JPS61107561A - 芯振れ調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ディスク中心穴の偏心やターンテーブルの偏
心等に基づく芯振れを減少させるコンパクトディスクプ
レーヤ等におけろ芯振れＵ！４整装置に関する。

〈従来技術〉 コンパクトディスクプレーヤにおいては、１゜６μｍピ
ッチのトララフ上に正しくビームスポットを位置決めす
ると共に、ディスクの回転に応じてスポットをして該ト
ラック上を正しく移動させなければならない。そして、
位置決め精度は±０．１μｍ以内に制御しなければなら
ず、又最大±７０μｍ迄の位Ｗ！誤差を補正できなくて
はならない。このため、コンパクトディスクプレーヤに
はトラッキングサーボ機構が設けられ、スポット位置と
トラック間の偏差に応じた電圧値を有するトラッキング
エラー信号を発生し、該トラッキングエラー信号を用い
てサーボ制御を行ってビームスポットをトラックの真上
（ご位置決めすると共に、ディスクの回転に応じて該ス
ポットをして正しくトラνりを追跡させるようにしてい
る。

〈発明が解決しようとしている問題点〉かかるトラッキ
ングサーボによれば、第３図に示すようにディスクＤＫ
上のトラックＴＫ（点線は理想的なトラック）に製造の
過程でひずみが発生しても、あるいは第４図に示すよう
にトラック中心ＴＣとディスク穴ＨＬの中心ＨＣ間にδ
の偏心があっても　（ディスクの偏心という）、更には
ターンテーブルの回転軸にセンターずれが生じても　（
このセンターずれをターンテーブルの偏心という）正し
くトランクを追従できるようになっている。

しかし、ディスクの偏心とターンテーブルの偏心が加算
される方向にディスクが装着される場合には、芯振れが
大きくなり位置補正できる限界に近い状態になる。かか
る場合、通常の良品のディスクでは正しくトラックを追
従することができるが、ゴミやホコリが付いたディスク
あるいはキズが付いたディスクではトラックジャンプを
発生するという問題があった。

以上から本発明の目的は、芯振れが大きくなっても、該
芯振れを許容値以下にすることができ、従って常に安定
したトレースができる芯振れ調整装置を提供することで
ある。

く問題点を解決するための手段〉 本発明の芯振れ調整装置は、トラッキングエラー信号に
含まれている低周波信号成分を芯振れ信号として出力す
る低域フィルタと、前記低周波信号成分と芯振れ許容値
とを比較する比較器と、ディスクを適宜ターンテーブル
より分離及び装着するディスク着脱機構と、芯振れ許容
値を設定すると共にターンテーブルとディスクの相対位
置関係をｍ整して芯振れ量を制御する制御部を有して構
成される。

〈作用〉 ディスクのリードインエリアに記録されている情報読み
取り時に、トラッキングエラー信号に含まれている低周
波信号成分を芯振れ信号として低域フィルタを介して出
力し、該低周波信号成分と予め設定されている許容値と
を比較し、低周波信号成分が許容値より大きい場合には
ディスク着脱機構を動作させてディスクをターンテーブ
ルから分離し、この状態でターンテーブルを所定角度回
転させ、しかる後ディスク着脱機構を動作してディスク
をターンテーブルに装着し、これによりターンテーブル
とディスクの位置関係を調整し、以後低周波信号成分が
許容値以下となる迄上記動作を繰り返えす。

〈実施例〉 第１図は本発明の実施例であるコンパクトディスクプレ
ーヤの要部ブロックであり、図中１はコンパクトディス
ク、２は光ピツクアップ、３は波形処理回路、４は信号
処理回路、５はＤＡコンバータ、６はオーディオ回路、
７は回転速度制御部、８はスピンドルモータ、９はトラ
ッキング制御部、１０はフォーカシング制御部、１１は
ディスプレイ装置、１２は芯振れ調整装置である。

コンパクトディスク１には音響信号がデジタルで記録さ
れ、所定データ数毎にフレーム同期信号やサブコーディ
ングと称せられる制御データが記録されている。光ピツ
クアップ２は光学的にコンパクトディスク１上に記録さ
れているデジタル情報を読み取って波形処理回路３に入
力する。波形処理口＃１３は光ピツクアップ２の出力で
あるＲＦ信号を増幅すると共に、所定のスライスレベル
で波形整形し、波形整形して得られた信号（ＥＦＭ信号
という）を信号処理回路４に入力する。信号処理回路４
はＥＦＭ信号を復調すると共に、音響データ、サブコー
ディングを分離し、音響データに誤り検出／訂正処理を
施した後、ＤＡコンバータ５でＤＡ変換してオーディオ
回路６に出力する。

又、信号処理回路４はサブコーディングのＱチャンネル
を分析して現在面の曲番、曲毎の経過時間、トータルの
経過時間等を示すデータを抽出してディスプレイ装置１
１に適宜表示する。

回転速度制御部７のＣＬＶ回路７ａはＥＦＭ信号と信号
処理回路４内蔵の水晶発振器から発生する４、　３２１
８Ｍ　Ｈｚのクロック信号ＣＬＳとを用いてスピンドル
モータ８を線速一定で回転させるための駆動信号ＳＭＤ
を発生し、駆動回路７ｂは該駆動信号に基づいてスピン
ドルモータ８を回転する。

トラッキング制御部９のトラッキング信号演算部９ａは
光ピツクアップ２から導かれた検出信号を用いてトラッ
キングエラー信号を発生してトラッキングアクチュエー
タ駆動回路９ｂに印加し、トラッキングアクチュエータ
駆動回路９ｂは図示しないトラッキングアクチュエータ
を駆動して対物レンズＯＢＬを水平方向に移動し、レー
ザビームのスポットがピット中心に来るように制御する
。

フォーカシング制御部１０の７オーカスエラー、　　　
　　　信号演算部１０ａは光ピツクアップ２から導かれ
た検出信号を用いてフォーカスエラー信号を発生してフ
ォーカスアクチュエータ駆動回路１０ｂに印加し１フオ
一カスアクチニエータ駆動回路１０ｂは図示しないフォ
ーカスアクチュエータを駆動して対物レンズＯＢＬをデ
ィスク信号面ＤＳに対して垂直方向に相対的に移動させ
、ディスク信号面が焦平面となるように制御する。

ところで、以上の構成は従来装置と何等変わるところは
なく、演奏時（プレイ時）には回転速度制御部７により
線速一定のサーボ制御が行われ、又トラッキング制御部
９によりトラッキングサーボ制御が、更にはフォーカシ
ング制御部１０によりフォーカシングサーボ制御がそれ
ぞれ行われ、これによりコンパクトディスク１から光ピ
ツクアップ２により音響データ等が正確に読み取られ、
信号処理回路４を介してオーディオ回路６から音楽等が
出力されろ。

しかし、前述のようにディスクの偏心とターンテーブル
の偏心とが加算されるように該ディスクがプレーヤに装
着されている場合には、芯振れが大きくなり安定したト
レースを行うことができず、ディスクに付着したゴミや
ホコリにより、あるいはキズによりトラックジャンプな
どの誤動作を生じる。

そこで、本発明においては更に芯振れ調整装置１２を設
けている。

芯振れ調整装置１２は低域フィルタ１２ａ、マイコン１
２ｂ１比較器１２ｃ、クラッチ駆動回路１２ｄ１コンパ
クトデイスク１を適宜ターンテーブル１３から分離し、
あるいは装着するディスク着脱機構１２ａを有している
。

低域フィルタ１２ａばトラッキングＩ１１御部９から出
力されるトラッキングエラー信号ＴＲＥを印加され、デ
ィスク信号面ＤＳのリードインエリアに記録されている
情報読み取り時において該トラッキングエラー信号ＴＲ
Ｅに含まれている低周波信号成分を芯振れ信号Ｃ５Ｓと
して出力する。尚、偏心による影響はほぼ回転周期で発
生し、ｌＯＨ２以下の低周波成分が主になるから、低域
フィルタ１２ａからは１０Ｈｚ以下の低周波信号成分を
出力するように構成する。

マイコン１２ｂは芯振れの許容量に相当する電圧値（許
容値）ｖＡを設定出力すると共に、芯振れ調整動作を制
御し、芯振れ信号Ｃ３Ｓの値ｖｃが許容値以下になれば
芯振れ調整動作を終わらせる。

比較器１２ａは芯振れ信号値ｖ０と許容値ｖＡを比較し
、その比較結果をマイコン１２ｂとクラッチ駆動回路１
２ｄに出力する。

ディスク着脱機構１２ｅは第２図に示すように、コンパ
クトディスク１の外周を支持するクラッチアームＣＬＡ
と、クラッチアーム〇ＬＡをターンテーブル１３の軸方
向、換言すれば図中矢印方向に上下させるクラッチソレ
ノイドＣＬＳと、クラッチアームＣＬＡ下降時（点線参
照）にコンパクトディスク１をターンテーブル１３にク
ランプするクランパ機構ＣＬＭとを有している。尚、ク
ランパ機構ＣＬＭはクランパＣＬＰ、バネＳＰＲ。

クランプアームＣＡＭで構成されている。クラッチソレ
ノイドＣＬＳの励磁をオフするとクラッチアームＣＬＡ
は第２図点線位置迄下降し、これｌζよりコンパクトデ
ィスク１はターンテーブル１３に嵌め込まれ、クランパ
ＣＬＭのスプリング力により該ターンテーブルにクラン
プされる。従って、演奏時にはソレノイドＣＬＳをオフ
しておくことによりコンパクトディスク１はターンテー
ブル１３と一体に回転することになる。一方、コンパク
トディスク１をターンテーブル１３から分離するには、
逆にクラッチソレノイドＣＬＳを励磁すればよい。すな
わち、クラッチソレノイドＣＬＳを励磁すると、クラッ
チアームは第２図点線位置から実線位置迄上昇し、上昇
の過程で腕部ＡＲＭがコンパクトディスク１を持ち上げ
、該コンパクトディスクをターンテーブル１３から分離
する。

さて、コンパクトディスク１のリードインエリアに記録
されている情報読み取り時に、低域フィルタ１２＆はト
ラッキングエラー信号ＴＲＥに含まれている低周波信号
成分（芯振れ信号）Ｃ８Ｓを出力する。比較器１２ｃは
予め、マイコン１２ｂから設定されている許容値ｖＡと
芯振れ信号値ｖｔの大小を判別し、その結果をマイコン
１２ｂに入力する。マイコン１２ｂは ＶＣ≦ｖＡ であれば芯振れｔｌｉ整制御を実行しない。しかし、Ｖ
　）Ｖ であれば、マイコン１２ｂは回転制御部７にスピンドル
モータ停止指令を入力し、スピンドルモータ８の回転を
停止する。しかる後、マイコン１２ｂはクラッチ駆動回
路１２ｄに駆動イネーブル信号ＤＥＳを入力する。これ
により、クラッチ駆動回路１２ｄはクラッチソレノイド
ＣＬＳ　（第２図参照）を励磁する。

クラッチソレノイドＣＬＳが励磁されれば、前述のごと
くクラッチアームＣＬＡは上昇し、コンパクトディスク
１はターンテーブル１３から分離する。

しかる後、マイコン１２ｂは一定角度ターンテーブル１
３を回転させるための回転指令を回転制御部７に入力す
る。回転指令が入力されると駆動回路７ｂは一定幅のパ
ルスをスピンドルモータ８に印加してターンテーブル１
３を一定角度回転さ　　　　　　。

せ、コンパクトディスク１に対する回転方向位置を調整
する。

以上の回転方向位置調整が終了すれば、マイコン１２ｂ
はクラッチ駆動回路１２ｄに入力していた駆動イネーブ
ル信号ＤＥＳを落とす。これにより、クラッチソレノイ
ドＣＬＳの動磁がオフとなるから、クラッチアームＣＬ
Ａは第２図点線位置迄下降し、コンパクトディスク１を
ターンテーブル１３に嵌め込み、クランパ機構ＣＬＭに
よゆ該ターンテーブルにクランプする。

コンデイス１の装着後、マイコン１２ｂは通常の回転指
令を回転制御部７に入力しスピンドルモータ８を一定速
度で回転させる。

以後、再び低域フィルタ１２ａから出力されている芯振
れ信号値Ｖ。と許容値ｖＡとを比較し、ｖｃ≦ｖＡとな
る迄上記動作を繰り返す。

〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、トラッキングエラ
ー信号に含まれている低周波信号成分を芯振れ信号とし
て出力する低域フィルタと、前記低周波信号成分と芯振
れ許容値とを比較する比較器と、ディスクを適宜ターン
テーブルより分離及び装着するディスク着脱機構と、芯
振れ許容値を設定すると共にターンテーブルとディスク
の相対位置関係を調整して芯振れ量を制御する制御部を
を設け、ディスクのリードインエリアに記録されている
情報読み取り時に、トラッキングエラー信号に含まれて
いる低周波信号成分を芯振れ信号として低域フィルタを
介して出力し、該低周波信号成分と予め設定されている
許容値とを比較し、低周波信号成分が許容値より大きい
場合にはディスク着脱機構を動作させてディスクをター
ンテーブルから分離し、この状態でターンテーブルを所
定角度回転させ、しかる後ディスク着脱機構を動作して
ディスクをターンテーブルに装着し、これによりディ′
スクのターンテーブル対する回転方向位置を［１するよ
うに構成したから、最初ディスクの偏心とターンテーブ
ルの偏心とが加算されて芯振れ量が大きい状態であって
も、ディスクの位置調整によりディスクの偏心とターン
テーブルの偏心とが加算しあわないようにすることがで
き、このため芯振れ量を許容値以下にすることができ、
従ってディスクにゴミやホコリが付着し、あるいはキズ
が付いてもトレースジャンプが生じず、安定したトレー
スができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかる芯振れ調整装置を含むコンパク
トディスクプレーヤのブロック図、第２図は本発明にか
かるディスク着脱機構の概略説明図、第３図及び第４図
は芯振れ発生原因説明図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ディスク中心穴の偏心やターンテーブルの偏心等
   に基づく芯振れを減少させる芯振れ調整装置において、
   トラッキングエラー信号に含まれている低周波信号成分
   を芯振れ信号として出力する低域フィルタと、前記低周
   波信号成分と芯振れ許容値とを比較する比較器と、ディ
   スクを適宜ターンテーブルより分離及び装着するディス
   ク着脱機構と、前記低周波信号成分が許容値より大きい
   場合にはディスク着脱機構を動作させてディスクをター
   ンテーブルから分離し、この状態でターンテーブルを所
   定角度回転させ、しかる後ディスク着脱機構を動作して
   ディスクをターンテーブルに装着し、以後低周波成分が
   許容値以下となる迄上記動作を繰り返す制御部とを有す
   ることを特徴とする芯振れ調整装置。
2. （２）前記ディスク着脱機構は、ディスク外周を支持す
   るクラッチアームと、クラッチアームをターンテーブル
   の回転軸方向に移動させるクラッチアーム駆動部とを有
   し、クラッチアームを持ち上げてディスクをターンテー
   ブルから分離することを特徴とする特許請求の範囲第（
   １）項記載の芯振れ調整装置。