信号Dorg、各画素に対して求めたDus
    および強調係数βを用いて D=Dorg+β(Dorg−Dus) なる演算を実行して空間周波数強調を行う放射線画像情
    処理方法において、空間周波数強調後の変調伝達関数の
    最大値が、空間周波数0.01c/mm以下における変
    調伝達関数の値の1.5倍未満であることを特徴とする
    放射線画像処理方法。
  2. (2)非鮮鋭マスクとして0.1c/mmの空間周波数
    に対し変調伝達関数が0.5を越えるような非鮮鋭マス
    クを用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の放射線画像処理方法。
  3. (3)強調係数βが定数であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項もしくは第2項のいずれが1項記載の放
    射線画像処理方法。
  4. (4)強調係数βがオリジナル画像信号Dorgまたは
    非鮮鋭マスク信号Dusの値の増加に伴って単調増加す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項もしくは第2
    項のいずれか1項記載の放射線画像処理方法。
  5. (5)強調係数βがオリジナル画像信号Dorgまたは
    非鮮鋭マスク信号Dusの増加に伴って減少する部分を
    有することを特徴とする特許請求の範囲第1項もしくは
    第2項のいずれか1項記載の放射線画像処理方法。
  6. (6)空間周波数強調処理に加えて再生画像の光学濃度
    とX線露光量の対数との関係を表す階調変換曲線のガン
    マが0.6〜3.7となるような階調処理を行うことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれ
    か1項記載の放射線画像処理方法。
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