JPS61102541A - 液体中の不純物分析方法および装置 - Google Patents

液体中の不純物分析方法および装置

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JPS61102541A
JPS61102541A JP59224947A JP22494784A JPS61102541A JP S61102541 A JPS61102541 A JP S61102541A JP 59224947 A JP59224947 A JP 59224947A JP 22494784 A JP22494784 A JP 22494784A JP S61102541 A JPS61102541 A JP S61102541A
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impurity
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俊介 内田
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は液中の不純物を分析する液中の不純物分析装置
に係シ、更に詳しくは超純水あるいは種種の液体中に含
まれる不純物を、不溶性物質、可溶性物質、および気泡
状不純物に弁別し、かつ、各々の物質の濃度を測定する
ことのできる液中の不純物分析装置に関する。
〔発明の背景〕
光音響分光法を液体試料に適用し、比色分析装置として
利用した場合、非常に高感度な分光分析法となシ得るこ
とが知られている。3.Qdaらは、カドニウムをジチ
ゾ/の錯体として、光音響分析装置により12 ppt
まで分析可能であることどAnal、 Chem 、、
 50 、865 (1978)に報じている。また、
3.Qdaらは、硫酸バリウムの懸濁液にも光音響分析
法を適用し、その検出限界は30ppbであること1A
na1. Chem、 、 52.650 (1980
)に報じている。この例では、光変調周波数を33t−
Izに設定した場合、懸濁液の検量線は粒径に依存しな
いことが示されている。即ち、光音響分析法は懸濁粒子
の粒径に影響されない特徴があることが明らかになった
しかし、−力では北裸らにより、光音響信号の位相が懸
濁粒子の粒径に依存し、光音響分析法によって懸濁液の
粒径や濃度全測定できることが確認された。
このように、光音響分析法が高感度分析法であり、真溶
液のみならず、懸濁液の分析にも有効であることが確認
された。しかし、光音響分析法のこうした特徴を利用し
て液体中の不溶性不Mi物だけでなく可溶性不純物(イ
オン状不純v!J)までも弁別測定する技術はなかった
。それは、光音響分析装置の光変調周波数等の測定条件
とその条件下で得られる1に報との間の理論的関係が不
明であった友めである。
まだ、超純水中に3まれる不純物の量はpptレベルで
めシ、この濃度はクロマトグラフや比色分析などの従来
の分析法の検出下限を下まわっている。したがって、従
来の分析法では超純水中の不純物の分析に応用すること
は困難であった。
以上述べたように、従来の液中の不純物分析装置では濃
度の極めて低い微粒子(不溶性物質)の検出や、イオン
状物質(可溶性物質)の検出、さらには気泡状不純物の
検出の全てを分析できる分析法は知られておらず、さら
に、それらの分析が可能でしかもオンライン計測も可能
な液中の不純物分析装置は存伍していない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、測定すべき液体中の不純物を可溶性、
不溶註及び気泡状の不純物に各々弁別し、しかも各々の
濃度も測定できる液体中の不純物分析方法および装置を
提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明の第1の特徴は、測定液体に強度変調光を照射し
て得られる光音響信号全測定し、前記強度変調光の変調
周波数(光変調周波数)と、測定液体に照射され7’(
前記強度変調光の位相と前記光音響信号の位相との相関
を求め、これらの求めた1青報から前記測定液体中の不
純物の種類を可溶性。
不溶性および気泡に弁別して検出することを特徴とする
液体中の不純物分析方法にある。
本発明の第2の特徴は、光源と、この光源からの光を任
意の一定周波数の強度変調光にする光変調器と、前記強
度変調光の照射される位置に設けられかつ分析される液
体を入れたセルと、該セルからの光音4!id号の位相
を検波する位相検波装置と、この位相検波装置からの情
報から前記液体中の不純物を分析する演算装置と、前記
光変調器に2ける強度変調光の変調周波a(光変調周波
数)を制御する制御装置とを備えた液体中の不純物分析
装置にある。
本発明は、超純水等の液体試料に強度変調光を反射して
得られる光音響信号を測定し、強度変調光の変調周波数
(光変調周波数)と、光音響信号の位相と強度との相関
により、液体試料中の不純物を可溶性、不溶性、気泡に
弁別し、かつその濃度を測定するものである。
以下、光変調周波数と光音響信号の位相1強度、あるい
は光音響信号の位相検波装置の設定位相と光変調周波数
との相関により、液体中の不純物を表 1 測定条件と
情報 記号の説明 ρB二粒子の比重 Cps:粒子の比熱 h :粒子から媒質への熱伝達率 dc:検出下限の粒子半径 φq:光音響信号の伝播による遅れ位相φD二粒子に光
が当ってから放熱するまでに要する時間遅れによる遅れ
位相 S :光音響信号の強度 可溶性、不溶性、気泡に弁別し、かつその濃度を」11
定する装置の構成を第1図及び表1により説明する。
本発明の原理は表1に示したように、光変調周波数と光
音響信号の位相との関係が、不純物の性質によって変化
することに基づく。
以下、表1に示す測定条件と情報との関係が得られる原
理を、光音響信号の発生、伝播、検出に関する本発明者
らの理論に基づき説明する。周期的に強度変調された光
を吸収した不純物は、無輻射過程により周期的に熱を発
生する。この熱は媒質の周期的な熱膨張を誘起し、その
結果音響波を発生する。発生した音響波、即ち光音響信
号をP(r、t)で表現する。ここに、rは任意に設定
した空間座標系、tは時間を表わ”す。光音響信号は、
音響波として次の波動方程式で記述できる。
ここに、Cは音速、βは媒質の熱膨張率、CPは媒質の
比熱、I((r、t)は無輻射過程によって生じた熱の
時間空間分布、、は座標系rに関する微分演算子を示す
。この波動方程式の解は一般的に次式となる。
ここに、Fはフーリエ変換の演算子、H(r /、ω)
などは関数H(r、 t)のフーリエ像、G(Nr’)
はセルの構造と材質などで与えられる境界条件にによっ
て決まるグリーン関数である。光音響信号P(r、t)
の具体的な表式は、セルの構造と材質、及び関数H(r
、 t)の具体的な表式によシ与えられる。
不純物が可溶性の場合、溶液は真溶液となるため、H(
r、 t)の空間分布は投射光の空間分布に一致する。
また、不純物の無輻射緩和時間が十分短く、光変調の周
期と比較して無視し得る場合、H(r、 t)の時間分
布は投射光の時間分布で一致する。したがって、 H(r 、 t)=αlo几(r) M(t)    
   −(3)となる。ここに、αは溶液の吸光度、I
Oは投射光の強度、几(r)は投射光の空間分布、M(
t)は投射光の時間分布であり、変調関数と呼ぶ。(3
)式を(2)式に代入し、可溶性不純物に対する光音響
信号p、(r、iンの機成(4)を得る。
・・・(4ン 次に、不純物が不溶性である場合の光音響信号をμ下に
導出する。第2図に示す様に、不純物粒子41は光42
をr!A収し、無輻射過程により生じた熱を媒質中に熱
流束43として放出する。熱流束をJで表わすと、Jは
不純物粒子周辺に形成された温度yiJT(ρ、1)に
沿って、次式に従って発生する。
J=−λn・、′r(ρ、1)      ・・・(5
)ここに、ρは不純物粒子に設定した座標系、λは媒質
の熱伝導率、nは法線ベクトルである。不純物粒子周辺
の温度場T(ρ、1)は、次式の熱方程式で求めること
ができる。
1 θ (p”    )T (p 、t) =a、 R(’)
 M(’)zat (ρeV)  ・・・(6) l θ (” −−−) T (ρ、B=。
yJat (ρ眠V) ・・・(7) ここに、Kは熱拡散係数、■は不純物粒子の内部を示し
、添字Sは不純物粒子の物性値である。
不純物粒子がセル内に均一に分布している場合、H(r
、 t)は次式で求めることができる。
H(r、t)=H7’−λn−T (ρ、 t )dp
    −(8)5         p ここに、Nは不純物粒子の数密度であり、不純物濃度C
と次式の関係にある。
C=□          ・・・(9)Vce ここに、σは密度を、■は不純物粒子の体積を示し、(
8)式の5は不純物粒子の表面を示す。不純物粒子が十
分小さく、不純物粒子全体が均一に温度変化をする場合
、(5)〜(9)式を解くことにより、(10)式のH
(r、ωンを得る。
(10)式のH(r、ω)を(2)式に代入することに
より、不純物粒子からの光音響信号P2(r、tJを次
式によυ求めることができる。
×iωfrlR(r′)G(r1r′)dr′〕・・・
(11)ここで、 である。
変調関数M(t)が周波数の0の正弦関数である場合、 M(→ =a(ω−ω0)             
  ・・・(13ンであるから、(4)式及び(11)
式は各々次式のように書き換゛えることができる。
1″0′ ・・・(15) ただし、 Q (’ 、t) ””ωo frtR(”) G (
r l r ’) d r ’  ・”(16)である
。不純物粒子の粒径が0の極限で、(15)式は(14
)式に一致し、真溶液の光音響信号に帰着する。光音響
信号の強度と位相が明確になる様に、(14)及び(1
5)式を極座標系で表示する。
・・・(18) ここに、 Q=I Q (r、  t) l         ・
(19)D= ID  (r、  t) l     
    −(20)である。従って、φ9は光音響信号
の伝播による位相であり、IDは不純物粒子が発生した
熱を放出するために要する時間に起因する光音響信号の
位相である。
(12)〜(22)式によシ、第1図に示した不純物の
弁別及び濃度測定の条件が得られる。まず光変調周波数
ωGが、 を十分満足し、 D(ωo)=1 となる場合、(18)式より、光音響信号の強度は、不
純物粒子の大きさによらなくなる。さらにこの場合、(
22)式よシ φo=0 とな!0 、(17) 、 (18)式よシ光音響信号
の位相はφqのみとなり、可溶性不純物からの光音・爵
信号の位相と一致する。光音響信号は音響波であり、線
型性を有している沈め、虞ね合わせの原理が成立し、こ
の条件ドでは、光音響信号の強度は可溶性及び不溶性不
純物を合計した濃度に対応し、その位相はφqとなる。
したがって、光音響信号の増巾器の位相θを、 θ=φq に設定すれば、位相検波された光「響信号の強度は、溶
液中の全不純物量に対応する。一方、ω0が を満たし、IDがφqから識別可能な量となる場合、(
17)と(18)式から不溶性不純物を可溶性不純物か
ら識別して測定できることがわかる。この場合、(22
)式より不純物粒子の大きさkmることができ、不純物
粒子を球と仮定することができる場なるから不純物粒径
dは となる。また、この場合、(23)及び(24)式の条
件において、 と信くことができる。このことは、逆に、(24)式の
条件を満たす光変調周波数で投射光を変調してもIDが
Oとなる場合、不純物は粒子状ではなく全て可溶性であ
ることがわかる。
不純物が気泡である場合、投射光は気泡により屈折し、
進路を変え、直接検出器に入射することがある。この場
合、入射光は検出器自身の光音響信号を発生する。しか
し、光の速さが音速より十分大きいため、光音響信号の
位相はOとなる。したがって、気泡を可溶性・不溶性不
純物から識別して測定することが可能となる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の具体的な実施列を図面を用いて説明する
第1図は本発明の基本的な構成を示すブロック図である
。光源からの光は光変調器5に入射し、ここで一定の周
波数で光の強度が変化する強度変調光に変えられ、この
強度変調光を測定すべき液体試料の入ったセル2に照射
する。1はセル2から得られた光音響信号を取入れてそ
の光音響信号の位相や強度を測定したり、あるいは光音
響信号の一定位相のものだけを取出してその強度を測定
する機能をもつ位相検波装置である。4は光変調器5に
おける光変調周波数を設定したり、また位相検波装置1
における位相の設定などを行う制御装置である。7は位
相検波装jllから得られた情報に基づき、液体中の不
純物の種類を弁別したり、不純物の量(濃度)′f、演
算し、必要に応じてそれらの結果を表示する演算装置で
ある。
第3図には、光変調周波数を任意に設定することができ
、また、光音響信号の位相検波装置としてロックインア
ンプ1を使用し、かつこのロックインアンプlの位相及
び感度も任意に設定することができる液中の不純物分析
装置の第1実施例を示した。光変調周波数やロックイン
アンプの位相1感度などは表1をもとに計算機と連動し
た制御装置によって制御されている。この実施例では、
超純水などの試料を採取し、密封形のセル2に充てんし
、その光音響信号を測定する。本装置では、光源にAr
レーザ3を用い、励起光ii、swの488nm発掘線
を利用する。本装置の光変調周波数は、低周波変調で8
0Hz、高周波変調で410KHzK設定されている。
この光変調周波数の設定は、水中の粒子半径1μmの二
酸化ケイ素粒子に対し、(23)及び(24)式を十分
に満たしている。低周波変調を選択すると、コントロー
ラ(制御装置)4により、ロックインアンプ1の位相は
自動設定され、ロックインアンプ1では光音響信号の強
度のみを測定し、試料中の全不純物量(濃度)を知るこ
とができる。この場合の検出限界吸光度は約10’″′
である。また、二酸化ケイ素粒子であれば、約20 p
ptまで測定できる。全不純物量を測定し終ると、光変
調周波数は自動的に高周波側に設定され、ロックインア
ンプ1は位相計として機能する。この場合、粒子半径1
μmで位相は45度を示し、位相計の最小測定値0.5
度は、約0.1μmの粒子半径に相当する。
なお、第3図に示す実施例において、5はArレーザ3
からの光を変調光に変える音響光学変調器、6はロック
インアンプ1および音響光学変調器5に信号を与える発
振器、7は計算器(演算装置)である。なお、この実施
例では光変調器5として音響光学変調器5を使用してい
るので、発振器6を設けて前記変調aを作動させている
次に本発明装置の第2実施例を第4図によυ説明する。
この実施例では、セルを70一式とし、2組の光変調器
Mt 、M、 、セル2a、 2b及びロックインアン
プla、lbを備え、それぞれ異なる測定条件を設定し
である。光源3は出力2゜WのArレーザである。光変
調器Mlは80H2に設定され、Mzは410KHzに
設定されている。これらの光変調周波数は制御装置4に
より設定値を変え得る。ロックインアンプ1aは強度S
I全、1bは位相変化量φDと強度S2を測定する。ま
た、図において8は光源3と光変調器Mz 、M2との
間に設けられた光の分配装置で、8aは光ビームを2方
向に分配するビームスプリッタ、8bはビームを反射さ
せて方向を変えるミラーである。液体試料35はボンダ
36によりセル2aおよび2bと順次流れる。
本実施例による測定例を第5図に示す。区間Aでは可溶
性不純物が20 ppb流入していることを示し、区間
Bでは粒子半径0.3μmの不純物が60 ppt検出
されている。区間Cでは粒子半径0.15μmの粒子状
不純物が30ppt検出されている。区間りでは不純物
は検出されていない。本装置における信号強度と濃度の
関係は次の通りである。
可溶性不純物濃度=信号強度(μV)X2(ppb/μ
■・・・(27) 不溶性不純物濃度−信号強度(μ’i+’) X 2 
(pI)t/μV)・・・(28) ただし、可溶性不純物については、分子吸光係数を10
3 (モル・cIrl−2)として計算した。
なお、E及びFでは気泡が検出されていることがわかる
第6図は本発明方法を超純水製造装置に応用した本発明
の第3実施例を示す。
図において、10は水道水などの原水を蒸留塔11に供
給する原水供給ライン、12は有機物などを除去する活
性炭濾過塔、13は粒子や電解質などを除去する逆浸透
膜モジュール、14は中継タンク、15は電解質などを
除去するイオン交換樹脂塔、16は製造された純水(比
抵抗1〜1゜Mg口以上)を貯留する純水タンク、17
は菌類を殺菌する紫外線殺菌器、18は電解質を除去す
るボリツシャ、19は微粒子などを除去する限外濾過膜
モジュールで、この限外濾過膜モジュール19から5方
弁20に、比抵抗17〜18MΩm以上、0.1〜0.
2μm以上の微粒子50個/ cc以下、生菌0.1個
/ cc以下程度の超純水が供給される。なお、図にお
いて、21〜24は送水ポンプ若しくは加圧ボ/プであ
る。
製造された超純水は5方弁20から不純物分析装置25
のセル2a、2b、2Cに順次供給されるっ3aはエネ
ルギーの高いC02レーザを用いた光源、9aはビーム
スプリッタ、9cはハーフミラー、9bはミラー、M+
 、M2 、M3は光変調器、la、lb、lcはロッ
クインアンプ、4は光変調器Mt −M3 とロックイ
ンアンプ1a〜1cを制御する制御装置、7はロックイ
ンアンプ13〜ICからの情報によシネ鈍物の種類を弁
別し、濃度を演算する演算装置である。この演算装置7
は超純水の分析結果に応じて原水供給ライン10のパル
プ10a5方弁20およびパルプ27を制御する機能も
備えている。光変調器M1の光変調周波数ω1は33H
z、光変調器M2 、 MSの光変調周波数ω2.ω3
はそれぞれ4 M Hzに設定されているっロックイン
アンプ1a及び1bは、位相をあらかじめ実験で求めた
φq=48度に設定し、光音響信号S1の強度から全不
純物量を、まだ光音j信号S2の強度からoT溶性不純
物量を各々測定する。ロックインアンプ1cでは、光音
響信号の位相φと強度S1を測定し、位相φから不溶性
不純物の中心粒径を、強度S3から不溶性不純物の濃度
を測定する。ロックインアンプ1a〜ICからの信号は
直接演算装置26に入力し、次のように前記5方弁20
を制御する。
・Slン100μVのとき→給水停止(パルプ10aを
閉)。
・S2.>50JIVのとき→逆浸透膜モジュール13
またはイオン交換 樹脂塔15からの精製 製のやシ直し。
上記の条件は、可溶性不純物量が約1ppb、不溶性不
純物の1が10ppt以上でしかもその粒径が0、3μ
m以上である場合に試料全もう一度精製し直すように設
定されている。また、ロックインアンプ1cで位相がO
となった時には、超純水中に気泡が混入しているので、
パルプ27を脱気装置28側に切換えて超純水の脱気を
行った後、半導体製造などのユースポイントに供iする
なお、この実施例では製造された超純水の全部を不純物
分析装置25を通すようにしているが、純水製造装置の
容量が大きい場合には、製造された超純水の一部をバイ
パスさせて分析装置25に流すようにしてもよい。
ig7図は本発明の不純物分析装置を工業廃水の分析に
応用した本発明の第4実施例を示すものである。図にお
いて、i44図または第6図と同一符号を付した部分は
同−若しくは相当する部分を示す。
29は廃水供給ライン、30は収理施設、31は貯蔵槽
、32はサンプリング装置で、このサンプリング装置3
1からの試料は不純物分析装置25のセル2a、 2b
、 2cに順次供給される。
この実施例では光源3として5WのArレーザを用いて
いる。池の条件は第6図に示す実施例と同じである。各
々のセル23〜2cからの光音響信号(PA信号)は各
々ロックインアンプ1a〜ICに入力され、各々のロッ
クインアンプ13〜ICから各々光音響信号の強度81
〜S3と、ロックインアンプICから光音響信号の位相
φDが表示・記録装置(演算装置)7に入力される。セ
ル2a〜2Cを通過した試料はドレン避れる。
第8図に第7図の装置を用いて工業廃水を分析した結果
を示した。
このように本発明の不純物分析装置は分析試料が不透明
でかつ懸濁性である場合にも適するものである。
以上述べた本発明の実施例によれば、次のような効果が
得られる。
1)液体中の可溶性・不溶性不純物及び気泡を弁別し、
かつ、その濃度を測定することができる。
2)光音響分光法を検出器に応用するので、超微Ji(
pptオーダ)の分析が可能である。
3)光音響分光法を検出器に利用するので、不透明な試
料でも分析可能である。
4)オンライン計測ができるので液体中の不純物モニタ
が==f能である。したがって超純水の水質・a理に適
用した場合、水質のオンライン管理ができ、半導体の製
造や遺伝子工学プラントの歩留りt−低減できるり 〔発明の効果〕 以上述べた様に、不発明によれば、測定液体に照射する
強度変調光の変調周波数、前記強度変調光の位相と光音
響・1ご号の位相との相関、および光音響16号の強度
の情報から液体中の不純物を分析するよつにしているか
ら、液体中の不純物を可溶性、不溶性、及び気泡状の不
純物に弁別することができ、さらにそれらA度も測定で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示すブロック図、第2図は
粒子の吸光及び放熱過程を説明する模式図、第3図は本
発明の第1実施例を示すブロック図、第4図は本発明の
第2実施例を示す系統図、第5図は第4図の装置による
測定例を示す線図、第6図は本発明の第3実施例倉示す
系統図、第71図は本発明の第4実施例を示す系統図、
第8図は第7図の装置による測定例金示す線図である。 1.1a〜IC・・・位相検波装置(ロックインアン7
’)、z、za〜2C・・・セル、3・・・光源、4・
・・制御装置(コントローラ)、5.Ml〜M3・・・
光変調器、7・・・演算装置(計算器、記録計)、25
・・・不純物分析装置。 7/″

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、測定液体に強度変調光を照射して得られる光音響信
    号を測定し、前記強度変調光の変調周波数(光変調周波
    数)と、測定液体に照射された前記強度変調光の位相と
    前記光音響信号の位相との相関を求め、これらの求めた
    情報から前記測定液体中の不純物の種類を可溶性、不溶
    性および気泡に弁別して検出することを特徴とする液体
    中の不純物分析方法。 2、特許請求の範囲第1項において、液体中の全不純物
    量に測定するときには、光変調周波数ωを、ω≪(3h
    )/(ρ_sC_p__sd_c)(ρ_s:粒子の比
    重 d_c:検出下限の粒子半径 C_p__s:粒子
    の比熱 h:粒子から媒質への熱伝達率)とし、かつ光
    音響信号の位相を検波する位相検波装置の位相θを、 θ=φ_Q(φ_Q:光音響信号の伝播による遅れ位相
    )となるように設定して、位相検波された光音響信号の
    強度から液体中の全不純物量を測定することを特徴とす
    る液体中の不純物分析方法。 3、特許請求の範囲第1項において、液体中の不純物を
    弁別して測定するときには、光変調周波数ωを、 ω≧(3h)/(ρ_sC_p__sd_c)(ρ_s
    :粒子の比重 d_c:検出下限の粒子半径 C_p_
    _s:粒子の比熱 h:粒子から媒質への熱伝達率)と
    し、検出された光音響信号の位相から不溶性不純物、可
    溶性不純物、および気泡を弁別して検出することを特徴
    とする液体中の不純物分析方法。 4、特許請求の範囲第3項において、測定液体に照射し
    た強度変調光の位相に対する光音響信号の位相θが、 θ=0 のとき気泡混入と判断し、 θ=φ_Q(φ_Q:光音響信号の伝播による遅れ位相
    )のときは可溶性不純物混入と判断し、さらに、θ=φ
    _Q+φ_D φ_D:粒子に光が当つてから放 熱するまでに要する時間 遅れによる遅れ位相 のときは不溶性不純物混入と判断することを特徴とする
    液体中の不純物分析方法。 5、特許請求の範囲第4項において、検出された光音響
    信号の位相θから不純物の種類を弁別し、かつその光音
    響信号の強度から弁別した不純物の量を求めることを特
    徴とする液体中の不純物分析方法。 6、特許請求の範囲第5項において、検出された光音響
    信号の位相θが θ=φ_Q+φ_D のとき、φ_Dの値から不溶性不純物の中心粒径を求め
    ることを特徴とする液体中の不純物分析方法。 7、特許請求の範囲第1項において、測定液体は超純水
    であることを特徴とする液体中の不純物分析方法。 8、光源と、この光源からの光を任意の一定周波数の強
    度変調光にする光変調器と、前記強度変調光の照射され
    る位置に設けられ、かつ分析される液体を入れたセルと
    、該セルからの光音響信号の位相を検波する位相検波装
    置と、この位相検波装置からの情報から前記液体中の不
    純物を分析する演算装置と、前記光変調器における強度
    変調光の変調周波数(光変調周波数)を制御する制御装
    置とを備えた液体中の不純物分析装置。 9、特許請求の範囲第8項において、位相検波装置には
    光音響信号のうち特定位相のものだけを検出できる機能
    をもたせ、かつその特定位相を設定するための制御装置
    を設けたことを特徴とする液体中の不純物分析装置。 10、特許請求の範囲第9項において、光変調器を制御
    する制御装置と位相検波装置を制御する制御装置を一つ
    の制御装置で兼用させたことを特徴とする液体中の不純
    物分析装置。 11、特許請求の範囲第8項または第9項において、位
    相検波装置には、検出された光音響信号を増巾する機能
    ももたせ、位相検波装置の制御装置は、該位相検波装置
    の位相制御および感度制御を行うことを特徴とする液体
    中の不純物分析装置。 12、特許請求の範囲第8項において、不純物を分析す
    る演算装置は、位相検波装置からの光音響信号の位相と
    強度から液体中の不純物の種類と量を分析することを特
    徴とする液体中の不純物分析装置。 13、特許請求の範囲第12項において、測定液体中に
    不溶性不純物が検出されたときには光音響信号の位相か
    らその不溶性不純物の粒径を前記演算装置で算出するこ
    とを特徴とする液体中の不純物分析装置。 14、特許請求の範囲第8項において、液体中の全不純
    物量を測定するときには、前記光変調器における光変調
    周波数ωを、 ω≪(3h)/(ρ_sC_p__sd_c)(ρ_s
    :粒子の比重 d_c:検出下限の粒子半径 C_p_
    _s:粒子の比熱 h:粒子から媒質への熱伝達率)と
    し、かつ光音響信号の位相を検波する位相検波装置の位
    相θが、 θ=φ_Q(φ_Q:光音響信号の伝播による遅れ位相
    )と設定されるように光変調器および位相検波装置の制
    御装置を制御することを特徴とする液体中の不純物分析
    装置。 15、特許請求の範囲第8項または第13項において、
    液体中の不純物を弁別して測定するときには、光変調器
    における光変調周波数ωが、 ω≧(3h)/(ρ_sC_p__sd_c)(ρ_s
    :粒子の比重 d_c:検出下限の粒子半径 C_p_
    _s:粒子の比熱 h:粒子から媒質への熱伝達率)と
    なるように光変調器の制御装置を制御することを特徴と
    する液体中の不純物分析装置。 16、特許請求の範囲第15項において、不純物を分析
    する演算装置は、位相検波装置からの光音響信号の位相
    と強度から液体中の不純物の種類と量を分析すると共に
    、液体中に不溶性不純物が検出されたときには光音響信
    号の位相からその不溶性不純物の粒径を前記演算装置で
    算出することを特徴とする液体中の不純物分析装置。 17、特許請求の範囲第16項において、演算装置で分
    析された不純物の種類、量、不溶性不純物の粒径を表示
    する表示装置を設けたことを特徴とする液体中の不純物
    分析装置。 18、特許請求の範囲第11項において、位相検波装置
    はロックインアンプであることを特徴とする液体中の不
    純物分析装置。 19、特許請求の範囲第18項において、光変調器は音
    響光学変調器であり、前記光変調器を制御する制御装置
    と該光変調器との間に発振器を設け、前記制御装置によ
    つて発振器の発振周波数を制御することによつて前記光
    変調器の光変調周波数を制御し、かつ発振器から参照信
    号をロックインアンプに与える構成としたことを特徴と
    する液体中の不純物分析装置。 20、特許請求の範囲第8項において、光変調器、セル
    、位相検波装置をそれぞれ複数個設けて、それらを互い
    に並列に配列し、光源からの複数の光源がそれぞれ各光
    変調器を通過した後それぞれの系列に配置されたセルに
    入射するように構成し、各光変調器における光変調周波
    数が互いに異なるように光変調器の制御装置で制御する
    と共に、測定される液体は順次各セルを流れるように構
    成したことを特徴とする液体中の不純物分析装置。 21、特許請求の範囲第20項において、光変調器、セ
    ル、位相検波装置をそれぞれ2個並列に設けて第1およ
    び第2の分析系列を構成し、前記第1分析系列における
    光変調器の光変調周波数ω_1を、ω_1≪(3h)/
    (ρ_sC_p__sd_c)(ρ_s:粒子の比重 
    d_c:検出下限の粒子半径 C_p__s:粒子の比
    熱 h:粒子から媒質への熱電導率)とし、かつ位相検
    波装置の位相θは、 θ=φ_Q(φ_Q:光音響信号の伝播による遅れ位相
    )と設定し、さらに前記第2分析系列における光変調器
    の光変調周波数ω_2を、 ω_2≧(3h)/(ρ_sC_p__sd_c)とな
    るように制御することを特徴とする液体中の不純物分析
    装置。 22、特許請求の範囲第20項または第21項において
    、光源を1つ設け、この光源と各光変調器との間に光の
    分配装置を設けて、1つの光源からの光が分配されて各
    光変調器に入射するように構成したことを特徴とする液
    体中の不純物分析装置。 23、特許請求の範囲第22項において、光の分配装置
    は、ビームスプリッタおよびミラーにより構成したこと
    を特徴とする液体中の不純物分析装置。 24、特許請求の範囲第22項において、分析系列が3
    列以上のときには、光の分配装置を、ビームスプリッタ
    、ハーフミラー、およびミラーで構成したことを特徴と
    する液体中の不純物分析装置。 25、特許請求の範囲第20項において、光変調器、セ
    ル、位相検出装置をそれぞれ3個並列に設けて第1〜第
    3の分析系列を構成し、前記第1分析系列における光変
    調器の光変調周波数ω_1をω_1≪(3h)/(ρ_
    sC_p__sd_c)ρ_s:粒子の比重 d_c:
    検出下限の粒子半径C_p__s:粒子の比熱 h:粒
    子から媒質への熱伝達率とし、また、第2および第3分
    析系列における光変調器の光変調周波数ω_2を、 ω_2≧(3h)/(ρ_sC_p__sd_c)とな
    るように制御し、さらに、第1および第2の分析系列に
    おける位相検波装置の位相θを、θ=φ_Q(φ_Q:
    光音響信号の伝播による遅れ位相)に設定し、第1分析
    系列の位相検波装置からの光音響信号の強度から全不純
    物の濃度を、第2分析系列からの光音響信号の強度から
    可溶性不純物の濃度を検出し、さらに、第3分析系列か
    らの光音響信号の強度と位相から不溶性不純物の濃度と
    粒径あるいは気泡を検出することを特徴とする液体中の
    不純物分析装置。 26、特許請求の範囲第25項において、分析すべき液
    体は超純水製造装置で製造された超純水であり、その超
    純水の全部または一部をバイパスさせて前記第1〜第3
    の分析系列における各セルを順次通過させる構成として
    超純水中の不純物を分析することを特徴とする液体中の
    不純物分析装置。 27、特許請求の範囲第26項において、超純水製造装
    置と、不純物分析装置との間に切換弁を設けて、製造さ
    れた超純水中の不純物量が規定値を越えている場合には
    、製造された超純水をその不純物量に応じて製造装置内
    の適当な部分に戻して、そこから再度超純水の製造を実
    施する構成とし、さらに、前記分析装置の下流側におけ
    る超純水配管にバイパス流路を設けて、このバイパス流
    路に脱気装置を設け、前記分析装置で気泡を検出した時
    には、超純水を脱気装置に流して脱気する構成としたこ
    とを特徴とする液体中の不純物分析装置。 28、特許請求の範囲第26項において、不純物分析装
    置における光源として炭酸ガスレーザを使用することを
    特徴とする液体中の不純物分析装置。 29、特許請求の範囲第25項において、分析すべき液
    体は工業廃水であり、該工業廃水の一部をサンプリング
    して、その試料を第1〜第3の分析系列におけるセルを
    順次通過させる構成として工業廃水中の不純物成分を分
    析することを特徴とする液体中の不純物分析装置。
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