JPS61100353A - 穴内面倣い装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、変化する断面を有する深穴の内面の研削作業
等に用いる穴内面の倣い装置に関する。

〔発明の技術的背景およびその問題点〕例えば、タービ
ンロータの中心軸穴のように軸方向に深穴で中間に径が
変化している部分を有する穴の内面の研削作業等におい
ては、先端部に砥石等の工具を装着した軸を常に中心軸
線上に保持する必要がある。

すなわち、第４図はタービンロータ１の外観を示す斜視
図であって、そのタービンロータ１の中心軸２には軸線
方向に延び中間に径が大きくなっている部分（袋穴）を
有する中心孔３が穿設されている。そこで、上記中心孔
３の研削に際しては、第５図に示すように、タービンロ
ータ１を定盤４上に載置するとともに、走行架台５上に
走行可能に載置された回転送り装置６から突出された回
転伝達軸７を上記タービンロータ１の中心孔３内に挿入
し、上記回転送り装置６の走行および回転伝達軸７の回
動により、その回転伝達軸７の先端に装着された研削装
置８で、上記中心孔３内の研削が行なわれる。

ところで、上記回転伝達軸７の先端に装着された研削装
置８の軸線が常に中心孔３の中心軸線上にあるようにす
るため、第６図に示すように、上記回転伝達軸７の先端
部を軸支する軸受装置９の外周に、中心孔３の内面に摺
接する軸線方向に延びるガイド部材１０が装着され、そ
のガイド部材１０の案内によって、回転伝達軸７すなわ
ち研削装置８の軸線が中心孔３の軸線と一致するように
しである。

ところが、このような装置においては、上記ガイド部材
１０の直径を中心孔３の最小径部に合わせたり、その中
心孔３の中間に形成された大径の袋穴３ａの中にガイド
部材１０が落ちないように、上記ガイド部材１０の長さ
を袋穴３ａの長さ以上に調節しなければならない。した
がって、タービンロータが変わり、中心孔３の径や袋穴
３ａの径や長さが変わる度に、ガイド部材１０を製作し
調整する必要がある等の問題がある。また、ガイド部材
１０の直径を上述のように中心孔３の最小径部に合わせ
るために、穴径が大きくなっている部位をこのガイド部
材が通過する際、中心孔３とガイド部材１０との間に隙
間ができ、そのため振動が発生し、研削面粗度が悪くな
ることがある等の問題もある。

〔発明の目的〕

本発明はこのような点に鑑み、深穴の穴径や袋穴の長さ
が変化した場合にも常に研削装置等の軸線を穴の中心線
と一致せしめ、その都度ガイド部材（７）　＠　’）　
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的とする。

〔発明の概要） 本発明は、変化する断面を有する深穴の内面の研削作業
等に用いる穴内面の倣い装置において、先端部に工具等
を装着した軸を筒状の倣いヘッドに同心的にかつ回動可
能に貫挿装着するとともに、上記倣いヘッドの外周３等
分位置に、それぞれ常時外方に拡開状態に付勢された腕
片を枢着し、その腕片の外方先端部に穴内面に当接する
ガイドローラを装着したことを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下、第１図乃至第３図を参照して本発明の一実施例に
ついて説明する。

第１図および第２図において、符号１１は先端に研削装
置１２を装着し得る軸であって、その軸１１の先端近傍
部には筒状の倣いヘッド１３が嵌挿されている。すなわ
ち、上記筒状の倣いヘッド１３内には上記軸１１が回動
可能に貫挿装着されている。

上記倣いヘッド１３の先端部外周にはその３等分位置に
ベルクランク状の腕片１４の中間部が枢着してあり、そ
の腕片１４の先端にはガイドローラ１５が装着されてい
る。また、上記倣いヘッド１３にはリング状のスライド
ブロック１６が同軸的にかつ軸線方向に摺動可能に嵌装
されて・おり、そのスライドブロック１６に、前記各腕
片１４の基端部がそれぞれリンク１７を介して連結され
ている。一方、倣いヘッド１３の後端部にはシリンダ固
定ブロック１８が固着してあり、そのシリンダ固定ブロ
ック１８には直径方向対向位置に２個の定圧シリンダ１
９が取り付けられ、その定圧シリンダ１９のシリンダシ
ャフト２０の先端が前記スライドブロック１６に連結さ
れている。そして上記定圧シリンダ１つの定圧力によっ
て、スライドブロック１６が第２図において右方向に付
勢され、各腕片１４の先端部が外方向に拡開状態となる
ように付勢されている。

なお、符号２１．２１はスライドブロック１６の摺動面
を覆い上記摺動面に研削時の粉塵等が付着することを防
止する蛇腹である。

しかして、例えばタービンロータの中心孔３等の研削に
当っては、゛軸１１の先端に研削装置１２を装着した後
、上記軸１１を図示しない回転送り装置によって回転さ
せながら前進させると、倣いヘッド１３に枢着された腕
片１４の先端のガイドローラ１５が中心孔３の穴内面に
圧接され、倣いヘッド１３が中心孔３の中心位置に保持
され、研削装置の軸線と中心孔３の軸線とが一致せしめ
られて、穴内面の研削がスムーズに行なえる。

また、第３図に示すように、中心孔３の中間部に形成さ
れた袋穴３ａ部に上記ガイドローラ１５が到達すると、
各腕片１４の先端部が定圧シリンダ１９により外方向に
拡開状態になるように付勢されているので、上記各ガイ
ドローラ１５は直ちに上記袋穴３ａの内面に当接し、倣
いヘッド１３、したがって軸１１は依然として袋穴の軸
線と一致し、穴内面の研削は常に理想的な状態で行なわ
れる。

なお、上記実施例においては、内面研削装置における穴
内面倣い装置に適用したものを示したが、その伯深穴の
内面に沿ってその穴の中心軸線上に常に軸が位置して軸
方向に移動するものに適用することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明においては、先端部に工具
等を装着した軸を筒状の倣いヘッドに同心的にかつ回動
可能に貫挿装着するとともに、上記倣いヘッドの外周３
等分位置に、それぞれ常時外方に拡開状態に付勢された
腕片を枢着し、その腕片の外方先端部に穴内面に当接す
るガイドローラを装着したので、途中で穴径が異なって
いる深穴においても、常にガイドローラが穴内面に当接
し、腕片および倣いヘッドを介して軸が中心位置に保持
される。したがって、前記研削装置に適用した場合にも
穴内面の面粗度にばらつぎが生ずることもなく、しかも
穴径が異なるものにおいてガイド部材をその都度取変え
るような必要もない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の内面倣い装置の斜視図、第２図は同上
半縦断側面図、第３図は上記内面倣い装置の作動状態を
示す半断面図、第４図はタービンロータの斜視図、第５
図はタービンロータ中心孔の研削作業状態を示す説明図
、第６図は従来の内面倣い装置の拡大断面図である。 １１・・・軸、１３・・・倣いヘッド、１４・・・腕片
、１５・・・ガイドローラ、１６・・・スライドブロッ
ク、１７・・・リンク、１９・・・定圧シリンダ、２０
・・・シリンダシ１１７１−０ 出願人代理人　　猪　　股　　　　　清秦１回 ｌδ 本３０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、変化する断面を有する深穴の内面の研削作業等に用
   いる穴内面の倣い装置において、先端部に工具等を装着
   した軸を筒状の倣いヘッドに同心的にかつ回動可能に貫
   挿装着するとともに、上記倣いヘッドの外周３等分位置
   に、それぞれ常時外方に拡開状態に付勢された腕片を枢
   着し、その腕片の外方先端部に穴内面に当接するガイド
   ローラを装着したことを特徴とする、穴内面倣い装置。 ２、腕片はベルクランク状を呈し、その中心部が倣いヘ
   ッドの外周部に枢着され、各腕片の基端部がそれぞれリ
   ンクを介して、倣いヘッドに外嵌されたスライドブロッ
   クに連結されていることを特徴とする、特許請求の範囲
   １項記載の穴内面倣い装置。 ３、スライドブロックを軸線方向に付勢することによっ
   て、各腕片が拡開状態に付勢されていることを特徴とす
   る、特許請求の範囲第２項記載の穴内面倣い装置。