JPS61108517A - ナイロン樹脂反応成形装置 - Google Patents

ナイロン樹脂反応成形装置

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Publication number
JPS61108517A
JPS61108517A JP23106484A JP23106484A JPS61108517A JP S61108517 A JPS61108517 A JP S61108517A JP 23106484 A JP23106484 A JP 23106484A JP 23106484 A JP23106484 A JP 23106484A JP S61108517 A JPS61108517 A JP S61108517A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
caprolactam
caprolactum
epsilon
nylon
Prior art date
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Pending
Application number
JP23106484A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Ishii
石井 正巳
Shinji Nezu
伸治 根津
Chiaki Yamada
千秋 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP23106484A priority Critical patent/JPS61108517A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ε−カプロラクタム、ナトリウムメトキシド
および重合開始剤を、原料として、6−ナイロン樹脂を
成形する装置に関するもので、ε−カプロラクタムの融
解、ナトリウムメトキシドの添加による8−カプロラク
タムのナトリウム塩の合成、重合開始剤の添加、金型内
へのモノマー注入、成形の各操作を連続的に行うことに
より、安価で、しかも品質の変動が少ない6−ナイロン
樹脂成型品を製造する装置に関するものである。
(従来の技術) 6−ナイロンの合成法としては、ε−カプロラクタムを
水を触媒として重合させる加水分解重合法があり、成形
品の製造については、あらかじめ重合しチップ状にされ
た6−ナイロンベレットを成形機で融解して金型内へ圧
入する方法がとられている。
この方法に対し、近年ナイロンRIM法とよばれるアニ
オン重合法を応用した6−ナイロン樹脂成形法がある。
従来のナイロンRIM法では、まず成形機以外の別の装
置でε−カプロラクタムに塩基を反応させ、ε−カプロ
ラクタムの塩を含むナイロン原料(原料Aという)が製
造され、更に重合開始剤および必要に応じて改質剤を含
有するナイロン原料(原料Bという)が製造される。
ナイロン原料AおよびBは成形機の2つの融解タンクに
それぞれ投入され、適当な温度で融解され、前記A、B
2原料は混合された後、金型内に注入され、重合は金型
内で急速に進み、数分程度で6−ナイロン樹脂成形品が
得られる。
しかし、この従来のナイロン中間原料にはこのような問
題点がある。
(1)6−カプロラクタムを融解し、触媒あるいは重合
開始剤を添加した後結晶化させ、これを反応成形装置に
投入し、再び融解、重合、成形を行う、従って8−カプ
ロラクタムの融解は2度行われることになり、省エネル
ギーに適しない。
(2)  ε−カプロラクタムの塩を含む6−ナイロン
中間原料は非常に分解し易く、原料管理について注意深
く適確に行う必要がある。
:       上記問題点を解消す6′″′6′−″
特開昭57−″094641号「急速重合によるポリア
ミド成形品の製造法」には次の製造法が開示されている
。すなわち第2図により説明すれば、ε−カプロラクタ
ムを融解したタンクAに直接、塩基を添加し、夕゛ンク
Bにはε−カプロラクタムに開始剤を添加し、攪拌機C
にて2液を混合した後反応させることにより、アニオン
を生成し引き続いて重合を行い、金型りにて樹脂成形を
行うものである。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら前記製造法は、 (1)  アルカリ金属、アルカリ土類金属及びこれら
の水素化合物を触媒とする場合、これらの触媒は空気中
の水分の影響により失活しやすいので、原料混合時の再
現性に乏しく得られた成形品の品質が安定しなく、また
反応の結果大量の水素ガスが発生するが、これを捕集す
る機能が設けられていないために、発火、爆発の危険が
あり・ (2)  ナトリウムメトキシド、水酸化ナトリウム等
のアルコキシド、水酸化物を触媒とする場合、アルコー
ル、水が生成するが、これらが重合を妨害し、また8−
カプロラクタムとアルコキシド、あるいは水酸化物との
反応を完結させるためには生成したアルコールあるいは
水をタンク外に除去する必要がある。
等の問題点がある。
そこで本発明は、6−ナイロン樹脂は力学的特性にすぐ
れ、軽量であるが、構造材料としては、コストが高いた
めに、ε−カプロラクタムより6−ナイロン樹脂成形品
を製造する場合に、省エネルギーでかつ低コスト製造で
きるナイロン樹脂成形装置をその技術的課題とするもの
である。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、
原材料としてε−カプロラクタム、ナトリウムメトキシ
ド、及び重合開始剤を用いて、6−ナイロン樹脂成形品
を連続的に製造する装置において、6−カプロラクタム
と数モル%のナトリウムメトキシドをAタンクに入れ、
ε−カプロラクタムと少量の重合開始剤をBタンクに入
れ、それぞれのタンクに窒素ガスを入れ、圧力を調整後
、加熱し、Bタンクの液温を攪拌し90℃に維持し、A
タンクの反応を急速に行うために、液温100〜110
℃にして攪拌し、真空ポンプによりAタンク内を減圧す
ることにより、発生したメタノール蒸気と6−カプロラ
クタム蒸気を熱交換器により゛ε−カプロラクタムは還
流し、メチルアルコールは、−195℃にて冷却し、気
体のメタノールを液体にして回収する深冷トラップによ
り除去するものである。
前記熱交換器の作用により、ε−カプロラクタム塩はタ
ンク内に還流し温度を90℃まで下げて、前記両タンク
の液を適量、金型に注入し、6−ナイロン樹脂成形品を
短時間に形成することができ、従って省エネでかつ低コ
ストの装置である。
(作用) 上記技術的手段は次のように作用する。すなわち、Aタ
ンクにて8−カプロラクタムにナトリウムメトキシドを
入れ攪拌し加熱することによりメタノール蒸気が発生し
、真空ポンプで強制的に前記メタノールを深冷トラップ
で除去し、熱交換器でε−カプロラクタムを凝縮し、タ
ンクに還流させることにより、短時間に樹脂成形に適し
たε−カプロラクタム塩を合成することができ、またB
タンクにて6−カプロラクタムに開始剤を投入し加熱し
、AタンクおよびBタンクより適量混合装置を経て、金
型に注入、成形するもので、同一の装置により、触媒の
配合および重合、成形ができ極めて短時間に原材料から
成形品の形成ができるものである。
(実施例) 以下本発明の詳細な説明する。
1はε−カプロラクタムとナトリウムメトキシドの反応
タンクである。2は熱交換器で70℃の温水が流出入し
、3は深冷トラップで一195℃に冷却し、気体のメタ
ノールを液体にして回収するものである。4は真空ポン
プで、タンク5にはε−カプロラクタムと開始剤を入れ
る。6及び7)   1″$AO?、 6°・7°!;
t:f1M’*f!ErZ6゜タンク1及び5は窒素ガ
ス導入が可能で、8は両タンクの液を混合する混合装置
で、9は樹脂成形金型である。
上記装置においてその製法を説明すれば、タンク1にε
−カプロラクタムおよびε−カプロラクタムに対して数
モル%のナトリウムメトキシドを投入する。タンク5に
はε−カプロラクタムおよび重合開始剤を投入する。タ
ンク1及び5内を窒素ガスで置換し、ゲージ圧0.2k
g/−にした後加熱を行い90℃に保つ0次に真空ポン
プ4により反応タンク1内の排気を行い、次に加熱を始
める。温度上昇とともに反応が始まり反応生成物である
メタノールが生じる。液温か上昇し蒸気圧が反応タンク
内圧力に等しくなった時点で沸騰が始まり、メタノール
蒸気および6−カプロラクタム蒸気がさかんに発生する
。メタノール蒸気は熱交換器2で凝縮されず、深冷トラ
ップ3で凝縮し、回収する。−万ε−カプロラクタム蒸
気は、温水的70℃の熱交換器2で凝縮し、タンク1に
還流する。タンク1の加熱を更に行い、メタノールの発
生が止まるまで行った後、液温を90℃に下げ窒素ガス
をタンク内に導入しゲージ圧0.2kg/cdに保つ。
以上の操作が終了した後、混合機8により両タンク内の
液を混合し金型9に注入する。金型内で重合は急速に進
み、数秒〜数分で6−ナイロン樹脂成形品を得る。6−
ナイロン成形品め力学的特性、重合時間は使用する重合
開始剤の種類、量、ナトリウムメトキシドの添加量、金
型温度等の重合条件を適当に選択することにより容易に
変化させることが可能である。
(実施例−1) タンク容積−501、熱交換機運転温度−75℃、深冷
トラップ−液体窒素により冷却、金型温度−165℃、
以上のような装置の仕様において、タンク5に含水量0
.01%以下の6−カプロラクタム60瞳と、N−アセ
チル−ε−カプロラクタム1 kgを投入した、タンク
内を窒素ガスで置換し、ゲージ圧0.2kg/cdに調
整した、加熱を開始し液温90℃に維持した。タンク1
に含水量0.01%以下のε−カプロラクタム60kg
とナトリウムメトキシド580gを投入し、タンク内を
排気した後、加熱を始めた。なお操作中タンク1内の圧
力は3鶴Hgで一定にコントロールした、液温は120
〜123℃まで上昇した後、一定値を示したので、この
状態を5分間維持した。
次に液温を90℃まで下げ、窒素ガスを導入し、ゲージ
圧0.25kg/aJに調節した、混合器8により、両
タンクの液を等量で混合し金型9に注入した。この結果
、重合成形は約3分で完了し、良好な6−ナイロン樹脂
成型品を得た。
〔発明の効果〕
本発明は、次の特有の効果を生じる。すなわち、可燃性
ガス及び蒸気がタンク外に散逸することなく、捕集され
るので、発火、爆発の危険性がなく、さらに本性で用い
られる触媒のナトリウムメトキシドは、ナトリウム等の
触媒に比べ、危険性がはるかに少ないために、安全に運
転を行うことができ、また空気中で比較的安定であるた
めに再現性よいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の簡略した説明図であり、第2図は従
来例の説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一方のタンクにε−カプロラクタムとナトリウムメトキ
    シドを混合し、他方のタンクにε−カプロラクタムと重
    合開始剤を混合し、前記両タンクからの2液を混合し、
    金型内にて急速に重合させて成形を行う6−ナイロン樹
    脂成形品を製造する装置において、ε−カプロラクタム
    とナトリウムメトキシドを混入したタンクに熱交換器及
    び深冷トラップを接続し深冷トラップと真空ポンプにて
    前記タンクより発生するメタノールを回収し、前記熱交
    換器にてε−カプロラクタムをタンクへ還流させるナイ
    ロン樹脂反応成形装置。
JP23106484A 1984-10-31 1984-10-31 ナイロン樹脂反応成形装置 Pending JPS61108517A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446140B1 (ko) * 2001-08-24 2004-08-30 주식회사 삼정화학 단량체 캐스트 나일론(monomer cast nylon)봉상체(棒狀體)의 제조방법 및 그 장치
JP2015155757A (ja) * 2009-03-17 2015-08-27 クワドラント エーペーペー アクチェンゲゼルシャフトQuadrant Epp Ag 複合歯車ブランクおよび複合歯車ブランクの製造方法

Cited By (3)

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