JPS61103994A - 潤滑剤の製造方法 - Google Patents

潤滑剤の製造方法

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JPS61103994A
JPS61103994A JP22406284A JP22406284A JPS61103994A JP S61103994 A JPS61103994 A JP S61103994A JP 22406284 A JP22406284 A JP 22406284A JP 22406284 A JP22406284 A JP 22406284A JP S61103994 A JPS61103994 A JP S61103994A
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JP
Japan
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lubricant
ultra
oil
fine
vickers hardness
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JP22406284A
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English (en)
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Tetsunosuke Oharu
哲之助 大春
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Kawabata Seisakusha KK
Original Assignee
Kawabata Seisakusha KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、潤滑剤の製造方法に係るものである。
更に具体的に述れば、各種の機械の回転軸受のような回
転摺動部、軸の可逆直線運動であるピストン運動の軸受
部、ボール盤や旋盤等のガイドの平面摺動部、自動車な
どの内燃機関、譜歯車機構等には強力な諸刃学的な力が
加わるために1回転や移動などの摺動運動の際に発熱や
磨耗が発生しやすい、したがって、一般市販油性潤滑剤
やテフロンなどの添加物入り油性潤滑剤を使用しても、
時間の経過とともに艷熱や磨耗のために潤滑剤の劣化が
生じて効果がなくなり、一段と発熱や磨耗が増大して、
軸のガタ付きや焼き付きなどの重大な問題が発生し、精
度の安定が保てなくなり1機械の寿命が短縮されるおそ
れがある。
従来、この種の潤滑効果物質及び添加剤入りの潤滑剤の
製法は、金属化合物(二硫化モリブデン等)、無機化合
物のセラミック系(黒鉛、窒化硼素等)や有機化学合成
物(テフロン、その他多種の補助剤)を使用して’am
剤としている。これらの素材の内、二硫化モリブデン、
黒鉛は、固体潤滑剤として使用されるほか、I!化II
I素、テフロンと同様に化学的に合成する際に微粉体化
させるか。
または特定の微粉砕機を使用して長時間掛けて微粉砕し
、これを油等に分散させている。これらは耐熱性で、材
質が柔らかい、また、テフロンを除き、二硫化モリブデ
ン、黒鉛、11化硼素は、Iw状溝構造持ちぜん断力に
弱いことと金属とのなじみがよいことから1表面に吸着
するが、IR材自体の粒子形状、構造が変化し、更に空
気中や機械内の酸素等により酸化されやすく、効果の持
続に難点があり、黒鉛を除き、微粒子は価格も高価であ
る。
特に微粉砕・分散させる場合、前述のように素材が柔ら
かすぎるため、均一な形状と粒径を維持しに<<、微細
粒子ではあるが粒度は揃わない。
これは、潤滑効果物質の素材の特性である潤滑効果作用
が微粉砕時に生じる結果、粉砕されるよりは潤滑性の動
きをしてしまうことと、微粉砕機。
粉砕媒体の諸性質1例えば気流粉砕機の場合には被粉砕
物が軽すぎること、一般の湿式回転微粉砕機の場合には
真円形内側形状のため粉砕効果が落ちること、及び粉砕
にステイール、特殊ガラス等が使われた場合に1機体や
粉砕媒体自体が磨耗や損傷する事により不純物の混入現
象が発生するためで、分離が極めて難しくなり、混入さ
れた金属粉、金属酸化物により製品の特性が変化し、オ
イル自体の変質変性をきたすのである。
一般に、n滑剤の固体補助剤としての潤滑効果物質の条
件には。
(1) 各種雰囲気に対する耐性として、耐溶剤性(燃
料、オイル、添加剤等)、耐熱性、耐磨耗性、耐圧力性
、耐酸化性等を持ち、化学的、物理的に変質変性しない
物質であること。
(2) 研磨能力が生じないこと。
(3) 摺動部等に使用されている金属等の材質よりも
磨耗硬度が低いこと。
(4) 摩擦性を低減させること、更に、ベアリングの
効果を得るために1粒子の形状が球状に近く1粒度に均
一性があること、                 
   lなどがあげられているが、前述の素材では、す
てに微粉砕、化合の際の条件として雰囲気に対する制約
を受でいる6例えば、窒化硼素は1g!素ガス中で微粉
砕しなければならない、これは、得られた微細粒子が油
中に存在していてシ、酸素に侵され効果を失うことを意
味している。
本発明は、前述した諸点を解消し得る潤滑剤の116を
提供するもので、焼結金属酸化物(酸化物セラミック)
の粒または粉体を、乾式または湿式で超微粉砕または高
分散させる等辺等角の内側面を有し、かつ容器の材質が
ビッカース硬度において1,500Hv以上の硬さを有
する多角形筒状容器内に入れ、粉砕媒体の材質及び必要
により攪拌部分の材質も同等の硬度の素材を用いて超微
粉砕し、この焼結金属酸化物(酸化物セラミック)の超
微粒子の形状が粒径において0.2μ以下の球状であっ
て、物理的性質が融点1,800℃以上、ビッカース硬
度900 Hv以下、300 Hv以上の特性を有する
ようにし、粉体ira滑剤、または通常法により溶媒油
中に分散させて油性n滑剤を製造することを要旨とする
本発明ではその潤滑効果物質として、超耐熱性でかつ物
理的化学的に安定性のある超微粒子状の焼結金属酸化物
゛(酸化セラミック)を使用するため、前記条件(1)
の諸耐性は充分に満たされる。
更に、この焼結金属酸化物(酸化物セラミック)の粉末
を超微粒子に製造する時に、前記微粉砕・高分散機の容
器の内側面の形状を等辺等角の多角形にする方法により
、従来容器における単純円形の内面で発生する方向性の
ある粉砕媒体と焼結金属酸化物(III化物セラミック
)の流れを不定な流れにし、粉砕媒体との接触の機会を
増大させて超微粉砕効果、高分散・混線効果が高められ
る。
また、材質がビッカース硬度において1,500Hv以
上の硬さを有する事により、焼結金属酸化物(酸化物セ
ラミック)が超微粉砕され、粉砕限界粒度になると超微
粒子同士が再結合する。そしてこの超微粉砕、再結合の
繰り返しにより粒子の形状が球状になる性質を利用し、
安定な粒度分布で粒径を0.2μ以下で平均粒径0.1
μ、形状を球状とすることが出来る。こうして、単一粒
径が0.2μ以下になると、研磨力のある素材でも研磨
能力はなくなるが、更にその形状が2球形であるために
より研磨性はなくなるので、同じく前記条件(2)、(
4)が充足されるのである。
その上で、超微粒子状の焼結金属酸化物(酸化物セラミ
ック)の粉末を、製鉄工業等の高温条件下に使用可能な
粉体潤滑剤として単独に製造するか、または溶媒として
通常のl1ll滑油類中に分散させて油性潤滑剤とし製
造するのである。なお、前記超微粒子には耐熱性の上で
融点1,800℃以上、耐磨耗性の上でビッカース硬度
900 Hv以下、300Hv以上の特性を有するよう
にしである。
したがって、摺動部などの金属等の材質よりも磨耗硬度
を低くする前記条件(3)については。
素材のビッカース硬度が上限値850 Hv程度で限界
に近い硬度を有している酸化物セラミックを選択して使
用すれば、一般に、摺動部に使用する金属等の材質は、
ビッカース硬度900 Hv以上であるから、前記条件
(3)をほぼ満足させることができる。
ただし、W耐性1作業性の上からこの酸化物セラミック
素材の磨耗硬度の下限は300Hv以上であり1代表的
には、酸化ジルコニウム暮−−氷Wコをあげることがで
きる。
また、融点1.800℃以上の特性を持つので。
例えば千数百度〜二千度近くに達するエンジン燃焼室付
近の摺動部では、従来のこの種の潤滑効果物質では耐え
られないが、本発明の潤滑効果物質は充分な耐熱性を有
するのであり、更に粒径が超   ″微細であり、かつ
1球形であることから油等と同等の効果を有し、仮りに
油分が減少しても潤滑効果は大きく変化せず極めて良好
である事から、111滑剤としての効果を充分に発揮す
る。
以下1本発明の実施例を示す。
実施例。
(1) 粒径40μ前後の焼結金属酸化物(酸化物セラ
ミック)として酸化ジルコニウムを1本発明で規定して
いる内側面が等辺等角形状の容器を         
    ′□持つ超微粉砕機に入れて、湿式方式で固形
分濃度50%で15分間微粉砕して、平均粒径が0.1
μの微粒子を得た1粒径については、?!!子顕微鏡に
て確認した。
湿式方式の溶媒は特に限定していないが、水を安全性の
上から使用した。他の溶媒も同じ結果であった。
(2)得られた微粒子100gを自動車のエンジン・オ
イル300g中に25重重量混合し1本発明で規定して
いる内側面が等辺等角形状の容器を持つ高分散機に入れ
て分散し、油性潤滑剤400gが得られた。他の添加剤
については更に2重量%添加した。
(3)得られた微粒子50.を一般的なグリース900
g中に5型皿%混合分散し、グリース系潤滑剤1,00
0gが得られた。他の添加剤については更に51f1量
%添加した。
実施例(2)の自動車のエンジン・オイル中に分散した
本発明品と、市販の有機化学合成物(テフロン)、!!
機機台合物窒化N素)と金属化合物(二硫化モリブデン
)を自動車のエンジン・オイルに添加し、効果を調らべ
た。
実験項目と実験結果 1)低速の回転状態と、低速からの加速性は変化するか
? 各規定オイル容量のエンジンに対して、一般オイル11
1I当りに25%固形分入り試料を25閃添加し注入後
、マニュアJV・ミッシ1ン車を使用し実地で500−
走行した。
結果 相対的に低速の回転状態が安定した。特にトップ・ギヤ
ーの低速使用が可能になった。低速からの加速が無理な
く行なえる様になった。
イ)テフロン        30km/Hよリロ)i
I化硼素        30km/Hよりハ)二硫化
モリブデン    331am/Hより二)本発明品 
       25km/Hより2)最高回転数と急加
速性は向上するかり固定して、無負荷で実施、以下、同
様。
結果 相対的に低回転数から高回転数までの回転数の急上昇性
がスムーズになったが、l、000RPMより、トップ
・ギヤーでの急加速が可能なものは、テフロンと本発明
品のみである。
3)!!エンジン・オイル状態でエンジンが焼き付か? 自動二軸車のエンジンを使用し、120分間慣らし回転
後にオイルを抜く 結果 イ)テフロン= 30分後停止し、30分間冷却後に再
始動せず修理不能 口)窒化側135分後停止し、30分間冷却後に始動し
たが、直後に停止、再始動せずオイル注入後に始動した
ハ)二硫化モリブデン: 30分後停止し。
30分間冷却後に再始動せず修理不能 二)本発明品: 120分後中止し、30分間冷却後に
始動したが、30分後に停止し、更に30分間冷却後に
再始動する 4)最高回転数が向上するか? 添加前置高回転数=6.30ORPM 結果 イ)テフロン       6.80ORPM口)窒化
硼Jl        6,80ORPMハ)二硫化モ
リブデン   6.60ORPM二)本発明品    
   7.30ORPM5)燃料消費量が改善されるか
? 2.500RPM時と4.500RPM時を測定結果 2.500RPM時は、はとんど変化なく2%程度減少
4.500RPM時は、添加前に比ベ イ)テフロン         4.5%減少口)窒化
硼素         4.0%減少ハ)二硫化モリブ
デン     3.0%減少二)本発明品      
   7.0%減少6)効果の持続性 結果 500−では、変化が出ないので、続行する。
イ)テフロン       2.OOOkmli度  
           l・口)窒化W素      
 2.OOOkm+程度ハ)二硫化モリブデン   2
.500−程度二)当社製品       6.000
−以上以上の結果から、充分な効果を認めました。
以上のごとく1本発明の製法によれば、きわめ′て純度
の高い超微粒子の潤滑効果物質を短時間で粉砕し、効果
的な潤滑剤を製造できる効果がある。
また1本m法によって得られた潤滑効果物質を一般潤滑
剤に添加する場合に、その潤滑剤の効果を持続し、かつ
その摺動部分の寿命を伸ばし、諸管理性をいちぢるしく
向上させるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 焼結金属酸化物(酸化物セラミック)の粒または粉体を
    、乾式または湿式方式の内側面が等辺等角であり、かつ
    容器の材質がビッカース硬度において1,500Hv以
    上の硬さを有する容器内に入れ、粉砕媒体の材質及び必
    要により攪拌部分の材質も同等の硬度の素材を用いて超
    微粉砕し、その粒子形状が、粒径0.2μ以下の球状で
    あって、融点1,800℃以上、ビッカース硬度900
    Hv以下、300Hv以上の硬さを有する超微粒子とし
    て粉砕潤滑剤、または常法により溶媒油中に分散させて
    油性潤滑剤を得ることを特徴とする潤滑剤の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62127394A (ja) * 1985-11-27 1987-06-09 Kawabata Seisakusho:Kk 金属の摺動部又は回転部のコーティング減摩方法
JPH01172642A (ja) * 1987-12-28 1989-07-07 Mitsuba Electric Mfg Co Ltd スタータモーターにおける一方向回転クラツチ
JP2010100856A (ja) * 2009-12-03 2010-05-06 Napura:Kk 潤滑剤組成物

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