JPS61104995A

JPS61104995A - 回転式充填装置の昇降装置

Info

Publication number: JPS61104995A
Application number: JP22167284A
Authority: JP
Inventors: 嘉信和田; 健一塚野
Original assignee: Shibuya Kogyo Co Ltd
Current assignee: Shibuya Corp
Priority date: 1984-10-22
Filing date: 1984-10-22
Publication date: 1986-05-23
Also published as: JPH0210038B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」本発明は一転式充填装置の昇降装置に関し、より詳しく
は容器を載置する昇降テーブルに連結した昇降部材をカ
ム部材によって昇降させるようにした回転式充填装置の
昇降装置に関する。

「従来の技術」従来、容器内に充填液を充填する回転式充填装置は広く
使用されており、通常その充填作業は、先ず、回転式充
填装置の回転体に昇降自在に設けた昇降テーブルへ外部
から供給スターホイールを介して空の容器を供給し、次
にその昇降テーブルを上昇させて容器の上昇により充填
ノズルを開かせて充填液の充填を行ない、充填液が充填
された容器は元の高さ位置まで降下させてから排出スタ
ーホイールで外部に搬出するようにしている。

そして上記昇降テーブルを昇降させる昇降装置としては
、一般に、上記回転式充填装置の回転体に昇降自在に嵌
合支持して昇降テーブルに連結した昇降部材と、この昇
降部材の移動軌跡に沿って配設したカム部材と、上記昇
降部材の下端部に設けたカム部材に係合するカムフォロ
ワとを備え、上記昇降部材を上記回転体の回転に伴なっ
て昇降させるようにした構成が採用されている。

ところで、回転式充填装置への容器の給排を上記供給ス
ターホイールと排出スターホイールとによって行なうよ
うにした場合には、容器が回転式充填装置から排出スタ
ーホイールへＳ字形に移動されるので、容器内の充填液
に加わる遠・６カは上記回転式充填装置から排出スター
ホイールへの受渡しによって逆方向に作用するようにな
る。この場合、容器が瓶のようにその上部に空間を残し
て充填液を充填する場合には問題は生じないが、容器が
缶のようにその上端開口部まで充填液を充満する場合に
は充填液が溢れるという問題がある。

このため従来、容器が缶の場合には回転式充填装置の接
線方向に排出コンベヤを接続するようにしており、回転
式充填装置からできるだけ容器を直線上で搬送しながら
排出できるようにして上記充填液の盈溢を防止するよう
にしている。しかるに、上記瓶と缶とを１台の回転式充
填装置で充填するようにした場合には、供給スターホイ
ールは瓶と缶とで共用できるが、瓶に対しては排出スタ
ーホイールを、缶に対しては排出コンベヤをそれぞれ設
けることとなるので、供給スターホイールと排出スター
ホイールとの間の容器の搬送範囲と、供給スターホイー
ルと排出コンベヤとの間の容器の搬送範囲とで差が生じ
てしまい、上記昇降テーブルを昇降させるカム部材もそ
の搬送範囲に適合させてそれぞれ別個に設定することが
必要となる。

「発明が解決しようとする問題点」このように従来は、容器を変更した際にはその変更した
容器に対応させてカム部材を交換し、或いはカム部材の
位置を円周方向或いは上下方向に設定し直す必要があり
、そのような調整作業は時間がかかり、また多くの労力
を必要とする欠点があった。

「問題点を解決するための手段」本発明はそのような欠点に鑑み、上記昇降部材の移動軌
跡に沿って第２カム部材を配設するとともに、上記昇降
部材にその第２カム部材に係合可能な第２カムフォロワ
を設け、上記第１カムフォロワを上記第１カム部材に、
又は第２カムフォロワを第２カム部材に選択的に係合可
能としたものである。

「作用」このような構成とすれば、上記第１カム部材や第２カム
部材の位置等を変更することなく、単に第１カムフォロ
ワを第１カム部材に、又は第２カムフォロワを第２カム
部材に選択的に係合させるだけで容易に一ヒ記昇降部材
の作動範囲や作動量を変更することができるようになる
。　　−「実施例」以下図示実施例について本発明を説明すると。

第３図において、ｌは従来公知の回転式充填装置で、こ
の回転式充填装置１の所要位置に供給スターホイール２
を設け、供給コンベヤ３によって搬送されてきた第１種
容器としての瓶をタイミングスクリュウ４によって同期
させた後、その供給スターホイール２を介して回転式充
填装置ｌ内に供給できるようにしている。

上記供給スターホイール２に隣接した回転式充填装置ｌ
の回転方向後方側位置には、回転式充填装置ｌによって
充填液が充填された瓶を排出する給排スターホイール５
を設けてあり、上記回転式充填装置ｌからの瓶をその給
排スターホイール５を介して、さらにこれに隣接させた
アイドルホイール６を介して搬出コンベヤ７に排出させ
、この搬出コンベヤ７により図示しない下流側のキャッ
パやクラウナ等に供給できるようにしている。

なおこの際には、以下に述べる第２タイミングスクリユ
ウ４′は上記タイミングスクリュウ４の先端から取外さ
れており、瓶がその第２タイミングスクリユウ４′に当
接することがないようにしている。また必要に応じて、
上記瓶をアイドルホイール６から想像線で示すキャッパ
若しくはクラナナ８等に直接供給し、その後に搬出コン
ベヤ９に排出させるようにしてもよい。

然して、上記供給コンベヤ３を上記供給スターホイール
２を越えて給排スターホイール５まで延長して設けると
ともに、タイミングスクリュウ４の先端に上記第２タイ
ミングスクリユウ４′を着脱自在に取付け、第２種容器
としての缶は上記供給コンベヤ３、タイミングスクリュ
ウ４．４′および給排スターホイール５を介して回転式
充填装置ｌ内に供給できるようにしている。

そして、その給排スターホイール５に隣接した回転式充
填装置ｌの回転方向後方側位置に、その回転式充填装置
１によって充填液が充填された缶を接線方向に排出する
排出コンベヤｌＯを設けてあり、上記回転式充填装置１
からの缶をその排出コンベヤｌＯを介して下ｉ側のシー
マ１１に供給できるようにしている。

このような構成によれば、回転式充填装置ｌによる供給
スターホイール２と給排スターホイール５との間の瓶に
対する搬送距離と、給排スターホイール５と排出コンベ
ヤ１０との間の缶に対する搬送距離とを実質的に同等と
することが可能となり、したがって回転式充填装置ｌの
大型化を招くことなく瓶および缶に対する必要な搬送距
離を確保することができる。

しかしながら、缶と瓶とでそれぞれの搬送範囲が回転方
向にずれていることから、それぞれの範囲内で独立に容
器を昇降させるために別個の缶用カム部材１２と所用カ
ム部材１３とを設け、缶の場合と瓶の場合とに応じてい
ずれか一方のカム部材１２又はＩ３を選択使用する必要
がある。

第１図、第２図は、上記缶用カム部材１２と所用カム部
材１３とのいずれか一方を容易に選択使用することがで
きるようにした実施例を示しており、上記回転式充填装
置ｌは図示しないモータによって回転駆動される回転体
１６を備えている。この回転体の外周部には等Ｍ階位置
に容器を載置する昇降テーブル１７を設けてあり、各昇
降テーブル１７は回転体１６に昇降自在に設゛けた昇降
部材としてのシリンダ１８の上部に固定している。

上記シリンダ１８内に相対的に摺動自在に嵌合したピス
トン１８はこれに連結した固定ロッド２０を介して下方
の環状マニホールド２１に固定してあり、このマニホー
ルド２１は各シリンダ１Ｂの中間位置に配設した図示し
ない連結部材により上記回転体１６に固定している。そ
してこのマニホールド２１を適宜の手段を介して図示し
ない圧縮空気源に連通させるとともに、上記固定ロッド
２０およびピストン１９に形成した通路２２を介してピ
ストン１８の上方に区画形成した圧力室２３に連通させ
、これにより常時シリンダ１８を上方に付勢している。

上記シリンダ１８の下端部には、ｉｆ図に示すように二
股状部分２５を一体的に形成してあり、これを上記回転
体１Ｂとマニホールド２１との間にシリンダ１８の軸方
向に平行に配設して固定した案内ロット２６に昇降可能
に係合させて、上記昇降テーブル１７に設けた容器の保
持具２７が常に所定の方向を向くようにしている。

また、第１図、第２図に示すように、上記シリンダ１８
の下端部には上記二股状部分２５と異なる位置に突出部
２８を一体的に形成してあり、この突出部２８に上方に
延びるストッパ部材２８を取付けている。このストッパ
部材２８は回転体１６に設けたストッパ３０に対向して
おり、上記シリンダ１８の最大上昇位置を規定すること
ができるようになっている。

さらに、上記缶用カム部材１２は上記シリンダ１日の移
動軌跡Ｔに沿ってその内側に、また所用カム部材１３は
そのシリンダ１８の移動軌跡Ｔに沿って外側にそれぞれ
所要範囲に渡って設けている（第３図参照）。そして、
上記シリンダ１８の下部に筒状回転部材３１を回転可能
に取付け、この筒状回転部材３１の周面に９０度の間隔
で上記缶用カム部材１２に係合する缶用カムフォロワ３
２と所用カム部材１３に係合する所用カムフォロワ３３
とを取付けている。

上記筒状回転部材３１には位置決めピン３４を半径方向
に摺動可能に取付けてあり、この位置決めピン３４をば
ね３５で半径方向内方に付勢するとともに、その先端を
シリンダ１８の周面所要位置に設けた２つの係合穴３６
（図面には一方だけを表示）のいずれか一方に係合させ
て筒状回転部材３１をシリンダ１日に固定することがで
きるようにしている。

そして、上記係合穴３６は８０度の間隔で設けてあり１
位置決めピン３４を一方の係合穴３６に係合させた際に
は缶用カムフォロワ３２を缶用カム部材１２に係合可能
な位置とするとともに、所用カムフォロワ３３を所用カ
ム部材１３と当接しない位置に位置させることができる
ようにしている。これに対し、筒状回転部材３１を第１
図において時計方向に８０度回転させ、上記位置決めピ
ン３４を他方の係合穴３６に係合させた際には、所用カ
ムフォロワ３２を所用カム部材１２に係合可能な位置と
するとともに、缶用カムフォロワ３３を缶用カム部材１
３と当接しない位置に位置させることができるようにし
ている。

以上の構成において、缶への充填を行なう場合には、位
置決めピン３４を一方の係合穴３６に係合させて缶用カ
ムフォロワ３２を缶用カム部材１２に係合可能な位置と
すればよく、この状態で回転体１６を回転させれば１缶
用カムフォロワ３２は缶用カム部材１２に係合して前記
圧力室２３に導入されている空気圧に抗してシリンダ１
８を押下げ、上記昇降テーブル１７を下降端位置に保持
する。

この状態で缶が給排スターホイール５を介して昇降テー
ブル１７上に供給されると、上記缶用カムフォロワ３２
と缶用カム部材１２との係合が解除され、昇降テーブル
１７は圧力室２３内の空気圧によって上昇される。そし
て缶の上昇によって図示しない充填ノズルの液バルブが
開かれて充填が行なわれ、その充填が終了すると上記缶
用カムフォロワ３２は再び缶用カム部材１２に係合して
昇降テーブル１７を元の下降端位置まで降下させるよう
になる。

そして充填液が充填された缶は、排出コンベヤ１０から
外部に搬出される。

これに対し、瓶の充填を行なう場合には、上記位置決め
ピン３４を一方の係合穴３ｅから引抜き、筒状回転部材
３１を第１図時計方向に９０度回転させてその位置決め
ピン３４を他方の係合穴３６に係合させることにより、
所用カムフォロワ３２を所用カム部材１２に係合可能な
位置とすることができ、これによって上述と同様に瓶内
に充填液を充填することができる。

なお、上記実施例では缶用カムフォロワ３２と所用カム
フォロワ３３とを別個に設けているが、両者を共用して
もよいことは勿論である。

「発明の効果」以上のように、本発明によれば、第１カムフォロワを第
１カム部材に、又は第２カムフォロワを：５２カム部材
に選択的に係合させるだけで、容易にそれらカム部材に
よって作動される昇降部材の作動範囲や作動量を変更す
ることができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す要部の横断面図、第２
図は第１図の■−■線に沿う縦断面図、第３図は全体の
概略平面図である。 ■・・・回転式充填装置１２・・・缶用カム部材（第１カム部材）１３・・・所
用カム部材（第２カム部材）１６・・・回転体１７・・・昇降テーブル１８・・・シリンダ（昇降部材）３１・・・筒状回転部材３２・・・缶用カムフォロワ（第１カムフォロワ）３３
・・・所用カムフォロワ（ｉ２カムフォロワ）３４・・
・位置決めピンＴ・・・移動軌跡

Claims

【特許請求の範囲】

（１）回転体に昇降自在に設けられ、その回転体の回転
に伴なって所定の移動軌跡上で搬送される昇降部材と、
この昇降部材に設けた昇降テーブルと、上記昇降部材の
移動軌跡に沿って配設した第１カム部材と、この第１カ
ム部材に係合して上記昇降部材を昇降させる第１カムフ
ォロワとを備え、上記昇降テーブル上の容器を昇降させ
て充填ノズルから容器内に充填液を充填するようにした
回転式充填装置の昇降装置において、上記昇降部材の移
動軌跡に沿って第２カム部材を配設するとともに、上記
昇降部材にその第２カム部材に係合可能な第２カムフォ
ロワを設け、上記第１カムフォロワを上記第１カム部材
に、又は第２カムフォロワを第２カム部材に選択的に係
合可能としたことを特徴とする回転式充填装置の昇降装
置。
（２）上記第１カムフォロワと第２カムフォロワとが共
通のカムフォロワからなっていることを特徴とする特許
請求の範囲第１項に記載の回転式充填装置の昇降装置。