JPS6092213A - 錠剤,錠菓の製造法 - Google Patents

錠剤,錠菓の製造法

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JPS6092213A
JPS6092213A JP58198392A JP19839283A JPS6092213A JP S6092213 A JPS6092213 A JP S6092213A JP 58198392 A JP58198392 A JP 58198392A JP 19839283 A JP19839283 A JP 19839283A JP S6092213 A JPS6092213 A JP S6092213A
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JP
Japan
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tablet
fatty acid
lubricant
confectionery
polyglycerin
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JP58198392A
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JPS6343364B2 (ja
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Yuzo Ikezoe
池添 裕三
Chihiro Matsufuji
松藤 千尋
Tetsuo Fukuda
哲郎 福田
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Riken Vitamin Co Ltd
Original Assignee
Riken Vitamin Oil Co Ltd
Riken Vitamin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は錠剤、錠菓の製造法に関するものである。詳し
くはポリグリセリン脂肪酸エステルを滑沢剤として、錠
剤、錠菓の基材に添加して打錠する製造法に関するもの
である。
従来、錠剤、錠菓の製造に際して、形状不均一な不良品
の発生や整形不能に原因する製造歩留りの減少を防ぐこ
とを主たる目的として、滑沢剤の使用が試みられてきた
従来から使用が試みられてきた滑沢剤とは、ステアリン
酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウ
ム、硬化油脂、モノグリセライド、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、ショ糖脂肪酸エステル、タルク、ケイ酸アルミ
ニウム、リン酸カルシウム、微結晶セルローズ、デンプ
ンなどであるが、それらの1種または2種以上の併用に
おいても滑沢剤としての効果が不」−分なため、いずれ
も不良発生率が高く、あるいは過度の添加量を必要とす
るので、最終製品に好ましくない風味、食感、色調を与
える結果となり、錠剤、錠菓の製造コストおよび製品品
質をともに満足する製造法は知られていなかった。
本発明はこれら滑沢剤に代って、または併用して特定の
ポリグリセリン脂肪酸エステルを使用することにより、
錠剤、錠菓の製造に際して、最終製品の品質を低下させ
ることなく製品歩留りを大幅に向上できる、錠剤、錠菓
の製造法を提供するものである。
ポリグリセリン脂肪酸エステルそのものは公知であり、
また食品、化粧品の乳化剤とて使用されることも既に公
知であるが、錠剤、錠菓の!113faに際して滑沢剤
として使用することは未だ知られていない。本発明者等
は錠剤、錠菓の製造にあたって、滑沢剤として優れた効
果を有する物質の研究を鋭意おこなった結果、ポリグリ
セリン脂肪酸エステルが錠剤、錠菓の製造における滑沢
剤として極めて優れ、少量の使用でも十分にその効果を
発揮することを知見した。
すなわち本発明は錠剤、錠菓の製造に際し、ポリグリセ
リン脂肪酸エステルを滑沢剤として使用することを特徴
とする錠剤、錠菓の!lI造法である本発明に用いられ
るポリグリセリン脂肪酸エステルのポリグリセリン部分
は、グリセリンの10量体以上を主成分とするポリグリ
セリンでは脂肪酸とのエステル化反応にほとんど関与し
ない環状副生成物を多く含むために不適当であり、グリ
セリンの2〜10量体を主成分とするポリグリセリンで
あることが本発明の目的にかなっている。ポリグリセリ
ンはグリセリンの加熱重合反応41:酸物、あるいは種
々の方法による合成グリセリンの副生物として得られ、
特に蒸留などの精製操作を行なわない限り、一般にはグ
リセリンの重合度に分布のある混合物になっており、少
量のグリセリンも含んだものである。
また、ポリグリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸部分、炭
素数10未満では常温下で固体のポリグリセリン脂肪酸
エステルが得られないため、滑沢剤としては不適であり
、炭素数10以上の飽和脂肪酸でなければならず、一方
食用油脂に由来する高級脂肪酸は炭素数24がその上限
であるところから、それ以上は実用的でないので、炭素
数10〜24の飽和脂肪酸が適している。
したがって、本発明に使用する滑沢剤どしてのポリグリ
セリン脂肪酸エステルは、グリセリンの2〜10量体を
主成分とするポリグリセリンと炭素数10〜24の飽和
脂肪酸とから構成されるものが適している。ポリグリセ
リンに対する炭素数10〜24の飽和脂肪酸のエステル
化はジエステル以上が本発明の目的に適している。
ポリグリセリン脂肪酸エステルはポリグリセリンと脂肪
酸とのエステル化反応によって調製するのが一般的であ
り、その他の調製方法として、ポリグリセリンと脂肪酸
エステル類とのエステル交換反応によることも可能であ
る。この脂肪酸エステル類とはトリグリセライド、モノ
・ジグリセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステルなどである。またエステル化反応および
エステル交換反応にはアルカリ土類金属、塩などを触媒
として用いるため、反応後の除去を行なわない限り、こ
れらの触媒単体ないしは触媒と脂肪酸の化合物などが反
応生成物であるポリグリセリン脂肪酸エステル中に残存
することが通例であるが、これらのポリグリセリン脂肪
酸エステル中の残存物も滑沢剤としての効果がまったく
ないことはまれであり、特に除去する必要はない。
このポリグリセリン脂肪酸エステルを滑沢剤と5− して用いるには、粉末状でなければならないが、それも
できる限り微粒子の粉末であることが望ましい。しかし
微粒子化することにより粒子間の凝集が起り易くなる可
能性があるので、微粒子間の凝集を防止し、流動性の向
上や取扱いを容易にするため、コーンスターチ、デンプ
ン、炭酸カルシウム、リン酸hルシウム、ステアリン酸
、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム
、硬化油脂、モノグリセライド、ソルビタン脂肪酸エス
テル、ショ糖脂肪酸エステル、タルク、ケイ酸アルミニ
ウム、微結晶セルローズ、ワックス、天然樹脂類などの
粉末の1種または2種以上を、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステルの滑沢効果を阻害しない範囲内で、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステルの微粉末に加えて適宜併用しても差支
えない。
本発明で用いられるポリグリセリン脂肪酸エステルは滑
沢剤として極めて優れており、錠剤、錠菓の基材に対し
てポリグリセリン脂肪酸エステルとして0.3〜5重量
%、好ましくは0.5〜2重量%の使用量で十分に効果
を発揮させることができ−〇− る。使用量が0.3重量%未満では効果が発揮されず、
5重量%以上では製品の風味、食感に好ましくない影響
を与える。
以下本発明を実施例によって説明する。
実施例1 平均重合度5量体のポリグリセリンであるペンタグリセ
リンとステアリン酸とから成るペンタグリセリンヘキサ
ステアリン酸エステルの粉末5gを滑沢剤として、ブド
ウ糖85%、コーンスターチ13%、クエン酸1.5%
、粉末香料0.5%である顆粒iooogに混合した後
、この混合物を1錠当り340 mgとなるように打錠
機を用いて圧縮成型し錠菓を製造した。この際成型不良
による不良品はまったく発生しなかった。また、得られ
た製品は表面光沢が非常に優れた純白色の錠菓であり、
食した時の崩壊性、硬度も適度であった。
比較として、滑沢剤をショ糖トリステアリン酸エステル
5gに代えて、同一の顆粒10009に混合し、同一の
条件で錠菓を製造したところ、不良品が16%発生し、
製品歩留りは84%であった。また製品は表面光沢が欠
け、やや黄味を帯び食味も過度にもろく品質が劣ってい
た。
実施例2 平均重合度10量体のポリグリセリンであるデカグリセ
リンとベヘニン酸とからなるデカグリセリンペンタベヘ
ニン酸エステルの微粉末80部と炭酸カルシウム10部
、タルク10部の混合物10gを滑沢剤として、粉糖5
0%、ブドウ糖48%、クエン酸1.5%、粉末香料0
.5%である顆粒1000gに混合した後、この混合物
を1錠当り400Ingとなるように打錠機を用いて圧
縮成型し錠菓を製造した。実施例1と同様、製品の不良
率はゼロであり、品質も極めて良好であった。
比較どして、滑沢剤をモノグリセリンジベヘニン酸エス
テルの微粉末80部と炭酸カルシウム10部、タルク1
0部の混合物10gに代えて、同一の顆粒10009に
混合し、同一の条件で錠菓を製造したところ、不良品の
発生は22%であり、製品歩留りは78%にとどまった
。また、製品の品質も表面光沢の不足、食味における硬
度不足の点で劣っていた。
実施例3 ジグリセリン80%、トリ・テ1〜ラグリセリン20%
のポリグリセリンとパーム極度硬化油脂脂肪酸とからな
るジグリセリンテトラパルミチンM/ステアリン酸エス
テルの粉末7gを滑沢剤として、アスコルビン酸50%
、乳糖30%、コーンスターチ10%、微結晶セルロー
ズ10%である錠剤の基材の粉末1000gに混合した
後、この混合物を1錠当り1.5gとなるように打錠機
を用いて圧縮成型し錠剤を製造した。この際成型不良に
よる不良品はまったく発生せず、また日本薬局方の錠剤
に関する各種試験に適合した。
−〇−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリグリセリン脂肪酸エステルを滑沢剤として、粉
    末または顆粒状の錠剤、錠菓の基材に添加して打錠する
    ことを特徴とする錠剤、錠菓の製造法。 2、ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するポリグリ
    セリンがグリセリンの平均2〜10量体であり、同じく
    構成する脂肪酸が炭素数10〜24の飽和脂肪酸である
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP58198392A 1983-10-25 1983-10-25 錠剤,錠菓の製造法 Granted JPS6092213A (ja)

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JPS6092213A true JPS6092213A (ja) 1985-05-23
JPS6343364B2 JPS6343364B2 (ja) 1988-08-30

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60105632A (ja) * 1983-11-15 1985-06-11 Taiyo Kagaku Kk 打錠用滑沢剤
WO2020083412A1 (de) * 2018-10-22 2020-04-30 Ioi Oleo Gmbh Additiv für ein zur verpressung zu formkörpern vorgesehenes pulver
JP2022504038A (ja) * 2018-10-22 2022-01-13 イーオーイー オレオ ゲーエムベーハー 成形体への圧縮を目的とした粉末材料用添加剤

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