JPS6092220A - カリクレインの精製法 - Google Patents

カリクレインの精製法

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JPS6092220A
JPS6092220A JP58200426A JP20042683A JPS6092220A JP S6092220 A JPS6092220 A JP S6092220A JP 58200426 A JP58200426 A JP 58200426A JP 20042683 A JP20042683 A JP 20042683A JP S6092220 A JPS6092220 A JP S6092220A
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JP
Japan
Prior art keywords
kallikrein
organic solvent
insoluble
adsorbed
eluent
Prior art date
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Pending
Application number
JP58200426A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunobu Okuyama
光伸 奥山
Ryuichi Kawahara
川原 隆一
Yoko Tsutsui
筒井 陽子
Shigeru Nishiwaki
西脇 茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SSP Co Ltd
Original Assignee
SSP Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6092220A publication Critical patent/JPS6092220A/ja
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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカリクレインの精製法に関し、更に評しくは不
溶性カリクレイン抗体を用いる′ことによりカリクレイ
ンを簡単な操作で、しかも高収率、高純度に精製する方
法に関する。
カリクレインは哺乳動物の各種組織で生産される蛋白分
解酵素の一種であ抄、またキニン遊離酵素の一種として
知られている。遊離キニンには末梢血管拡張作用があり
、従ってカリクレインは循猿器系疾患の治療用に使用さ
れている。カリクレインは通常咄乳動物臓器から抽出さ
れるので、その粗抽出物中には多くの異種蛋白質が含ま
れており、この抽出物を医薬品として使用するKは更に
十分な精製を行う必要がある。
カリクレインの精製法としては、従来硫安塩析法、溶媒
沈澱法(特開昭52−102495号)、イオン交換ク
ロマトグラフィー(特開11853−62893号、昭
54−2270号、昭54−14647号)、電気泳動
法(%開昭49−41583号)、阻害剤や吸着剤等を
オロ用したアフィニティークロマトグラフィー(%Hz
54−62312号、昭56−117791号、昭57
−50924号、昭57−146581号、餡58−5
5043号)勢が知られている。しかし、これらの方法
はカリクレインに%異的な精製法でないために交雑蛋白
との分離が不十分であり、高純度のカリクレインを高収
率で得る方法としては未だ満足のゆくものではなかった
最近では、このような方法に代って不溶性カリクレイン
抗体を利用する方法、すなわち、カリクレイン含有液を
−H不溶性カリクレイン抗体に吸着せしめた後、尿素又
は塩基性の溶離剤を用いてカリクレインを溶離せしめる
ことよりなるカリクレインの精製法が提案された(特開
昭56−5095号、昭58−5191号)。しかしな
がら、期かる方法では、カリクレインとカリクレイン抗
体との強固な結合体からカリクレインを溶離せしめる溶
離剤として、尿素、又は炭酸ナトリウム若しくはpH1
1,5のグリシン−NaOK緩衝液緩衝液基性のものを
使用しているため、溶離剤によるカリクレインの失活が
避けられず、収率の低下を免れ得なかった。
本発明者は、斯かる実情において、カリク 3− レインをより安定な条件で溶離する方法について鋭意検
討した結果、溶離剤として無機塩及び水と混和しうる有
機溶剤を含有する緩衝液を用いれは、カリクレインが安
定なpH域において、高収率で高純度のカリクレインを
得ることができることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明はカリクレイン含有液を不溶性カリク
レイン抗体に吸着せしめ、吸着物を洗浄した後、無機塩
および水と混和しうる有機溶剤を含有する緩gfJ液か
らなる溶離剤でカリクレインを溶離することを特徴とす
るカリクレインのn製法を提供するものである。
本発明方法で使用される不溶性カリクレイン抗体は、公
知の方法によって高純度にyn!製 4− したカリクレインを動物に免疫して得た抗体を、自体公
知の方法によって不溶性担体に化学的に結合させること
により調製される。不溶性担体としては、例えはアガロ
ース、デキストラン、セルロース、ポリアクリルアミド
等を挙けることができ、これらは例えil’cNBr法
によって活性化してカリクレイン抗体と化学結合させる
。例えは活性化不溶性担体としテd、cNnre&化セ
ルローヌ4B(ファルマシア・ファイン・ケミカル社製
)として市販されている。
本発明方法を実施するには、この不溶性カリクレインを
吸着させる。次いでこの吸着物を洗浄して夾雑蛋白を除
去する。この洗浄に使用する洗浄液は0.1〜0.2M
の塩化す) IJラムを含む緩@液(pae〜9)が好
ましい。
次いで、かくして吸着されたカリクレインを無機塩およ
び水と混和しうる有機溶剤を含有する緩衝液を溶離剤と
して用いて溶離する。
無機塩としては塩化ナトリウム、酢酸アンモニウム尋を
挙けることができる。水と混和しうる有機溶剤としては
、メタノール、エタノール、アセトン、イソプロピルア
ルコール、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセトニ
トリル、グリセリン、エチレングリコール、プロピレン
グリコール等が挙けられる。また緩gfl液としては、
pH4=11、好ましくはpH4〜5.0又はpH9,
5〜10,5のものが使用され、斯かる緩衝液としては
、例えはトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン・塩
酸緩衝液、酢酸緩衝液、グリシン−NaOH緩衝液等が
好適に使用される。本発明方法に使用する俗離剤は、上
記無機塩を0.5〜3M、特に1〜2M、水と混和しう
る有機溶剤を10〜60%、特に20〜50%を含む上
記緩衝液が好ましい。
本発明方法のカリクレインの吸着、洗浄及び溶離の各操
作はバッチ法によってもがし得るが、工業的には不溶性
カリクレイン抗体を充填したカラムを用いて行うのが好
ましい。
叙上の如き本発明方法によれは、カリクレインを失活さ
せることなく、高純度にしかも高収率で精製することが
できる。また、本発明の溶離剤は不溶性カリクレイン抗
体に例の悪影譬を与えないので、中性付近の緩衝液で−
7= 洗浄することにより何回でも繰り返して使用できる利点
を有する。
次に試験例及び実施例を牟けて本発明を説明する。
試験例1 下記方法により、カリクレインの溶出液中における安定
性について調べた。
(試験方法) 布製カリクレイン(tssoxty/q)を200KU
/ldKなるように下記第1表に示す溶出液に溶解し、
室温に3.8.24時間放置後、カリクレイン活性を測
定し、残存活性■をめた。その結果を第1表に示す。な
お、カリクレイン活性の測定は9屋等の方法〔ザゾヤー
ナル オプ バイオケミヌトリー 8− (J、旧oehem、 ) 58巻、201負。
1956年〕に従って行なった(以下に示す実施例にお
いて同じ)。
第1表:残存活性 第1表より明らかなように、カリクレインは従来の俗離
剤に比較し本発明の俗離剤中で最も安定であった。
実施例1 部分精製カリクレイン1vを0.05 M )すス(ヒ
ドロキシメチル)アミノメタン・塩酸緩衝液(pH8,
0)50−に溶かし、同緩衝液で平衡化したカリクレイ
ン抗体結合セファロース4Bカラム50−に通液する(
流速;1−7分)。次いで0.15Mの塩化ナトリウム
を含む同緩衝液でカラムを洗浄後、2M塩化ナトリウム
および40%プロピレングリコールを含む0.2 M 
)リス(ヒドロキシメチル)アミノメタン・塩酸緩衝液
(pnio、o)でカリクレインを溶出する。この溶出
液をセファデックスG25により脱塩後、アセトンを加
えてカリクレインを沈澱させ、アセトン、ついでエーテ
ルで洗浄し、吸引乾固してn製カリクレイン16 ”I
F (総括性26270KU)を得た。
実施例2 部分n#!カリクレインlfを1,5M塩化ナトリウム
および40%エチレングリコールを含む0.2M)リス
(ヒドロキシメチル)アミツメクン・塩酸緩衝液(PH
10,0)で溶出する以外は実施例1と全く同様に操作
して精製カリクレイン16■(総括性28030KU)
を得た。
実施例3 部分精製カリクレイン1gを2M塩化ナトリウムおよび
50%エチレングリコールを含む0.2 M酢Il緩衝
液(pH4,5)で溶出する以外は実施例1と全く同様
に操作して精製カリクレイン20■(総括性26280
KU)を得た。
実施例4 ブタ膵臓原末50fを0,2%塩化ナトリウ 11− ム水溶液500−に懸濁してアンモニア水でpH8,0
としアセトン40〜60%にて分画沈降を行なった。得
られた沈澱を0.05M)IJス(ヒドロキシメチル)
アミノメタン壷塩酸緩衝液(pH8,0)に溶かして5
0g1とし、同緩衝液で平衡化したカリクレイン抗体結
合セファロース4Bカラム5θ−に通液する(流速;l
−7分)。次いで0.2M塩化す) IJウムを含む同
緩衝液でカラムを洗浄後、1.5M塩化ナトリウムおよ
び40%エチレングリコールを含む0.2 M )リス
(ヒドロキシメチル)アミノメタン・塩[lI!衝液(
PH10,0)でカリクレインを溶出する。以下実施例
1と同様に操作してhaカリクレイン14■(総括性2
2670KU)を得た。
 12− 実施例5 ブタ膵臓原末50Fを、2M塩化ナトリウムおよび20
%エタノールを含む0.2 M )リス(ヒドロキシメ
チル)アミノメタン・塩酸緩衝液(PH10,0)で溶
出する以外は実施例4と全く同様に操作してn製カリク
レイン 、1919(総括性23310KU)を得た。
実施例1〜5で得た結果を第2表に示す。
以下余白

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 カリクレイン含有液を不溶性カリクレイン抗体に
    吸着せしめ・、吸着物を洗浄した後、無機塩および水と
    混和しうる有機溶剤を含有する緩衝液からなる溶離剤で
    カリクレインを溶離することを特徴とするカリクレイン
    の精製法。 2、@離開が無機塩0.5〜3Mおよび水と混和しうる
    有機溶剤lO〜60%を含有するpH4〜11の緩衝液
    である特許請求の範囲第1項記載のカリクレインの精製
    法。
JP58200426A 1983-10-26 1983-10-26 カリクレインの精製法 Pending JPS6092220A (ja)

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JP58200426A JPS6092220A (ja) 1983-10-26 1983-10-26 カリクレインの精製法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01503679A (ja) * 1987-06-30 1989-12-14 アムジエン・インコーポレーテツド カリクレインの生産

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01503679A (ja) * 1987-06-30 1989-12-14 アムジエン・インコーポレーテツド カリクレインの生産

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