JPS6091549A - 低圧放電ランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、放電路を規制する屈曲したガラス管を有す
る低圧放電ランプに関する。

〔従来技術〕

ガラス製直管をその中央部でＵ字状に折曲したり、ある
いはガラス管同士を直接接合して、屈曲したガラス管を
作り、このガラス管で放電路を規制するようにした小形
螢光ランプは種々提案されている。

第１図および第２図はその一例として本出願人が先に提
案したものである。

図において、（１）はＵ字状管で、この管（１１は２本
のガラス管を外部とは気密を保って直接接合するととも
に、この接合部０には夫々のガラス管内部が相互に連通
する連通孔（Ｉ４１が設けである。また。

接合部（１３１を除（両ガラス管同士すなわちＵ字状管
（１）の両脚部（ｉｌｌ　０２同士はほぼ密着当接態様
に形成したものである。（２）はＵ字状管ｆｉｌの他端
に封着されたステムで、このステム（２）には電極（３
）が設けられている。（４）はこの管（１）の内面に被
着された螢光体層であ祉また（５）は給電端子となるピ
ン（６）を有する口金で、この口金（６）とＵ字状管ｆ
ｌｌｌ’ｊ接着剤（７）で固着さねている。

このように構成されたランプにおいて、夫々の脚部α１
）０２同士はほぼ密着当接態様に形成しであるため、Ｕ
字状管（１）の接合部（ｉ印に刀が加わるような掴み方
、ｊなわち両脚部ＵＵＺの外側より中心方向に力が加わ
るような掴み方をしても破損することがないので、製造
工程中Ｕ字状管（１）の把握方向を自由にできるなどの
利点を有する。

一方、この連通孔０４）は両脚部Ｑｌ＋、　（１２１が
当接態様になっているという構成上接合部０中心（２−
２）とほぼ同位置に形成されでいた。

また、この連通孔α］は脚部（ＩｌｌＱ２のガラス管内
径ＣＤ）に対してあｉり小さいと放電抵抗となり、大き
すぎるとランプ内のアークから遠ざかるなどいずわもラ
ンプ特性上不具合いか生じるのでその断面形状は第２図
に示すようガラス管内径（Ｄ）と同径な円状としていた
。従って、連通孔＋１４１周縁の接合部（３〕 θ３のガラス肉厚（ＴＩ）（Ｔ２）は９両脚部０１１　
（１２が最近接する軸方向（ｙ−ｙ）の肉厚（Ｔ１）に
対して。

軸方向（ｙ−ｙ）から遠ざかる径方向（Ｘ−Ｘ）の肉厚
（Ｔ２〕　は拡径につれて全体に伸ばされるので薄肉と
なり１周縁全体でみたとき軸方向（ｙ−ｙ）の肉厚（Ｔ
１）と径方向（Ｘ−Ｘ）（７）肉厚（Ｔ２）　”’Ｃ大
きな差が生じ偏肉状となることが避けられなかった。こ
のために、Ｕ字状管（１）の製造時やその後の工程中、
偏肉による残留歪なとにより管（１）が破損するなどの
問題があった。

〔発明の概要〕

この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ガ
ラス管の連通孔同士の周縁を直接接合し。

その連通孔を通る屈曲した放電路を形成するようにした
ものにおいて、連通孔はカラス管の軸方向を長径とした
楕円状とし、もって連通孔周縁のガラス肉厚を均しくし
て接合部の強度を増し量産に優れた低圧放電ランプを提
供することを目的とする。

〔発明の実施例〕

（り 以下、この発明の一実施例を第３図ないし第５図に基づ
き説明する。

第３図はＵ字状螢光ランプを構成するＵ字状ガラス管（
１１を一部断面で示す図で、同じく第４図は要部拡大断
面図である。これ等図において、Ｕ字状ガラス管（１）
は全高（Ｈ）が９０龍、巾傳）が３３．５郡の外形を成
し、ざらにＱＩＩＨはこのＵ字状管（１）の脚部で、夫
々外径１６．５＋ｎ＋ｈ　＋　内径１５龍のガラス管で
構成されている。Ｑ４１けこのＵ字状管（１）の接合部
０りに形成された連通孔で、この連通孔（１４）はＵ字
状管（１）の夫々の脚部ＱＩＩＨの軸方向（Ｙ−Ｙ）径
は約１５前、径方向（ｘ−ｘ）の径は約１１Ｍｍの楕円
状に形成しである。

そしてこのＵ字状管（１１および連通孔（Ｉ４）は次の
ようにして作った。第５図（Ａ）に示すように、外径１
６、ｆ＠、内径１５．、で全長が８８酌の２本のソーダ
ライム製ガラス管（１１１Ｑ２をほぼ密着した当接態様
に並設し１両開口端（１１ａ）（１２ａ）　より炎口が
ガラス管（ｌＩＩＱ２の軸方向（ｙ−ｙ）に広がりの大
きいガスバーナーＱυを挿入し、このバーナーＱυの熱
に゛よってガラス管（１１１（１２相互を溶着接合させ
るとともに、バーナーＱＤの炎の形と風圧によってガラ
ス管（Ｉｌｌ（１２の軸方向（Ｙ−Ｙ）が広がりの大き
い楕円状連通孔０４）を形成させる。

次いで、（Ｂ）に示すように溶着接合部０３を含む開口
端（１１ａ）（１２ａ）周辺を加熱し開口端（１１ａ）
（１２ａ）”を封着する。その後（０）に示すように接
合部（１３１を含むガラス管の端部（１１ａ）（１２ａ
）　全体に、連通孔０４が若干相似的に拡径しながら軸
方向（Ｙ−Ｙ）が゛長径な楕円状になるように成形した
２つ割りの金型（ハ）を装着し、ガラス管（ｉｌｌ（１
２の他端（１１ｂ）（１２ｂ）よりエアーを吹き込み、
ガラス管（ｌｌｌＱ２を金型になじませて、上記した連
通孔（１沿を有するＵ字状ガラス管（１）を完成する。

なお、この螢光ランプの上記した以外の構成は従来のも
のと同じである。このように構成された連通孔（Ｉ４）
は、夫々の脚部０１１０２のガラス肉同士が重なりなが
ら伸びの少ない軸方向（Ｙ−Ｙ）は長径で、一方脚部（
Ｉｌｌ　（１２のガラス肉同士が重なりなから拡径につ
れて伸びが大きくなる径方向（Ｘ−Ｘ）は短径な楕円状
孔としであるため、Ｉ！！ｊに径方向（Ｘ−Ｘ）のガラ
ス肉の薄肉化が防止される。しかも径方向（Ｘ−Ｘ）は
短径とし拡径率を小さくしであるため上述した第５図Ｃ
での型のによる成形時、軸方向（Ｙ−Ｙ）からの肉の移
動も起り易くなる。このため接合部０：１の連通孔０４
周縁のガラス肉厚全体でみたとき、軸方向（Ｙ−Ｙ）の
ガラス肉厚（Ｔ１）と径方向（ｘ−ｘ）のガラス肉厚（
Ｔ２）であまり差が無くなり偏肉状にならない。

実際上記のように構成さねたものと、一方連通孔ａ４け
脚部的）０２のカラス管内径（１５ｍｍ）と同じ円状の
もの両者を比較し連通孔０４周縁のガラス肉厚を比較し
たところ、この発明によるものけ最大肉厚と最小肉厚の
比が１：０．８であったのに対し。

上記した円状の連通孔（１４１を有するものは１：０．
５であった。

一方、連通孔（Ｉ４）の開口形状によって左右されるラ
ンプ特性特に始動性や９　ランプの管電圧、管電流を夫
々調べたところ両者で明確な差はなかった。

これはこの実施例の連通孔■断面積と上記した従（７） 米の連通孔Ｉ断面積とを単純に比較した場合は従来の方
が大きいがこのようなＵ字状螢光ランプにおいては、放
電の性質上アーク中心は連通孔α４中心を通らず、連通
孔Ｑ４１中心より脚部（１１）α２側に寄った位置にア
ーク中心があるため実際上は差がないものであった。

なお、楕円状した連通孔（Ｉ４１の長径と短径の夫々の
大きさは特に上記した実施例に限定されるものではなく
、夫々のガラス管０１１（１２の外径や内径によって適
時選択し得ることは当然である。

第６図および第７図はこの発明の他の実施例を示してお
り、第６図は斜視図、第７図は要部拡大断面図である。

こね等図においてαＧは上記第３図に示ｊＵ字状管（１
）を２個夫々の脚部Ｑ／１１＋１２同士が互に当接態様
に対向するように構成したダブルＵ字状管で、このダブ
ルＵ字状管α１の一方の脚部Ｏ２同士は側端部で連通孔
０めを介して直接接合しであるとともに、この連通孔（
１４１は脚部鰺の軸方向（Ｙ−Ｙ）は約１５酊、径方向
（Ｘ−Ｘ）の径は約１１酊の楕円状に形成しである。

（８） またこのダブルＵ字状管ａ１の脚部端部（１１ｂ）（１
２ｂ）は夫々セラミック製端板（至）にガラスフリッｔ
−Ｃ３１１によって気密に固着されている。（３）は一
方の脚部（１１）α２に内包させた一対の電極である。

このように構成された螢光ランプは２個のＵ字状管＋１
１を連絡する連通孔α４も夫々の脚部Ｑ２の軸方向（Ｙ
−Ｙ）を長径とし、径方向（Ｘ−Ｘ）を短径とする楕円
状を成しているため上記した第１の実施例と同様な効果
が得られる。さらにこの実施例は第１の実施例と比較し
ダブルＵ字状管（ＩＧの全高を変えないで放電路長を約
倍も長くとれるのでコンパクトで高光出力なランプが得
られる効果も奏する。

第８図はさらにこの発明の他の実施例を示す展開図であ
る。図において、　（１（Ｉは上記第５図ないし第６図
に示すものと同様に形成されたダブルＵ字状管で、この
管帥の一方の脚部（Ｉｌｌ　ａｌｌは夫々電極（３１を
内包してセラミック製端板（至）にガラスフリットＣ３
１１で固着されており、他方の脚部α２Ｈは同端板（至
）上に当接して載置しであるとともに、一方の脚部Ｑ２
端に後述する外管Ｃ３ノ内と導通する導通孔（財）が形
（９） 成しである。Ｃ（３は内面に光拡散層（ハ）を被着した
ガラス裳の底部が開口の円筒状した外管である。この外
管０３は底部の開口が上記端板（至）により気密に閉塞
され、内部に放電媒体を封入し放電空間を形成する。

この発明はこのようなダブルＵ字状管ａｅと外管０３を
有する２重管構造の螢光ランプにも適用できる。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明は、ガラス管の連通孔同士
の周縁を直接接合し、その連通孔を通る屈曲した放電路
を形成したものにおいて連通孔はガラス管の軸方向を長
径とした楕円状としたので。

連通孔周縁のガラス肉厚を均質にでき接合部の強度を増
すことができる。したがって、ランプの製造歩留りを向
上させる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来のＵ字状螢光ランプを示す図
で、第１図は一部断面で示す斜視図、第２図は要部拡大
断面図、第３図ないし第５図けこ（１０） の発明の一実施例を説明する図で、第３図はＵ字状ガラ
ス管を一部断面で示す図、第４図は同要部拡大断面図、
第５図は工程略図、第６図および第７図はこの発明の他
の実施例を示すもので、第６図は一部断面で示す斜視図
、第７図は同要部拡大断面図、第８図はさらに他の実施
例を示す展開図である。 図中、（１）はＵ字状管、帥はダブルＵ字状管、α９ａ
２はガラス管でありまた脚部でもある。（１１ｂ）（１
２ｂ）は脚部端部、０りは接合部、　（１４１は連通孔
、０３は外管。 （財）け導通孔。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。 代理人大岩増雄 （１１） 第　１　図 第２図 第　５ （Ａ　）　ＣＢ　） １ｓ６図 （Ｃ）　（１ 第　７　ば 第８図 第１頁の続き

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１ガラス管の連通孔同士の周縁を直接接合し。 その連通孔を通る屈曲した放電路を形成したものにおい
   て、連通孔はガラス管の軸方向を長径どした楕円状とし
   たことを特徴とする低圧放電ランプ。 （２）　ガラス管はＵ字状管とし、このＵ字状管を２個
   配するとともに各ガラス管の一方の脚部の端部に互に直
   接接合された連通孔を設けたことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の低圧放電ランプ、 （３１ガラス管は外部に対して気密であることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項または第２項記載の低圧放電
   ランプ。 （４）　ガラス管は内部を気密空間とした外管に囲繞さ
   れており、かつ外管内に導通ずる導通孔を有しているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項記載
   の低圧放電ランプ。