JPS609963Y2 - 磁気ヘツド装置 - Google Patents

磁気ヘツド装置

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JPS609963Y2
JPS609963Y2 JP17418680U JP17418680U JPS609963Y2 JP S609963 Y2 JPS609963 Y2 JP S609963Y2 JP 17418680 U JP17418680 U JP 17418680U JP 17418680 U JP17418680 U JP 17418680U JP S609963 Y2 JPS609963 Y2 JP S609963Y2
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JP
Japan
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tape
magnetic head
guide
tape guide
width direction
Prior art date
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Expired
Application number
JP17418680U
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English (en)
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JPS5798565U (ja
Inventor
修 新井
末広 田中
Original Assignee
株式会社 東芝
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、テープ幅方向に高密度にして多数本形成さ
れた記録トラックに対するヘッドトラッキングを、より
高精度に実行させるように改良した磁気ヘッド装置に関
する。
例えば、位置の固定されるヘッド機構により、ビデオ信
号を磁気記録再生する手段として、エンドレステープ装
置を用いることが考えられている。
第1図はこのようなエンドレステープ装置ヲ示すもので
、エンドレスにしたテープ11は、環状にした固定リー
ル12の外周に巻装して貯蔵すると共に、このリール1
2にその内外周を連通ずるテープ引き出し窓13を形成
し、上記巻装されたテープ11の内周部を、この窓13
を介してリール12の内周部に引き出すようにする。
そして、この窓13から引き出されたテープ11は、ヘ
ッド機構14部に導かれ、キャプスタン15およびピン
チローラ16からなるテープ駆動機構で、キャプスタン
15の矢印で示すような回転によって引き出し走行され
たものである。
この場合、ヘッド機構14の両端部に、ガイドポール1
7a、17bが設けられ、引き出し走行されるテープ1
1を、ヘッド機構14のテープガイド18に摺接走行さ
れるようにガイドするものであり、またガイドポール1
7a、17bに設けられた鍔によって、走行するテープ
11の高さ位置(幅方向位置)が設定されている。
ここで、ヘッド機構14は走行するテープ11の走行方
向に沿って曲面が形成された楯状のテープガイド18を
備え、このテープガイド1Bのテープ摺接面に透孔を形
成し、この透孔から磁気へラド19のチップ部が突出さ
れ、走行するテープ11の磁性面に接触するように構成
されている。
この場合、磁気ヘッド19とテープガイド18とは一体
的に構成され、走行するテープ11の幅方向に移動制御
されるように構成される。
そして、この磁気ヘッド19の移動方向位置、すなわち
高さ位置に応じて、テープの幅方向で異なる位置に接触
され、テープ11に対して多数の記録トラックをその幅
方向に形成し、その各トラックに対して磁気ヘッド19
で例えばビデオ信号の記録再生が行なわれるようにされ
る。
このようなエンドレステープ装置において、ビデオ信号
を記録再生する場合には、テープ11を毎秒数メートル
の高速度で走行させる必要があるものであり、このテー
プ11の1周回走行毎に磁気ヘッドをlトラックピッチ
分移動させ、テープ11の幅方向に形成される多数のト
ラックが、テープ周回毎に連続され、充分な時間範囲の
ビデオ信号が連続的に記録されるようにする。
この場合、テープ11は高速走行制御を実行させるため
に、例えば172インチ幅で構成し、100メートル以
上の長尺に設定される。
しかし、充分な時間範囲のビデオ信号を記録するために
は、例えばテープ幅の範囲に300本にもおよぶ多数の
トラックを高密度で形成することが要求される。
すなわち、磁気ヘッド19は第2図のA−Cに示すよう
に、高さ位置の規制されて走行するテープ11に対して
、下側端部から上側端部までの範囲で接触されるように
移動される。
しかし、この場合磁気ヘッド19のチップ部は、テープ
11に充分な圧力で接触されるようにするため、テープ
ガイド18のテープ摺接面より突出して設定され、この
ヘッド19のチップ部に対応してテープ11は変形突出
される。
そして、特に磁気ヘッド19がA図およびC図で示すよ
うに、テープ11の側端縁に近接してて接触する場合、
そのテープ変形作用力によって、その側端縁と反対の方
向に力が作用する。
このため、ガイドポール17a。17bでテープ11の
高さ位置を設定したとしても、実際に磁気ヘッド19に
接触する位置では、テープ11が図でEで示す範囲で位
置偏位され、特にテープ11の側縁部において、ヘッド
19の移動位置に対応してテープ11に接触することが
不可能となる。
すなわち、テープ11の幅方向に微小なピッチで多数の
トラックを形成し、このトラックに対して磁気ヘッド1
9を正確にトラッキング制御することが困難である。
この偏位量Eは、テープ11の走行面に対するテープガ
イド18の傾き、さらにヘッド19の突出量によって変
化するものであるが、ヘッド19の突出量を特定した状
態で、テープガイド18に傾きが存在しない場合には、
第2図のA−Cそれぞれの状態に対応して偏位置Eは第
3図にal。
bltclで示す状態となる。
そして、テープガイド18の傾きが例えばXとなった場
合には、その偏位置Eはa L b 2t c 2で示
す状態となり、このようなことは実験によりたしかめら
れた。
この考案は、上記のような点に鑑みなされたもので、磁
気テープが走行するテープの幅方向のいかなる位置に接
触する状態にあっても、磁気ヘッドのテープ幅方向移動
位置と、テープにおけるヘッド接触位置とが一致するよ
うに偏位量Eが存在しないようにして、高精度のヘッド
トラッキング制御が確実に実行されるようにする磁気ヘ
ッド装置を提供しようとするものである。
以下図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。
第4図はその構成を示すもので、磁気ヘッド19は取り
付はベース20を介して支持ベース21に取り付は固定
し、この支持ベース21に対してはテープガイド22が
一体的に取り付けられる。
このテープガイド22は第5図に取り出して示すように
、基本的にはテープ11の走行方向に沿って突出する曲
面を有する楯状体で構成されるもので、その略中央部に
は開口23が形成され、この開口23から磁気ヘッド1
9のチップ部が、上記突曲面でなるテープ摺接面より突
出する状態で設けられている。
そして、楯状にしたテープガイド22は、上記磁気ヘッ
ド19の突出する部分を境界にして上下方向、すなわち
テープの幅方向に対応して第1および第2の範囲22a
、22bに分割設定され、この第1および第2の範囲2
2at22bは、その上下の端部でテープ摺接面方向に
突出するように傾斜設定されている。
すなわち、テープガイド面は磁気ヘッド19部が底部と
なるように凹面状に形成される。
このように磁気ヘッド19、テープガイド22等を一体
にした支持ベース21には、テープ11の幅方向に一致
するように垂直状にして案内棒24が一体的に設けられ
、この案内棒24の両端部は固定設定されるハウジング
25の水平状にした上下1対の脚部25a、25bに形
成される案内孔に挿通し、支持ベース21がテープ幅方
向に沿う上下方向に移動案内されるようにしてなる。
また、上記脚部25a、25bの相互間では、垂直状に
したねじ軸26を回転自在に支持し、このねじ軸26は
支持ベース21に雌ねじ機構を構成するブレード27に
噛合し、ねじ軸26の回転で支持ベース21が上下位置
の移動制御がされるようにする。
そして、このねじ軸26は減速歯車機構28を介してパ
ルスモータ29で回転駆動されるようにするもので、こ
のパルスモータ29を例えばマイクロコンピュータ等で
回転角制御することにより、磁気ヘッド19がトラック
ピッチに対応して移動されるようになるものである。
すなわち、上記のように構威されるヘッド装置ニオいて
は、パルスモータ29によって磁気ヘッド19は、第6
図のA−Cで示すように走行するテープ11の幅方向に
位置を異ならせて接触するようになる。
そして、A図で示すように、磁気ヘッド19がテープ1
1の下側端縁に近接して接触する状態となると、この突
出するヘッド19によって第2図のAで示した偏位置E
を発生する力F1が発生する。
しかし、この状態でテープ11の大きな範囲が接触する
テープガイド22第1の範囲22aは、上方の前方に突
出するように傾斜しているものであるため、上記力F1
と反対方向の力F1′をテープ11に対して与えるよう
になる。
したがって、磁気ヘッド19のチップ部突出量に対応す
る力F1に同等の力Fl’が発生するように、第1の範
囲22bの傾斜度を設定すれば、走行するテープ11は
テープガイド18部、すなわち磁気ヘッド19との接触
面において、上下方向位置が正確に設定されるものであ
る。
同様に、0図に示すように磁気ヘッド19がテープ11
の上端縁に近接する位置に接触する場合も、突出するヘ
ッド19の作用で発生する力F2を、テープガイド22
の第2の範囲22bの傾斜により発生する力F2’で相
殺させることができる。
すなわち、走行するテープ11の幅方向のいかなる位置
に磁気ヘッド19が接触する状態にあっても、走行する
テープ11に対してその幅方向に偏位させる力が作用し
ないように設定することのできるものであり、磁気ヘッ
ド19の移動位置に高精度に対応したテープ11の幅方
向位置で、磁気ヘッド19がテープ11の磁性面をトレ
ースするようになる。
したがって、高密度に多数のトラックをテープ幅方向に
形成するような場合でも、ヘッドトラッキング制御を高
精度で実行させることが容易且つ確実になるものであり
、異なる機器間でのテープ交換性も確実に保証し得るよ
うになる。
尚、このようなヘッド装置において、磁気ヘッド19の
突出量に対応する力F1あるいはF2の力を相殺するた
めのテープガイド22の第1、第2の範囲22 a、
22 bの傾斜角を調節し得るようにすれば、より安
定したテープ11の走行案内が可能となるもので、テー
プガイド22部を例えば第7図に示すように構成すると
効果的である。
すなわち、支持ベース21に対してテープガイド22の
下側の第2の範囲22bを特定される傾斜角で固定する
と共に、第1の範囲22aは第2の範囲22bと分離独
立して構威し、板ばね30で支持ベース21に対して取
り付けるようにする。
また、この第1の範囲22aと一体的に、支持ベース2
1面の平行状態で対設するアングル部材31を設け、こ
のアングル部材31に調節ねじ32を螺合貫通し、この
調節ねじ32の先端を支持ベース21面に当てるように
設定する。
そして、板ばね30に対して第1の範囲22aをテープ
摺接面から離反する方向に偏荷力を作用させれば、調節
ねじ32によってこの第2の範囲22aが矢印33で示
すように回動調節されるようになり、テープ摺接面の傾
斜角が可変設定されるものである。
すなわち、テープ11の磁気ヘッド19部における走行
状態を監視しながら、調節ねじ32を調節することによ
って、より高精度のテープ走行安定状態が得られるので
ある。
この第7図の場合は、第1の範囲22bのみを可変する
ようにしたが、これはもちろん第2の範囲22bであっ
てもよく、また双方共その傾斜角を調節するようにして
もよい。
また、第1および第2の範囲22a、22bの相対傾斜
角を設定した後、このテープガイド22全体の傾斜角を
可変調整するようにすれば、より高精度のテープ走行安
定状態が設定可能である。
また、実施例ではテープガイド22の第1および第2の
範囲22a、22bの傾斜面をそれぞれ直線状にして示
しているが、これはテープガイド22の磁気ヘッド19
を中心にした凹面に対応する曲面で構成してもよいこと
はもちろんである。
以上のようにこの考案によれば、磁気ヘラトラテープ幅
方向に移動させ、テープ上に多数の記録トラックを形成
するような場合において、テープの全幅範囲でヘッド移
動位置に対応したテープ位置に、正確に磁気ヘッドを接
触できるものである。
したがって、テープ互換性のもとに正確なヘッドトラッ
キング制御が容易に実行できるものであり、その実用的
効果は著しいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に関係する磁気ヘッド装置を説明する
図、第2図はそのヘッド機構とテープとの関係を説明す
る図、第3図はテープ偏位状態を示す曲線図、第4図は
この考案の一実施例に係るヘッド装置を示す断面図、第
5図そのテープガイド部を取り出して示す図、第6図の
A−Cはそれぞれ上記テープガイド部と走行テープとの
関係を示す図、第7図はテープガイドの他の例を示す断
面図である。 11・・・・・・テープ、14・・・・・・ヘッド機構
、19・・・・・・磁気ヘッド、21・・・・・・支持
ベース、22・・・・・・テープガイド、22at 2
2b・・・・・・第1およ゛び第2ノ範囲、26・・・
・・・ねじ軸、29・・・・・・パルスモータ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)走行するテープの摺接面でその走行方向で突出す
    る曲面を形成したテープガイドと、このテープガイドに
    その摺接面からチップ部が突出するようにして一体にし
    て設けられた磁気ヘッドと、この磁気ヘッドをテープガ
    イドと共にテープ幅方向に移動制御する機構とを具備し
    、このテープガイドはヘッド部を境界にしてテープ幅方
    向に第1および第2の範囲を設定し、この第1および第
    2の範囲はそれぞれテープ側縁に対応する端部でテープ
    摺接面方向に突出するように傾斜設定するようにしたこ
    とを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. (2)上記テープガイドの第1および第2の範囲の少な
    くとも一方は、弾性ばね材で支持し、その傾斜角を可変
    調節し得るようにした実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の磁気ヘッド装置。
JP17418680U 1980-12-04 1980-12-04 磁気ヘツド装置 Expired JPS609963Y2 (ja)

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JP17418680U JPS609963Y2 (ja) 1980-12-04 1980-12-04 磁気ヘツド装置

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JP17418680U JPS609963Y2 (ja) 1980-12-04 1980-12-04 磁気ヘツド装置

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Publication Number Publication Date
JPS5798565U JPS5798565U (ja) 1982-06-17
JPS609963Y2 true JPS609963Y2 (ja) 1985-04-06

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JP17418680U Expired JPS609963Y2 (ja) 1980-12-04 1980-12-04 磁気ヘツド装置

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JPS5798565U (ja) 1982-06-17

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