JPS61103551A - 磨砕物粒形調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ショークラッシャ、コーンクラッシャ等によ
り一旦通常の破砕作用を受けた一次破砕物に対して、揺
動磨砕板等の摩砕部材により磨砕作用を与えて粒度調整
及び粒形調整を行い、建設用骨材等の自然粒形に近い粒
形の磨砕物を生産する磨砕物粒形調整装置の改良に関す
る。

（従来技術とその問題点） 従来のショークラッシャ、コーンクラッシャ等の圧縮型
破砕機は、一対の相対向する破砕部材を有し、その破砕
部材の一方或いは双方を揺動させることにより破砕部材
間の破砕間隙を周期的に拡縮させ、それによって上方か
ら破砕間隙に投入された被破砕物を出口間隙以下の大き
さに圧縮破砕し、生産された破砕物粒子は下方の出口間
隙から重力により速やかに排出されるように構成されて
いる。

この為、基本的に破砕間隙に対する被破砕物の充填率が
低く、しかも被破砕物の破砕間隙に介装される状態は一
層形成充填送給状態である為、破砕の前後における粒子
相互間の磨摺、圧縮、破砕等の磨砕作用は実質的に殆ん
ど起らず、その為粒子は破砕間隙に沿う扁平、測長状の
ものが多く、また原料の粗破砕状態のもの、二次破砕等
による鋭角尖突部を多く有する異形破砕物を生産する欠
点があった。

従って、この種生産破砕物を、例えばコンクリート骨材
として使用すると、その粒形の影響により自然粒形の骨
材を使用したコンクリートと同一強度を有するコンクリ
ートを作る為Ｋ、水量、セメント量を多くする必要が生
じたり、養生中に水が表面に浮き上がってきたりして種
々のトラブルの発生の因となるので、この種生産破砕物
をそのまま建設用骨材等の最終製品として使用すること
ができない。

このような問題に対処する為忙なされた本出願人の出願
せる特公昭５８−２６９７５号公報に記載の磨砕物粒形
調整装胃は、相対向する一対の磨砕部材を有し、その磨
砕部材の一方或いは双方を揺動させることにより、磨砕
部材間の磨砕間隙を周期的に間欠拡縮させ、また、磨砕
間隙の出口を閉塞する位置に、調整面体と呼ばれる部材
を傾斜して設けて、前記磨砕間隙の出口に連なる磨砕物
排出間隙を側方に延在形成している。

第２図にその磨砕物粒形調整装置の一列の要部の構造を
示す。図において、１．２は相対向する一対の磨砕部材
で、この磨砕部材１．２間の空間が磨砕間隙Ｂである。

本例では磨砕部材１は固定され、磨砕部材２は矢印の如
く揺動し、磨砕間隙Ｂを周期的に間欠拡縮せしめるよう
になっている。３は磨砕間隙Ｂの出口Ｃを閉塞する位置
に傾斜して設けられた調整面体で、この　　　、調整面
体３により出口Ｃに連なって磨砕物排出間隙りが側方に
延在形成されている。本例では調整面体３の傾斜角θが
可変となっている。

このように構成された磨砕物粒形調整装置において、シ
ョークラッシャ等で一旦破砕され友一次破砕物を上方入
口Ａより供給すると、磨砕間隙Ｂで磨砕され、その磨砕
物が出口Ｃを通り、調整面体３を介して排出間隙りより
排出される０この過程において、調整面体３が出口Ｃを
閉塞する位置にある為、磨砕物は速やかには排出されず
、そこに滞溜し、その滞溜が磨砕間隙Ｂ内にも及んで、
磨砕間隙Ｂは磨砕物で充満することになる０磨砕物が充
満した状態で磨砕間隙Ｂの拡縮が行われると、磨砕物相
互の磨摺、圧縮、破砕等の磨砕作用によシ磨砕物の弱所
が破砕され、扁平、測長粒子及び鋭角尖突部は優先的に
磨砕されることになり。

粒形調整が行われる。磨砕物の排出は、出口Ｃに連なる
側方の排出間隙りより間欠的に行われる。

このように磨砕物粒形調整装置は、調整面体３の作用に
よって磨砕間隙Ｂ内に磨砕物を滞溜。

充満させることによシ粒形調整を行い、しかも調整面体
３が図示の例のように可変な場合は、調整面体３の傾斜
角θを調節することにより磨砕間隙Ｂの出口Ｃを最適な
閉塞状態にすることができ、それ忙よって最も好ましい
粒形調整を得ることができる。また前記の磨砕は、主に
粒子相互間で行われる為、磨砕部材の損耗が極めて少な
く、メンテナンスコストが安い。

然し乍ら、この磨砕物粒形調贅装置が前記のような効果
を発揮するには、磨砕間隙Ｂが常に一次破砕物で充満し
ていることが不可欠の条件であり、またその充満状態を
一定に保つことが一定した粒形調整を得る為の必須条件
である。

従って、条件変動がある度に調整面体３を調整しなけれ
ばならない為、稼動率が悪く、一定した製品を得ること
が極めて困難である。また一次破砕物の供給開始直後は
、磨砕間隙Ｂが空であるので、一次破砕物が磨砕を受け
ることなく、素通りし易く、このことも製品にばらつき
を与える一因となっていた。

（発明の目的） 本発明は斯かる欠点を解消すべくなされたもので、磨砕
間隙が常に一次破砕物で充満している状態でもって磨砕
作用できるようにし且つ一定範囲の粒形の磨砕物を常時
生産できるようにすると共に磨砕部材を駆動するモータ
の消費電力を略一定ならしめることができ、さらには磨
砕間隙への一次破砕物の供給開始直後の一次破砕物の素
通り現象を防止できる磨砕物粒形調整装置を提供するこ
とを目的とするものである。

（発明の構成） 本発明の磨砕物粒形調整装置は、前述の特公昭５８−２
６９７５号公報記載の磨砕物粒形調整装置が基本構成と
なされ、即ち、相対向する一対の磨砕部材により形成さ
れる磨砕間隙の出口に調整面体を設けることによって、
磨砕物の排出を遅延、滞溜させ、磨砕間隙内に被磨砕物
を充満させて粒子相互の磨摺、圧縮、破砕等による磨砕
作用によって粒形調整を行う点は従来通りである。

本発明の磨砕物粒形調整装賀は、さらに磨砕間隙の入口
上方に、一次破砕物を貯留する専用の空間を設け、該貯
、留空間にレベル検出器を設け、一次破砕物の供給フィ
ーダにその駆動力を調節する制御装面を設けて、前記貯
留空間内に貯留される一次破砕物のレベルを自動的に一
定範囲内に保って磨砕間隙内に一次破砕物を充満し、し
かもその充満の度合を常に一定に保って、一次破砕物の
磨砕作用を一定にし、略一定範囲の粒形の磨砕物を得る
ようにしている。

また前記磨砕部材を揺動させるモータの消費電力を検出
する消費電力検出器を設け、この検出信号により調整面
体制御装置を動作させて、自動的に調整面体の変位を制
御し、磨砕間隙内の一次破砕物の量を調整し、一次破砕
物の磨砕に消費されるモータの電力を略一定に保つよう
にしている。

さらに前記レベル検出器のレベル検出信号により調整面
体制御装置を動作させて、貯留空間における一次破砕物
のレベルが成るレベル以下〜 の時自動的に調整面体を閉じて磨砕物の排出を完全に停
止し、磨砕間隙への一次破砕物供給開始直後の一次破砕
物の素通り現象を防止するようＫしている。

（実施例） 本発明の磨砕物粒形調整装置の一実施例を第１図忙よっ
て説明する。同図中第２図と同一符号は同一物を示すの
で、その説明を省略する。

４は磨砕部材２を揺動運動する為のモータであり、５は
モータ４の消費電力を検出する消費電力検出器である。

６は調整面体３の支点で、調整面体３はこの支点６を中
心に固定磨砕部材１側の一端に結合されたシリンダ７の
駆動により上下方同圧揺動するよう釦なっている。８は
シリンダ７を駆動する油圧装置で、この油圧装置８は調
整面体制御装置９により操作されるようになっており、
調整面体制御装置９はモータ４の消費電力°検出器５の
検出信号釦応じて作動するようになっている。相対向す
る一対の磨砕部材１，２間の磨砕間隙Ｂの入口Ａの上方
には一次破砕物を貯留する専用の貯留空間Ｅが設けられ
、この貯留空間Ｅの上方にはフィーダ１０が設けられて
いる。貯留空間Ｅには一次破砕物の貯留レベル検出器出
レベルセンサー１１．１２゜１３が設けられ、このレベ
ルセンサー１１，１２゜１３はフィーダ制御装置１′４
に連結されている。

マタこのレベルセンサー１１．１２．１３は調整面体制
御装置９にも連結され、貯留空間Ｅにおける一次破砕物
のレベルが成る一定値以下の時調整面体制御装置９が作
動するよ５になされている。

以上の如く構成された実施例において、フィーダ１０よ
り貯留空間Ｅに供給された一次破砕物は、磨砕間隙Ｂに
落ち込むが、貯留空間Ｅに一次破砕物が成るレベルに達
していないことがレベルセンサー１１．１２．１３によ
り検出されて、その検出信号が調整面体制御装置９に送
られて、該調整面体制御装置９が作動し、これにより油
圧装置８が操作され、シリンダ７が作動して調整面体３
が上方に回動して磨砕間隙Ｂの出口Ｃを塞ぐ結果、一次
破砕物は磨砕間隙Ｂ内に充満して、固定磨砕部材１とモ
ータ４により揺動運動する磨砕部材２とにより充分な磨
砕作用を受ける。モして磨砕間隙Ｂの上方の貯留空間Ｅ
に一次破砕物が連線的に供給され、貯留空間Ｅ内に貯留
されるようになるとレベル七ン？−１１，１２，１３の
いずれかによりそのレベルが検出され、その検出信号が
フィーダー制御装置１４に送られ、これによりフィーダ
ー制御装［１４が動作して、フィーダ１ｏの駆動力が調
整される。その結果一次破砕物の貯留空間Ｅへの供給量
が調整されて、一次破砕物の貯留空間Ｅ内におけるレベ
ルが一定となり、磨砕間隙Ｂ内の一次破砕物の充満の度
合が一定に保たれるので、磨砕間も一定に保たれて一定
の粒形の磨砕物が得られる。

然して前記の如くレベルセンサー１１．１２゜１３のい
ずれかにより貯留空間Ｅ内の一次破砕物のレベルが検出
された際、その検出信号が調整面体制御装置９にも送ら
れて、該調整面体制御装置９が作動し、これにより油圧
装置８が操作され、シリンダ７が前記とは逆に作動して
調整面体３が下方に回動して磨砕間隙Ｂの出口Ｃが所定
量開かれ且つ排出間１’ｌＤが開かれる結果、磨砕間隙
Ｂ内で一定の粒形に磨砕された磨砕物は出口Ｃより落下
し、排出間隙りより排出される。

一方前記磨砕間隙Ｂ内での一次破砕物の磨砕作用により
磨砕部材２を揺動運動する駆動源であるモータ４の消費
電力が消費電力検出器５で検出され、その検出信号が調
整面体制御装置９に送られ、検出信号に応じて、つまり
モータ４の消費電力に応じて調整面体制御装ｆｔ９が動
作し、油圧装置８が操作されてシリンダ７が作動し、調
整面体３が上方又は下方に回動して排出間隙りから排出
される磨砕物の量が調整される。

その結果、磨砕間隙Ｂ内の一次破砕物の量が調整され、
これを磨砕するのに消費されるモータ４の電力が略一定
となる。

尚、前記実施例の磨砕物粒形調整装置にお浮するフィー
ダ１０は、振動フィーダであるが、ベルトフィーダ等の
供給量の調整可能なフィーダであればいかなるものでも
良い。また前記実施例の磨砕物粒形調整装置では、レベ
ルセンサー１１．１２．１３が貯留空間Ｅのみに設けら
れているが、磨砕間隙ＢＫ設けて、そこのレベル検出を
行い、そのレベルを基準に前記調整面体３を制御するこ
ともできる。

（発明の効果） 以上の説明で判るように本発明の磨砕物粒形調整装粱は
、磨砕間隙の出口下方に設けられた変位可能な調整面体
を、一次破砕物の供給直後上方忙回動じて閉じて、一次
破砕物の素通り現象を防止できる。従って、磨砕物の排
出を遅延。

滞溜でき、磨砕間隙に一次破砕物を充満できて、粒子間
相互の磨摺、圧縮、破砕作用が十分性われる。しかも磨
砕間隙の上方に一次破砕物の貯留空間を設け、そこく供
給された一次破砕物のレベルを一定範囲内に保つように
しであるので、磨砕間隙に常に一定の度合で一次破砕物
が充満され、磨砕される時間と量が調整されて、略一定
範囲の粒形の磨砕物が得られる。また磨砕部材を揺動さ
せるモータの消費電力を検出し、これにより調整面体の
変位を制御し、磨破間隙内の一次破砕物の量を調整して
いるので、これを磨砕するのに消費されるモータの電力
を略一定にで會、従って磨砕における粒子相互の磨摺。

圧縮、破砕作用が一定に保たれて、磨砕効率が大幅に向
上する等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磨砕物粒形調整装置の一実施例の概略
構成図、第２図は従来の磨砕物粒形調整装置の概略を示
す縦断面図である。 １．２・・・磨砕部材　　３・・・調整面体　　４・・
・モータ　　５・・・検出器　　６・・・支点　　７・
・・シリンダ　　８・・・油圧装置　　９・・・調整面
体制御装置　　１０・・・フィーダ　　１１．１２．１
３・・・レベルセンサー　　１４・・・フィーダｍｌＪ
　ａ　装ｆｉｔＡ・・・磨砕間隙の入口　　Ｂ・・・磨
砕間隙　　Ｃ・・・磨砕間隙の出口　　Ｄ・・・磨砕物
の排出間隙Ｅ・・・貯留空間

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 相対向する一対の磨砕部材の内少くとも一方の磨砕部材
   を揺動可能になして磨砕間隙を可変可能になし、磨砕間
   隙の出口に対しその出口を開閉し且つその出口に続いて
   側方に排出間隙を形成する調整面体を変位可能に設けて
   成る磨砕物粒形調整装置に於いて、前記磨砕間隙の入口
   上方に一次破砕物貯留空間を設け、該貯留空間にレベル
   検出器を設け、一次破砕物の供給フィーダにその駆動力
   を調節するフィーダ制御装置を設け、前記磨砕部材を揺
   動させるモータの消費電力を検出する消費電力検出器を
   設け、前記調整面体の変位を制御する調整面体制御装置
   を設けて、前記貯留空間のレベル検出器による一次破砕
   物のレベル検出信号によりフィーダ制御装置及び調整面
   体制御装置を動作し且つ前記消費電力検出器によるモー
   タの消費電力の検出信号により調整面体制御装置を動作
   するようにしたことを特徴とする磨砕物粒形調整装置。