JPS6110069A - 高強度緻密窒化珪素焼結体及びその製法 - Google Patents
高強度緻密窒化珪素焼結体及びその製法Info
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- JPS6110069A JPS6110069A JP59128531A JP12853184A JPS6110069A JP S6110069 A JPS6110069 A JP S6110069A JP 59128531 A JP59128531 A JP 59128531A JP 12853184 A JP12853184 A JP 12853184A JP S6110069 A JPS6110069 A JP S6110069A
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- silicon nitride
- sintered body
- mgo
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- powder
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は硬度及び強度を向上せしめると共に強度特性の
バラツキが小さくなった高強度緻密窒化珪素焼結体及び
その製法に関するものである。
バラツキが小さくなった高強度緻密窒化珪素焼結体及び
その製法に関するものである。
従来周知の通り、窒化珪素焼結体は焼結助剤の添加によ
り液相焼結して緻密化するが、その焼結助剤にはMgO
などのアルカリ土類金属の酸化物、Yl108などの希
土類金属の酸化物、並びにAJ 20aなどがあり、そ
して、これら焼結助剤と窒化珪素粉末を粉砕混合し、成
形し、焼成して窒化珪素焼結体が得られる。
り液相焼結して緻密化するが、その焼結助剤にはMgO
などのアルカリ土類金属の酸化物、Yl108などの希
土類金属の酸化物、並びにAJ 20aなどがあり、そ
して、これら焼結助剤と窒化珪素粉末を粉砕混合し、成
形し、焼成して窒化珪素焼結体が得られる。
しかしながら、前記添加物は窒化珪素や窒化珪素粉の結
晶表面に存在する5ins膜と反応して粒界相を形成す
るが、これらの成形用原料は十分に粉砕混合しても、前
記添加物がミクロ的に均一な分布をしていなかった。そ
こで、焼結助剤としてMgOを例にとればこのMgO粉
末は1〜3μm程度の粒径のものしか得られず、この添
加量が少ない場合、十分に混合してもMgO粉末の偏在
が顕著になり、微視的にMgO粒子の近傍とそれ以外の
部分では特性値に差が大きくなると共に粒界相の大きざ
が不均一となる。その結果、窒化珪素結晶粒の異常成長
が促進し、且つ焼結体中の気孔量が増大し、これらが破
壊源となっていた。従って、焼結体の特性、特に強度及
び硬度並びに強度のバラツキを向上させるためにはこれ
らの添加量を減少させると共に均一分散させる必要があ
る。
晶表面に存在する5ins膜と反応して粒界相を形成す
るが、これらの成形用原料は十分に粉砕混合しても、前
記添加物がミクロ的に均一な分布をしていなかった。そ
こで、焼結助剤としてMgOを例にとればこのMgO粉
末は1〜3μm程度の粒径のものしか得られず、この添
加量が少ない場合、十分に混合してもMgO粉末の偏在
が顕著になり、微視的にMgO粒子の近傍とそれ以外の
部分では特性値に差が大きくなると共に粒界相の大きざ
が不均一となる。その結果、窒化珪素結晶粒の異常成長
が促進し、且つ焼結体中の気孔量が増大し、これらが破
壊源となっていた。従って、焼結体の特性、特に強度及
び硬度並びに強度のバラツキを向上させるためにはこれ
らの添加量を減少させると共に均一分散させる必要があ
る。
本発明は上記事情に鑑みて完成されたもので、その目的
は粒界相の形成に使われるMgOを必要最少量tCする
と共に焼結体中に均一分散させ、これにより、硬度及び
強度を向上せしめてその強度特性のバラツキを小さくし
た高強度緻密窒化珪素焼結体を提供することにある。
は粒界相の形成に使われるMgOを必要最少量tCする
と共に焼結体中に均一分散させ、これにより、硬度及び
強度を向上せしめてその強度特性のバラツキを小さくし
た高強度緻密窒化珪素焼結体を提供することにある。
本発明の他の目的はMgOを必要最少量にすると共に焼
結体中に均一分散させて安定した強度特性が得られた高
品質な高強度緻密窒化珪素焼結体の製法を提供すること
lこある。
結体中に均一分散させて安定した強度特性が得られた高
品質な高強度緻密窒化珪素焼結体の製法を提供すること
lこある。
本発明によれば、MgOを焼結助剤として含有する窒化
珪素焼結体において、ワイブル係数が13以上であるこ
とを特徴とする高強度緻密窒化珪素焼結体が提供される
。
珪素焼結体において、ワイブル係数が13以上であるこ
とを特徴とする高強度緻密窒化珪素焼結体が提供される
。
更に本発明によれば、窒化珪素粉末に、熱分解して酸化
マグネシウム(MgO) fこなるようなマグネシウム
化合物をBET比表面積10 Jg以上の粉末ξこして
含有した出発原料を混合して成形後、加圧焼結又は無加
圧焼結してワイブル係数を13以上にしたことを特徴と
する高強度緻密窒化珪素焼結体の製法が提供される。
マグネシウム(MgO) fこなるようなマグネシウム
化合物をBET比表面積10 Jg以上の粉末ξこして
含有した出発原料を混合して成形後、加圧焼結又は無加
圧焼結してワイブル係数を13以上にしたことを特徴と
する高強度緻密窒化珪素焼結体の製法が提供される。
原料粉末として用いる窒化珪素はα相、β相のいずれで
もよいが、高強度の焼結体を得るためにはα相の含有量
を太き(するのが望ましい。又、その平均粒径は2μM
以下がよい。
もよいが、高強度の焼結体を得るためにはα相の含有量
を太き(するのが望ましい。又、その平均粒径は2μM
以下がよい。
本発明においては、この窒化珪素原料にMgOと必要【
こ応じて他の焼結助剤を含有させるのに際して、 Mg
Oの代わりに熱分解してMgOになると共にそれ自体微
粉化が容易であるマグネシウム化合物を用いることが重
要である。
こ応じて他の焼結助剤を含有させるのに際して、 Mg
Oの代わりに熱分解してMgOになると共にそれ自体微
粉化が容易であるマグネシウム化合物を用いることが重
要である。
即ち、焼結に伴ってMgOが窒化珪素粉の結晶表面に存
在する85−O1l膜と反応して粒界相を形成するに際
し、微粒なMgOをできるだけ少量用いてミクロ的Fζ
均一な分布に近づくようにするため、熱分解してMgO
になり、且つ粉砕が容易であると共にそれ自体が微粉状
になるマグネシウム化合物を用いる必要がある。かかる
マグネシウム化合物をBET比表面積10 Ml /g
以上の微粉末にして用いると、粒廖が小さくなると共に
比較的揃ったものとなり、これを用いて得られた窒化珪
素焼結体は粒界相の形成に使われるMgOが必要最少量
になると共に焼結体中に均一分散し、加えて、後述する
通り、分解生成したMgO粒子が活性化し、これにより
、硬度及び強度が向上し、その強度特性のバラツキが顕
著に小さくなることが判った。尚、出発原料にMgO粉
末を用いて粉砕処理しても、そのBET比表面積をlQ
m/g以上にできないことは当業者であれば周知の事実
である。
在する85−O1l膜と反応して粒界相を形成するに際
し、微粒なMgOをできるだけ少量用いてミクロ的Fζ
均一な分布に近づくようにするため、熱分解してMgO
になり、且つ粉砕が容易であると共にそれ自体が微粉状
になるマグネシウム化合物を用いる必要がある。かかる
マグネシウム化合物をBET比表面積10 Ml /g
以上の微粉末にして用いると、粒廖が小さくなると共に
比較的揃ったものとなり、これを用いて得られた窒化珪
素焼結体は粒界相の形成に使われるMgOが必要最少量
になると共に焼結体中に均一分散し、加えて、後述する
通り、分解生成したMgO粒子が活性化し、これにより
、硬度及び強度が向上し、その強度特性のバラツキが顕
著に小さくなることが判った。尚、出発原料にMgO粉
末を用いて粉砕処理しても、そのBET比表面積をlQ
m/g以上にできないことは当業者であれば周知の事実
である。
本発明はBET比表面積をlQr/g以上にした微粉化
マグネシウム化合物を用いると、この化合物が焼成の昇
温過程で熱分解して生じた微粒なMgOを活性化せしめ
ているという知見に基いて完成されている。この活性化
MgOはマグネシウム化合物の微粒子化と共に熱分解に
伴う分解エネルギーによって出来るものであり、これ薔
こより、窒化珪素粉末の結晶表面に存在する5102膜
や後述する他の焼結助剤と反応し易くしている。その結
果、硬度及び強度+C優れると共にワイブル係数が13
以上という強度特性のバラツキが顕著に向上した高信頼
性の高強度緻密窒化珪素焼結体が得られる。かくして、
この係数値は焼結体中でMgOが微粒子化すると共に均
一分散し、且つそのMgOが活性化することにより到達
した値である。
マグネシウム化合物を用いると、この化合物が焼成の昇
温過程で熱分解して生じた微粒なMgOを活性化せしめ
ているという知見に基いて完成されている。この活性化
MgOはマグネシウム化合物の微粒子化と共に熱分解に
伴う分解エネルギーによって出来るものであり、これ薔
こより、窒化珪素粉末の結晶表面に存在する5102膜
や後述する他の焼結助剤と反応し易くしている。その結
果、硬度及び強度+C優れると共にワイブル係数が13
以上という強度特性のバラツキが顕著に向上した高信頼
性の高強度緻密窒化珪素焼結体が得られる。かくして、
この係数値は焼結体中でMgOが微粒子化すると共に均
一分散し、且つそのMgOが活性化することにより到達
した値である。
本発明のマグネシウム化合物は焼成などの加熱に伴い熱
分解してMg0Iζなるものであればよく、望ましくは
、Mg(OH)a 、 MgC0aなど出発原料の粉砕
工程で容易に所望の粒度に微粉化ができるものがよい。
分解してMg0Iζなるものであればよく、望ましくは
、Mg(OH)a 、 MgC0aなど出発原料の粉砕
工程で容易に所望の粒度に微粉化ができるものがよい。
そして、この粉末の粒度は平均粒径ではなく、比表面積
によって表示しており、かかる表示によって粒度の比較
的揃ったマグネシウム化合物になることが期待できる。
によって表示しており、かかる表示によって粒度の比較
的揃ったマグネシウム化合物になることが期待できる。
本発明によれば、マグネシウム化合物の添加量は他の焼
結助剤の種類及びその添加量などの出発原料の条件にも
よるが、焼結体中JOに換算して20重量%以下にする
のが望ましく、又、主成分たる窒化珪素の含有量は70
重量%以上とするのがよい。これによって微粉化の処理
がむずかしいMgOを単に同量添加したものに比べて硬
度及び強度並びにその強度特性のバラツキが改善した窒
化珪素焼結体が得られる。
結助剤の種類及びその添加量などの出発原料の条件にも
よるが、焼結体中JOに換算して20重量%以下にする
のが望ましく、又、主成分たる窒化珪素の含有量は70
重量%以上とするのがよい。これによって微粉化の処理
がむずかしいMgOを単に同量添加したものに比べて硬
度及び強度並びにその強度特性のバラツキが改善した窒
化珪素焼結体が得られる。
更に本発明1こついては、マグネシウム化合物以外の他
の焼結助剤として周知のアルカリ土類金属の酸化物、Y
llk3などの希土類金属の酸化物並びにM2O3など
を添加しても後述の実施例が示す通り、本発明の目的が
達成できることを確認した。
の焼結助剤として周知のアルカリ土類金属の酸化物、Y
llk3などの希土類金属の酸化物並びにM2O3など
を添加しても後述の実施例が示す通り、本発明の目的が
達成できることを確認した。
更にまた、本発明の窒化珪素焼結体は上述した添加物以
外に本発明の効果を損わない範囲で出発原料の前記マグ
ネシウム化合物の一部をMgOで置換することは何等差
支えない。
外に本発明の効果を損わない範囲で出発原料の前記マグ
ネシウム化合物の一部をMgOで置換することは何等差
支えない。
次に本発明の製法においては、上述に従って得られた原
料をボールミルや振動ミルによって湿式混合し、成形用
バインダー等が添加され、乾燥造粒の後、プレス法等に
より所望の形状に成型される。次いで、この成形体を加
圧焼結又は無加圧焼結する。
料をボールミルや振動ミルによって湿式混合し、成形用
バインダー等が添加され、乾燥造粒の後、プレス法等に
より所望の形状に成型される。次いで、この成形体を加
圧焼結又は無加圧焼結する。
加圧焼結はカーボンモールド中に原料を充填し、200
〜500kg/eJの圧力及び1550〜1800℃の
温度に設定して1〜3時間焼成を行なう。
〜500kg/eJの圧力及び1550〜1800℃の
温度に設定して1〜3時間焼成を行なう。
無加圧焼結は1600〜1800℃に温度が設定された
、1〜25気圧の窒素ガスもしくはアルゴンガス中、1
〜5時間焼成を行なう。
、1〜25気圧の窒素ガスもしくはアルゴンガス中、1
〜5時間焼成を行なう。
かくして本発明によれば、所定の粒度゛に設定したマグ
ネシウム化合物を焼成に伴って活性化MgOにしたこと
により、焼結体中のMgO量を必要最少量にすると共に
焼結体中に均一分散することができ、その結果、硬度及
び強度を向上せしめてその強度特性のバラツキが小さく
なった高強度緻密窒化珪素焼結体が提供できる。
ネシウム化合物を焼成に伴って活性化MgOにしたこと
により、焼結体中のMgO量を必要最少量にすると共に
焼結体中に均一分散することができ、その結果、硬度及
び強度を向上せしめてその強度特性のバラツキが小さく
なった高強度緻密窒化珪素焼結体が提供できる。
以下、本発、明の実施例について述べる。
〔実施例1〕
α相85%含有の窒化珪素粉末(平均粒径1.θμ)G
こ第1表に示す通り、暖、 Mg(OH)2 、 Mg
C0aのそれぞれを用いた場合Iこついて、更にその他
の焼結助剤も用いた場合について、配合組成比を決めた
。そして、この出発原料にアルコールを加えて窒化珪素
ポールにより均一に粉砕混合し、MgO系焼結助剤粉末
のBET比表面積を第1表に示す通りとした。尚、−に
ついてはMg(OH)+ 、 MgcO3を用いた場合
と同一の条件で粉砕処理してもBEET比表面積がlQ
m/gを越えることはなかった。
こ第1表に示す通り、暖、 Mg(OH)2 、 Mg
C0aのそれぞれを用いた場合Iこついて、更にその他
の焼結助剤も用いた場合について、配合組成比を決めた
。そして、この出発原料にアルコールを加えて窒化珪素
ポールにより均一に粉砕混合し、MgO系焼結助剤粉末
のBET比表面積を第1表に示す通りとした。尚、−に
ついてはMg(OH)+ 、 MgcO3を用いた場合
と同一の条件で粉砕処理してもBEET比表面積がlQ
m/gを越えることはなかった。
次いで、この混合物を400 kg/eJの圧力下17
50℃の温度で2時間ホットプレスを行なった。
50℃の温度で2時間ホットプレスを行なった。
かくして得られた焼結体の密度、ロックウェル硬度E(
RA及び抗折強度、並びにワイブル係数による強度特性
のバラツキを測定したところ、第1表に示す結果が得ら
れた。抗折強度及びワイブル係数については1.T工5
R1601に従って4点曲げ試験法により4 X 3
X 42 tmの試験片の抗折強度を測定することによ
って求めた。尚、このワイブル係数はワイブル確率紙に
破壊確率と最大応力をプロットし、この傾きからその係
数が判るというものであ第1表カラ明らかな通り、Mg
(OH)g 、 MgC0a (F)焼結助剤を用いる
とBr比表面積が10m/g以上の粉末に容易に粉砕す
ることができるため、試料番号2.3,5,6.8,9
.11,12,18゜20、22.24.26.28.
30.32.34.36゜3B、40.42が示す通り
、ワイブル係数が顕著に向上した高品質な窒化珪素焼結
体が得られた。
RA及び抗折強度、並びにワイブル係数による強度特性
のバラツキを測定したところ、第1表に示す結果が得ら
れた。抗折強度及びワイブル係数については1.T工5
R1601に従って4点曲げ試験法により4 X 3
X 42 tmの試験片の抗折強度を測定することによ
って求めた。尚、このワイブル係数はワイブル確率紙に
破壊確率と最大応力をプロットし、この傾きからその係
数が判るというものであ第1表カラ明らかな通り、Mg
(OH)g 、 MgC0a (F)焼結助剤を用いる
とBr比表面積が10m/g以上の粉末に容易に粉砕す
ることができるため、試料番号2.3,5,6.8,9
.11,12,18゜20、22.24.26.28.
30.32.34.36゜3B、40.42が示す通り
、ワイブル係数が顕著に向上した高品質な窒化珪素焼結
体が得られた。
然る番こ、MgOの焼結助剤を用いると当業者にとって
周知の通り、粉砕1こ伴ってその平均粒径が向上しても
BEET比表面積が1011t/g未満の粉末しか得ら
れず、試料番号1.4.7.10 、17.19 。
周知の通り、粉砕1こ伴ってその平均粒径が向上しても
BEET比表面積が1011t/g未満の粉末しか得ら
れず、試料番号1.4.7.10 、17.19 。
21、23.25.27.29 、31.33.35.
37゜39.41が示す如(、本発明の対応する各々の
試料に比べて硬度及び強度並びにワイブル係数は概ね劣
っていることが判る。
37゜39.41が示す如(、本発明の対応する各々の
試料に比べて硬度及び強度並びにワイブル係数は概ね劣
っていることが判る。
更に本発明の比較例として試料番号13,14゜15.
16によればMg(OH)ll、 MgC0aの焼結助
剤を用いてもその粉末のB]17I′比表面積が10f
f/g未満であれば硬度及び強度並びにワイブル係数が
相対的に低下していることが判る。
16によればMg(OH)ll、 MgC0aの焼結助
剤を用いてもその粉末のB]17I′比表面積が10f
f/g未満であれば硬度及び強度並びにワイブル係数が
相対的に低下していることが判る。
〔実施例2〕
α相85%含有の量化珪素粉末(平均粒径LOμ)+C
@2表に示す通り、MgO、Mg(OH)sのそれぞれ
を用いた場合について、史にその他の焼結助剤も用いた
場合について、配合組成比を決めた。そして、この出発
原料にアルコールを加えて窒化珪素ボールにて均一に粉
砕混合し、Mg(OH) I粉末のBET比表面積を第
2表に示す通りとした。尚、Mg。
@2表に示す通り、MgO、Mg(OH)sのそれぞれ
を用いた場合について、史にその他の焼結助剤も用いた
場合について、配合組成比を決めた。そして、この出発
原料にアルコールを加えて窒化珪素ボールにて均一に粉
砕混合し、Mg(OH) I粉末のBET比表面積を第
2表に示す通りとした。尚、Mg。
については同じ条件で粉砕処理してもB訂比表面積が1
0 m /gを越えることがなかった。
0 m /gを越えることがなかった。
次いで、この混合物を乾燥させた後、8重量%のパラフ
ィンを添加し、成形圧1,5 ton/c11で所望の
形状にプレス成形した。この成形体を真空中で脱脂した
後、窒素ガス20 at瓜の加圧ガス雰囲気中、190
0℃の焼成温度で3時間焼成を行なった。
ィンを添加し、成形圧1,5 ton/c11で所望の
形状にプレス成形した。この成形体を真空中で脱脂した
後、窒素ガス20 at瓜の加圧ガス雰囲気中、190
0℃の焼成温度で3時間焼成を行なった。
かくして得られた焼結体について、実施例1と同様番こ
密度、ロックウェル硬度及び4点曲げ試験法による抗折
強度、並びにワイブル係数による強度特性のバラツキを
測定したところ、第2表に示す結果が得られた。
密度、ロックウェル硬度及び4点曲げ試験法による抗折
強度、並びにワイブル係数による強度特性のバラツキを
測定したところ、第2表に示す結果が得られた。
第2表から明らかな通り、Mg(OH)11の焼結助剤
を用いるとBEET比表面積がlQm/g以上の粉末に
容易に粉砕することができ、試料番号44.46゜48
、50.52.54.56.58.60.62.64゜
66、68.70.72.74はそれぞれの対応する比
較例43.45.47.49.51.53.55.57
゜59、61.63.65.67、69.71.73と
比べて硬度、強度及びワイブル係数が顕著1こ向上して
いる。
を用いるとBEET比表面積がlQm/g以上の粉末に
容易に粉砕することができ、試料番号44.46゜48
、50.52.54.56.58.60.62.64゜
66、68.70.72.74はそれぞれの対応する比
較例43.45.47.49.51.53.55.57
゜59、61.63.65.67、69.71.73と
比べて硬度、強度及びワイブル係数が顕著1こ向上して
いる。
更に本発明の比較例として試料番号75.76゜77に
よれば、 Mg(OH)llの焼結助剤を用いてもその
粉末のBET比表面積がl0IPI/g未満であれば硬
度及び強度並びにワイブル係数が試料番号44,48゜
50と比べて低下していることが判る。
よれば、 Mg(OH)llの焼結助剤を用いてもその
粉末のBET比表面積がl0IPI/g未満であれば硬
度及び強度並びにワイブル係数が試料番号44,48゜
50と比べて低下していることが判る。
また本発明者等は前記Mg(OH)Qの代わりにMgC
0aを相当するMgO量用いた場合についても実験を行
なったところ、いずれも実施例2と同じような優れた効
果を認めた。
0aを相当するMgO量用いた場合についても実験を行
なったところ、いずれも実施例2と同じような優れた効
果を認めた。
上述の実施例を示す通り、本発明によれば、■(OH)
9 、 MgC0aなど焼成に伴ってMgOになり、且
つ粉砕が容易であると共にそれ自体が微粉状になるマグ
ネシウム化合物を用い、その化合物を所定の比表面積に
すると焼成に伴って活性化JOが生成し、硬度及び強度
が向上し、強度特性のバラツキが顕著に小さくなった高
強度緻密窒化珪素焼結体が提供できる1゜
9 、 MgC0aなど焼成に伴ってMgOになり、且
つ粉砕が容易であると共にそれ自体が微粉状になるマグ
ネシウム化合物を用い、その化合物を所定の比表面積に
すると焼成に伴って活性化JOが生成し、硬度及び強度
が向上し、強度特性のバラツキが顕著に小さくなった高
強度緻密窒化珪素焼結体が提供できる1゜
Claims (2)
- (1)酸化マグネシウム(MgO)を焼結助剤として含
有する窒化珪素焼結体において、ワイブル係数が13以
上であることを特徴とする高強度緻密窒化珪素焼結体。 - (2)窒化珪素粉末に、熱分解して酸化マグネシウム(
MgO)になるようなマグネシウム化合物をBET比表
面積10m^2/g以上の粉末にして含有した出発原料
を混合して成形後、加圧焼結又は無加圧焼結してワイブ
ル係数を13以上にしたことを特徴とする高強度緻密窒
化珪素焼結体の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59128531A JPS6110069A (ja) | 1984-06-21 | 1984-06-21 | 高強度緻密窒化珪素焼結体及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59128531A JPS6110069A (ja) | 1984-06-21 | 1984-06-21 | 高強度緻密窒化珪素焼結体及びその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6110069A true JPS6110069A (ja) | 1986-01-17 |
Family
ID=14987054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59128531A Pending JPS6110069A (ja) | 1984-06-21 | 1984-06-21 | 高強度緻密窒化珪素焼結体及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6110069A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006232622A (ja) * | 2005-02-24 | 2006-09-07 | Kyocera Corp | 複合焼結体および切削工具 |
EP2100865A1 (en) | 2008-03-10 | 2009-09-16 | Hitachi Metals, Ltd. | Silicon nitride substrate, method of manufacturing the same, and silicon nitride circuit board and semiconductor module using the same |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5560072A (en) * | 1978-10-27 | 1980-05-06 | Asahi Glass Co Ltd | Manufacture of ceramics material |
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JPS60145965A (ja) * | 1984-01-06 | 1985-08-01 | 宇部興産株式会社 | 窒化珪素質焼結体の製法 |
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1984
- 1984-06-21 JP JP59128531A patent/JPS6110069A/ja active Pending
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