JPS61110365A - デイスクプレ−ヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディスクカートリッジをカートリッジ挿入口
からディスクプレーヤ内へ挿入させ、またそのディスク
カートリッジをディスクプレーヤ内からカートリッジ挿
入口へ排出させるように構成したディスクプレーヤに関
するものである。

〔従来の技術〕

この種のディスクプレーヤでは、前面パネルに設けられ
たカートリッジ挿入口に開閉蓋を設け、ディスクカート
リッジがカートリッジ挿入口へ挿入される前及びカート
リッジ挿入口内に完全に挿入された後には、開閉蓋によ
ってカートリッジ挿入口を閉塞するようにしている。そ
して従来から、この開閉蓋はカートリッジ挿入口の長手
方向に沿った上側又は下側に設けられた支軸によって上
又は下に回動されるよう構成され、カートリッジ挿入口
へのディスクカートリッジの挿入によって開閉蓋が押し
開かれるように構成されていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上述のような従来のディスクプレーヤで
は、次のような問題があった。

即ち、ディスクカートリッジはかなり大きな正方形状を
なし、その厚さは薄いものであるから、通常ディスクプ
レーヤのカートリッジ挿入口は細長いスリット状に形成
されている。このため、このカートリッジ挿入口を開閉
するための開閉蓋も一般的に細長い形状である。従って
、カートリッジ挿入口へのディスクカートリッジの挿入
によって開閉蓋が押し開かれる際に、ディスクカートリ
ッジの挿入押圧力によって開閉蓋はその長手方向に沿っ
て背面側に円弧状に撓まされ易く、その開閉蓋が不測に
変形してしまい易かった。そして開閉蓋の変形によって
開閉蓋の開閉が円滑に行われなくなる問題があった。

従って本発明は、カートリッジ挿入口へのディスクカー
トリッジの挿入による開閉蓋の変形を防止すると共に、
開閉蓋を円滑に開閉させようとするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、カートリッジ挿入口へ挿入されるディスクカ
ートリッジによって観音開き状に押し開かれるように構
成された一対の開閉蓋を設け、これら一対の開閉蓋の少
なくとも長手方向のほぼ中央部に一対の補強用リブを設
け、これら一対の補強用リブの背面に上記一対の開閉蓋
の回動軸心を中心とする一対の円弧状部を形成し、これ
ら一対の円弧状部の背面に対応してこれら一対の円弧状
部をガイドする固定の一対の円弧状ガイド部を設け、上
記一対の開閉蓋が開閉される際に上記一対の円弧状ガイ
ド部によって上記一対の円弧状部をガイドさせるように
構成したディスクプレーヤである。

〔作用〕

上述の技術的手段によれば、カートリッジ挿入口へのデ
ィスクカートリッジの挿入によって一対の開閉蓋が押し
開かれる際に、一対の円弧状ガイド部によって一対の円
弧状部がガイドされるので、ディスクカートリッジの挿
入押圧力によって一対の開閉蓋がその長手方向に沿って
背面側に撓むことがない。このため、一対の開閉蓋の変
形を防止することができ、一対の開閉蓋を極めて円滑に
開閉させることができる。

〔実施例〕

以下、本発明を適用したディスクプレーヤの一実施例を
図面に基づき説明する。

なお、本発明の特徴は第１図〜第２Ｃ図によって説明す
るが、まず、第３Ａ図及び第３Ｂ図によってディスクプ
レーヤ１の構成及びその動作を概説する。

ディスクプレーヤ１はフロントローディング方式に構成
されていて、前面パネル２にはカートリッジ挿入口３が
設けられ、かつそのディスクプレーヤ１内にはキャリヤ
４、ターンテーブル５、クランパー６、書込み（記録）
及び／又は読取り（再生）用ヘッド７等が設けられてい
る。キャリヤ４は水平状に配置されたトレー８と、この
トレー８の左右両側に垂直で平行状に配置された左右一
対のラック板９とを有している。

そしてこのディスクプレーヤ１では、まず、第３Ａ図に
二点鎖線で示すようにディスクカートリッジ１１がその
前端部ｉｔａ側からカートリッジ挿入口３内に矢印ａ方
向に水平に挿入される。そして実線で示すように、ディ
スクカートリッジ１１はキャリヤ４内に矢印ａ方向から
完全に挿入されて、トレー８上に水平に載置されて停止
する。

ここでキャリヤ４内に水平挿入されたディスクカートリ
フジ１１の後端部１１ｂ側はカートリッジ挿入口３から
前面パネル２外に突出された状態となっている。そして
この状態がカートリッジ挿入位置である。

次に、以上のようにキャリヤ４内へのディスクカートリ
ッジ１１の水平挿入後に、モータ（図示せず）によって
ビニオン１４が回転開始されて、キャリヤ４の往動によ
るディスクカートリッジ１１の引き込み（ローディング
）動作が開始される。即ち、モータによってビニオン１
４が回転されてラック板９のラック１５を駆動すると、
ラック板９の前後両端部に枢着された前後一対のガイド
ローラ１６がシャーシ側に水平状に固着されたガイドレ
ール１７内で転勤され、これによってランク板９が矢印
ａ方向に水平駆動される。この時ラック板９と一体にト
レー８も矢印ａ方向に水平移送されて、このトレー８が
実線で示されたカートリソジ挿入位置から一点鎖線で示
されたカートリ・ノジ引き込み位置まで矢印ａ方向に自
動的に引き込まれる。この結果、キャリヤ４によってデ
ィスクカートリッジ１１がカートリッジ挿入口３からデ
ィスクプレーヤ１内に完全に引き込まれて、そのディス
クカートリッジ１１がターンテーブル５の真上位置まで
水平移送される。そしてこの状態でトレー８は停止され
る。

一方、ビニオン１４によるラック板９の矢印ａ方向への
水平駆動は、トレー８がカートリッジ引き込み位置で停
止された後も引続き行われる。そして第３Ｂ図に示すよ
に、ラック板９が矢印ａ方向に引続き水平駆動される際
、ラック板９とトレー８との間の昇降駆動機構（図示せ
ず）によってトレー８は矢印す方向に垂直に下降される
。そしてこのトレー８の垂直下降によってディスクカー
トリッジ１１が垂直下降され、そのディスクカートリッ
ジ１１内のディスク１２がターンテーブル５上に水平に
装着される。なおこのディスクエ２は例えばドローディ
スク（ＤＲＡＷ−Ｄ　Ｉ　ＳＣ）と称される光学式や光
磁気式等によって書込み（記録）及び読取り（再生）の
両方が可能で、且つ上下両面に記録面が形成されたディ
スクが用いられている。そしてディスク１２がターンテ
ーブル５上に水平に装着された際、クランパー６により
ディスク１２がターンテーブル５上に押圧され、またヘ
ッド７がディスク１２の下部記録面に近接される。

以上により、キャリヤ４の往動によるディスクカートリ
ッジ１１のカートリッジ装着位置への引き込み動作が全
て完了される。

また、キャリヤ４の復動によるディスクカートリッジエ
１のカートリッジ挿入位置への排出（アンローディング
）動作は、前述した引き込み動作の全く逆動作によって
行われる。

次に、第１図〜第２Ｃ図によってディスクプレーヤ１に
設けられている一対の開閉蓋２０．２１について説明す
る。

まず、ディスクプレーヤ１の前面パネル２のカートリッ
ジ挿入口３の内側に上下一対の開閉蓋２０．２１が設け
られている。これら一対の開閉蓋２０．２１は合成樹脂
にて成形されたものであって、カートリッジ挿入口３の
左右長手方向に沿って延び、その断面形状はほぼＬ字状
をなしている。そして一対の開閉蓋２０．２１は、それ
らの左右両端部２０ａ、２１ａに一体に形成された軸２
３．２４を回動中心として中央から上下に回動されて開
閉される、いわゆる観音開き状の開閉蓋にて構成されて
いる。なお一対の開閉蓋２０゜２１は互いに連動して同
時に開閉され、かつこの開閉は前述したキャリヤ４によ
るディスクカートリッジ１１の引き込み動作及び排出動
作に連動して開閉蓋開閉機構（図示せず）によって行わ
れるように構成されている。

次に、一対の開閉蓋２０．２１の背面２０ｂ。

２１ｂには、左右長手方向に間隔を隔てて複数個のほぼ
三角形状をなす補強用リブ２６，２７が一体に成形され
ている。そしてこれら補強用リブ２６．２７のうち、左
右長手方向のほぼ中央部に配置されている一対の補強用
リブ２６．２７の背面２６ａ、２７ａには、一対の円弧
状部２８゜２９が一体に成形されている。これら一対の
円状部２８．２９の背面２８ａ、２９ａの円弧は、一対
の開閉蓋２０．２１の回動軸心である軸２２゜２３を中
心とし、また一対の円弧状部２８．２９の一端部２８ｂ
、２９ｂはそれぞれ上下に突出されている。

一方、一対の円弧状部２８．２９の背面２８ａ。

２９ａ側後方には、これら一対の円弧状部２８゜２９を
ガイドする上下一対の円弧状ガイド部３１゜３２が設け
られている。これら一対の円弧状ガイド部３１．３２は
合成樹脂によって成形され、これらの前面３・ｌａ、３
１ｂの円弧は、一対の円弧状部２８．２９の背面２８ａ
、２９ａの円弧より若干大きい形状でそれらに対応して
いる。また一対の円弧状部ガイド部３１．３２は、第２
Ａ図に示すように一対の開閉蓋２０．２１が閉蓋されて
いる状態で、それらの円弧状部２８．２９の一嶋部２８
ｂ、２９ｂ側をガイドするように配置されている。なお
一対の円弧状ガイド部３１．３２は、例えば上方の円弧
状ガイド部３１が取付部材３３に固定され、下方の円弧
状ガイド部３２が前面パネル２の前面に固定されている
。

次に、上述のように構成された一対の開閉蓋２０．２１
の開閉動作について説明する。

まず、第２Ａ図において、ディスクカート〕ノツジ１１
がカートリッジ挿入口３へ挿入される前は、一対の開閉
蓋２０．２１は完全に閉蓋されてカートリッジ挿入口３
を閉塞している。そしてディスクカートリッジ１１がそ
の前端部１１ａ側からカートリッジ挿入口３へ矢印ａ方
向に挿入されると、このディスクカートリッジ１１の先
端部１１ａによって、第２Ｂ図に示すように一対の開閉
蓋２０．２１が上下に押し開かれる。この時、ディスク
カートリ、ジ１１は一対の開閉１！２０．２１に上下か
ら挟まれた状態であり、この状態でディスクカートリッ
ジ１１はキャリヤ４内に契印ａ方向に挿入され、前述し
たカートリッジ挿入位置まで挿入されて停止される。

次に、前述したキャリヤ４によるディスクカートリッジ
１１の引き込み動作が開始されると、開閉蓋開閉機構に
よって一対の開閉蓋２０．２１が第２Ｃ図に示すように
完全に開蓋され、これら一対の開閉蓋２０．２１の間を
ディスクカートリッジ１１が矢印ａ方向に引き込まれて
行く。そしてディスクカートリッジ１１がその後端部ｔ
ｔｂまでカートリッジ挿入口３内に完全に引き込まれる
と、開閉蓋開閉機構によって一対の開閉蓋２０゜２１は
完全に閉蓋され、この後、ディスクカートリッジ１１は
前述したようにカートリッジ引き込み位置を経てカート
リッジ装着位置まで引き込まれる。

次に、ディスクカートリッジ１１の排出動作時における
一対の開閉°蓋２０，２１の開閉は、上述した引き込み
動作時の全く逆動作によって行われる。

即ち、ディスクカートリッジ１１が矢印ａ′方向に排出
されてその後端部１１ｂ側がカートリッジ挿入口３側へ
近接されると、開閉蓋開閉機構によって一対の開閉１２
０．２１が第２Ｃ図に示すように完全に開蓋され、これ
ら一対の開閉蓋２０゜２１の間をディスクカートリッジ
１１がその後端部１１ｂ側から矢印ａ′方向に排出され
て行く。

そしてディスクカートリフジ１１の排出動作が完了段階
に近づくと、開閉蓋開閉機構によって一対の開閉蓋２０
，２１は閉蓋され、ディスクカートリッジ１１は一対の
開閉蓋２０．２１に上下から挟まれた状態になる。そし
てこの状態で第２Ｂ図に示すようにディスクカートリッ
ジ１１がカートリッジ挿入口３から矢印ａ′方向に抜き
取られ、そのディスクカートリッジ１１が第２Ａ図に示
すように完全に抜き取られる。と、一対の開閉１１２０
゜２１は完全に閉蓋され、カートリッジ挿入口３は再び
完全に閉塞される。

しかして、上述のように一対の開閉蓋２０゜２１が開閉
される際、これら一対の開閉蓋２０゜２１の左右長手方
向のほぼ中央部に設けられた一対の円弧状部２８．２９
が一対の円弧状ガイド部３１．３２によってガイドされ
るので、一対の開閉：！２０，２１は極めて円滑に開閉
される。

即ち、第２Ａ図から第２Ｂ図に示すようにディスクカー
トリッジ１１の前端部１１ａによって一対の開閉蓋２０
．２１が上下に押し開かれる際、このディスクカートリ
ッジ１１の挿入押圧力は、第１図に仮想線で示すように
一対の開閉蓋２０゜２１を左右長手方向に沿って背面２
０ａ、２０ｂ側の方向に撓ませる変形力として加わる。

ところが、一対の円弧状部２８．２９が一対の円弧状ガ
イド部３１．，３２に当接されて、これら一対の円弧状
ガイド部３１．３２によって上記変形力が受は止められ
るので、一対の開閉Ｍ２０．２１が第１図で仮想線で示
すようにその背面２０ａ、２０ｂ側の方向に撓むことは
阻止される。この結果、一対の開閉！２０．２１はその
一対の円弧状部２８．２９が一対の円弧状ガイド部３１
．３２によってガイドされながら極めて円滑に開蓋され
ることになる。またディスクカートリッジ１１の前６端
部１１ａが上又は下に偏倚されて挿入された場合でも、
一対の円弧状部２８．２９が一対の円弧状ガイド部３１
．３２によってガイドされているので、ディスクカート
リッジ１１の挿入押圧力は一対の開閉蓋２０．２１の開
蓋力へと円滑に変換される。

なお、一対の円弧状部２８．２９の背面２８ａ。

２９ａの円弧と一対の円弧状ガイド部３１．３２の前面
３１ａ、３２ａの円弧とは、一対の開閉蓋２０．２１の
回動軸心を中心とする円弧に形成されているので、一対
の開閉蓋２０．２１はその全閉時から全開時まで極めて
円滑にガイドされる。

また特に、一対の円弧状部２８．２９．の一端部２８ｂ
、２９ｂがそれぞれ上下に突出され、第２Ａ図に示すよ
うに一対の開閉蓋２０．２１が閉蓋されている状態では
、一対の円弧状ガイド部３１．３２が一対の円弧状部２
８．２９の一端部２８ｂ。

２９ｂをガイドするように構成されているので、ディス
クカートリッジ１１の挿入押圧力による一対の開閉蓋２
０．２１の変形力は、一対の円弧状部２８．２９の一端
部２８ｂ、２９ｂに作用する。

従って、ディスクカートリッジ１１の挿入押圧力は一対
の開閉蓋２０．２１を開蓋させる方向に作用することに
なるので、一対の円弧状部　２８゜２９の一端部２８ｂ
、２９ｂと円弧状ガイド部３１．３２との摩擦抵抗が大
きくなることはほとんどなく、一対の開閉蓋２０，２１
の開蓋を極めて軽快に行わせることができる。

なお、一対の円弧状部２８．２９は一対の補強用リブ２
６．２７の背面２６ａ、２７ａに形成したものであるか
ら、一対の補強用リブ２６，２７を効果的に利用できて
、構造は非常に簡単で成形も極めて容易である。

以上、本発明の一実施例に付き述べたが、本発明は実施
例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づい
て各種の有効な変更が可能である。

例えば、実施例では一対の開閉蓋の長手方向に複数の補
強用リブを設け、これら複数の補強用リブのうち長手方
向のほぼ中央部に配置されている一対の補強用リブの背
面に一対の円弧状部を形成したが、これら一対の円弧状
部は複数の補強用）Ｊブの全部又は何箇所かに設けても
良い。

また本発明は、ドローディスクを収納したディスクカー
トリッジのディスクプレーヤに限定されることなく、各
種の記録及び／又は再生用のディスクを収納した各種用
途のディスクカートリッジのディスクプレーヤに適用可
能である。

〔発明の効果〕

本発明は上述したように、カートリッジ挿入口へのディ
スクカートリッジの挿入による一対の開閉蓋の変形を確
実に防止することができ、かつ一対の開閉蓋を円滑に開
閉させることができるので、ディスクカートリッジをカ
ートリッジ挿入口へ挿入する際に、安全性が極めて高く
て操作性の非常に良いディスクプレーヤを提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明を適用したディスクプレーヤの一実施例を
示したものであゲζ、第１図は一対の開閉蓋及び円弧状
ガイド部の斜視図、第２Ａ図〜第２Ｃ図は一対の開閉蓋
の開閉動作に伴う円弧状ガイド部のガイド動作を説明す
るための要部の断面図、第３Ａ図及び第３Ｂ図はディス
クカートリッジの引き込み動作及び排出動作を説明する
ためのディスクプレーヤの概略断面図である。 なお図面に用いられた符号において、 １−・−・・・−・−・・・・−ディスクプレーヤ３−
・・・・・・・・−・−・・・−・カートリッジ挿入口
１１・−・−・−・・・・・・・・・・−ディスクカー
トリッジ２０．２１・−・−・−・・開閉蓋 ２６．２７−−・−・−・−補強用リブ２８．２９・−
・・−・・・・〜円弧状部３１．３２・−・−一一−−
円弧状ガイド部である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カートリッジ挿入口へ挿入されるディスクカートリッジ
   によって観音開き状に押し開かれるように構成された一
   対の開閉蓋を設け、これら一対の開閉蓋の少なくとも長
   手方向のほぼ中央部に一対の補強用リブを設け、これら
   一対の補強用リブの背面に上記一対の開閉蓋の回動軸心
   を中心とする一対の円弧状部を形成し、これら一対の円
   弧状部の背面に対応してこれら一対の円弧状部をガイド
   する固定の一対の円弧状ガイド部を設け、上記一対の開
   閉蓋が開閉される際に上記一対の円弧状ガイド部によっ
   て上記一対の円弧状部をガイドさせるように構成したデ
   ィスクプレーヤ。