JPS61108741A - ダブルカバリングした被覆弾性糸 - Google Patents

ダブルカバリングした被覆弾性糸

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JPS61108741A
JPS61108741A JP22785884A JP22785884A JPS61108741A JP S61108741 A JPS61108741 A JP S61108741A JP 22785884 A JP22785884 A JP 22785884A JP 22785884 A JP22785884 A JP 22785884A JP S61108741 A JPS61108741 A JP S61108741A
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yarn
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elastic
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永安 直人
久夫 犬山
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリウレタン系等の弾性糸にポリアミド等の
熱可塑性合成長繊維糸条を二重に巻付けてなるダブルカ
バリングした被覆弾性糸の改良に関する。特に、ソック
スやストッキング等の靴下用素材として有用な被覆弾性
糸に関する。
〔従来の技術] ポリウレタン系等の弾性糸の回りにポリアミド長繊維の
如き熱可塑性合成繊維を二■に巻付けること(ダブルカ
バリング)によって、弾性糸の欠点である染色特性、機
械的強度、耐摩擦特性などをカバーして用いることが広
く行なわれている。
このダブルカバリングした被覆弾性糸は、20〜70デ
ニールの弾性糸条に、70〜20デニールの被覆用糸を
二重等に巻付けることによって一般に製造され、例えば
、下糸撚り数2600t/m、上糸撚り数1800t/
■の程度で巻付けが行なわれ(特開昭47−19146
号公報など)、ソックス、ストッキング等の用途に広範
に用いられている。そして、その被覆用糸としては、内
側巻付は用にも外側巻付は用にも同一の糸条が用いられ
ていた。
この被覆弾性糸における被覆性は、被覆用糸の糸条繊度
を太くしたり、単糸数を多くしたり、また、被覆用糸の
巻付は回数(カバリング撚数)を多くすることによって
、向上させることができる。
しかし、被覆用糸の糸条繊度を太くすると被覆弾性糸自
体が太くなるという問題がある。従って、ストッキング
用のように、得られる製品の透明性が強く要求され、被
覆弾性系自体を太くすることができないファッション指
向的な用途分野では、被覆性を上げるためには、被覆用
糸の繊度を18デニール以下のように細くして、巻付は
回数を3000〜4000t/l程度まで多くしたり、
さらに、被覆用糸の単糸数を多くしたりしなくてはなら
ない。
しかし、被覆用糸の巻付は回数を多くすると、生産速度
が大幅に低下することとなるし、さらに、得られる被覆
弾性糸のトルクが大きくなって編立時にスナールが発生
しやすくなる。さらに、被覆用糸の単糸数を多くすると
、極細糸条を用いなくてはならなくなるが、この極細糸
条は製糸が容易ではないので高価であって実用的に使用
するのは困難であり、しかも、巻付は時に毛羽が発生し
やすくなるという問題がある。
このように、いずれの方法も一長一短があって、細繊度
の、ダブルカバリングした被覆弾性糸を工業的に得る場
合には好ましいものではなかった。
[発明が解決しようとする問題点] そこで、本発明は、前記した問題を解消し、被覆用糸の
巻付は回数を多くしたり、また、内側・外側の被覆用糸
の糸条繊度和(トータル繊度)を大きくしたりしなくて
も、十分高い被覆性を得ることができる、ダブルカバリ
ングした被覆弾性糸を提供することを主な目的とする。
即ち、被覆弾性糸の糸条細さを阻害することなく被覆性
を十分に向上させることができ、かつ生産性の良好な、
タプルカバリングした被覆弾性糸を提供することが本発
明の主な目的である。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するため、本発明は、弾性繊維からなる
芯糸に、熱可塑性重合体の長繊維からなる被覆用糸を二
重に巻付けて形成された被覆弾性糸において、外側に巻
付けた被覆用糸の糸条繊度(D2)は、内側に巻付けた
被覆用糸の糸条繊度(Dl)の1.5倍以上(D2/D
1≧1.5)であることを特徴とするダブルカバリング
した被覆弾性糸からなる。
本発明で用いる弾性繊維は、スパンデックス繊維と一般
に言われるポリウレタン系弾性繊維が好適であるが、他
の種類の弾性繊維であってもよい。
一方、被覆用糸をなす熱可塑性重合体の長繊維としては
、ポリアミド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリア
クリル繊維等が用いられるが、染色特性、機械的強度、
耐摩擦特性等に優れたポリアミド繊維が好ましく、さら
にポリアミドの中でもこれら特性の特に優れたナイロン
6やナイロン66の繊維が好ましい。
[作用] 本発明は、生産性を低下させることなく被覆性を向上さ
せるために、糸条繊度が1.5倍以上異なる2種の被覆
用糸を用いること、および、そのうちの糸条繊度が細い
方の糸を内側に、糸条繊度が太い方の糸を外側にそれぞ
れ巻付けることを特徴とするものである。
これに対し従来は、内側の被覆用糸も外側の被覆用糸も
糸条繊度等が同じである同一の糸条を用いていた。しか
し、内側の被覆用系と外側の被覆用糸とでは、芯糸の被
覆効率に差があって、外側の被覆用糸の被覆効率は内側
の被覆用糸の被覆効率に比べかなり高いのであるから、
得られる被覆弾性糸の被覆性向上には外側巻付けの被覆
用糸による被覆性を高めることが重要であるという知見
に基き、本発明に至ったものである。
本発明では、被覆効率の良い外側に用いる被覆 ゛同系
として、その糸条繊度(D2)が内側巻付は糸条(Dl
)の1.5倍以上と太く被覆性の高い糸条を用いている
ので、カバリング撚数を多くしたり、被覆弾性糸の径を
太くしたりすることな(、被覆性を向上することができ
る。この結果、得られる被覆弾性糸の細さや生産性を阻
害することなく被覆性を向上させることができ、すなわ
ち、細さと被覆性とに優れた被覆弾性糸を生産性良く得
ることができる。
これら効果を1ηるためには、それら糸条繊度の差(0
2101)は1.5倍以上であるこζが必要である。し
かし、この外側巻付けの被覆用糸が内側巻付けの被覆用
糸に比しあまりにも太くなりすぎると、内側巻付けの被
覆用糸との巻付はバランスをとることがむずかしくなる
ので、実用上は、1.5≦02/DI≦3.5とするこ
とが好ましい。
また、これら外側巻付けの被覆用糸と内側巻付けの被覆
用糸との糸条繊度は、それらの和が従来のダブルカバリ
ングした被覆弾性糸の場合と同程度、例えば、01 +
02−15〜50デニ一ル程度であればよい。
さらに、外側の被覆用糸のカバリング撚数(T2)は、
例えば1500〜3500t/l程度であればよい。内
側の被覆用糸によるカバリング撚数(T1)は、外側の
被覆用糸によるトルクとのバランスをとるために、外側
被覆用糸のカバリング撚数(T2)よりも大きくするこ
とが好ましく、例えば、T 2 / T 1が0.75
〜0.95程度であればよい。
芯糸の回りに、被覆用糸を巻付ける被覆糸製造は、通常
の被覆糸製造手段、すなわち、芯糸の回りに2本の被覆
用糸を順次外側に撚り方向を変えて二重に巻付けるダブ
ルカバリングによって行なえばよい。なお、これら被覆
用糸の単糸は、その断面形状や単糸繊度が、内側巻付け
と外側巻付けとで異なっていてもよい。外側巻付けには
、非円形断面繊維からなる糸条を用いることが特に好ま
しい。
[実施例および比較例] 20デニール、3フイラメントのスパンブックスミm糸
を3.2倍に伸長しつつ、通常のカバリング機でダブル
カバリング(下撚りZ方向、上撚りS方向)を行なった
。この除用いた被覆用糸およびそのカバリング条件は第
1表の通りであり、被覆用糸には、糸条繊度が異なる2
種のナイロン6フィラメント糸条を組合わせて用い、そ
れらの糸条Ilr!1、単糸数、カバリング撚数を種々
変えて行なった。
得られた被覆弾性糸の被覆性は、拡大鏡を用いて目視に
より次の基準で評価した。
o:  m良     Δ: やや不良O: 良好  
   X: 不良 なお、第1図の被覆弾性糸の拡大写真(12倍)は実施
例1の場合を示し、また、第2図の被覆断面糸の拡大写
真(12倍)は、比較例1の場合を示すものである。
また、被覆弾性糸を製造する際の生産速度でもって、生
産性を評価した。その評価は、前記被覆性の場合と同様
な記号で記した。
第1表 No、   被覆 糸条繊度 単糸数  撚数  ドー
タ 被覆性 生産性 総合□懸(5七永)工土シ1)Δ
匹−−1 比較例1 内側  10   7  3200  20
  0    Δ  ○〜Δ□外褒 −ユΩ−−ヱーヱ
旦ΩΩ−−−−実施例1 内側   7   5  3
200  20  0    Δ   ○□%!!L 
 13  10  2600 −−−−比較例2 内側
  1o    7  2900  20   Δ  
 0 0〜△□ 外タ −ユΩ−−ヱーl丘旦Ω −−
一−M例2  内IM    7   5  2900
  20 0−OQ 〜O◎〜0外側  13  10
  2450 比較例3 内側  20 10 2000 400〜Δ
  0  0□外勇 −2Ω−ユΩ−11互0 −−−
 一実施例3 内側  15   6  2000  
400−0   O◎□外員  25  13  17
塁ユ − −−−この結果かられかるように、糸条繊度
が同一である同種の糸条を用いた従来法による場合(比
較例1.2)では、外側の被覆用糸のカバリング撚数が
高いと被覆性は優れるが生産性が不十分であり、逆に、
低いと生産性は改善されるが被覆性が悪くなるという欠
点があった。
これに対し、本発明にかかる実施例1.2.3の被覆弾
性糸では、撚数を高くしたり、トータル繊度を高くした
りすることなく、被覆性を向上させることができた。
また、比較例1と実施例2との比較かられかるとおり、
本発明による被覆弾性糸はカバリング撚数を大幅に下げ
てもなお、被覆性を改善することができた。
さらに、比較例3と実施例3との比較からもわかるとお
り、本発明にがかる被I弾性糸はトータルiii*が4
0デニールの場合でも有効であり、被覆性、生産性とも
に優れていた。
[発明の効果] 本発明にかかるダブルカバリングした被覆弾性糸は、被
覆効果が高い被覆用糸を、被覆効率の高い外側巻付は用
に用いているので、巻付は数や単糸数を増加させること
なく被覆性を向上させることができる。従って、良好な
生産性で被覆効果の優れた被覆弾性糸どすることができ
る。
また、外側の被覆用糸を太くするとともに内側の被覆用
糸を細くし、その差(D2/DI)を1.5倍以上とし
ているので、トータル繊度を太くすることなく被覆性を
向上させることができ、細い被覆弾性糸を得る場合にも
本発明は有効である。例えば、トータル繊度が20デニ
ール以下のように細繊度である高級な被覆弾性糸の被覆
性を向上させ、被覆性の優れた細繊度被覆弾性糸を生産
性良く製造することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる二重被覆弾性糸(ダブルカバ
リングヤーン)の−例を示す拡大側面写真である。 また、第2図は、従来の二重被覆弾性糸(ダブルカバリ
ングヤーン)を示す拡大側面写真である。 第1図 第2図 5φ 手続ネ甫正書(方式) %式%: 1、事件の表示 昭和59年特許願第227858号 2、発明の名称 ダブルカバリングした被覆弾性糸 昭和60年 2月26日(発送日) 5、補正により増加する発明の数   06、補正の対
象 明細書の「図面の簡単な説明」の欄 7、補正の内容 (1)  明細書第12頁第17行および同頁第20行
「カバリングヤーン)」の次に、 「の繊維の形状」を、各々挿入する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 弾性繊維からなる芯糸に、熱可塑性重合体の長繊維から
    なる被覆用糸を二重に巻付けて形成された被覆弾性糸に
    おいて、外側に巻付けた被覆用糸の糸条繊度は、内側に
    巻付けた被覆用糸の糸条繊度の1.5倍以上であること
    を特徴とするダブルカバリングした被覆弾性糸。
JP22785884A 1984-10-31 1984-10-31 ダブルカバリングした被覆弾性糸 Granted JPS61108741A (ja)

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JPH0250222B2 JPH0250222B2 (ja) 1990-11-01

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0351332A (ja) * 1989-07-17 1991-03-05 Ishikawa Seisakusho Ltd 被覆弾性糸

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5928002U (ja) * 1982-08-12 1984-02-21 川口紙工機械株式会社 梱包結束等における針金切断装置

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