JPS6094920A - ビニル単量体の貯蔵方法 - Google Patents
ビニル単量体の貯蔵方法Info
- Publication number
- JPS6094920A JPS6094920A JP20440483A JP20440483A JPS6094920A JP S6094920 A JPS6094920 A JP S6094920A JP 20440483 A JP20440483 A JP 20440483A JP 20440483 A JP20440483 A JP 20440483A JP S6094920 A JPS6094920 A JP S6094920A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl monomer
- wall
- vinyl
- storage
- vessel
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- Granted
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はビニル単量体を長期間安定に貯蔵する方法に関
するものである。
するものである。
ビニル単量体を貯蔵するに際しては通常重合禁止剤が添
加されるが、単量体は、重合禁止剤より一般に高揮発性
であるので、貯蔵中に重合禁止剤を伴うことなく（伴っ
ても少量と共に）蒸発し、貯蔵容器の気相部内壁に重合
体となって付着することがしばしば起こる。例えば、ス
チレンの場合は重合禁止剤が添加されていても長時間貯
蔵により気相部につらら状の重合体が多量に発生しがち
である。
加されるが、単量体は、重合禁止剤より一般に高揮発性
であるので、貯蔵中に重合禁止剤を伴うことなく（伴っ
ても少量と共に）蒸発し、貯蔵容器の気相部内壁に重合
体となって付着することがしばしば起こる。例えば、ス
チレンの場合は重合禁止剤が添加されていても長時間貯
蔵により気相部につらら状の重合体が多量に発生しがち
である。
そこで、揮発性が単量体のそれに近い重合禁止剤を添加
する方法も考えられるが、当然添加頻度が増すため実用
性に乏しい。また、気相部内壁にあらかじめ重合禁止剤
の溶剤溶液を塗布することによりある程度重合体の付着
を防止することは可能であるが、十分な厚さで塗布する
ことが困難であり、しかもはがれやすいため長期間の貯
蔵には耐え難い。
する方法も考えられるが、当然添加頻度が増すため実用
性に乏しい。また、気相部内壁にあらかじめ重合禁止剤
の溶剤溶液を塗布することによりある程度重合体の付着
を防止することは可能であるが、十分な厚さで塗布する
ことが困難であり、しかもはがれやすいため長期間の貯
蔵には耐え難い。
したがって本発明の目的は、ビニル単量体の貯蔵中に容
器の気相部内壁に重合体が発生付着することを防止し、
長時間安定に単量体を保存することにある。
器の気相部内壁に重合体が発生付着することを防止し、
長時間安定に単量体を保存することにある。
本発明のこの目的は、ビニル単量体を容器中で貯蔵する
に際し、該ビニル単量体が溶解しにくい被膜形成性化合
物に重合禁止剤を含有せしめた薬剤を該容器気相部の内
壁に塗布することによって達成される。
に際し、該ビニル単量体が溶解しにくい被膜形成性化合
物に重合禁止剤を含有せしめた薬剤を該容器気相部の内
壁に塗布することによって達成される。
本発明におけるビニル単量体としては、塩化ビニル、臭
化ビニル、塩化ビニリデンなどのハロゲン化ビニル又は
ハロゲン化ビニリデン類、メチルアクリレート、エチル
アクリレート、ブチルアクリレート、メチルアクリレー
トなどのアクリル酸又はメタクリル酸のエステル類、ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロ
スチレンなどの芳香族ビニル類、アクリロニトリル、メ
タクロロニトリルなどのニトリル類、ブタジェン、イソ
プレン、クロロプレンなどのジオレフィン類などが挙げ
られる。
化ビニル、塩化ビニリデンなどのハロゲン化ビニル又は
ハロゲン化ビニリデン類、メチルアクリレート、エチル
アクリレート、ブチルアクリレート、メチルアクリレー
トなどのアクリル酸又はメタクリル酸のエステル類、ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロ
スチレンなどの芳香族ビニル類、アクリロニトリル、メ
タクロロニトリルなどのニトリル類、ブタジェン、イソ
プレン、クロロプレンなどのジオレフィン類などが挙げ
られる。
本発明において用いられる重合禁止剤としては、通常の
ものが使用可能であり、例えば、ｔ−ブチ／ｌ／ カテ
：ｌ：Ｉ−ル、ハイドロキノン、メチルエチルハイドロ
キノン、２５−ジ−ｔ−ブチルハイドロキノン、２６−
シーｔ−フチルークレゾール、フルフラール、ジエチル
ヒドロキシルアミン、ニトロンフェニルヒドロキシルア
ミン、塩酸ヒドロキシルアミン、硫酸ヒドロキシルアミ
ン、亜硝酸ナトリウム、ヒドロ亜硫酸ナトリウム、ジメ
テルジチオカルバミ／酸ナトリウム、シクロヘキシルベ
ンゾチアジルスルフェンアミド、Ｎ−オキシジエチられ
るが、ビニル単量体の種類に応じて適宜選択される。
ものが使用可能であり、例えば、ｔ−ブチ／ｌ／ カテ
：ｌ：Ｉ−ル、ハイドロキノン、メチルエチルハイドロ
キノン、２５−ジ−ｔ−ブチルハイドロキノン、２６−
シーｔ−フチルークレゾール、フルフラール、ジエチル
ヒドロキシルアミン、ニトロンフェニルヒドロキシルア
ミン、塩酸ヒドロキシルアミン、硫酸ヒドロキシルアミ
ン、亜硝酸ナトリウム、ヒドロ亜硫酸ナトリウム、ジメ
テルジチオカルバミ／酸ナトリウム、シクロヘキシルベ
ンゾチアジルスルフェンアミド、Ｎ−オキシジエチられ
るが、ビニル単量体の種類に応じて適宜選択される。
また、被膜形成性化合物とは、ポリビニルアルコール、
ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチ
レンオキサイド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル
酸、ポリメタクリル酸、ポリクロロアクリル酸、ポリシ
アノアクリル酸、ポリアクリルアミドなどのように重合
禁止剤の分散能を有し、かつ、貯蔵容器気相部内壁との
接着性を有するものであって、貯蔵するビニル単量体が
溶解しにくいもののことである。ビニル単量体が溶解し
やすいものを用いると重合体が付着しやすく、本発明の
目的を達成することができな（ゝ０ これらの被膜形成性化合物の溶媒溶液に前記重合禁止剤
を分散させることによって塗布剤が得られる。この塗布
剤中の成分−の割合は特に限定されないが、一般には溶
媒に対して重合禁止剤０．１重量％以上、塗膜形成性化
合物０．１重量％以上であればよい。
ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチ
レンオキサイド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル
酸、ポリメタクリル酸、ポリクロロアクリル酸、ポリシ
アノアクリル酸、ポリアクリルアミドなどのように重合
禁止剤の分散能を有し、かつ、貯蔵容器気相部内壁との
接着性を有するものであって、貯蔵するビニル単量体が
溶解しにくいもののことである。ビニル単量体が溶解し
やすいものを用いると重合体が付着しやすく、本発明の
目的を達成することができな（ゝ０ これらの被膜形成性化合物の溶媒溶液に前記重合禁止剤
を分散させることによって塗布剤が得られる。この塗布
剤中の成分−の割合は特に限定されないが、一般には溶
媒に対して重合禁止剤０．１重量％以上、塗膜形成性化
合物０．１重量％以上であればよい。
塗布剤は単量体貯蔵容器気相部の壁面、配管部等の内壁
に、ハケ、ローラー又は噴霧器等の任意の手段で塗布さ
れる。塗膜の厚さは一般には０．０００１ ｌ ／ ７
Ｆ？以上である。なお容器内の単量体が接触している液
相部内壁にも所望に応じてこの塗布剤を塗布してよいこ
とはいうまでもない。
に、ハケ、ローラー又は噴霧器等の任意の手段で塗布さ
れる。塗膜の厚さは一般には０．０００１ ｌ ／ ７
Ｆ？以上である。なお容器内の単量体が接触している液
相部内壁にも所望に応じてこの塗布剤を塗布してよいこ
とはいうまでもない。
本発明によれば、塗布剤は塗布しやすく、塗膜の厚さも
随意に選択可能であり、しかもはがれにくいので、気相
部内壁への重合体付着量が大幅に減少し、付着物の除去
作業の手間も少なく、長期間にわたって単量体を安定に
貯蔵することができる。
随意に選択可能であり、しかもはがれにくいので、気相
部内壁への重合体付着量が大幅に減少し、付着物の除去
作業の手間も少なく、長期間にわたって単量体を安定に
貯蔵することができる。
次に本発明を実施例により具体的に説明するっ実施例１
ステンレス製２０１容器に水１０Ａを入れ６０℃に加温
したのちポリビニルアルコール粉末５００Ｉを添加し、
攪拌溶解させたつ次いでｔ−ブチルカテコール５００ｇ
を投入し攪拌溶解させることにより塗布剤を調製した。
したのちポリビニルアルコール粉末５００Ｉを添加し、
攪拌溶解させたつ次いでｔ−ブチルカテコール５００ｇ
を投入し攪拌溶解させることにより塗布剤を調製した。
この塗布剤及びｔ−ブチルカテコール５重量％水溶液を
、スチレンのステンレス製貯蔵容器の気相部内壁の一部
にそれぞれ乾燥後の塗膜厚がＩＩ／ｄとなるようペンキ
塗装用ローラーで塗布乾燥し、封缶した。
、スチレンのステンレス製貯蔵容器の気相部内壁の一部
にそれぞれ乾燥後の塗膜厚がＩＩ／ｄとなるようペンキ
塗装用ローラーで塗布乾燥し、封缶した。
塗布の３００日後、容器内壁への重合体の付着量を測定
したところ、下記の結果が得られた。
したところ、下記の結果が得られた。
本発明塗布剤 ２
ｔ−ブチルカテコール水溶液 ２０
な し ３０
実施例２
実施例１０本発明例で用（・たポリビニルアルコールを
メチルセルロースに代えたほかは実施例１と同様の実験
を行ったところ、重合体の付着量は３ ｋｌ？ ／ ｍ
’であった。
メチルセルロースに代えたほかは実施例１と同様の実験
を行ったところ、重合体の付着量は３ ｋｌ？ ／ ｍ
’であった。
実施例３
実施例１の本発明例で用いたｔ−プチルカテコ−ルをハ
イドロキノンに代えたほかは実施例１と同様の実験を行
ったところ、重合体の付着量は４ｋｇ／ぜであったっ 実施例４ 実施例１で用いたスチレンをメチルメタクリレートに代
えたほかは、実施例１と同様の実験を行ったところ、下
記の結果が得られた。
イドロキノンに代えたほかは実施例１と同様の実験を行
ったところ、重合体の付着量は４ｋｇ／ぜであったっ 実施例４ 実施例１で用いたスチレンをメチルメタクリレートに代
えたほかは、実施例１と同様の実験を行ったところ、下
記の結果が得られた。
本発明塗布剤 ２．５
１−ブチルカテコール水溶液 ２５
な し ４０
特許出願人 日本ゼオン株式会社
Claims (1)
- ビニル単量体を容器中で貯蔵するに際し、該ビニル単量
体が溶解しにくい被膜形成性化合物に重合禁止剤を含有
せしめた薬剤を該容器気相部の内壁に塗布することを特
徴とするビニル単量体の貯蔵方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20440483A JPS6094920A (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | ビニル単量体の貯蔵方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20440483A JPS6094920A (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | ビニル単量体の貯蔵方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6094920A true JPS6094920A (ja) | 1985-05-28 |
| JPS6240331B2 JPS6240331B2 (ja) | 1987-08-27 |
Family
ID=16489980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20440483A Granted JPS6094920A (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | ビニル単量体の貯蔵方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6094920A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63223003A (ja) * | 1987-03-13 | 1988-09-16 | Tokai Denka Kogyo Kk | ポツプコ−ンポリマ−の生成抑制法 |
| WO2006118319A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Method for storing n-alkenyl carboxylic acid tertiary amide |
| JP2007039377A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Tokuyama Corp | 塩化ビニルモノマーの貯蔵方法 |
| CN101921162A (zh) * | 2009-06-16 | 2010-12-22 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种防止芳烯烃单体在储存过程中聚合的方法 |
| CN103508831A (zh) * | 2012-06-27 | 2014-01-15 | 中国石油化工股份有限公司 | 防止乙烯基单体在储罐中聚合的方法 |
| CN104250202A (zh) * | 2013-06-25 | 2014-12-31 | 中国石油化工股份有限公司 | 芳烯烃单体的储存方法 |
| WO2019093448A1 (ja) * | 2017-11-08 | 2019-05-16 | ダイキン工業株式会社 | 転位防止剤 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07168428A (ja) * | 1993-12-13 | 1995-07-04 | Nec Corp | トナー排出口をふさぐシール材 |
-
1983
- 1983-10-31 JP JP20440483A patent/JPS6094920A/ja active Granted
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63223003A (ja) * | 1987-03-13 | 1988-09-16 | Tokai Denka Kogyo Kk | ポツプコ−ンポリマ−の生成抑制法 |
| JPH055814B2 (ja) * | 1987-03-13 | 1993-01-25 | Tokai Electro Chemical Co | |
| WO2006118319A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Method for storing n-alkenyl carboxylic acid tertiary amide |
| JP2007039377A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Tokuyama Corp | 塩化ビニルモノマーの貯蔵方法 |
| CN101921162A (zh) * | 2009-06-16 | 2010-12-22 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种防止芳烯烃单体在储存过程中聚合的方法 |
| CN103508831A (zh) * | 2012-06-27 | 2014-01-15 | 中国石油化工股份有限公司 | 防止乙烯基单体在储罐中聚合的方法 |
| CN103508831B (zh) * | 2012-06-27 | 2016-03-02 | 中国石油化工股份有限公司 | 防止乙烯基单体在储罐中聚合的方法 |
| CN104250202A (zh) * | 2013-06-25 | 2014-12-31 | 中国石油化工股份有限公司 | 芳烯烃单体的储存方法 |
| CN104250202B (zh) * | 2013-06-25 | 2016-06-15 | 中国石油化工股份有限公司 | 芳烯烃单体的储存方法 |
| WO2019093448A1 (ja) * | 2017-11-08 | 2019-05-16 | ダイキン工業株式会社 | 転位防止剤 |
| CN111315728A (zh) * | 2017-11-08 | 2020-06-19 | 大金工业株式会社 | 重排防止剂 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6240331B2 (ja) | 1987-08-27 |
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