JPS61108801A - 廃熱回収システム - Google Patents
廃熱回収システムInfo
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- JPS61108801A JPS61108801A JP22959084A JP22959084A JPS61108801A JP S61108801 A JPS61108801 A JP S61108801A JP 22959084 A JP22959084 A JP 22959084A JP 22959084 A JP22959084 A JP 22959084A JP S61108801 A JPS61108801 A JP S61108801A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F22—STEAM GENERATION
- F22B—METHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
- F22B3/00—Other methods of steam generation; Steam boilers not provided for in other groups of this subclass
- F22B3/04—Other methods of steam generation; Steam boilers not provided for in other groups of this subclass by drop in pressure of high-pressure hot water within pressure- reducing chambers, e.g. in accumulators
- F22B3/045—Other methods of steam generation; Steam boilers not provided for in other groups of this subclass by drop in pressure of high-pressure hot water within pressure- reducing chambers, e.g. in accumulators the drop in pressure being achieved by compressors, e.g. with steam jet pumps
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)発明の目的
産業上の利用分野
本発明システムは、工場等から排出される多量の水蒸気
や高温水等の熱源流体からエネルギーを効率的に回収す
るヒートポンプ技術に関する。
や高温水等の熱源流体からエネルギーを効率的に回収す
るヒートポンプ技術に関する。
従来技術
廃流体から熱を汲上げて高温度の熱を得るヒート・ポン
プとしては、従来より下記のようなものがある。すなわ
ち、熱媒体にフロン系冷媒を使用し、廃流体を蒸発器に
通して前記冷媒を加熱・蒸発させ、その後、同ガスを凝
縮させるときの潜熱を利用する技術が知られている。こ
の方式は廃流体が多少汚れていても作動可能であるとい
う利点があるが、次のような欠点を有している。
プとしては、従来より下記のようなものがある。すなわ
ち、熱媒体にフロン系冷媒を使用し、廃流体を蒸発器に
通して前記冷媒を加熱・蒸発させ、その後、同ガスを凝
縮させるときの潜熱を利用する技術が知られている。こ
の方式は廃流体が多少汚れていても作動可能であるとい
う利点があるが、次のような欠点を有している。
(1)蒸発器が高価となる。
(2)蒸発温度が低く、圧縮機を駆動する動力が大きく
なる。
なる。
(3)熱媒体にフロン系冷媒を使用する場合、冷媒の熱
安定性の悪さく約110℃〜120℃前後で分解してし
まう)などが影響して負荷流体の温度をあまり高くとる
ことができない。
安定性の悪さく約110℃〜120℃前後で分解してし
まう)などが影響して負荷流体の温度をあまり高くとる
ことができない。
また、圧縮機に液噴射型スクリュ圧縮機を用いるときに
は、その作用空間にロータ歯形間のガス漏れをシールす
るため油を注入するので、この油のために、 (4)冷媒の分解温度が下がる。
は、その作用空間にロータ歯形間のガス漏れをシールす
るため油を注入するので、この油のために、 (4)冷媒の分解温度が下がる。
(5)冷媒および油が劣化する。
(6)油と冷媒との分離装置が必要になる。
さらに、廃熱源が多量にあり、それを利用してエネルギ
ーの回収を行う場合、圧力差が不足して膨張機が運転で
きないので熱交換器で冷媒(R114等)を加熱し高圧
を得ているが、それには蒸発器。
ーの回収を行う場合、圧力差が不足して膨張機が運転で
きないので熱交換器で冷媒(R114等)を加熱し高圧
を得ているが、それには蒸発器。
凝縮機等の犬がかりな設備が必要である。
発明が解決しようとする問題点
そこで本発明は、廃水蒸気を作動媒体として用い、比較
的簡単なシステムでありながら廃熱の回収効率が優秀で
、より高温の負荷流体が得られ、しかも運転コストの低
い廃熱回収システムを提供することを目的とする。
的簡単なシステムでありながら廃熱の回収効率が優秀で
、より高温の負荷流体が得られ、しかも運転コストの低
い廃熱回収システムを提供することを目的とする。
他の目的は容積型膨張機を用い、その排気(低圧)側雰
囲気を冷却して完全に復水して温水化することにより媒
体間の圧力差を大きくすると共に、低圧側では温水を排
除するようにして、比較的小型かつ安価な設備で運転エ
ネルギーを回収し、より高温の負荷流体を得ることがで
きる廃熱回収システムを提供することにある。
囲気を冷却して完全に復水して温水化することにより媒
体間の圧力差を大きくすると共に、低圧側では温水を排
除するようにして、比較的小型かつ安価な設備で運転エ
ネルギーを回収し、より高温の負荷流体を得ることがで
きる廃熱回収システムを提供することにある。
別の目的は、負荷流体と熱交換した後に復水した作動媒
体の一部を膨張機または圧縮機の吸入締切り後の作用空
間に戻して熱回収と摺動隙間の液封用に、また軸封装置
の液封と冷却に利用することにより運転コストの低減を
図るようにした廃熱回収システムを実現すること(:あ
る。
体の一部を膨張機または圧縮機の吸入締切り後の作用空
間に戻して熱回収と摺動隙間の液封用に、また軸封装置
の液封と冷却に利用することにより運転コストの低減を
図るようにした廃熱回収システムを実現すること(:あ
る。
さらに、その他の目的は、本発明の特許請求の範囲、発
明の詳細な説明および添付図面の記載を検討することに
より明らかになろう。
明の詳細な説明および添付図面の記載を検討することに
より明らかになろう。
(ロ)発明の構成
問題を解決するための手段
上述の目的を達成するため、本発明は下記事項により構
成されることを条件とする。
成されることを条件とする。
(1)廃棄された水蒸気を駆動手段を介して接続された
液噴射型スクリュ膨張機および圧縮機に供給し、膨張機
を駆動して排肝された水蒸気は凝縮器を通して全部、復
水した後、ポンプで外部に引くようにすると共に、前記
膨張機により駆動する圧縮機により圧縮された水蒸気は
熱交換器に通して負荷流体を加熱した後、復水して温水
とし、その一部を膨張機および圧縮機の吸入締切り後の
作用空間に噴射して−その空間形成の際に生じる隙間を
液封し、かつ、そのエネルギーを回収すると共に、前記
各回転機のロータ軸の軸封装置の液封および冷却に利用
し、他の一部は締切りバルブを介して排出するようにし
たことを特徴とする廃熱回収システム。
液噴射型スクリュ膨張機および圧縮機に供給し、膨張機
を駆動して排肝された水蒸気は凝縮器を通して全部、復
水した後、ポンプで外部に引くようにすると共に、前記
膨張機により駆動する圧縮機により圧縮された水蒸気は
熱交換器に通して負荷流体を加熱した後、復水して温水
とし、その一部を膨張機および圧縮機の吸入締切り後の
作用空間に噴射して−その空間形成の際に生じる隙間を
液封し、かつ、そのエネルギーを回収すると共に、前記
各回転機のロータ軸の軸封装置の液封および冷却に利用
し、他の一部は締切りバルブを介して排出するようにし
たことを特徴とする廃熱回収システム。
作 用
本発明は、上記のような要件から構成されているので、
そのシステムの中では次のような作用が行われる。
そのシステムの中では次のような作用が行われる。
工場等から排出される多量の廃水蒸気を、駆動手段を介
して接続された液噴射型スクリュ膨張(原動)機および
圧縮機のそれぞれの高圧側供給口および低圧側吸込口に
分配する。まず、膨張機側では廃水蒸気が作用空間を押
拡げてスクリュ・ロータを回転させながら膨張して排気
口から流出すると、その低温・低圧水蒸気は直ちに冷却
水が循環する熱交換器に導かれて冷却され、完全に復水
して温水化し、その雰囲気はその温度の飽和圧力に近付
くよう低下する。熱交換器の下流側にはポンプが継いで
あり、交換器により復水した温水を、復水するや否や外
部に排出するから熱交換器内、想って膨張機排気口側の
水蒸気圧は可能な限り低下しており、吸入側との圧力差
が大きく現れる。
して接続された液噴射型スクリュ膨張(原動)機および
圧縮機のそれぞれの高圧側供給口および低圧側吸込口に
分配する。まず、膨張機側では廃水蒸気が作用空間を押
拡げてスクリュ・ロータを回転させながら膨張して排気
口から流出すると、その低温・低圧水蒸気は直ちに冷却
水が循環する熱交換器に導かれて冷却され、完全に復水
して温水化し、その雰囲気はその温度の飽和圧力に近付
くよう低下する。熱交換器の下流側にはポンプが継いで
あり、交換器により復水した温水を、復水するや否や外
部に排出するから熱交換器内、想って膨張機排気口側の
水蒸気圧は可能な限り低下しており、吸入側との圧力差
が大きく現れる。
スクリュ型膨張機は容積型であって圧力差が比較的に小
さくても運転可能である上に、別の経路に連結された熱
交換器を通って復水した温水は高圧で、かつ適宜高温を
保っているので、これを吸入締切り後の作用空間C:噴
射することによって廃水蒸気の熱および圧力エネルギー
を膨張機に回収し、かつ作用空間に生じる隙間を液封す
ることによって作用媒体のリークを無くする等々の手段
を施すことにより、膨張機の効率的な運転を可能にして
いる。前記温水は、その一部を分けて膨張機の口−タの
軸の軸封機構の液封と冷却用流体としても利用している
。温水の温度は適宜(=高温ではあるが軸封機構から発
生する摩擦熱を冷却・搬出するためには充分に低温であ
る。
さくても運転可能である上に、別の経路に連結された熱
交換器を通って復水した温水は高圧で、かつ適宜高温を
保っているので、これを吸入締切り後の作用空間C:噴
射することによって廃水蒸気の熱および圧力エネルギー
を膨張機に回収し、かつ作用空間に生じる隙間を液封す
ることによって作用媒体のリークを無くする等々の手段
を施すことにより、膨張機の効率的な運転を可能にして
いる。前記温水は、その一部を分けて膨張機の口−タの
軸の軸封機構の液封と冷却用流体としても利用している
。温水の温度は適宜(=高温ではあるが軸封機構から発
生する摩擦熱を冷却・搬出するためには充分に低温であ
る。
かくして運転される膨張機の出力軸に接続、駆動される
液噴射型スクリュ圧縮機の吸込側C二は、前述の工場か
ら排出される多量の廃水蒸気が供給され、圧縮機の稼動
により圧縮を受けて高温・高圧水蒸気に変化し、次いで
熱交換器に導かれて、ここで負荷流体(他のシステム中
の水蒸気等)と熱交換し、これを高温化させる一方、そ
れ自体は復水して温水となり、その一部は前述したよう
に膨張機の作用空間の液封ならびにロータ軸の軸封機構
の液封と冷却用に利用され、他の一部をスクリュ型圧縮
機の吸入締切り後の作用空間に噴射して同空間形成の際
に生じる隙間を液封し、作用媒体のリークを防止するこ
とC二よって熱および圧力エネルギーを効率よく回収し
、また、別の一部をスクリュ・ロータ軸受部の軸封機構
の冷却用に利用し、余剰分の温水をバルブを介して外部
に排出するようにしている。
液噴射型スクリュ圧縮機の吸込側C二は、前述の工場か
ら排出される多量の廃水蒸気が供給され、圧縮機の稼動
により圧縮を受けて高温・高圧水蒸気に変化し、次いで
熱交換器に導かれて、ここで負荷流体(他のシステム中
の水蒸気等)と熱交換し、これを高温化させる一方、そ
れ自体は復水して温水となり、その一部は前述したよう
に膨張機の作用空間の液封ならびにロータ軸の軸封機構
の液封と冷却用に利用され、他の一部をスクリュ型圧縮
機の吸入締切り後の作用空間に噴射して同空間形成の際
に生じる隙間を液封し、作用媒体のリークを防止するこ
とC二よって熱および圧力エネルギーを効率よく回収し
、また、別の一部をスクリュ・ロータ軸受部の軸封機構
の冷却用に利用し、余剰分の温水をバルブを介して外部
に排出するようにしている。
以上述べたとおり廃水蒸気を高圧・高温にしてから負荷
流体と熱交換をするので、従来の熱回収システムに比べ
、より高温で運転コストの低い負荷流体を取出すことが
できる。また、排出する温水には潤滑油その他の公害発
生成分が混っていないから分離装置等を通さずとも他の
用途に再利用することができるメリットもある。
流体と熱交換をするので、従来の熱回収システムに比べ
、より高温で運転コストの低い負荷流体を取出すことが
できる。また、排出する温水には潤滑油その他の公害発
生成分が混っていないから分離装置等を通さずとも他の
用途に再利用することができるメリットもある。
実施例
第1図は、本発明廃熱回収システムの一実施例の系統図
を示すもので、図中、二重線で表わした管路は水蒸気通
路で矢印方向に流れるもの、−重の線で表わした管路は
温水通路で、これも前記同様矢印方向に流れることを示
す。1は、液噴射型;スクリュ圧縮機で、42は前記圧
縮機1の回転軸叫直結する出力軸を備えた液噴射型スク
リュ膨張機である。4は熱交換器で、他のシステム中で
流通する(廃熱回収用の)負荷流体の通路18が組込ま
れている。5は復水した温水の剰余分を外部に排出する
出口の締切りバルブ、43は別の熱交換器で、膨張機4
2から排出された水蒸気を冷却して完全に復水するため
、冷却水の通路50を組込んである。
を示すもので、図中、二重線で表わした管路は水蒸気通
路で矢印方向に流れるもの、−重の線で表わした管路は
温水通路で、これも前記同様矢印方向に流れることを示
す。1は、液噴射型;スクリュ圧縮機で、42は前記圧
縮機1の回転軸叫直結する出力軸を備えた液噴射型スク
リュ膨張機である。4は熱交換器で、他のシステム中で
流通する(廃熱回収用の)負荷流体の通路18が組込ま
れている。5は復水した温水の剰余分を外部に排出する
出口の締切りバルブ、43は別の熱交換器で、膨張機4
2から排出された水蒸気を冷却して完全に復水するため
、冷却水の通路50を組込んである。
47は、熱交換器43を通って復水した温水を外部に引
くためのポンプである。
くためのポンプである。
工場等から排出される多量の水蒸気は管路6を通って分
岐し、一つには膨張機42の高圧側吸入口48に供給さ
れ、スクリュ・ロータおよびシリンダ壁との間に形成さ
れる作用空間を拡げるように膨張してロータを回転させ
ながら低圧側吐出口49に流出する。吐出口49は直ち
に熱交換器43に連結されていて吐出口49から排出し
た水蒸気は次々に冷却水通路50によって冷却されて復
水して全部、温水となり容積を縮小し交換器43を出た
ところでポンプ47によって外部に引かれる。すなわち
、吐出口49から排出した水蒸気の圧力は交換器43の
冷却温度に相当する飽和蒸気圧に近付くように低圧化す
る一方、吐出蒸気は復水、凝縮してからポンプ47で引
かれるから膨張機の低圧側圧力を充分に低くするために
容量の大きなポンプを必要としない。このようにして原
動機として圧力差が小さくても運転できる容積型膨張機
を採用し、吸入側と吐出側との蒸気圧の差を可能な限り
、大きくした上に、別の経路を通って復水した高圧で比
較的高温を保つ温水を膨張機の前記吸入締切り後の作用
空間にノズル44を介して噴°射し、作用空間形成の際
に生じる隙間から圧力蒸気がリークしないように液封す
ると共に、前記温水が保持する圧力・温度エネルギーを
回収し、膨張機の運転を効率的にする一方、前記温水の
圧力を利用し、膨張機のスクリュ・ロータ軸(高圧側お
よび低圧側)の軸封機構の液封および冷却水としてパイ
プ46を介して流すようにしている。すなわち軸封機構
から生じる摩擦熱による温度上昇の方が温水の保有する
温度よりも高いからである。これにより、別の経路を通
って復水した温水の一部は膨張機42の吸入締切り後の
作用空間内に流入し、吐出口49を通って結局ポンプ4
7を介して外部に排出される。
岐し、一つには膨張機42の高圧側吸入口48に供給さ
れ、スクリュ・ロータおよびシリンダ壁との間に形成さ
れる作用空間を拡げるように膨張してロータを回転させ
ながら低圧側吐出口49に流出する。吐出口49は直ち
に熱交換器43に連結されていて吐出口49から排出し
た水蒸気は次々に冷却水通路50によって冷却されて復
水して全部、温水となり容積を縮小し交換器43を出た
ところでポンプ47によって外部に引かれる。すなわち
、吐出口49から排出した水蒸気の圧力は交換器43の
冷却温度に相当する飽和蒸気圧に近付くように低圧化す
る一方、吐出蒸気は復水、凝縮してからポンプ47で引
かれるから膨張機の低圧側圧力を充分に低くするために
容量の大きなポンプを必要としない。このようにして原
動機として圧力差が小さくても運転できる容積型膨張機
を採用し、吸入側と吐出側との蒸気圧の差を可能な限り
、大きくした上に、別の経路を通って復水した高圧で比
較的高温を保つ温水を膨張機の前記吸入締切り後の作用
空間にノズル44を介して噴°射し、作用空間形成の際
に生じる隙間から圧力蒸気がリークしないように液封す
ると共に、前記温水が保持する圧力・温度エネルギーを
回収し、膨張機の運転を効率的にする一方、前記温水の
圧力を利用し、膨張機のスクリュ・ロータ軸(高圧側お
よび低圧側)の軸封機構の液封および冷却水としてパイ
プ46を介して流すようにしている。すなわち軸封機構
から生じる摩擦熱による温度上昇の方が温水の保有する
温度よりも高いからである。これにより、別の経路を通
って復水した温水の一部は膨張機42の吸入締切り後の
作用空間内に流入し、吐出口49を通って結局ポンプ4
7を介して外部に排出される。
管路6を流れる多量の水蒸気は、他方圧縮機1の低圧側
吸込ロアに供給され、スクリュ・ロータ、シリンダ壁お
よびその端面の間≦二形成される作用空間に充満し、膨
張機42によって駆動される圧縮機1内で圧縮され、高
温・高圧水蒸気に変って高圧側吐出口8から排出された
後管路12を通って熱交換機4に導かれ、ここで負荷流
体(他のシステム中を流れる水蒸気等)と熱交換をして
、これを150℃程度に温めると共に、それ自体は冷や
されて復水し、高圧で、やや低温の温水になり管路13
に受入れられる。管路13には締切りバルブ5、排出口
19よりも上流側に分岐管45および14が連通してい
て、分岐管45の端は、上述の膨張機42のノズル44
および軸封機構の冷却パイプ46に連結し、分岐管14
の端は、それぞれ上述の圧縮機1稼動の際の作用空間に
生じる隙間の液封のために、作用空間内に流体を送り込
むためのノズル16と、そのロータ軸(高圧側および低
圧側)の軸封機構液封と冷却水供給パイプ24に連結し
ている。
吸込ロアに供給され、スクリュ・ロータ、シリンダ壁お
よびその端面の間≦二形成される作用空間に充満し、膨
張機42によって駆動される圧縮機1内で圧縮され、高
温・高圧水蒸気に変って高圧側吐出口8から排出された
後管路12を通って熱交換機4に導かれ、ここで負荷流
体(他のシステム中を流れる水蒸気等)と熱交換をして
、これを150℃程度に温めると共に、それ自体は冷や
されて復水し、高圧で、やや低温の温水になり管路13
に受入れられる。管路13には締切りバルブ5、排出口
19よりも上流側に分岐管45および14が連通してい
て、分岐管45の端は、上述の膨張機42のノズル44
および軸封機構の冷却パイプ46に連結し、分岐管14
の端は、それぞれ上述の圧縮機1稼動の際の作用空間に
生じる隙間の液封のために、作用空間内に流体を送り込
むためのノズル16と、そのロータ軸(高圧側および低
圧側)の軸封機構液封と冷却水供給パイプ24に連結し
ている。
上記温水の圧縮機に対する作用・効果は膨張機の場合と
殆んど同様であるから説明を省略する。ただし、圧縮機
1の吸入締切り後の作用空間に噴射された温水は、また
旧の経路を通って再循環する点では膨張機の場合と相違
する。締切りバルブ5は、かくして生じた温水の余剰分
を通過排出するほか、交換器4内で復水した温水の保有
する圧力を保持して、別にポンプを用いることなく、こ
れを膨張機、圧縮機の作用空間の隙間の液封用の噴射水
として利用し、また各ロータ軸の軸封機構の液封と冷却
用とすることができるようにしている。
殆んど同様であるから説明を省略する。ただし、圧縮機
1の吸入締切り後の作用空間に噴射された温水は、また
旧の経路を通って再循環する点では膨張機の場合と相違
する。締切りバルブ5は、かくして生じた温水の余剰分
を通過排出するほか、交換器4内で復水した温水の保有
する圧力を保持して、別にポンプを用いることなく、こ
れを膨張機、圧縮機の作用空間の隙間の液封用の噴射水
として利用し、また各ロータ軸の軸封機構の液封と冷却
用とすることができるようにしている。
なお、上述熱回収システムを構成する液噴射型スクリュ
圧縮機は、要すれば低圧段および高圧段よりなる二段式
圧縮機を採用することができるほか、負荷流体を加熱し
て復水した温水をエコノマイザに導いてフラッシュさせ
、これを水蒸気と温水とに分離し、その水蒸気を再度圧
縮機の作用空間に戻してエネルギーを回収するとか、か
くして得られた温水を再度プラッシュタンクに導いて、
これを蒸気と温水と(0分離し、前記蒸気を工場からの
廃水蒸気と混入して、それぞれ膨張機、圧縮機に供給す
るシステムを付加することも可能である。
圧縮機は、要すれば低圧段および高圧段よりなる二段式
圧縮機を採用することができるほか、負荷流体を加熱し
て復水した温水をエコノマイザに導いてフラッシュさせ
、これを水蒸気と温水とに分離し、その水蒸気を再度圧
縮機の作用空間に戻してエネルギーを回収するとか、か
くして得られた温水を再度プラッシュタンクに導いて、
これを蒸気と温水と(0分離し、前記蒸気を工場からの
廃水蒸気と混入して、それぞれ膨張機、圧縮機に供給す
るシステムを付加することも可能である。
(/9 発明の効果
本発明熱回収システムは、以上説明したような構成およ
び作用を有するので、 (1)従来システムのフロンガスを媒体に用いたものに
比べて、水蒸気を用いているので、より高温(150℃
前後)の作動媒体(負荷流体)が得られる。
び作用を有するので、 (1)従来システムのフロンガスを媒体に用いたものに
比べて、水蒸気を用いているので、より高温(150℃
前後)の作動媒体(負荷流体)が得られる。
(2)圧縮媒体が水蒸気であるため熱交換器内で復水し
た温水には固形不純物等は一切含まれないので、それら
不純物の除去手段を必要とせず、圧縮機および膨張機の
作用空間形成の際に生じる隙間の液封に直接使用するこ
とができる。また、スクリュ・ロータ軸の軸封機構の液
封および冷却用に利用するので軸封部の温度上昇による
焼付事故の発生を防ぎ、かつ、従来システムに比べ圧縮
および膨張気体中(−潤滑油が混入しないから、油水分
離装置が不要になる。
た温水には固形不純物等は一切含まれないので、それら
不純物の除去手段を必要とせず、圧縮機および膨張機の
作用空間形成の際に生じる隙間の液封に直接使用するこ
とができる。また、スクリュ・ロータ軸の軸封機構の液
封および冷却用に利用するので軸封部の温度上昇による
焼付事故の発生を防ぎ、かつ、従来システムに比べ圧縮
および膨張気体中(−潤滑油が混入しないから、油水分
離装置が不要になる。
(3)復水した温水には油分(および他の成分)が含ま
れないので、そのまま廃棄可能である。
れないので、そのまま廃棄可能である。
(4)圧縮機および膨張機の作用空間に、吸込側水蒸気
よりも高温・高圧の復水した温水を噴射・注入するので
廃温水の熱・圧力エネルギーを有効に回収すると共に、
より高温の水蒸気を送出することかできる。
よりも高温・高圧の復水した温水を噴射・注入するので
廃温水の熱・圧力エネルギーを有効に回収すると共に、
より高温の水蒸気を送出することかできる。
(5) 圧縮機にはフロン等の冷媒ガスおよびスクリ
ュ・ロータ間の液封用潤滑油を使用しないので、従来の
、この種熱回収システムに比べ運転コストが低い。
ュ・ロータ間の液封用潤滑油を使用しないので、従来の
、この種熱回収システムに比べ運転コストが低い。
(6)容積型のスクリュ膨張機を原動機として使用する
ため、大きな圧力差を要さず運転可能。
ため、大きな圧力差を要さず運転可能。
(7)利用熱媒体(廃水蒸気)の圧力が1 ata程度
のものであっても、膨張機の低圧側の水蒸気を冷却・復
水させることにより、圧力差を大きくすることができる
。
のものであっても、膨張機の低圧側の水蒸気を冷却・復
水させることにより、圧力差を大きくすることができる
。
(8)前述圧力差を設けるについて、膨張機低圧側蒸気
を完全に冷却して復水し温水にしてポンプで排除するよ
うにしたから設備を小型化することができ、熱媒体を大
型ブロワなどを用いて排出する必要がなく、設備費を節
・賊することに成功した。
を完全に冷却して復水し温水にしてポンプで排除するよ
うにしたから設備を小型化することができ、熱媒体を大
型ブロワなどを用いて排出する必要がなく、設備費を節
・賊することに成功した。
等々、この種の熱回収システムとして格別に顕著な効果
を奏するものである。
を奏するものである。
第1図は、本発明廃熱回収システムの系統図を示す。
1 ・・・・・・液噴射式スクリュ圧縮機4および43
・・・・・・熱交換器 5 ・・・・・・締切りバルブ 6 ・・・・・・廃水蒸気供給パイプ 16および44・・・噴射ノズル 18・・・・・・負荷流体供給パイプ 19・・・・・・排出口 42・・・・・・液噴射式スクリュ膨張機47・・・・
・・液体ポンプ
・・・・・・熱交換器 5 ・・・・・・締切りバルブ 6 ・・・・・・廃水蒸気供給パイプ 16および44・・・噴射ノズル 18・・・・・・負荷流体供給パイプ 19・・・・・・排出口 42・・・・・・液噴射式スクリュ膨張機47・・・・
・・液体ポンプ
Claims (1)
- (1)廃棄された水蒸気を、駆動手段を介して接続され
た液噴射型スクリュ膨張機および圧縮機に供給し、膨張
機を駆動して排出された水蒸気は凝縮器を通して全部、
復水した後、ポンプで外部に引くようにすると共に、前
記膨張機により駆動される圧縮機により圧縮された水蒸
気は熱交換器を通して負荷流体を加熱した後、復水して
温水とし、その一部を膨張機および圧縮機の吸入締切り
後の作用空間に噴射して、その空間形成の際に生じる隙
間を液封し、かつ、そのエネルギーを回収すると共に、
前記各回転機のロータ軸の軸封装置の液封および冷却に
利用し、他の一部は締切りバルブを介して排出するよう
にしたことを特徴とする廃熱回収システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22959084A JPS61108801A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | 廃熱回収システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22959084A JPS61108801A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | 廃熱回収システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61108801A true JPS61108801A (ja) | 1986-05-27 |
Family
ID=16894563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22959084A Pending JPS61108801A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | 廃熱回収システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61108801A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010516994A (ja) * | 2007-01-25 | 2010-05-20 | シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ | 炭化水素流の冷却方法及び装置 |
CN106762557A (zh) * | 2017-03-10 | 2017-05-31 | 扬州华泰节能科技有限公司 | 一种基于空压机余热回收的智能供热水设备 |
-
1984
- 1984-10-31 JP JP22959084A patent/JPS61108801A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010516994A (ja) * | 2007-01-25 | 2010-05-20 | シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ | 炭化水素流の冷却方法及び装置 |
CN106762557A (zh) * | 2017-03-10 | 2017-05-31 | 扬州华泰节能科技有限公司 | 一种基于空压机余热回收的智能供热水设备 |
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