JPS60908B2 - 積層硬化シ−トの製造法 - Google Patents

積層硬化シ−トの製造法

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JPS60908B2
JPS60908B2 JP55012868A JP1286880A JPS60908B2 JP S60908 B2 JPS60908 B2 JP S60908B2 JP 55012868 A JP55012868 A JP 55012868A JP 1286880 A JP1286880 A JP 1286880A JP S60908 B2 JPS60908 B2 JP S60908B2
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JP
Japan
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resin
paper
sheet
impregnated
kraft paper
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JP55012868A
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JPS56109720A (en
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義見 高野
佐兵衛 前田
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Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Osaka Soda Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パーチメント紙を積層一体化した積層硬化シ
ートの製造法に関する。
従釆、化粧シート及びクラフト紙にジァリルフタレート
樹脂を含浸させて熱圧硬化せしめた積層硬化シートは、
比較的可榛性に富むためリボンカットなどの切削作業が
可能であり、キャビネット、家具などの木口処理面及び
曲面加工用として池種の硬化シートにない分野への応用
がなされている。
最近の新しい用途としては表面がミラー状の洗面化粧台
への曲面加工用としての需要が増大している。
これらの積層硬化シートは、基材への接着を完全に期す
るため該シートの裏面を研磨する必要があり、この研磨
工程中に表面化粧層にキズがつくという事故が度々発生
し、イa鉾シートとしての商品価値が著しく低下する事
態が避けうれなかった。
本発明者らは、裏面を研磨することなく、使用に供しう
る積層硬化シートを得るべく種々検討した結果、該シー
トの裏面にパーチメント紙を積層硬化せしめることによ
って、このまま基材への貼着が可能であるばかりでなく
、更に曲げ加工性を著しく改善された積層硬化シートが
得られることを見出し、本発明に達したものである。
すなわち、本発明は、熱硬化性樹脂舎浸又は未含浸の表
面イ日既シート、ァルコキシメチルアミノ系樹脂を含む
ジァリルフタレート系樹脂含浸のクラフト紙及びパーチ
メント紙の順に重ねて熱圧硬化させることを特徴とする
積層硬化シートの製造法である。本発明に用いるパーチ
メント紙とは、一般に硫酸紙と称されているものであり
、耐水性、耐脂性に富むため、通常包装用として使用さ
れている。
このものは樹脂との接着性に乏しいため通常のジアリル
フタレート系樹脂を用いては目的とする積層シートを得
ることはできない。本発明によれば、ジアリルフタレー
ト系樹脂にアルコキシメチルアミノ系樹脂を配合した樹
脂をクラフト紙に含浸させ、これとパーチメント紙を積
層させることにより、密着性に非常に優れた積層硬化シ
ートが得られるものである。上記アルコキシメチル系樹
脂としては、炭素数3〜9のアルコキシメチル基を有す
る、メラミンーホルムアルデヒド樹脂、尿素−ホルムア
ルデヒド樹脂、グアナミンーホルムアルデヒド樹脂、尿
素ーメラミソーホルムアルデヒド樹脂などが適当である
これらアミ/系樹脂の製造に用いられるアルコールとし
ては、エチルアルコール、プロピルアルコール、インプ
ロピルアルコール、ノルマルブチルアルコール、イソプ
チルアルコ」ル、ターシヤリーブチルアルコール、ノル
マルヘキシルアルコール、2ーエチルーブチルアルコー
ル、2−エチル−へキシルアルコールなどがある。クラ
フト紙舎浸用のアルコキシメチルアミ/系樹脂を含むジ
アリルフタレート系樹脂としては、ジアリルフタレート
プレポリマー50〜95重量%、不飽和ポリエステル5
0〜5重量%を含む樹脂混合物に上記ァルコキシメチル
アミノ系樹脂を配合したものが用いられる。不飽和ポリ
エステルとしては、無水マレィン酸、フマル酸、無水フ
タル酸、ィソフタル酸などの多塩基性の不飽和酸、飽和
酸とエチレングリコール、プロピレングリコールなどの
多価アルコールとを溶液法「溶融法などによって脱水統
合せしめた酸価30以下、軟化温度100℃以下の固形
状ポリエステルが用いられる。アルコキシメチルアミノ
系樹脂の配合量は、上記ジアリルフタレートプレポリマ
ー及び不飽和ポリエステルの混合物10の重量部に対し
て2〜2の重量部が適当である。配合量が2重量部未満
ではパーチメント紙への接着性の点で充分なる効果が得
られない。又、2の重量部をこえると成形性を低下させ
るので好ましくない。表面化班シートに含浸させる熱硬
化性樹脂としては、通常化粧板用樹脂として使用される
ものなら何でもよく、例えばジアリルフタレート樹脂、
ジアリルフタレートー不飽和ポリエステル混合系樹脂、
メラミン樹脂、フェノール樹脂等が採用しうるが、ジア
リルフタレートプレポリマーを含む樹脂系が好適である
勿論、本発明のクラフト紙含浸用樹脂組成物も使用する
ことができる。本発明の表面化班シート含浸用樹脂及び
クラフト紙含浸用樹脂を硬化させる重合開始剤としては
、通常の有機過酸化物でよく、例えばペンゾイルパーオ
キサイド、ジターシヤリーブチルパーベンゾエート、ジ
クミル/ぐーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、
メチルエチルケトン/ぐーオキサィドなどが用いられる
。配合量はそれぞれ樹脂10値重量部に対し1〜1の重
量部の範囲である。本発明の表面化紙シート含浸用樹脂
及びクラフト紙舎浸用樹脂には、必要に応じて、ビニル
系モノマー、ァリル系モノマーの如き架橋用モノマー、
重合促進剤、重合防止剤、内部離型剤、着色剤、その他
通常使用される添加剤などを加えることができる。本発
明に用いる表面化錐シートとしては、印刷された又は未
印刷のイ臼舷紙、布、不織布あるいは0.1〜3柳にス
ライスされた木質単板がある。
又クラフト紙としては、サラシクラフト紙、未サラシク
ラフト紙がある。本発明の樹脂含浸表面化滋シート及び
クラフト紙は、前記それぞれの樹脂をアセトン、メチル
エチルケトン、トルェンなどの溶剤にとかして樹脂液と
なし、これに上記表面化粧シート及びクラフト紙を浸燈
含浸又は塗布含浸せしめて乾燥させる常法によって作製
される。
クラフト紙への樹脂付着率(樹脂含浸紙中の樹脂の割合
を示す。
以下同じ)は40〜6の重量%の範囲が好ましい。4の
重量%未満では、パーチメント紙との密着性が低下する
ため好ましくなく、6の重量%をこえると、成形の際パ
ーチメント紙への樹脂の浸透が著しくなり、積層硬化シ
ートを他の基村へ接着せしめる際の障害となる。
表面化粧シートへの樹脂付着率は通常の化粧板製造の際
に用いられる範囲でよい。
又、本発明において、得られた積層硬化シートの使用目
的によっては表面化粧シートに全く樹脂を含浸させない
ものを使用することもできる。この場合、クラフト紙に
は樹脂が両面に含浸されている必要がある。本発明の積
層成形に際しては、横脂含浸又は未含浸の表面化紙シー
ト、樹脂含浸クラフト紙、パーチメント紙の順に上から
重ね、温度120〜160℃、圧力10〜50kg/の
、時間10〜60分の成形条件で熱圧することによって
積層硬化シートを得ることができる。
以下、実施例によって本発明を説明する。
実施例 1〜3、比較例 1〜3 表1に示す各実施例、比較例において、各例に示す同一
の樹脂液を表面イQ鉾シート(坪量80夕/あの木目柄
パターン紙、凸版印刷社製)及びクラフト紙(坪量14
0タノでの未サラシクラフト紙、山陽国策パルプ社製)
の含浸用樹脂として用い、それぞれ表1に示す樹脂付着
率の含浸紙を作製した。
熱プレス機に上記樹脂含浸パターン紙、樹脂含浸クラフ
ト紙及び坪量30夕/あのパーチメント紙(藤森工業社
製)の順に上から重ね、14ぴ0、30k9/仇、20
分間の成形条件で成形し、水冷後取出して各々厚み約0
.4脚の積層硬化シートを得た。
このものの物性試験結果を併せて表1に示した。表 1
註(1)メチルエチルケトン50重量%溶液粘度90.
8c.p.s(3000)、ヨウ素価58.6(2)「
アリラツクスDH−10000」大阪曹達社製(3)メ
ラミン1モルとバラホルム(ホルムアルデヒド換算3モ
ル)及び水200夕を800にてdH7に保持しつつ溶
解するまで加熱損拝し、次いでn−ブタノール5モルを
添加して800にて1時間損拝した後、共沸で水分を除
いて得た透明な粘鋼液体。
(4) 「DR−20S」大阪曹達社製{5)NTカッ
ターでIXI物角に100ケ切り込み、これにガムテー
プを貼つてテープを垂直に強く引き上げ、5ケ以内のハ
ガレを合格、5ケ以上を不合格とした。
(6)J工S K−6902「熱硬化性樹脂化粧板」ポ
ストホーミング用曲げ成形性に準じた。たての外曲げの
値(物)である。測定温度200実施例 4〜6、比較
例 4表2に示す各含浸用樹脂液に未サラシクラフト紙
(昭和特殊製紙社製、坪量80夕/〆)を含浸した後乾
燥してそれぞれ樹脂付着率45重量%の樹脂含濠クラフ
ト紙を作製した。
表面化粧シートとして厚み0.2柳のケヤキ単板を用い
、上記樹脂含浸クラフト紙、パーチメント紙(日本パー
チメント工業社製「JP−100」坪量50夕/力)の
順に重ね、130oo、10kg/の、5分間のプレス
条件で成形して各積層硬化シートを得た。
厚み15肋のパーチクルボード(大倉工業社製「U一2
00」)に接着剤(酢酸ビニルェマルジョン100部、
尿素20部、4・麦粉10部、水5部、硬化剤5部より
なる)を140〜150夕/め塗布し、これに上記硬化
積層シートを重ねて、圧力3〜4k9/めで2餌時間圧
稀して各化粧板を製造した。
得られた各化粧板について特殊合板の日本農林規格に準
ずる平面引張り試験を行ない、その結果を併せて表2に
示した。
表2の平面引張り試験結果に示されるように比較例4の
化粧板は表面層である積層硬化シートのクラフト紙とパ
ーチメント紙との間が簡単に剥離した。
表 2 講(1)〜(3)は表1と同じ (4)「ユーバン#30」三井東圧化学社製(5)ペン
ゾグアナミン1モルとパラホルム(ホルムアルデヒド換
算2モル)及び水200 夕を8000にてdH7に保
持しつつ加熱機拝し、次いでn−ブタノール5モルを添
加して800にて1時間反応後、共沸脱水したもの。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱硬化性樹脂含浸又は未含浸の表面化粧シート、ア
    ルコキシメチルアミノ系樹脂を含むジアリルフタレート
    系樹脂含浸のクラフト紙及びパーチメント紙の順に重ね
    て熱圧硬化させることを特徴とする積層硬化シートの製
    造法。
JP55012868A 1980-02-04 1980-02-04 積層硬化シ−トの製造法 Expired JPS60908B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP55012868A JPS60908B2 (ja) 1980-02-04 1980-02-04 積層硬化シ−トの製造法

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JP55012868A JPS60908B2 (ja) 1980-02-04 1980-02-04 積層硬化シ−トの製造法

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JPS56109720A JPS56109720A (en) 1981-08-31
JPS60908B2 true JPS60908B2 (ja) 1985-01-10

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