JPS61100516A - ゼラチンカプセル内に封入された練り歯磨 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は練り＃Ｊ磨、さらに詳しくは１回の使用分量が
ゼラチンカプセル内に封入されてなる、持ち運びが便利
で使用も簡便な練り歯磨に関する。

〔従来の技術〕

レジャーや仕事など旅行の機会が増加しつつある現代に
おいては、携帯用の歯磨が使用される機会も増加しつつ
ある。また、職場や学校などで、昼食後に歯磨を励行す
る人もあり、小型で携帯や保管がしやすくかつ使用が簡
便な歯磨の需要は増・す一方である。

従来、このような目的にあった歯磨としては小型チュー
ブ入りの練り歯磨が汎用されており、通常１チユーブ内
には５〜１０回使用分が充填されている。

本発明者らは、より携帯に便利で使用も簡便な歯磨は得
られないものかと考慮した結果、１回使用分の練り歯磨
をゼラチンカプセル内に封入したならば、上記目的を満
足できるのではないかと考えた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のチューブ入り練り歯磨は起泡剤０．５〜２重量％
、湿潤剤３０〜５０重量％、研磨剤４０〜６０重量％、
水２０〜３０重量％にセルロース誘導体、アルギン酸塩
、アイリソシュモス、カルボキシビニルポリマーなどの
結合剤０．５〜２．０重量％を配合して主成分となし、
必要に応じて香料、着色剤、甘味料、防腐殺菌剤、薬剤
などを添加してなる。これをそのままカプセル内に封入
しようとすると、粘度が高すぎて工程的に問題が生じる
。また、練り歯磨中の水によ４てゼラチンカプセルが溶
解して好ましくない。

［問題点を解決するための手段］ 本発明者らは鋭意研究した結果、練り歯磨中の水含有量
を２０重量％以下にし、かつ結合剤を除いて系の粘度を
５０００ｃｐｓ以下にすることにより上記の問題点をこ
とごとく解決しうろことを見いだして本発明をなすに至
った。

すなわち、本発明は起泡剤０．５〜２重量％、湿潤剤１
０〜７０重量％、６１Ｆ磨剤１０〜４０重四％、水１〜
２０重量％を主成分としてなる練り歯磨をゼラチンカプ
セル内に封入したことを特徴とするゼラチンカプセル入
り練り歯磨を提供するものである。

本発明の練り歯磨は、上述のとおり、従来の練り歯磨と
異なる処方構成を有するのはもちろん、起泡剤１〜ｌＯ
重量％および研磨剤９０〜９１重量％を　゛主成分とし
水を含をしない粉歯磨や湿潤剤１０〜２０重量％、水４
０〜７０重量％およびアルコール１０〜２０重量％を主
成分としてなる水歯磨とも処方構成が異なっており、全
く新規な歯磨ということができる。

従来のチューブ入り練り歯磨は長期の安定性を確保する
ために結合剤が必須の成分であるが、本発明の練り歯磨
は１カプセルが１回の使用量を封入したものであるので
、長期の安定性は必要でなく、かったとえ若干の分離が
生じても使用時には混ざってしまうので構わない。つま
り、ゼラチンカプセル入りにしたことで結合剤を除き得
たのであり、そのことがまた、系の粘度を下げて封入工
程を容易にしている訳である。

以下、本発明の構成について述べる。

本発明の練り歯磨を構成する必須成分は起泡剤、湿潤剤
、研磨剤、水である。これら成分は通常の練り歯磨に使
用されている公知成分を使用すればよい。

起泡剤としては、たとえばラウリル硫酸エステル塩、ポ
リオキシエチレンラウリル硫酸塩、ラウロイルサルコシ
ンナトリウムを挙げることができる。なかではラウリル
硫酸ナトリウムが最も一般的である。

起泡剤の配合量は０．５〜２重量％である。

湿潤剤としてはグリセリン、ソルビット、プロピレング
リコール、ポリエチレングリコール、ブチレングリコー
ルなどが挙げられる。なかではグリセリンが最も一般的
である。

湿潤剤の配合量は１０〜７０重量％である。

研磨剤としては炭酸カルシウム、第２リン酸カルシウム
、ピロリン酸カルシウム、第３リン酸カルシウム、無水
ケイ酸、水酸化アルミニウム、不溶性メタリン酸ソーダ
、塩化ビニル樹脂粉末などが挙げられる。なかでは炭酸
カルシウムおよび第２リン酸カルシウムが最も一般的で
ある。

研磨剤の配合量は１０〜４０重量％である。

水の配合量は１〜２０重量％、好ましくは１０重量％未
満、さらに好ましくは５重量％未満である。

１重量％未満では練り歯磨のスムーズな使用感が得られ
ず、２０重量％を超えるとゼラチンカプセルのン容解を
招く。

本歯磨の練り歯磨には上記必須構成成分に加えて結合剤
を添加してもよい。ただし、系の粘度が５０００ｃｐｓ
を超えないように配慮する必要がある。

５０００ｃｐｓを超えるとゼラチンカプセル封入時に圧
入することが必要となり、工程的に不利である。

また、粘度の下限は１００ｃｐｓであり、これ未満であ
ると練り歯磨のクリーム感が失われる（粘度はブルック
フィールド型回転粘度計で測定）。

本発明の練り歯磨には上記の構成成分の他に、さらに香
料、着色剤、甘味料、防腐殺菌剤、薬剤などを必要に応
じて添加できる。当然のことながら、これらは本歯磨の
効果を損なわない量的、質的範囲内で配合されなければ
ならない。

上記練り歯磨をゼラチンカプセルに封入するにあたって
は、公知のカプセル製造方法を用いればよい。カプセル
外皮の厚さは０．０５〜０．５鶴程度、好ましくは０．
１〜０．２鶴程度が適当である。また、ゼラチンは市販
の一般的なゼラチンを使用できる。

本歯磨の練り歯磨は低粘度であるので、自然落下充屓方
式をとることができるので封入工程は容易である。

ｌ　ｆｉｌのゼラチンカプセル中に封入される練り歯磨
の量は１回使用分が好ましく、おおむね０．２〜０．７
ｇである。

本歯磨のゼラチンカプセル入り練り歯磨は、通常は、歯
磨降口中に入れて噛み破いて使用する。

破けたあとのゼラチンカプセルは唾液によってン容解し
てしまう。

［発明の効果］ 本発明のゼラチンカプセル入り練り歯磨は必要な数だけ
を携帯でき、旅行の終了時には全数消費できて手ぶらに
なる。保管も場所をとらず、使用も簡便であり、錠剤な
どを包装するに用いるようなアルミシールなどに１カプ
セルづつ包装すれば常に清潔に使用に供することができ
る。携帯用あるいは職場、学校保管用の歯磨としては誠
に好適である。

［実施例］ 次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。

実施例１ ポリエチレングリコール　゛　６８．３　重量％重質炭
酸カルシウム　　　　　　２０．８無水ケイ酸　　　　
　　　　　　０．２ラウリル硫酸ナトリウム　　　　１
．５精製水　　　　　　　　　　　　７．５香料　　　
　　　　　　　　　　　１．５サツカリンナトリウム　
　　　　０．２ヒノキチオール　　　　　　　　適量 青色１号　　　　　　　　　　　適量 上記成分を混合して練り歯磨を得、ライナー社製ロータ
リ一式全自動ソフトカプセル成形機を用いてゼラチンカ
プセル内に封入した（封入１ｉ１カプセル０．３ｇ、カ
プセル外皮厚；　　０．：３＋ｎ）。なお、上記練り・
歯磨の粘度は５００ｃｐｓであった。

実施例２ ポリエチレングリコール　　　４３．０重量％グリセリ
ン　　　　　　　　　１９．８重質炭酸カルシウム　　
　　　　１９．８ラウリル硫酸ナトリウム　　　　３．
０精製水　　　　　　　　　　　１３．５香料　　　　
　　　　　　　　　０．８サツカリンナトリウム　　　
　　０．１上記衣分を混合して練り歯磨を得、グローペ
ックス社製シームレスカプセル製造装置を用いてゼラチ
ンカプセルとした（封入量；１カプセル０．５ｇ、カプ
セル外皮厚；　　０．２ｍ５）。なお、上記練り歯磨の
粘度は３００ｃｐｓであった。

゛　特許出願人　株式会社　資生堂 −ε

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）起泡剤０．５〜２重量％、湿潤剤１０〜７０重量
   ％、研磨剤１０〜４０重量％、水１〜２０重量％を主成
   分としてなる練り歯磨をゼラチンカプセル内に封入した
   ことを特徴とする練り歯磨。