JPS6110041Y2 - - Google Patents

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JPS6110041Y2
JPS6110041Y2 JP1976120100U JP12010076U JPS6110041Y2 JP S6110041 Y2 JPS6110041 Y2 JP S6110041Y2 JP 1976120100 U JP1976120100 U JP 1976120100U JP 12010076 U JP12010076 U JP 12010076U JP S6110041 Y2 JPS6110041 Y2 JP S6110041Y2
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JP
Japan
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chain
sprocket
ring plate
diameter
elastic body
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JP1976120100U
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JPS5337850U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はチエン、スプロケツトによつて動力を
伝達される動力伝達装置に関するものである。
特に本考案はチエンでスプロケツトの半周以上
を噛合させる被駆動装置において、駆動時のチエ
ンの弛みによる騒音、チエン弛み側のスプロケツ
トとの噛合時における騒音を防止するとともに、
チエン、スプロケツトの保護上、耐久性向上にも
資する動力伝達装置に関する。
チエン、スプロケツトよりなる動力伝達装置に
おいて、被動側のスプロケツトにはチエンの送り
で弛側のチエンのリングが順次噛合するが、この
噛合時にチエンの弛みでスプロケツトとの間に弛
緩したクリアランスが生じ、この状態からチエン
がスプロケツトの歯と急激に衝合して騒音を発生
し、又チエンが弛んでいるためにこれの送りでリ
ンク相互が衝合して騒音を発生する。この騒音が
チエン駆動方式を採用する自動二輪車等の騒音の
原因の一つともなる。
そこでチエン駆動時の騒音を防止するため、例
えばスプロケツトの歯を除く周面にゴムを焼付
け、このゴムの緩衝作用でチエンの騒音を低減し
ようとする手段も提供させるが、この手段はスプ
ロケツトにゴムを焼付ける必要があること等によ
り量産性の点で問題があり、必然的にコストが高
くなる、又緩衝用ゴムがスプロケツトと一体であ
るためチエン駆動力で変形を生じ、高温長時間の
運転ではゴムにへたりを生じ耐久性の点で劣る等
の問題を生じる。
本考案者等はチエン、スプロケツトによる動力
伝達装置の騒音の問題点、これの解決策としての
問題点に鑑み、これを有効に解決すべく本考案を
成したものである。
本考案の目的とする処は、チエンでスプロケツ
トの半周以上を噛合させる被動装置において、ス
プロケツトの両側面に同心的であつて歯ピツチ円
より小径の段部を設け、この段部に内・外径に弾
性体を設けた緩衝用リングプレートを遊合し、チ
エンの引張駆動によりスプロケツトのチエン弛み
側とリングプレート間にクリアランスを設けるよ
うにし、これによりチエン弛み側においては緩衝
用リングプレートの径が増大する如く作用させ、
チエン弛み側を緊張させ、又チエン弛み側とスプ
ロケツトの噛合を円滑に行わせ、且つ弾性体の緩
衝作用と併せてチエンの騒音を防止するととも
に、緩衝手段を備えるスプロケツトを簡便、安価
に製造することを可能とし、更に耐久性に富み、
長寿命の動力伝達装置を提供する。
以下に本考案の好適一実施を添付図面に従つて
詳述する。
第1図はチエンと噛合するスプロケツトの縦断
面図、第2図は同要部破断側面図である。
1は被動軸、2は該軸上に固定され、外周に歯
3…を有するスプロケツトで、該スプロケツト2
の左右両側面には歯底円より小径の同心的な段部
4,5を形成する。この段部4,5によりスプロ
ケツト2の歯部3…は歯底円の下辺部近傍からそ
の厚さ方向の中心において半径方向外方へ放射状
に突出することとなる。
スプロケツト2の歯部3…の基端左右に突出す
る段部4,5の外径部4a,5a外周には対称的
に剛性体のリングプレート6,6を遊合させ、こ
のリングプレート6,6の厚さは段部4,5の側
方への突出量と等しいか、或はこれより若干小さ
く設定する。
リングプレート6,6の内・外径部全周にはゴ
ムを焼付等して一体的に固着し、弾性体部7,8
を形成し、この内径弾性体部7の内径は段部4,
5の外径より大きく設定し、段部4,5にリング
プレート6,6を嵌合した状態でガタつくように
設定する。即ち、リングプレート6,6を段部
4,5に遊合状態で嵌装する。リングプレートの
外径弾性体部8の外径は、内径弾性体部7が段部
4,5の外径部4a,5aに密着した状態で歯部
3…の少なくとも歯ピツチ円以上で歯底円以上と
なるように設定する。
次いでスプロケツト2の左右側面にはリング状
の止め板9,9を重ね合せ、この止め板9,9の
外径部9a,9aがリングプレート6の側面中間
部辺りに位置する如く設定し、軸方向へ貫通させ
たリベツト10…で止め板9,9及びスプロケツ
ト2の半径方向中間部を鋲着し、三者を一体的に
結合し、リベツト10…は第2図の如く放射状に
複数個設ける。
これによりリングプレート6,6は側方への抜
け出しを防止される。
以上の如く構成したスプロケツト2の歯部3…
にチエン11を噛合させてその外径部の半周以上
を巻回する。
次にその作用を説明すると、第2図においてチ
エン11はFなる方向に引張されてスプロケツト
2を駆動するものとする。このチエン11による
駆動で、チエン11の駆動側F1はスプロケツト
2に噛み込み、この結果剛性体のリングプレート
6はスプロケツト2上の反対方向へ押され、チエ
ン11の弛み側F2のリングプレート6内径弾性
体部7の内径と段部4,5の外径部4a,5a間
に隙間Sが発生し、この隙間Sはチエン駆動側
F1の対角線位置において最も大きくなり、その
周辺部で徐々に小さくなる。
このためチエン弛み側F2においてはリングプ
レート6,6がスプロケツト2の歯ピツチ円以上
の径となり、結果的にチエン11がスプロケツト
2に噛合した時のチエンリングプレート11a,
11aの包絡円より大きくなり、チエン弛み側
F2のリングプレートを外方へ押し、歯部からチ
エンを離す。従つてチエン11は弛み側において
歯部への噛み込み侵入時に直接噛み込むことがな
く、先ずリングプレート6,6の外径弾性体部8
の部分で緩衝され、回転の継続で徐々にスプロケ
ツト2の歯部へ噛み込むこととなる。
以上によりリングプレート6,6のチエン弛み
側の外径の増大、弾性体部8の緩衝、チエン弛み
側の急激な噛み込み防止作用でチエンの騒音は防
止される。
以上で明らかな如く本考案によれば、チエン駆
動時に内・外径にゴム焼付等した剛性体のリング
プレートが弛み側に押し出されてこの部分の径を
増大し、先ずリングプレートの弾性体で弛み側チ
エンの噛み込みを緩衝しつつスプロケツトの歯部
への噛み込みを行うようにしたため、チエンが直
接弛み状態から歯部に噛み込むことがなく、弛み
側の噛み込み時に発生した騒音を有効に防止する
とともに、リングプレートのチエン弛み側への押
し出しによつてチエンの弛みはこの分緊張され、
チエンの弛み、これの引張時に生じたチエンリワ
グ相互のガタつき、これによる騒音の発生を可及
的に防止することができる。
又本考案によれば、スプロケツトの歯部歯底近
傍に直接ゴム焼付等を行う必要がなく、リングプ
レートにゴム焼付等を行い、これをスプロケツト
に装着するようにしたため、ゴム焼付等が可及的
に簡便化し、この種騒音防止手段を有するスプロ
ケツトの量産化上好都合であつて、コストダウン
に資するとともに、リングプレートも一部が押さ
れ、他の部分が逃げつつ緩衝作用を行い、且つス
プロケツトに対して自由であるため弾性体への無
理な剥離等の力は作用することがなく、耐久性を
向上させ、長寿命の装置を得ることができる等の
諸特長を発揮し、頗る実用性に富む。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は縦断面図、第2図は一部破断側面図である。 尚図面中2はスプロケツト、4,5は段部、6
はリングプレート、7,8はこれらの弾性体、1
1はチエン、11aはチエンリンクプレートであ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 チエーンが噛合する被動スプロケツトの歯部の
    両側に歯ピツチ円よりも小径で同心的な円形段部
    を形成するとともに、両円形弾部の外側にスプロ
    ケツト側面に固設した支持板を延設し、両円形段
    部内には該円形段部の外径よりも大径なる内径を
    有する弾性体を内径側に備え、且つチエンのチエ
    ンリンクプレートの内側包絡円よりも大径なる外
    径を有する弾性体を外径側に備える剛性体のリン
    グプレートを収納した動力伝達装置において、 剛性体のリングプレートの一側をスプロケツト
    に、また他側を支持板にほぼ接触させて当該リン
    グプレートを円形段部内に遊嵌するとともに、 支持板の外径を該リングプレートの作動時に描
    く外側包絡円より小径で、且つ内側包絡円より大
    径に形成したことを特徴とする動力伝達装置。
JP1976120100U 1976-09-07 1976-09-07 Expired JPS6110041Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976120100U JPS6110041Y2 (ja) 1976-09-07 1976-09-07

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JP1976120100U JPS6110041Y2 (ja) 1976-09-07 1976-09-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5337850U JPS5337850U (ja) 1978-04-03
JPS6110041Y2 true JPS6110041Y2 (ja) 1986-04-01

Family

ID=28729612

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5735739Y2 (ja) * 1978-05-18 1982-08-06
JPS5735740Y2 (ja) * 1978-07-19 1982-08-06
JPS6026650B2 (ja) * 1979-08-30 1985-06-25 フアナツク株式会社 ワイヤカツト放電加工機の短絡解放装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4993753A (ja) * 1973-01-11 1974-09-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5153341U (ja) * 1974-10-22 1976-04-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4993753A (ja) * 1973-01-11 1974-09-06

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JPS5337850U (ja) 1978-04-03

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