JPS5917671B2 - 積層物 - Google Patents

積層物

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JPS5917671B2
JPS5917671B2 JP11381476A JP11381476A JPS5917671B2 JP S5917671 B2 JPS5917671 B2 JP S5917671B2 JP 11381476 A JP11381476 A JP 11381476A JP 11381476 A JP11381476 A JP 11381476A JP S5917671 B2 JPS5917671 B2 JP S5917671B2
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polymer
melamine
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acrylic monomer
laminate according
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ジヨージ・エドワード・パワー
ダツドリー・ウルフコツター
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Formica Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一体の熱及び圧力により接合された積層物(ラ
ミネート)に関する。
更に特に本発明は、反応基を有するアクリル重合体とこ
の重合体に反応性の熱硬化性樹脂の混合物で含浸された
少なくとも1枚の紙シート、この紙シートに使われたの
と同じ混合物で含浸された一枚の化粧シート及び、その
土を被覆する特定の組成物の透明な被覆物から成るラミ
ネートであつてその樹脂組成物は熱及び圧力接合により
実質的に完全に硬化された物に関する。高圧化粧ラミネ
ートの生産は、毎年数100万平方フイートの製品が製
造される程に近年膨張して来た。
これらのラミネートは家具、飾b棚、垂直表面等に用い
られる。一般的にこのラミネートは、熱硬化性のフエノ
ール/アルムアルデヒド樹脂で含浸された少なくとも1
枚のクラフト紙芯シートと、後で行う積層に際してほと
んど退色しないメラミン/ホルムアルデヒド樹脂で含浸
された1枚の化粧シートを熱と圧力で固めて製造される
。この化粧シートは普通、選ばれた色に染色又は着色さ
れるか、又は幾可学模様や花柄の如き特定のデザイン、
型等がその上に印刷される。印刷された物は最終製品化
粧シートが天然木を表わす様な木目模様をなすものもあ
る。しばしばこの化粧シートは良質の紙を色の安定な熱
硬化性樹脂で含浸してその表面に、その化粧シートの摩
損を防ぎまた印刷された性伏を保つ防禦層となるように
したものがある。最近の傾向は、いくらか柔軟性があり
、寸法にくるいが出ず、ひび割れ及び/又は接着面のは
がれを起すことなく非常に薄くて軽く、安価な化粧ラミ
ネートの方向に向つて来た。
この傾向に伴つて、米国特許第3,547,769号及
び同第3,589,974号は、上張りシートが除かれ
、樹脂層がその代シをするか又はアクリル紙の如き他の
紙シートを用いたラミネートの製造法の変法について最
近述べている。化粧ラミネートの性伏は又、メラミン/
ホルムアルデヒド又はフエノール/ホルムアルデヒドの
みと異なる他の樹脂を化粧シート又は芯シート中に混合
することによジ変化させられた。(米国特許第3,21
8,225号及び同第3,220,916号を参照)。
過去には、強くて耐久性のあるラミネートは、化粧ラミ
ネートに耐久性を与えることが知られている樹脂含浸剤
が含まhていることが必要であると一般に考えられてい
た。
以前にはフエノール/ホルムアルデヒド樹脂がこの性質
を与えたが、最近ではアクリロニトリル−ブタジエン共
重合体の如きエラストマー変性された樹脂系がそれ単独
又はポリ塩化ビニル等と共にこの目的の為に用いられて
いる。(前記の特許又は米国特許第3,798,117
号参照)。
本発明によれば、次の各要素から構成される一体の熱及
び圧力接合された積層板が提供される。
囚 硬化以前の伏態では次の(a)及び(b)の混合物
から成る組成物を実質的に完全に硬化させた樹脂組成物
で含浸した少なくとも1枚の紙シート;前記(7)(a
)は(1)重合性アクリル単量体及び(2X1)と共重
合可能で反応性のカルボキシル、アミド又は水酸基を含
有するアクリル単量体との重合体から成勺、前記(b)
は(3)熱硬化性メラミン/ホルムアルデヒド樹脂から
成る。(8)硬化以前の伏態では次(7)(c)及び(
d)の混合物から成る組成物を実質的に完全に硬化した
樹脂組成物で含浸した、その化粧面を上に向けた化粧シ
ート;前記<7)(c)は(4)重合性アクリル単量体
と(5)(4)と共重合可能で反応性のカルボキシ、ア
ミド又は水酸基を含有するアクリル単量体との重合体か
ら成り、前記(d)は熱硬化性メラミン/ホルムアルデ
ヒド樹脂から成る。
0該化粧シートの上面に直接適用される、透明な熱硬化
性架橋性樹脂伏被覆物で、その熱硬化性で非架橋伏態に
おいては(e),(f)及び任意に(g)の混合物より
成シ、該(e)は(7)重合性アクリル単量体と(8)
(7)と共重合可能で反応性カルボニル、アミド又は水
酸基を含有するアクリル単量体との重合体から成楓該(
f)は(9)高度にアルコキシメチル化されたメラミン
であり、該(g)は(代)紅柱石、葉蝋石叉はその混合
物よシ成つている組成物より構成されたもの。
本発明のラミネートはフエノール性樹脂成分及びエラス
トマー共重合体を含まないにも拘らず、薄くて丈夫で寸
法的に安定している。
本発明に従えば、フエノール性及び/又はエラストマー
物質はメラミン/ホルムアルデヒド−アクリル重合体混
合物によつて置き換えられておジ、芯材及び化粧シート
中に種々の量で含浸されている。その結果、合板、パー
チクルボード等の自己支持性の基板土に接合出来、フエ
ノール/ホルムアルデヒド樹脂を含まず、故に安価に製
造出来る薄くて丈夫で寸法的に安定している化粧ラミネ
ートが出来たのである。更にフエノール/ホルムアルデ
ヒド樹脂を用いる必要が無いという事実によつて、多く
の場合に水件含浸剤を用いることが可能となB,これに
よつて公害防止の必要性の為に回収を要する溶剤を用い
る必要が無い。又本発明のラミネートは寸法安定性が優
れているために、この種のラミネートによく見られる割
れ及び接着のはがれを伴なうことなく金属の基板によく
接着することが出来る。本発明のラミネートは又改良さ
れた耐摩耗性を任意に与えることが出来る。所望ならば
少量の紅柱石、葉蝋石叉はこれら2つの鉱物の混合物を
その含浸された化粧シートに被覆される樹脂伏組成物中
に混ぜることによつて、ラミネートに耐摩耗性を与える
ことが出来る。以前にはこの型の鉱物はフエノール/ホ
ルムアルデヒド、メラミン/ホルムアルデヒド、ポリエ
ステル等の型の高圧ラミネートに添加されたことがあつ
たが、アクリル樹脂を含浸した紙シートより成るラミネ
ートには加えられたことは無かつた。米国特許第3,1
35,643号;同第3,373,070号;同第3,
373,071号及び同第3,798,111号及び英
国特許第1,139,183号及び同第1,321,4
73号は先行技術の例であるが、本発明はこれらより明
らかに改良されている。これらの引用技術は化粧シート
を形成するに用いられる紙原料の繊維へ又はセルローズ
性綿伏微小結晶セルローズ等と共に鉱物件物質を加える
ことを教示している。本発明に訃いては、鉱物は含浸さ
れた化粧シート上に被覆される樹脂組成物に単独で直接
加えられ、高圧ラミネートの分野の先行技術に訃いて経
験された障害であるひび割れ耐性又は印刷の明瞭度の実
質的な減少又はもろい表面積の形成、斑点又は不均一な
光沢を惹き起こすことがない。前記の順序でラミネート
成分を考えるならば、成分(4)は含浸紙シートから成
つている。
用いられる紙シートはクラフト紙、クレーブクラフト紙
等を形成し、1から9シートまで好ましくは1−3シー
トの範囲の量で使われる。1又は数シートの坪量は一般
に約90〜120ポンド/3000ft2(40.8〜
54.4k9/288T1)連の範囲となる。
各シートの樹脂添加量はシートの乾燥重量を基として約
30−45wt%の範囲とすべきである。成分(4)の
紙シートを含浸する為に用いられる樹脂組成物、即ち樹
脂成分(a)及び(b)は技術的に公知である。成分(
a)は(1)成分(4)の全重量を基として約75から
約98wt%までの範囲の量で用いられるアクリル単量
体と、(2)同じ基礎で約2wt%から約25wt%ま
での範囲の量で存在し、(1)と共重合可能でカルボキ
シル、アミド又は水酸基を含む第2のアクリル単量体か
ら成る。アクリル単量体(1)はアクリル基を含む如何
なる単量体をも含み、アクリル酸アルキル即ちアクリル
酸メチル、エチル、プロピル、ヘキシル、オクチル等の
如き単量体、これと対応するメタクリル酸アルキル即ち
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸ブチル、メタクリル酸オクチル等、アクリロニトリル
自体、メタクリロニトリル等の如きアクリロニトリルを
含む。
これらのアクリル単量体の混合物はあらゆる比で用いら
れ、アクリル成分(4)の約15wt%までがスチレン
、酢酸ビニル、塩化ビニル、エチレン等の如き他の共重
合可能の単量体によジ置き換えられる。アクリル共単量
体(2)もまた、前記の官能基を含有するアクリル基を
含むどの単量体でも良い。有用な単量体の特定例には、
アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、α−クロロ
アクリル酸等、アクリルアミド、メタクリルアミド、メ
チロールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミド
等の如きアクリルアミド、アクリル酸β−ヒドロキシエ
チル、メタクリル酸β−ヒドロキシエチル、α5−クロ
ロアクリル酸β−ヒドロキシエチル、アクリル酸γ−ヒ
ドロキシプロピル、メタクリル酸δ−ヒドロキシブチル
等の如きアクリル酸、メタクリル酸のヒドロキシアルキ
ルエステルがある。前記の単量体から本発明を行なうの
に用いられる型の反応性共重合体を製造する為の適当な
乳化重合及ひ醸液重合法は、多数あり、技術的に余りに
も公知であるから、この様な技術についてはここでは簡
単に触れるだけで十分であろう。一般に乳化系が用いら
れる場合は、選ばれた共単量体は市販の乳化剤を存在す
る単量体合量を基として約1wt%から約10wt%ま
で用いて、水に乳化される。
この乳化剤は、非イオン性例えば炭素原子の長さ約7か
ら18までのアルキル基を有し、約6から60までのオ
キシエチレン単位のアルキルフエノキシポリエトキシエ
タノールで、ヘブチルフエノキシポリエトキシエタノー
ル、メチルオクチルフエノキシポリエトキシエタノール
ドデシルフエノキシポリエトキシエタノール等;モノラ
ウリン酸、モノパルミチン酸、モノステアリン酸、トリ
ステアリン酸ンルビタン等の如きンルビトールの長鎖脂
肪酸誘導体;モノラウリン酸、モノパルミチン酸、モノ
ステアリン酸ポリオキシエチレンゾルビタン等の如き疎
水姓炭素鎖を有するエーテル化又はエステル化?れたポ
リヒドロキシ化合物の酸化エチレン誘導体;非イ.オン
性例えばラウリルスルホン酸ラトリウム、イツプロピル
ナフタリンスルホン酸ナトリウム、スルホンはく酸ジ一
2−エチルヘキシルナトリウム等;又は陽イオン性例え
ばステアロアミドプロピルージメチル一2−ヒドロキシ
エチルアンモニウム燐酸塩及びこれに対応する硝酸塩、
ステアリルジメチルベンジルアンモニウム塩化物等及ひ
これらの混合物がある。乳化された共単量体は触媒量の
在来慣用の遊離基重合触媒又は触媒系を用いて共重合さ
れる。
触媒には例えば過酸化水素、t−ブチルヒドロ過酸化物
、ヒドロ過酸化クメン等の如き無機又は有機過酸化物、
α,α7ーアゾピスイソブチロニトリル等の如きアゾニ
トリル、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等の如
き無機過硫酸塩又はピロ亜硫酸ナトリウム一過硫酸カリ
ウム等の如き酸化還元触媒系がある。選ばれた特定の触
媒又は触媒系は、一般に存在する共単量体の全量を基と
して約0.01から約3wt%までD範囲の量で用いら
れる。
重合反応は約00Cから約100℃まで、好ましくは室
温(25゜C)から約70℃までの温度範囲で行なわれ
、この乳化液は反応期間中攪拌されるのが好ましい。選
ばれた共単量体の溶液重合は、それらを前記の有機過酸
化物の1つの如き在来慣用の遊離基重合触媒の触媒量と
共に、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、ベンゼン、トルエン、キシレン、キシレン−
イソブタノール混合物等の如き適当な不活性有機溶媒中
に溶解し、生成溶液を所望の程度の重合が行なわれるま
で、約60゜Cから約19『Cの温度に加熱することに
より達成される。もしも重合反応がその中で行なわれる
溶媒が、アクリル繊維印刷シートを含浸する場合に、反
応性共重合体と架橋剤を溶解するのにも又用いられ得る
ものであるならば、生成する共重合体溶液は架橋剤の添
加後に直接に印刷シートを含浸するのに用いられる。
またこの代Dに、共重合体はそれが製造された溶液から
分離され、次いで印刷シートを含浸する場合に同一又は
他の有機溶媒中に再ぴ癖解してもよい。前記の乳化重合
法によつて得られた共重合体は固有粘度測定法〔フロリ
一(FlO]−y)著の6重合体化学の原理(Prin
ciplesOfPOlynlerChemistr−
y)(イタカ、ニユーヨーク、コーネル大学出版部、1
953年)の308−311頁参照〕により測定された
約25,000から約1,000,000又はそれ以上
の範囲の分子量を有し得る一方、これに対応する溶液共
重合体は一般に固有粘度測定法によつて測定された約1
0,000から約1,000,000までの範囲の分子
量を有するであろう。
約10,000から約100,000までの範囲の分子
量を有する共重合体は、約25,000から約1,00
0,000までの範囲の共重合体が好ましいのに対して
、特に含浸に好ましい。成分(b)は技術に熟達した人
々に公知の型の水に分散性の熱硬化性メラミン/ホルム
アルデヒド樹脂から成り、公知の条件下でホルムアルデ
ヒドに対するメラミンの比が夫々約1:1.6から約1
:2.5までで、メラミンとホルムアルデヒドを反応さ
せて製造される。
この型の樹脂は米国特許第2,197,357号に記さ
れている。本発明の積層物の成分6を形成する為にここ
で用いられる組成物は米国特許第3,589,975号
に示されている。重合体(a)中の前記固体重合体に対
する前記成分(b)中のメラミンの比は夫々約4:1か
ら約0.5:1まで、好ましくは約1:1の範囲とすべ
きである。生成するアクリル重合体−メラミン/ホルム
アルデヒド樹脂組成物は2相系を構成する。新規ラミネ
ートの成分(B)は化粧シートから成り、この化粧面を
ラミネート上に上向きにし、前記のクラフト紙シート又
は複数のシートを含浸するのに用いたのと同様のアクリ
ル重合体−メラミン/ホルムアルデヒド樹脂組成物で含
浸される。この化粧シートは約45−70ポンド/30
00ft2(20,4〜31.8k9/288m2)連
の坪量を有する良質のα−セルローズ紙から製造される
。前記の如く、成分(c)及び(d)は上記と同じ基本
成分を構成し、即ち成分(4)及び(5)は成分(1)
及び(2)と同じで良く、又これらは共反応性アクリル
単量体の同種のものから選ばれる限りは異なつていても
良い。同様に成分(6)はその双方がその限定と必要性
に従がう限VVC.}いては成州3)と同じでも異なつ
ても良い。従つて同じアクリル重合体がクラフト紙を含
浸するのにも化粧シートを含浸するのにも組成物を形成
するのに使われることが理解される。同様に、同じメラ
ミン/ホルムアルデヒド樹脂が両力の含浸に用いられる
。他方、アクリル重合体が同じで、メラミン/ホルムア
ルデヒド樹脂が異なつても、又その反応でも良い。重合
体(c)中の該重合体固体に対する該成分(4)中のメ
ラミンの比は、約4:1から約1:1までの範囲である
べきであ9、約2:1が好ましい。化粧シートの固体付
加量は、乾燥紙シートを基として約30wt%から約3
5wt%までの範囲であるべきである。含浸剤もまた2
相重合体樹脂系を構成する。新規積層物の第3成分C)
は化粧シートの一番表面にある透明な架橋結合した熱硬
化性被覆物から成る。
この被覆物は成州e),(f)及び任意に(g)の混合
物から成ジ、成分(e)は又、アクリル重合体である。
このアクリル重合体は前記の成分(1)及び(2),(
4)及び(5)と同じ単量体から選ばれる成分(7)及
び(支)から成る。又、これらの単量体は成分(4)及
び(8)を形成する為の含浸系を製造するのに用いられ
るものと同じでも異なつても良い。これらは重合体(a
)と同じでも異なつても良く、重合体(c)と同一でも
異なつても良く又、両重合体(a)及び(c)と同一で
も両重合体(a)及び(c)と異なつても良い。しかし
ながら重合体(a),(c)及び(e)の各々は同一成
分から形成されるのが好ましい。ラミネート成分0の第
2の成分即ち成分(1)はポリメチロール化されたメラ
ミンのアルキルエーテルから成シ、次の一般式で表わさ
れる。
MFxAy 式中Mは原料物質のメラミンを示し、Fxはメラミン原
料物質がメチロール化された程度を示し、Xは約5から
6までの数を表わし、そしてAyは炭素原子を2個から
4個まで含有するアルコキシメチル基を入れて高度にア
ルコキシメチル化されたメラミン最終生成物となす為に
、ポリメチロールメラミン中間体のメチロール基が炭素
原子1個から3個までを含有する低級アルキル基即ちメ
チル、エチル及びプロピル基でアルキル化された程度を
表わし、yは5から6までの数を示す。
かくして、本発明の方法で用いられる高度にアルコキシ
メチル化されたメラミンには、メチロール化及びアルキ
ル化が最高限度のヘキサキズ(メトキシメチル)メラミ
ン等の如きヘキサメチロールメラミンのヘキサアルキル
エーテル以下ヘキサメチロールメラミンのペンタメチル
エーテル等の如きヘキサメチロールメラミンのペンタア
ルキルエーテル、ペンタメチロールメラミン等のペンタ
メチルエーテルの如きペンタメチロールメラミンのペン
タアルキルエーテルがある。更に、前記の一般式及びx
とyの値から明らかな如く、これら高度にアルコキシメ
チル化されたメラミンの混合物、例えばヘキサキズ(メ
トキシメチル)メラミン及びヘキサメチロールメラミン
のペンタメチルエーテルの混合物のみならずもう少しメ
チロール化又はアルキル化の程度の低いアルコキシメチ
ル化メラミンを少量含む混合物をも使うことが出来る。
この場合x及びyはメチロール化及びアルキル化の程度
に対する平均値を表わす。ヘキサキズ(メトキシメチル
)メラミン又は、それを主成分とし、これよりメチロー
ル化及びメチル化の度合いのやや低い、他の高度にメト
キシメチル化されたメラミンの少量を含む混合物は本発
明の実施に用いることが好ましい。高度にアルコキシメ
チル化されたメラミンは技術上良く知られた方法で作ら
れるので、ここに詳述するには及ばない。
一般に、これらの通常の方法は次の基本工程を含んでい
る。即ち、メラミンをメラミン1モルに対して約6.5
〜約20モル以上の範囲のモル比のホルムアルデヒドの
水溶液と反応させ、この様にして生成したポリメチロー
ルメラミンから大部分の水を除去し、ついでそのポリメ
チロールメラミンを酸性伏態でメラミン原料lモルに対
し、約10〜20モルのメタノール、エタノール、プロ
パノール等の低級アルコールと反応させる。この基本工
程に対し、種々の変形及び加良法が開発された。例えば
スエン(Suen)等による米国特許第2,715,6
19号及びクン(Kun)等による同第2,918,4
52号に述べられている如くである。新規のラミネート
を昨るのに用いられる本組成物の最後の成州mlは任意
であるが、紅柱石、葉蝋石又はそれらの混合物よシ成つ
ている。
これらの物質は被覆組成物中の固体樹脂、即ち成へe)
及び(f)の重量を基として約40.0%を超えない範
囲で混和される。これらの鉱物の好ましい量は、同様な
基準で約5.0〜約25.0%の範囲である。紅柱石は
良く知られた珪酸アルミニウム鉱物で一般式(AIO)
AlCSiO4〕又はAl2SiO2を有する天然の鉱
物である。尤もラミネートの美的価値を損なわない為に
使用前に精製するのが好ましい。葉蝋石もやはう天然の
鉱物で、精製されたものを用いるのが最も良い。これは
式Al2〔Si4OlO/(0H)2〕又はA22O3
・4Si02・H2Oを有している。紅柱石及び葉蝋石
の双方共、使用時には約10〜100μ、好ましくは約
30〜60μの範囲の粒径の粒子として、単独又は混合
物の形で用いられる。
これより細かい粒径では上記の含有率では実質的に耐摩
耗性を改良しない。又、これより大きい粒径では、ラミ
ネートの他の好ましい性質を妨げる傾向がある。紅柱石
と葉蝋石の混合物を用いる場合は、混合物は互いの成分
の約5%から約95%までを含むことが可能であるが、
約20%から約80%が好ましく、なおもつと好ましい
のは葉蝋石を主体として含むことである。
ピードモント・ミネラル社、グリーンスボロ、北カロラ
イナ(PiedmOntMineralsCOアSnc
.GreensbOrO7NOrthCOrOllna
)よシピロトロール(PyrOtrOl)及びアルカト
ール(AlkatOl)の商品名でこの鉱物の適質のも
のが入手可能である。アクリル・ポリマー・アルキル化
・ポリメチロール化メラミン鉱物被覆系は含浸化粧シー
トの表面に添加固体重量として約2.0〜5.09/F
t2(21〜529/wl)又は厚さ0.5〜1.5ミ
ルになる様に適用される。
被膜は約135℃で約2分間乾燥させる。これは被膜が
乾燥するが、被膜も含浸樹脂もその硬化度合いを実質的
に進行させない為である。鉱物を含まぬこの種の組成物
は米国特許3,220,916に示されている。クラフ
トシート及び化粧シートは例えば浸漬、ブラシ、流し、
ローラー又は噴霧被覆などの何れの通常の方法でも硬化
可能な樹脂組成物の溶液を用いて含浸することができる
含浸の度合いは一回又は数回の処理工程Kよつて達成さ
れる。容易に判る様に、数回の処理を行なう場合は含浸
溶液の固体含量は低くて良いが、一回処理の場合にはよ
り高い固体含量を必要とする。含浸に続き、実質的に全
ての不活性の有機溶媒を除去するに充分な高い温度で、
しかし、次の積層工程で遭遇する比較的高圧の下で硬化
性樹脂含浸剤が充分な流れを示さない程に実質的に硬化
せず、したがつて樹脂層中の小さな孔や凹み他の細かい
欠陥を除去しうるように流れることができるような充分
に低い温度でシートを乾燥する。
しかし、積層集合体全体を積層プレス中で一体化する前
にある程度は硬化を進めることが好ましい。これは実質
的に完全に硬化させる前に、プレス中のシートから硬化
性樹脂組成物がしぼり出されない様にする為である。更
に、約100′C以上の温度では架橋はかなv速く進行
するので、もし乾燥が充分な高温で行なわれるなら乾燥
工程中において又、もし乾燥が、比較的低温、例えば室
温で行なわれるならば、室温より実質的に高い温度にお
ける追加加熱工程において所望の程度まで硬化を進行さ
せることができる。シート上の硬化性樹脂組成物の二段
工程による乾燥及び部分硬化を行なうには第1の乾燥工
程では、処理されたシートを室温すなわち約25℃から
約150℃を超えぬ温度で乾喋する。
乾燥時間はこの温度範囲の土限では約30秒、下限では
数時間、例えば4時間以上であり、もちろんこれは乾燥
温度と共に、用いられる溶媒にも依存する。出来れば、
含浸したシートを約80℃〜約130℃の温度に約3分
〜約10分熱することによつて乾燥するのが好ましい。
実質的に乾燥した印刷シート土の硬化性樹脂組成物の硬
化を部分的に進める第2工程では、約110のC〜約1
50℃で約2分〜約10分の間加熱が行なわれる。前に
述べた如く、シート処理に用いる硬化l樹脂組成物の乾
燥及び部分硬化は別々の工程でなく一回に行なうことも
出来る。
しかし、除去される不活性有機溶媒が発泡する温度に迄
、含浸したソートをカロ熱することを避ける様、注意す
る必要がある。それは、不連続伏態の原因となり、更に
、同時に以後の積層工程に}ける比較的高圧下での流れ
が減する点迄、硬化団樹脂組成物の硬化が進んだ場合に
は特に、接着不良をもたらすからである。この様に、(
部分硬化を伴う)一段乾燥は約800C〜約150℃で
約5分〜約20分行なうのが好ましい。成分0シートの
含浸及び乾燥の凌でさらにこれを被覆し乾燥するには、
鉱物粒子を懸濁伏態に保つ為に攪拌を要するが、実質的
に同様な方法で行なわれる。化粧シートの含浸は最初に
行なうのが好ましいが、ある場合にはまず化粧シートを
被覆し、これを乾燥し、次いで含浸組成物で含浸するこ
ともある。こうして出来たシート、すなわち含浸クラフ
トシート及び含浸被覆化粧シートはクラフトシートを最
下部層とし化粧紙の被覆面を上にして飾b模様がすけて
見える様にして全部重ね合わされる。
こうして得られる多数の集合体について既知の方法で熱
及び圧力で接合し所望のラミネートを製造する。本発明
のラミネートはそのま\使用することができるし、また
よく行われているようにパーチクルボード、ハードボー
ド、廃材、合板等で造つた自己支持件の基体の如き標準
的な基体に在来慣用の接触接着剤で接着することができ
る。
本発明のラミネートをその様な基体に接着する際には、
常法に従つてラミネートの裏面を接着剤で接着しやすく
する為に砂で磨くことがまず必要である。
しかし、もしラミネートが薄い場合、すなわち2〜3枚
のシートよジ構成されている場合は、最も裏面の層にフ
ロツク接着剤を塗布するのが好ましい。実質的に完全に
加水分解したポリビニールアルコールの如きフロツク接
着剤は、まだ湿つている間に、例えばレーヨン、セルロ
ース等の短かい繊維くずがふりかけられる。その時には
全体に振動を与え、ラミネートの面に直角に繊維が配向
するようにする。余分な繊維は真空で除去する。長さ1
25〜1450μの繊維が有用であり、親水性の繊維が
好ましい。この層はラミネートプレス作業K際してラミ
ネートの裏側に接着される。次の実施例は説明の為に設
けられている。
全て部と百分率は特に断らない限b重量による。実施例
1樹脂溶液は攪拌しながら12.0部のイソプロパノ
ール、55.0部の水及びメラミン対ホルムアルデヒド
の比が約1:2であるメラミン/ホルムアルデヒド樹脂
33.0部を混合して製造される。
この?液をA溶液と命名する。市販のアクリロニトリル
、アクリル酸エチル及びアクリル酸(70/30/10
)の乳化三量体50.0部と水50.0部の混合物を製
造する。
生成した乳剤をB乳剤とする。適当な混合溶器中のA溶
液150.0部に、攪拌しながらB乳剤100.0部を
添加する。
生成物は全組成物の40%が固体で、メラミン−アクリ
ル重合体比(固体として)は1:1である。この混を物
か酋+泪11ロー1レか益イ詰1た尊;函^ノ一有ソ餌
Hn理機を用いて、1151b/300ft2(1.8
k9/TI)の湿潤強度のあるクラフト紙に含浸させた
。計測ロールの間隙乾燥オーブン中の温度及ひ空気流は
、処理された紙が7%の揮発注成分を含む37%の固体
付加分を有する様に調整される。同様の力法で651b
/3000ft2(1039/Trl)の着色されたα
−セルローズの印刷された化粧シートを、B乳剤90.
0部とA溶液318.0部の混合物で含浸する。
含浸、乾燥後、この化粧シートの樹脂固体含量は30−
35%で揮発注成分は3−6%である。含浸された化粧
シートを次に同じ被覆/含浸機上に戻し逆ロール被覆機
を用いて、固体重量を基として20%のヘキサキズメト
キシメチルメラミンと0.5%のp−トルエンスルホン
酸を含有するB乳剤で被覆する。
被覆は化粧シートの印刷された面に3.5部/Ft2又
は厚さ1.1ミルの被覆がなされる範囲に適用される。
得られた化粧シートを135℃で2分間乾燥する。被覆
も含浸樹脂組成物のいずれも実質的に硬化の程度は進行
していない。一組のラミネート集合体は次の様に一番下
の方から重ね合わす。
この重ね合わせを次に同様にくり返して40組のラミネ
ートの集合体を完成?せる。
次にこの集合体を2つの1/4″(6.3mm)の冷間
圧延の鋼板の間にはさんで通常の水圧プレスに入れ、1
400p.s.i(98.4k9/C7lL)で約14
2゜Cに15分間加熱する。プレス中の圧力を100℃
及び130℃で抜き、ヘキサキズメトキシメチルメラミ
ンの架橋反応の間に発生するメタノールを逃がす。っい
で圧力を1400p.s.i(98.4k9/?)に戻
して硬化を続ける。冷却後に出来上つたラミネートを分
離して形を整える。
NEMA標準試験法を施すと、下記第1表の特注が得ら
れた。実施例 2 化粧シート被覆物を7.0部/Ft2に増加した以外に
は実施例1と同じ操昨を繰返した結果、厚さ0.015
″(0.38m0で248回の耐摩耗件のラミネートが
得られた。
実施例 3 化粧シート被覆物を9.0部/Ft2に増加した以外は
実施例1と同じ操洋を繰り返し294回の耐摩耗性が観
察された。
ラミネートの厚さは0.016″(0.40mm)であ
つた。実施例 4 含浸クラフト紙3枚を用いることを除いて実施例1と同
じ操作を再ひくり返す。
生成ラミネートは円筒サンダー上で厚さ0.015″(
0.38m0にされ、次いで水性尿素/ホルムアルデヒ
ド接着剤を用いて寸法8′×4′の3/4″(1910
のパーチクルポートシートに接着する。素晴しい積層組
成物が得られる。実施例 5 乾燥含浸クラフト紙をまず、実質的に十分に加水分解し
たポリビニルアルコール接着剤で被覆することを除いて
、実施例1をくり返す。
まだぬれている内に接着層に長さ10−15ミルのばら
ばらに切つたセルローズの綿伏繊維(200メツシユの
粉砕された漂白サルファイド軟木パルプ)をふジかける
。揺動して綿伏繊維をラミネート平面に垂直な方向に揃
える。過剰の綿伏繊維を真空で除き、このシートを3%
の揮発物含量にまで乾燥する。このシートをその繊維の
ある面をグラシンシートに隣接させて実施例1の如くラ
ミネート製造に用いる。次に生成ラミネートを水件接着
剤でその一番裏側に被覆する。金属性基板に接着される
場合は素晴しいラミネート構造物が得られる。実施例
6−11乳剤Bを形成する為に用いられるアクリル重合
体を次の如く変えたことを除いては、実施例1の操作を
くり返す。
実施例6に於ては、化粧シート被覆物として用いられる
乳剤を製造するのに使われるアクリル重合体のみを変え
る。
実施例10では、クラフト紙を含浸するのに使われる乳
剤製造用のアクリル重合体のみを変える。実施例11で
は重合体腐1が化粧シート含浸に使われる乳剤製造に用
いられ、重合体./162はクラフト紙シートを含浸す
る為に使われる乳剤を製造するのに用いられる。どの場
合にも、第1表と同様の姓伏を有するラミネートが得ら
れる。
上記実施例6−11に訃いては、伍−メタクリル酸メチ
ル;EA−アクリル酸エチル;AA−アクリル酸;BM
A−メタクリル酸n−ブチル;MAA−メタクリル酸;
AN−アクリロニトリル;BA−アクリル酸n−ブチル
;HEA−アクリル酸β−ヒドロキシエチル;MA−ア
クリル酸メチル;HPA−アクリル酸γ−ヒドロキシプ
ロピル:EMA;メタクリル酸エチル;AlV−アクリ
ルアミド;=メタクリロニトリル;S=スチレン。実施
例 12化粧シートが固体重量を基として20%のヘキ
サキズメトキシメチルメラミン、0.5%のp−トルエ
ンスルホン酸及び固体全量の10%の紅柱石を含む乳剤
Bで被覆される以外は、詳細に亘つて実施例1の操作が
くジ返された。
NEMA標準試験法を行なつた場合、ラミネートは実施
例1のラミネートに対する115回に対し230回のN
EMA試験LDl−2.01の耐久性を示す。
実施例 13 含浸クラフト紙の3枚のシートを使う他は実施例12の
操作を繰シ返す。
生成ラミネートを円筒サンダー上で0.015″(0.
38mm)厚さに減じ、次に水性の尿素/ホルムアルデ
ヒド接着剤を用いて寸法が8′×4′の3/4″(19
m0パーチクルボードに接着する。素晴しいラミネート
組成物が得られる。実施例 14 乾燥含浸クラフトシートをまず実質的に十分に加水分解
されたポリビニルアルコール接着剤で被覆することを除
いては、実施例12を繰り返す。
まだ湿つている間に、接着剤層に長さ10−15ミルの
ばらばらに切つたセルローズ綿伏繊維(200メツシユ
の粉砕、漂白されたサルファイド軟木パルプ)をふシか
ける。揺動して綿伏繊維をラミネート平面に垂直な方向
に揃える。過剰の綿伏繊維を真空で除き、このシートを
3%の揮発物含量にまで乾燥する。次にこのシートをそ
の繊維のある面をグラシンシートに隣接させて、実施例
12の如くラミネ一 ト製造に用いる。次に生成ラミネ
ートをネオプレン接触接着剤でその一番裏側に被覆する
。金属性基板に接着される場合に素晴しい積層構造物が
得られる。実施例 15−20 乳剤Bを形成する為に用いられるアクリル重合体を次の
様に変えたことを除いて、実施例12の方法をくジ返す
実施例15に於ては、化粧シート被覆物として使われる
乳剤製造用のアクリル重合体のみを変える。
実施例19では、クラフトシートを含浸するのに使われ
る乳剤の製造用のアクリル重合体のみを変える。実施例
20に}いては、重合体屈1は化粧シート含浸用の乳剤
を製造するのに用いられ、重合体腐2はクラフト紙シー
ト含浸用の乳剤を製造するQに用いられる。どの場合に
も、第1表に記載と同様の件伏を有するラミネートが得
られる。
上記の実施例1520に訃いて、仏−メタクリル酸メチ
ル;EA=アクリル酸エチル;AA=アクリル酸;BM
A−メタクリル酸n−ブチル;MAA−メタクリル酸;
AN−アクリロニトリル;BA−アクリル酸n−ブチル
;HEA−Lアクリル酸β−ヒドロキシエチル;MA=
アクリル酸メチル;HPA−アクリル酸γ−ヒドロキシ
プロピル;EMA=メタクリル酸エチル;AM=アクリ
ルアミド;MAN=メタクリロニトリル;S−スチレン
。実施例 21 紅柱石が等量の葉蝋石に代えられる以外は、実施例12
の操作を繰)返す。
実質的に同じ結果が得られる。実施例 22 紅柱石をノースカロライナのグリーンズボロにあるピー
ドモント・ミネラル社(PiedmlOntMiner
alsCO.,Inc.)から耐火物級ピロトロール(
PyrOtrOl)(商品名)の名で市販されている紅
柱石と葉蝋石の混合物24%に代えた以外は実施例12
の操昨を行なう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の各要素を重ね合わせて構成することを特徴とす
    る一体として熱及び圧力接合された積層物:(A)その
    硬化前の状態では(a)及び(b)の混合物から成つて
    いる実質的に完全に硬化された樹脂組成物で含浸された
    少なくとも1枚の紙シート;ただし該(a)は(1)重
    合体(a)の全重量を基として約75wt%から約98
    wt%までの重合可能なアクリル単量体と、(2)重合
    体(a)の全重量を基として約2wt%から25wt%
    までの、(1)と共重合可能でカルボキシル、アミド又
    は水酸基から成る官能基を含むアクリル単量体との重合
    体から成り、そして該(b)は(3)メラミンのホルム
    アルデヒドに対する比が夫々約1:1.6から約1:2
    .5までの範囲を有する熱硬化性メラミン/ホルムアル
    デヒド樹脂から成り、重合体(a)に対する該(b)中
    のメラミンの比が夫々約4:1から約0.5:1である
    ものとする。 (B)その硬化以前の状態では(C)及び(d)の混合
    物から成る実質的に完全に硬化された樹脂組成物で含浸
    され、その化粧面を上に向けた化粧シート;たゞし該(
    C)は(4)重合体(C)の全重量を基として約75w
    t%から約98wt%までの重合性アクリル単量体及び
    、(5)重合体(C)の全重量を基として約2wt%か
    ら約25wt%までの、(4)と共重合可能で、カルボ
    キシル、アミド又は水酸基から成る官能基を含むアクリ
    ル単量体との重合体から成り、該(d)は(6)ホルム
    アルデヒドに対するメラミンの比が夫々約1:1.6か
    ら約1:2.5までの範囲の熱硬化性メラミン/ホルム
    アルデヒド樹脂から成り、重合体(C)に対する該(d
    )中のメラミンの比は夫々約4:1から約1:1までの
    範囲であるものとする。 (C)前記化粧シートの上面に直接に適用された透明な
    熱硬化性架橋結合樹脂被覆物で、その熱硬化性で架橋結
    合していない状態では、(e)、(f)及び任意に(g
    )の混合物から成り、該(e)は(7)重合体(e)の
    全重量を基として約75wt%から約98wt%までの
    重合性アクリル単量体と、(8)重合体(e)の全重量
    を基として約2wt%から約25wt%までの、(7)
    と共重合可能で、カルボキシル、アミド又は水酸基から
    成る官能基を含有するアクリル単量体との重合体から成
    り、該(f)は(9)該(8)の全重量を基として約1
    0wt%から約100wt%までの高級アルコキシメチ
    ル比メラミンから成り、また該(g)は(10)(C)
    中の樹脂固体全重量を基として約5.0wt%から約4
    0.0wt%までの紅柱石、葉蝋石又はこれらの混合物
    から成るもの。 2 次の各要素を重ね合わせて構成することを特徴とす
    る、一体として熱及び圧力接合された積層物:(A)そ
    の硬化以前の状態では(a)及び(b)の混合物から成
    る実質的に完全に硬化された樹脂組成物で含浸された少
    なくとも1枚の紙シート;たゞし該(a)は(1)重合
    体(a)の全重量を基として約75wt%から約98w
    t%の重合性アクリル単量体と、(2)重合体(a)の
    全重量を基として約2wt%から約25wt%までの(
    1)と共重合可能で、カルボキシル、アミド又は水酸基
    から成る官能基を含むアクリル単量体との重合体から成
    り、該(b)は(3)ホルムアルデヒドに対するメラミ
    ンの比が夫夫約1:1.6から約1:2.5の範囲にあ
    る熱硬化性メラミン/ホルムアルデヒド樹脂から成り、
    重合体(a)に対する該(b)中のメラミンの比が夫々
    約4:1から約0.5:1であるものとする。 (B)その硬化以前の状態では、(c)及び(d)の混
    合物から成る実質的に完全に硬化された樹脂組成物で含
    浸され、その化粧面を上に向けた化粧シート;たゞし該
    (c)は(4)重合体(c)の全重量を基として約75
    wt%から約98wt%までの重合性アクリル単量体と
    、(5)重合体(c)の全重量を基として約2wt%か
    ら約25wt%までの、(4)と共重合可能で、カルボ
    キシル、アミド又は水酸基から成る官能基を含むアクリ
    ル単量体との重合体から成り、該(d)は(6)ホルム
    アルデヒドに対するメラミンの比が夫々約1:1.6か
    ら約1:2.5の範囲である熱硬化性メラミン/ホルム
    アルデヒド樹脂から成り、重合体(c)に対する該(d
    )中のメラミンの比が夫々約4:1から約1:1までで
    あるものとする。(C)直接に前記化粧シートの上面に
    適用され、その熱硬化され架橋結合されていない状態で
    は(e)及び(f)の混合物から成る組成物より成る透
    明な熱硬化性架橋結合した樹脂性被覆物で、該(e)は
    (7)重合体(e)の全重量を基として約75wt%か
    ら約98wt%までの重合性アクリル単量体と、(8)
    重合体(e)の全重量を基として約2wt%から約25
    wt%までの、(7)と共重合可能でカルボキシル、ア
    ミド又は水酸基から成る官能基を含むアクリル単量体と
    の重合体から成り、また該(f)は(9)該(8)の全
    重量を基として約10wt%から約100wt%までの
    高級アルコキシメチル化メラミンから成るもの。 3 (a)がアクリロニトリル、アクリル酸エチル及び
    アクリル酸の重合体である特許請求の範囲第1項又は第
    2項記載の積層物。 4 (a)がアクリロニトリル、アクリル酸エチル及び
    アクリル酸2−ヒドロキシエチルの重合体である特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の積層物。 5 (c)がアクリロニトリル、アクリル酸エチル及び
    アクリル酸の重合体である特許請求の範囲第1項又は第
    2項記載の積層物。 6 (c)がアクリロニトリル、アクリル酸エチル及び
    アクリル酸2−ヒドロキシエチルである特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の積層物。 7 (e)がアクリロニトリル、アクリル酸エチル及び
    アクリル酸の重合体である特許請求の範囲第1項又は第
    2項記載の積層物。 8 (e)がアクリロニトリル、アクリル酸エチル及び
    アクリル酸2−ヒドロキシエチルの重合体である特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の積層物。 9 (g)が江柱石である特許請求の範囲第1項記載の
    積層物。 10 (a)、(c)及び(e)がアクリロニトリル、
    アクリル酸エチル及びアクリル酸の重合体である特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の積層物。 11 (a)、(c)及び(e)がアクリロニトリル、
    アクリル酸エチル及びアクリル酸2−ヒドロキシエチル
    の重合体である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    積層物。 12 (g)が葉蝋石である特許請求の範囲第1項記載
    の積層物。 13 (g)が紅柱石及び葉蝋石の混合物である特許請
    求の範囲第1項記載の積層物。 14 (9)がヘキサキスメトキシメチルメラミンであ
    る特許請求の範囲第1項又は第2項記載の積層物。
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