JPS61107536A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPS61107536A
JPS61107536A JP59229637A JP22963784A JPS61107536A JP S61107536 A JPS61107536 A JP S61107536A JP 59229637 A JP59229637 A JP 59229637A JP 22963784 A JP22963784 A JP 22963784A JP S61107536 A JPS61107536 A JP S61107536A
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JP
Japan
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recording medium
magnetic recording
magnetic
whiskers
magnetic layer
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Pending
Application number
JP59229637A
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English (en)
Inventor
Takahito Miyoshi
孝仁 三好
Masaaki Fujiyama
正昭 藤山
Goro Akashi
明石 五郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、非磁性支持体と磁性層よりなる磁気記録媒体
の改良に関する。
[発明の背景および従来技術の説明] 一般にオーディオ用、ビデオ用あるいはコンピュータ用
等の磁気記録媒体(以下磁気テープと記載することもあ
る)として、γ−Fe 203、CO含有磁性酸化鉄、
CrO2などの針状結晶からなる強磁性粉末を結合剤(
バインダ)中に分散させた磁性層を非磁性支持体上に設
けた磁気記録媒体が用いられている。しかしながら最近
、特に高密度記録への要求が高まり、これらの強磁性粉
末に代って強磁性合金粉末を使用した磁気テープが使用
されるようになってきている。
強磁性合金粉末は、抗磁力(Hc)および残留磁束密度
(Br)が高いため高密度記録ができること、また温度
に対して安定であることなどの理由により、従来から使
用されている計測用およびコンピュータ用の磁気記録媒
体の他に、高密度記録化が進んでいるビデオテープ用あ
るいはオーディオテープ用の磁気記録媒体としても注目
されている。強磁性合金粉末は、微粒子化することによ
りさらに高密度の記録が可能となることが知られている
しかしながら、特に強磁性合金粉末は硬度が低いため、
これを用いた磁気記録媒体の磁性層の走行耐久性が充分
でなく、磁性層表面の傷の発生あるいは強磁性粉末の磁
性層からの脱落など起きやすく、従ってドロップアウト
が発生しやすいとの問題がある。このように磁性層から
脱落した強磁性粉末は磁気ヘッドの目詰まりの原因とな
る。また磁性層の走行耐久性が低いと、特に静止画像を
   □連続的に再生する条件下(スチルモード)にお
ける磁性層の寿命(スチルライフ)が低下することにな
る。                      □
従来より磁性層の走行耐久性を向上させるための対策と
しては、磁性層にコランダム、炭化ケイ素、酸化クロム
などの研磨材(硬質粒子)を添加する方法が提案されて
いるが、磁性層の走行耐久性を向上させる目的で磁性層
に研磨材°を添加する場合には、研磨材を相当多量に添
加しなければその添加効果が現れにくい。しかし、研磨
材を多量添加した磁性層は、磁気ヘッドを著しく摩耗さ
せる原因となり、また磁気変換特性に関しても好ましい
とは言えないとの問題がある。また、磁性層に添加され
た研磨材が脱落する傾向もあり、これもまた磁気ヘッド
の目詰まりの原因となる。
すなわち、従来知られている磁性層の走行耐久性向上の
対策は、得られる磁気記録媒体の特性および磁気ヘッド
などに与える影響を考慮すると充分なものということが
できない。そして、この問題は、従来から利用されてい
るγ−Fe、O,、CO含有磁性酸化鉄、CrO2など
の強磁性粉末を用いた磁気記録媒体においても当然改良
が望まれる問題であるが、特に硬度が充分でない強磁性
合金粉末を用いた磁気記録媒体については重大な問題と
なっている。
[発明の目的] 本発明は、磁性層の走行耐久性が改良された磁気記録媒
体を提供することを特徴とする特に本発明は、強磁性合
金粉末を利用する磁気記録媒体において問題となる走行
耐久性の不充分さを改良することを目的とする。
[発明の要旨] 本発明は、非磁性支持体と、該支持体上に結合剤中に分
散された強磁性粉末を含む磁性層を有する磁気記録媒体
において、該磁性層が針状比50:1以上のウィスカー
を含むことを特徴とする磁2記録媒体を提供するもので
ある。
本発明は、従来から一般的に用いられている強磁性粉末
を含む?i%記録媒体についても有効であるが、特に上
記強磁性粉末として比表面積が40m1/g以上の強磁
性合金粉末を使用した磁気記録媒体に対して有効である
本発明の磁気記録媒体は走行耐久性が高く、磁気ヘッド
との接触時にも強磁性粉末が脱落しにくいため、磁気ヘ
ッドの目詰まりなどの磁気記録および再生などにおいて
問題となる好ましくない現象が発生しにくいとの利点が
ある。また、本発明の磁気記録媒体はスチルモードなど
の過酷な条件下においても磁性層の破損、表面の傷の発
生などが起きにくいため、スチルライフが長いとの利点
を有する。
[発明の詳細な記述] 本発明における磁気記録媒体は、非磁性支持体と、結合
剤中に分散された磁性体からなる磁性層がこの非磁性支
持体上に設けられた基本構造を有するものである。
本発明で使用する非磁性支持体には特に制限はなく、通
常使用されているものを用いることができる。非磁性支
持体を形成する素材の例としては、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエ
チレンナフタレート、ポリアミド、ポリアミドイミド、
ポリイミド1    などの各種の合成樹脂フィルム、
およびアルミ箔、ステンレス箔などの金属箔を挙げるこ
とができる。また、非磁性支持体の厚さにも特に制限は
ないが、一般には3〜501Lm、好ましくは5〜30
ルmである。
非磁性支持体は、後述する磁性層が設けられていない側
にバック層(バッキング層)が設けられたものであって
も良い。
本発明の磁気記録媒体は、上述したような非磁性支持体
上に強磁性粉末が結合剤中に分散された磁性層が設けら
れたものである。
使用される強磁性粉末に特に制限はない。強磁性粉末の
例としては、鉄を主成分とする強磁性合金微粉末、y−
Fe20=、Fe 、0.、Co変性酸化鉄の他、変性
バリウムフェライトおよび変性ストロンチウムフェライ
トなどを挙げることができる0本発明は、特に、鉄、コ
バルトあるいはニッケルを含む強磁性合金粉末であって
、その比表面積が40m’/g以上の強磁性合金粉末を
磁性粉末として使用する際にその効果が顕著に現れる。
この強磁性合金粉末の例としては、強磁性合金粉末中の
金属分が75重量%以上であり、そして金属分の80重
量%以上が少なくとも1種類の強磁性金属あるいは合金
(例、Fe、Co、Ni、Fe−Co、Fe−Ni、G
o−Ni、Co −Ni−Fe)であり、該金属分の2
0重量%以下の範囲内で他の成分(例、Al、Si、S
、Sc、Ti、■、Cr、Mn、Cu、Zn、Y、Mo
、Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、
W、Re、Au、Hg、Pb。
Bi、La、Ce、Pr、Nd、B、P)を含むことの
ある合金を挙げることができる。また、上記強磁性金属
分が少量の水、水酸化物または酸化物を含むものなどで
あってもよい、これらの強磁性金属粉末の製造方法は既
に公知であり、本発明で用いる強磁性粉末の代表例であ
る強磁性合金粉末についてもこれら公知の方法に従って
製造することができる。
すなわち、強磁性合金粉末の製造方法の例としては、下
記の方法を挙げることができる。
(a)複合有機酸塩(主としてシュウ酸基)を水素など
の還元性気体で還元する方法:(b)酸化鉄を水素など
の還元性気体で還元してFeあるいはFe−Co粒子な
どを得る方法;(C)金属カルボニル化合物を熱分解す
る方法; (d)強磁性金属の水溶液に水素化ホウ素ナトリウム、
次亜リン酸塩あるいはヒドラジンなどの還元剤を添加し
て還元する方法; (e)水銀陰極を用い強磁性金属粉末を電解析出させた
のち水銀と分離する方法; (f)金属を低圧の不活性気体中で蒸発させて微粉末を
得る方法。
強磁性合金粉末を使用する場合に、その形状にとくに制
限はないが通常は針状、粒状、サイコロ状、米粒状およ
び板状のものなどが使用される。
この強磁性合金粉末の比表面積(S BET)は40m
″/g以上であることが好ましく、ざらに45m′/g
以上のものを使用することが特に好ましい。
本発明の磁性層の形成に使用される結合剤には特に制限
はなく、通常使用されている熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂および反応型樹脂などを使用することがきる。これら
の樹脂を単独であるいは混合して使用することができる
熱可塑性樹脂としては、一般には平均分子量が1万〜2
0万1重合度が約200〜2000程度のものが使用さ
れる。このような熱可塑性樹脂の例としては、塩化ビニ
ル/酢酸ビニル共重合体樹脂(例、塩化ビニル/酢酸ビ
ニル共重合体、塩化ビニル/酢酸ビニル/ビニルアルコ
ール共重合体、塩化ビニル/酢酸ビニル/マレイン酸共
重合体)、塩化ビニル/塩化ビニリデン共重合体、アク
リル樹脂(例、塩化ビニル/アクリロニトリル共重合体
、塩化ビニリデン/アクリロニトリル共重合体、(メタ
)アクリル酸エステル/アクリロニトリル共重合体、(
メタ)アクリル酸エステル/塩化ビニリデン共重合体、
(メタ)アクリル酸エステル/スチレン共重合体、ブタ
ジェン/アクリロニトリル共重合体)、セルロース誘導
体(例、セルロースアセテートブチレート、セルロース
トリアセテート、セルロースプロピオネート、ニトロセ
ルロース、酢酸セルロース) 、 各種の合成ゴム系の
熱可塑性樹脂(ポリブタジェン、クロロプレン、ポリイ
ソプレン、スチレンブタジェン共重合体)、ウレタンエ
ラストマー、ポリフッ化ビニル、ポリアミド樹脂、ポリ
ビニルブチレート、スチレン/ブタジェン共重合体およ
びポリスチレン樹脂などを挙げることができ、これらを
単独であるいは混合して使用することができる。
熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、一般に塗布液
の状態で平均分子量が20万以下の樹脂であり、塗布後
に、縮合反応あるいは付加反応などにより分子量がほぼ
罵限大になる樹脂が使用される。ただし、これらの樹脂
が加熱硬化樹脂である場合、硬化に至る過程における加
熱により樹脂が軟化または溶解しないものであることが
好ましい、このような樹脂の例としては、フェノール/
ホルマリンφノボラック樹脂、フェノール/ホルマリン
・レソール樹脂、フェノール/フルフラール樹脂、キシ
レン/ホルムアルデヒド樹脂、尿素□ 樹脂、メラミン樹脂、乾性油変性アルキッド樹脂、フェ
ノール樹脂変性アルキッド樹脂、マレイン酸樹脂変性ア
ルキッド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂
と硬化剤(例、ポリアミン、酸急水物、ポリアミド樹脂
)の組合せ、末端インシアネートポリエーテル湿気硬化
型樹脂、ポリインシアネートプレポリマー(例、ジイソ
シアネートと低分子量トリオールとの反応生成物である
一分子内に3個のインシアネート基を有する化合物、ジ
イソシアネートのトリマーおよびテトラマー)、ポリイ
ンシアネートプレポリマーと活性水素を有する樹脂(例
、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、
アクリル酸共重合体、マレイン酸共重合体、2−ヒドロ
キシエチルメタアクリレート共重合体、p−ヒドロキシ
スチレン共重合体)の組合わせなどを挙げることができ
、これらを単独であるいは混合して使用することができ
る。
結合剤の使用量に特に制限はないが、強磁性粉末100
重量部に対して、一般には10〜100重量部の範囲、
好ましくは15〜50重量部の範囲で使用される。
本発明は磁気記録媒体の磁性層にウィスカー(ホイスカ
ともいう)を含有させることを主な特徴とするものであ
る。
本発明の磁気記録媒体の磁性層には、針状比(ウィスカ
ーの長さ:ウイスカーの直径)が50:1以上のウィス
カーが含有されていることが必要である。特に本発明で
使用するウィスカーは、針状比80:1〜300:lの
ものが好ましい。
ウィスカーの平均長さに特に制限はないが、一般には5
.0〜1oooルmの範囲、好ましくは、5.0〜30
01Lmのものが使用される。
磁性層に上記のウィスカーを含有させることにより、ウ
ィスカーが磁性層の結合剤の補強材として作用して磁性
層の強度が向上する。従って、磁性層表面の傷の発生、
強磁性粒子の脱落などを効果的に防止する。
また、本発明の磁気記録媒体を用いた場合、それに接触
する磁気ヘッドの目詰まりが発生しにくいとの利点があ
る。この理由としては、磁性層に含有させたウィスカー
の一部が磁性層の表面からその一部を突き出した状態で
磁性層に含有されており、このウィスカーの突出部が研
磨部として作用し、磁気ヘッド面に付着した磁性層剥離
物(強磁性粒子〕の固着、堆積(ヘッド目詰まり)を軽
減するものと推測される。
なお、ウィスカーの針状比が50:1未満であるとは、
ウィスカーの長さが直径の50倍より小さいものである
ことを意味し、この場合、特に結合剤に対する補強剤と
しての作用が不充分となるため、磁性層の走行耐久性の
向上が充分達成しにくい。
本発明で使用するウィスカーの種類に特に制限はない、
使用することができるウィスカーの例としては、α−A
文203 (サファイア)、Be0(ベリリア)、B4
C、SiC、黒鉛、Cu、Si、N、、TiCなどから
なる繊維状物を挙げることができ、これらのウィスカー
を単独で、あd    るいは二種類以上を併用するこ
ともできる。特に導電性を有するウィスカー(たとえば
、主として導電性の金属成分よりなるウィスカー)を使
用することにより磁性層に帯電防止効果を付与する゛こ
とができ好ましい。
また、ウィスカーの製造方法などに特に制限はなく公知
の方法に従って製造したものを使用することができる。
ウィスカーの添加量に特に制限はないが、強磁性粉末に
対して、一般には10重量%以下、好ましくは0.1〜
8重量%の範囲、更に好ましくは0.2〜7重量%の範
囲で磁性層に添加される。
ウィスカーの含有率が多すぎる場合には、必然的に結合
剤あるいは強磁性合金粉末などの強磁性粉末の含有率を
低下させることとなる。従って、このような場合には、
磁性層の強度がかえって低下することもあり、また電磁
変換特性が低下する場合もある。
本発明の磁気記録媒体は、磁性層に上記のウィスカーの
他に、更に粒状充填材(たとえば、公知の無機もしくは
有機充填材〕を添加することもで    □きる。使用
する粒状充填材に特に制限はなく、平均粒径が0.01
−0.8ルmの範囲、好ましくは0.06〜0.4JL
mの範囲の通常使用されている粒状充填材を使用するこ
とができる。上記の粒状充填材の例としては、黒鉛、二
硫化タングステン、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、酸化
アルミニウム、酸化鉄、二酸化チタン、酸化マグネシウ
ム、酸化亜鉛、酸化カルシウム、リトポンおよびタルク
などの粒子、その外、研磨材として用いられる粒子を挙
げることができ、これらを単独であるいは混合して使用
することができる。
粒状充填材として、上記以外にもカーボンブラック(特
に、平均粒径が0.015〜0.2u−mのもの)など
も好ましく使用することができる。
粒状充填材の含有量に特に制限はないが1通常は、ウィ
スカーと粒状充填材との合計が瘍常使用される粒状充填
材の含有量(強磁性粉末100重量部に対して0.2〜
10重量部)とほぼ同程度となるように添加される。
本発明の磁気記録媒体の磁性層の製造に際しては、先ず
ウィスカー、強磁性合金粉末などの強磁性粉末および結
合剤、および必要に応じて粒状充填材を溶剤と混練し磁
性塗料とする。
混練の際に使用する溶剤に特に制限はなく、通常磁性塗
料の調製に使用されている溶剤を使用することができる
混練の方法にも特に制限はなく、また各成分の添加順序
などは適宜設定することができる。
磁性塗料の調製には通常の混練機、たとえば、三木ロー
ルミル、三木ロールミル、ボールミル、ペブルミル、ト
ロンミル、サンドグライダ−、セグバリ(Szegva
ri)アトライター、高速インペラー分散機、高速スト
ーンミル、高速度衝愁ミル、ディスパー、ニーグー、高
速ミキサー、ホモジナイザーおよび超音波分散機などを
挙げることができる。
混線分散に関する技術の詳細は、ティ・シーΦパットン
(T、C,PATTON)著ペイント・フロー・アンド
・ピグメント・ディスパージョン(PaintFlaw
  and Pigment Dispersion)
  [1984年ジ 7ソ・ウィリー・アンド・サンプ
(John Wiley &5ons )社発行]に記
載されている。また、米国特許第2,581,414号
および同第2.855.156号などの明細書にも記載
がある0本発明においても上記の文献などに記載された
方法に準じて混錬分散を行ない磁性塗料を調製すること
ができる。
磁性塗料を調製する際には、分散剤、帯電防止剤、潤滑
剤等の公知の添加剤を併せて使用することもできる。
分散剤の例としては、炭素数12〜18の脂肪酸(例、
カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸。
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、エライジン酸、リノール酸、リルン酸、ステアロー
ル酸)、上記脂肪酸とアルカリ金属(例、リチウム、ナ
トリウム、カリウム)またはアルカリ土類金属(例、マ
グネシウム、カルシウム、バリウム〕とからなる金属石
鹸、上記の脂肪酸のエステルおよびその化合物の水素の
一部あるいは全部をフッ素原子で置換した化合物、上記
の脂肪酸のアミド、脂肪族アミン、高級アルコール、ポ
リアルキレンオキサイドアルキルリン酸エステル、アル
キルリン酸エステル、アルキルホウ酸エステル、サルコ
シネート類、アルキルエーテルエステル類、トリアルキ
ルポリオレフィンオキシ第四級アンモニウム塩およびレ
シチンなどの公知の分散剤を挙げることができる1分散
剤を使用する場合、通常は使用する結合剤100重量部
に対して0.5〜2.0重量部の範囲で使用される。
帯電防止剤の例としては、カーボンブラック、カーボン
ブラックグラフトポリマーなどの導電性微粉末:サポニ
ンなどの天然界面活性剤;アルキレンオキサイド系、グ
リセリン系およびグリシドール系などのノニオン性界面
活性剤;高級アルキルアミン類、第四級アンモニウム塩
類、ピリジンその他の複素環化合物の塩類、ホスホニウ
ムまたはスルホニウム類などのカチオン性界面活性剤;
カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸
エルテル基等の酸性基を含むアニオン性界面活性剤ニア
ミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコールのf
E酸または燐酸エステル類等の両性活性剤などを挙げる
ことができるゆ帯電防止剤として上記の導電性微粉末を
使用する場合には、たとえば結合剤100重量部に対し
て0.2〜20重量部の範囲で使用され、界面活性剤を
使用する場合にはO01〜1°O重量部の範囲で使用さ
れる。
潤滑剤の例としては、前記の脂肪酸、高級アルコール類
、ブチ・ルステアレート、ソルビタンオレエートなどの
炭素数12〜20の一塩基性脂肪酸と炭素数3〜20の
一価もしくは多価アルコールからなる脂肪酸エステル類
、鉱物油、動植物油、オレフィン低重合体、α−オレフ
ィン低重合体の他にグラファイトa粉末、二硫化モリブ
デン微粉末、テフロン微粉末などの公知の潤滑剤および
プラスチック用潤滑剤を挙げることができる。潤滑剤の
添加量は、公知技術に従って任意に決定することができ
る。
なお、上述した分散剤、帯電防止剤、潤滑剤などの添力
I剤は、厳密に上述した作用効果のみを有するものであ
るとの限定の下に記載したものではなく、たとえば、分
散剤が潤滑剤あるいは帯電防止剤として作用することも
あり得る。従って、上記分類により例示した化合物など
の作用効果が、上記分類に記載された事項に限定される
ものではないことは勿論であり、また、複数の作用効果
を奏する物質を使用する場合には、添加量は、その物質
の作用効果を考慮して決定することが好ましい。
このようにして調製された磁性塗料は、前述の非磁性支
持体上に塗布される。塗布は、前記非磁性支持体上に直
接行なうことも可能であるが、また、接着剤層などを介
して非磁性支持体上に塗布することもできる。
非磁性支持体上への塗布法の例としては、エアードクタ
ーコート、ブレードコート、ロッドコート、押出しコー
ト、エアナイフコート、スクイズコート、含浸コート、
リバースロールコート、トランスファーロールコート、
グラビヤコート、キスコート、キャストコート、スプレ
ィコートおよびスピンコード等の方法を挙げることがで
き、これらの方法以外であって利用することができる。
これらのコーティング方法の具体的説明については、朝
食書店発行の「コーティング工学」253〜277頁(
昭和46年発行)に詳細に記載がある。
このようにして塗布される磁性層の厚さに特に制限はな
いが、乾燥後の厚さで一般には約0.5〜’10pmの
範囲、通常は1.5〜7.0gmの範囲となるように塗
布される。
非磁性支持体上に塗布された磁性層は、通常、磁性層中
の強磁性粉末を配向させる処理、すなわち磁場配向処理
を施した後、乾燥される。また必要により表面平滑化処
理を施す0表面平滑化処理などが施された磁気記録媒体
は1次に所望の形状に裁断される。
本発明の磁気記録媒体は磁気ヘッドの目詰まりが発生せ
ず、また磁性層の走行耐久生が高くスチ1   ルライ
フも長い、従って、過酷な条件下で使用される1ビデオ
テープのような磁気記録媒体として好適である。
次に、本発明に実施例および比較例を示す。なお、実施
例および比較例中の「部」との表示は、「重量部」を示
すものである。
[実施例1] 下記に示す組成の磁性塗料を調製して乾燥後の磁性層の
厚さが3.0Bmになるように厚さ10JLmのポリエ
チレンテレフタレート非磁性支持体上に塗布した。
磁性塗料組成 強磁性合金粉末 (Fe−Ni合金、Ni約約5置量 塩化ビニル/酢酸ビニル/無水マレイン酸共重合体(日
本ゼオン■製:400X 110A)             12部ウレタン
樹脂(白木ポリウレタン株製:N−2301)    
       12部ポリイソシアネート(日本ポリウ
レ          6°7タン■製:コロネードL
)        8部カーボンブラック (平均粒径:0.04ルm)       2部メチル
エチルケトン         300部α−A立20
,ウィスカー (針状比100:l,長さ50Bm)   5部磁性塗
料が塗布された非磁性支持体を、磁性塗料が未乾燥の状
態で磁場配向処理を行ない、さらに乾燥後、カレンダー
処理を行ない、1/2インチ幅にスリットして、VH5
型ビデオテープを製造した。
東芝鞠製ビデオテープレコーダV−500Dにフェライ
トヘッドを使用して、通常の走行速度の半分の速度で、
得られたビデオテープを繰り返し走行させ、フェライト
ヘッドに目詰まりが発生するまでのテープの走行回数(
以下、「目詰まり走行回数」と記載する)を測定したと
ころ、200回の走行によっても目詰まりが発生しない
ことが確認された。
また、上記のビデオチープレコータを使用し、スチルモ
ードで磁気ヘッドにビデオテープ接触させ続け、再生画
像の1/3がなくなるまでの時間(スチルライフ)を調
べた。上記のビデオテープのスチルライフは、一般的な
基準の120分間を越えていた。
[実施例2] 実施例1において、α−AfL20,ウィスカーをSi
Cウィスカー(針状比150:1,長ざ10100pに
代えた以外は同様に操作してどデオテープを製造した。
得られたビデオテープの目詰まり走行回数は同様に20
0回以上であった。
また、上記のビデオテープのスチルライフは、一般的な
基準の120分間を越えていた6「実施例3」 実施例1において、α−A 見2 0 3ウイスカーを
SiCウィスカー(針状比150:1,長さ10100
ILに代え1強磁性合金粉末として比表面績が4 0 
rn’ / g (1) F e − N i合金(N
i:約5重量%)を使用した以外は同様に操作してビデ
オテープを製造した。
得られたビデオテープの目詰まり走行回数は同様に20
0回以上であった。
また、上記のビデオテープのスチルライフは、一般的な
基準の120分間を越えていた。
[比較例IJ 実施例1においてα−AfL20.ウィスカーを粒状の
a−AfL203(最大粒径0 、5 gm)に代えた
以外は同様に操作してビデオテープを製造した。
得られたビデオテープを用いて目詰まり走行回数を測定
したところ、100回の走行でヘッド目詰まりが発生し
た。
特許出願人 冨士写真フィルム株式会社代 理 人 弁
理士  柳 川 泰 男手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示 昭和59年 特許願 第229637号2、発明の名称 磁気記録媒体 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 名 称  (520)富士写真フィルム株式会社4、代
理人 住 所  東京都新宿区四谷2−14ミツヤ四谷ビル8
階6、補正により増加する発明の数  な し7、補正
の対象 明細書

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非磁性支持体と、該支持体上に結合剤中に分散され
    た強磁性粉末を含む磁性層を有する磁気記録媒体におい
    て、該磁性層が針状比50:1以上のウィスカーを含む
    ことを特徴とする磁気記録媒体。 2、上記ウィスカーの針状比が、80:1〜300:1
    の範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の磁気記録媒体。 3、上記ウィスカーの平均長さが、5.0〜1000μ
    mの範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の磁気記録媒体。 4、上記ウィスカ−が、α−Al_2O_3、BeO、
    B_4C、SiC、黒鉛、Si_3N_4、Cuおよび
    TiCからなる群より選ばれる材料から形成されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録
    媒体。 5、上記ウィスカ−が、α−Al_2O_3もしくはS
    iCのいずれかの材料から形成されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第4項記載の磁気記録媒体。 6、上記磁性層中に、更に粒状充填材が含まれることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 7、上記粒状充填材が、カーボンブラック、黒鉛、二硫
    化タングステン、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、酸化ア
    ルミニウム、酸化鉄、二酸化チタン、酸化マグネシウム
    、酸化亜鉛、酸化カルシウム、リトポンからなる群より
    選ばれる材料から形成されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第6項記載の磁気記録媒体。 8、上記磁性層中にウィスカーが、強磁性粉末に対して
    0.1〜8重量%含まれていることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 9、上記強磁性粉末が、比表面積40m^2/g以上の
    強磁性合金粉末であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載記載の磁気記録媒体。
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