JPS6094876A

JPS6094876A - キヤブチルト装置

Info

Publication number: JPS6094876A
Application number: JP58205403A
Authority: JP
Inventors: Hirotetsu Sonoda; 園田　博鐵
Original assignee: Jidosha Kiki Co Ltd
Current assignee: Jidosha Kiki Co Ltd
Priority date: 1983-10-31
Filing date: 1983-10-31
Publication date: 1985-05-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は大型車両等で用いられるキャブチルト装ｊ位に
関し、特にキャブのチルト終期における急黴な過傾動を
防止し得るようにしたキャブチルト装置に係るものであ
る。

従来、この種のキャブチルト装置においては。

シャシとこれに軸支されたキャブとの間に油圧シリンダ
装置を介装し、この油圧シリンダ装置に圧油を給排して
キャブの傾動を行わせるようにしているが、非チルト時
、すなわち車両の走行時には上記圧油の給排が遮断され
て油圧シリンダ装置はオイルロック状態となり、キャブ
がシャシに固定されて乗心地が態化するため、このキャ
ブのシャシに対する相対移動を、１１；容させるように
した所謂ロストモーション４２．４１−が種々用いられ
ている。

このような機構、４、シにメカニカルロストモーション
機構として、たとえば１、シャシに枢支された油圧シリ
ンダ装置のロッド先端とキャブ下縁とをロストモーショ
ンアームを介して連結するようにした手段が従来提案さ
れている。

ところが、このようなロストモーション機構では、走行
時このロストモーションアームヲ介してキャブの上下動
を許容させて乗心地の改善を図ることができるにしても
、チルト時にはキャブ重心がキャブチルトセンタを越え
ると、それまでロストモ−ジョンアームとの連結部であ
るロッド先端により突き上げられていたキャブが、口・
ンド先端から離れてロストモーションアームの自由長に
相当する分だけ急激な過傾動をすることとなり、車体各
部に及ぼす衝撃による悪影響とともに、操作者への危険
性をもたらす欠点があった。

本発明は、叙上の点に鑑み、油圧シリンダ装置のピスト
ンロッドとキャブとをロストモーションアームを介して
連結して成るキャブチルト装置において、キャブのチル
ト終期にキャブが自由回動きるようにした簡易な構成の
口・ンク機構を提案しようとするものである。

以下、図示実施例について本発明を詳述すると、大型車
両などの運転台となるキャブ（１）、ｉｉシャシ（２）
の前部エンジンルーム上にお０て、軸支点（Ｐ）により
前傾可能に支持され、このキャブ（１）とシャシ（２）
との間には傾斜配置された油圧シリンダ族Ｍ（３）が配
設される。この油圧シリンダ筒体（３）はそのシリンダ
筒体（４）の下端をシャシ（２）側に支軸（５）により
軸支させ、かつピストのブラケット（１０）と連結し、
ロストモーション機構を構成している。

然して、上記ピストンロッド（６）上端には、このピス
トンロッド（１３）とロストモーションアーム（７）と
を連結するピン（８）により支承されたロックアーム（
１１）が延設され、このロックアーム（１１）の基端部
は、第１図に示す非チルト時にはロックアーム（１１）
がピストンロッド（６）の延長線上位置を占めるように
、一端をピン（８）に固定し、他端をロックアーム（１
１）に固設した捲りコイルばね（１２）を介して上記ピ
ン（８）に保持され、外力に対しこのロックアーム（１
１）は反詩計方向に弾発可能に支持されている。また、
ロックアーム（１１）先端部には、キャブ（１）が所要
角度傾動した時にキャブ（１）側に植設されたピン（１
３）と係合するロックアーム係合部、すなわちフック（
１１ａ）が上記ピン（１３）に対向して形成される。こ
のキャブ（１）に植設されるピン（１３）は、ロストモ
ーションアーム（７）とピストン口・ンド（８）上端と
の連結部す力くキャブ（１）底面に当接した際におし）
て、ロストモーションアーム（７）と同軸の口・ンクア
ーム（１１）をピン（８）を中心として揺動させたとき
拮１くフ・ンク（ｌｌａ）の移動軌跡上に位置して該フ
ック（ｌｌａ）　４こ対向配設されている。

なお、上記ピストンロッド（６）上端に＋１、横方向腕
（１４）を介しシリンダ筒体（４）＆こ？Ｑつて下方へ
延出させたスト、ンパレノ＜　−（１５）を、上記ピン
（８）によりピストンロッド（６）と一体的に昇降−ｃ
ｉＨ拒４こ設け、かつ、このスト、ン、くし、＜−（１
５）のシ１）ンダ筒体（４）と対向する側にはラチェツ
ト歯（１８）を亥１設している。一方、シリンダ筒体（
４）（１１１１４こｔｌ、それの上方においてストツノ
くし％　（１５）（ｆｌ！Ｉへ突出させてそれの昇降動
を案内する枠状のストツノくアーム（１７）を増刊ける
とともに、このストツノくアームより、もしくはばねに
より付勢させてストツパレ／＜−（１５）のラチェ・ン
ト歯（１６）と係合させ、このストッパレバー（１５）
の」−ル１動を許容し下降動を阻止できるようにしてい
る。また、上記係止ピン（１８）にはその端部に係止解
除部材、すなわち、フック（２０）を取付け、これを第
３図に示すようにストッパアーム（１７）の止めピン（
２１）に引掛けることにより係止ピン（１８）を長孔（
１８）内で移動させてラチェツト歯（１６）と係合する
ことのない非干渉位１δに保持させ、ストッパレバー（
１５）の自由降下を、１′１すストッパ解除状態が得ら
れるようにしている。

上記構成を有するため、キャブ傾倒時には油圧シリンダ
装置（３）に油圧が供給されると、シリンダ筒体（４）
からピストンロッド（６）が仲にしてロストモーション
アーム（７）とピストンロッド（８）との連結部をキャ
ブ（１）底面に当接させ、軸支点（Ｐ）を中心としてキ
ャブ（１）を逐次傾斜させることができる。このピスト
ンロッド（６）の先端部がキャブ（１）底面に当接して
キャブ（１）を傾動させるときには、キャブ（１）のピ
ン（１３）とロストモージョンアーム（７）の両端部の
ピン（８）　、　（９）とは軸支点（Ｐ）を中心として
同心円上を回動するので、前記三箇所の位１６関係は変
わらず、この三箇所の点からなる三角形状を維持して傾
動する。しかし、ピストンロッド（６）先端部に捲りコ
イルばね（１２）により常にピストンロッド（６）延長
線上に位置、すべく保持されたロックアーム（１１）は
、油圧シリンダ装置（３）の傾動とともに傾斜するピス
トンロット（８）に追随してロストモーションアーム（
７）との間に挾む角度を拡開する方向に該アーム（７）
に対し相対回動することとなり、遂にはフック（１１）
の扛動軌跡上に位置するピン（１３）に係合するに至る
。

このとき、ピン（１３）はロックアーム（１１）の捲り
コイルばね（１２）により弾発付勢されて確実に係合状
態を保持させられる。このように、キャブ（１）は、第
２図に示す如く、ピストンロッドに対して、ロストモー
ションアーム（７）およびロックアーム（１１）を介し
て強固に保持され、キャブ（１）の重心がチルトセンタ
を越えた際においても、キャブ（１）底面がピストンロ
ッド（６）」―端から離れて、大きく前方へ回動するこ
とがない。また、−力、チルト時ピストンロッド（８）
と一体ト貸するストッパレバー（１５）はこれと係合位
ｚＩにある係止ピン（１８）に対しラチェット歯（１６
）の背部斜面と接触しつつその自由」−４，１，を許容
される。そして、キャブ（１）が傾倒終了１１１点に達
し油圧が中断されると、保合位置にある係止ピン（１８
）はラチェツト歯（１６）の直角歯面と係合してストッ
パレバー（１５）の下降動を阻止し得る。

また、キャブ（１）を下降させるには、第３図に示すよ
うに、フック（２０）を操作してこれを止めピン（２１
）に係止させるだけで係止ピン（１８）とラチェツト歯
（１６）との係合状態を解除できるから、ストッパレバ
ー（１５）は自由状態となり油圧シリンダ装置（３）に
よる靜やかなキャブ復帰動作を行なうことができる。こ
のとき、ロックアーム（１１）は、前述したキャブ傾倒
時とは逆に、キャブ（１）のピン（１３）がピストンロ
ッド（６）の延長線より外方（図示右方）位置に適宜ロ
ックアーム（１１）に対して相対移動するから、ロック
アーム（１１）のフック（ｌｌａ）とキャブ（１）のピ
ン（１３）との保合状態は解除され、口・ンクアーム（
１１）は捲りコイルばね（１２）によりピストンロッド
（８）延長線上にそのまま保持せられる。したがって、
非チルト時には、キャブ（ｉ）は、ピストンロッド（θ
）に対して、ロストモーションアーム（７）により連結
された状態となり、このキャブ（１）はシャシ（２）に
対して自由に上下揺動可能な状態となる。

上述のように、本実施例によれば、キャブ（１）の非チ
ルト時、すなわち通常走行時には、キャブ（１）ハヒス
トンコンド（［１）とロストモーションアーム（７）を
介して連結し、キャブ（１）の傾斜終期には、キャブ（
１）はピストンロット（８）に対しロックアーム（１１
）により自動的に係止される構成としたため、簡易な機
構でロストモーション機能を備えるとともに、キャブ（
１）を傾斜させた際にキャブ（１）がその終期に過傾動
をすることのないキャブチルト装置を得ることができる
。

以−にのように、本発明によれば、ロックアームを設け
るという簡単な構成で、キャブを傾斜する際にキャブの
急激な前傾を防止でき、しかも走行時に乗心地を損なわ
ない安価なキャブチルト装置を得ることができるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

各図は本発明の実施例を示すもので、第１図は走行時の
状態を示すキャブチルト装置の側面図、第２図は第１図
の装置においてキャブを傾斜させたときの部分側面図、
第３図はスト・ンバレバーの解除状態を示す部分側面図
である。（１）・・・キャブ、　（２）・・・シャシ。（３）・・・油圧シリンダ装置、（６）・・・ピストンロッド、（７）・・・ロストモーションアーム、（８）・・・ピ
ン、（１１）・・・ロックアーム。（１２）・・・捲りコイルバばね、（１３）・・・ピン
。特許出願人　自動車機器株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

シャシに枢支されたシリンダ装置の口・ンド先端とキャ
ブ下縁とをコストモーションアームを介して連結したキ
ャブチルト装置において、上記ロッド先端にロックアー
ムを延設保持させるとともに、上記キャブ側には該ロッ
ド先端のキャブ下縁との当接状態において想定される上
記ロックアーム係合部の揺動軌跡上に係止ピンを突設し
、上記キャブの所定チルト時に旧記ロックアームを係止
ピンに係合させてチルト終期における上記キャブの過傾
動を阻止することを特徴とするキャブチルト４讐装置。