JPS61104579A - 端子插着の確認方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、電線に取付けた端子をコネクタハウジングに
挿着したとき、その端子がコネクタハウジングに充分に
挿入され、端子の係止部とコネクタハウジング内の係止
爪等が的確に係合し、端子が抜き出ない様に正しく挿着
されたか、どうかを確認する端子挿着の確認方法に関す
るものである。

「従来の技術」 従来、電線に圧着した端子をコネクタハウジングに順次
連続的に自動挿着する工程等においては、第８図の様に
、端子２を挿着したコネクタハウジングｌを固定し、コ
ネクタハウジング１の前方開口部から、リミットスイッ
チ１４の先端に設けたチェックピン１８を挿入し、チェ
ックビン１８と端子２の先端部との接触によって、端子
２が正しい位置に挿着したか、どうかを確認し、挿着不
良を自動的に検出して当該自動工程の円滑な作動を図る
端子挿着の確認方法が行なわれている。

「発明が解決しようとする問題点」 以上の従来の確認方法によると、端子２に引き抜き力を
与えて端子２がコネクタハウジング１に正しく係止した
かどうかを確認しないで、単に端子２の挿入位置を検知
し、前記の係止状態を推定する手段のため、挿着確認の
信頼性に劣る難点がある。さらに、端子２の変更ごとに
その先端部形状に対応したチェックビン１Ｂに交換する
必要があり、その上小形形状の端子２には適応し難い等
の実用上の不具合点がある。

本発明は、新規の確認方法を提供し、以上の従来の問題
点を解消するのが目的である。

「問題点を解決するための手段」 以上の目的を達成する本発明は「保持台上に固定したコ
ネクタハウジングに、挟着ハンド等にクランプした電線
の端子を挿着し、端子挿着を確認するにおいて、前記保
持台は前進ならびに後退のいずれにもスライド自在に付
勢されると共に、該前進付勢を後退付勢より強くして前
記保持台を前死点に固定して端子を挿着し、しかるのち
、電線を固定したまま前進付勢を解除して前記保持台の
後退量を検知し、端子挿着をｒ４詔する方法」から成っ
ている。

「作用」 以上の構成の本発明の確認方法によると、保持台の後退
付勢によって端子に引き抜き力が付与され、その引き抜
き力に基づく端子とコネクタハウジングとの相対的移動
量を検知して確認するので、的確な挿着確認が可能にな
り確認信頼性が向上する。そして、端子の変更毎に確認
段取を変更する必要もなく、かつ大形小形等を含む総て
の形状の端子の挿着を的確に確認する作用がある。

「実施例」 以下本発明の確認方法を用いた確認装置を引用し詳しく
説明する。その一実施例を示す第１．２図において、図
は端子圧着電線を連続的に順送してコネクタハウジング
に端子を自動挿着するコネクタつき電線の自動成形装置
に用いた端子挿着の自動確認装置である。

図において、電線８の端部に取付けた端子２を挿着する
コネクタハウジング１は、端子２用の端子収容室を端子
２に臨ませて保持台す上に固定されており、保持台５は
フレーム１０に支承されて図示左右方向、即ち端子２に
対して前進、後退のいずれの方向にもスライド自在に成
っている。詳しくは、フレーム１０の後端にはエアシリ
ンダー７が設けてあり、エアシリンダー７のロッド８の
先端に保持台５の基部６が連結されており、保持台５は
ロッド８に支承されてロッド８の進退と連動とする。そ
して、保持台５の基部６の前端とフレーム１０の前端に
形成した衝壁部１１間には、押しばね体９が介層されて
おり、保持台５はエアシリンダー７の作動による図示左
右方向の前進付勢と、ばね体９による図示矢印Ｂ方向の
後退付勢が付与してあり、エアシリンダー７による前進
付勢は、ばね体９による後退付勢より強く付勢され、定
常時には保持台５の基部６がフレーム１０の衝壁部１１
に当接した第１図示の前死点位置に保持台５を固定する
様に構成しである。

さらに、保持台６の基部６の後方のフレーム１０には、
保持台５の後端からＬの距離をおいて、検知ポイント１
２が設けてあり、後述する挿着確認のとき保持台５の後
退量が限界量のＬを超えると、保持台５の後端と検知ポ
イント１２が接触し、検知ポイント１２に接続したアラ
ーム等によって不良を検出する様に成っている。

なお、エアシリンダー７による前進付勢は、後述する端
子２のコネクタハウジング１への挿入抵抗によって後退
しない様に考量しである。

一方、端子２を取付けた電線８は、端子２の近傍を挟着
ハンド４にクランプされ、保持台５上に固定されたコネ
クタハウジング１の前方の挿着ポジシロンに、順次連続
的に送出され、該挿着ポジションで一時停止すると同時
に、挟着ハンド４にクランプされたまま図示矢印Ｃ方向
に前進作動し、その端子２をコネクタハウジング１に挿
着し、後述する挿着確認が完了するまで、そのまま挟着
ハンド４に固定されて待機する様に成っている。

以上の自動確認装置によって、端子２の挿着確認が以下
の様に行なわれる。即ち、まずエアシリンダー７による
前進付勢を作動させて、保持台６を前死点位置に固定し
、保持台５の上のコネクタハウジング１の保持位置を前
死点に固定する。そして、以上の状態において挟着ハン
ド４を前進させて、第１図示点線の様に保持台５上のコ
ネクタハウジング１に端子２を挿着する。

しかるのち、エアシリンダー７のエアーをルーズにして
前進付勢を解除し、ばね体９による保持台５の後退付勢
のみを活かして、保持台５の後退量を検知ポイント１２
によって検知し、端子２の挿着確認を行う。即ち、端子
２がコネクタハウジング１に正しく挿入され、端子２の
係止部とコネクタハウジング１内の係止突起等が相互に
正しく嵌合し、端子２が外力によって抜き出ない様に挿
着されているときは、第１図の様に保持台６は挟着ハン
ド４にクランプされた電線８に対して相対的に移動せず
、保持台５は後退しないので保持台５と検知ポイン）１
２が接触せず、端子２の正しい挿着が確認される。

一方、端子２の挿着不良のときは、端子２がコネクタハ
ウジング１から抜き出るので、第２図の様に、保持台６
が直ちに後退して保持台５が検知ポイント１２に接触し
、挿着不良が的確に検出される。

以上の本発明の確認方法によると、挿着した端子２に引
き抜き力を付与し、端子２とコネクタハウジング１との
相対的移動量を検出するので、例えば端子２の係合部と
コネクタハウジング１内の係止突起とめ半嵌合状態の挿
着不良を的確に検出することができる。そして、前記の
検出後退量りは、端子２の形状構造を問わず概ね一定と
なるので、端子の変更に伴って検出機構の段取り替えの
変更もなく、その上、例えば第２図の様に調整ねじ１５
等によってばね体９の付勢力を調整可能にしておくと、
端子の大形小形を含む総ての端子の挿着確認が可能にな
る。

「発明の効果」 以上の様に本発明の端子挿着の確認方法は、優れた確認
性能を有すると共に、確認可能端子の領域を拡大し、そ
の確認作業性を向上する等の多大の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図：本発明の端子挿着の確認方法を用いた確認装置
の一実施例を示す正面図、第２図：第１図実施例の作動
状態を示す正面図、第８図：従来の端子挿着の確認方法
を示す正面回 虫な符号、１：コネクタハウジング、２Ｉ端子、８＋電
線、４：挟着ハンド、５Ｉ保持台、６：保持台の基部、
７Ｉエアシリンダー、８：１１２ツド、９：ばね体、１
０１７レーム、１１：衝壁部、１２：検知ポイント 特許出願人　　　　東洋ハーネス株式会社（はか２乙）
代理人弁理士　　　　岡　　　　賢　　　美第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）保持台上に固定したコネクタハウジングに、挾着
   ハンド等にクランプした電線の端子を挿着し、端子挿着
   を確認するにおいて、前記保持台は前進ならびに後退の
   いずれにもスライド自在に付勢されると共に、前記前進
   付勢を後退付勢より強くして前記保持台を前死点に固定
   して端子を挿着し、しかるのち、前記電線を固定したま
   ま前記前進付勢を解除して前記保持台の後退量を検知し
   、端子挿着を確認することを特徴とする端子挿着の確認
   方法。